毎朝アイロンで整えているのに、最近髪がパサついてまとまらないと感じている方はいないでしょうか?
その違和感はアイロンそのものが原因というより、温度設定や当て方、前後のケアが少しズレているだけかもしれません。
ヘアアイロンは、使い方を間違えると熱と摩擦が積み重なり、乾燥や切れ毛につながりやすくなります。
一方で、適した温度に落とし、濡れた髪を避け、正しい手順を取り入れるだけでダメージが抑えられるかもしれません。
この記事では「毎日使いたい人」が現実的に続けられる温度の目安と、傷みにくい手順、仕上がりを崩しにくくする習慣を順番に解説します。
今日から変えられるポイントだけに絞っているので、ぜひこのまま読み進めてみてください。
毎日ヘアアイロンを使った時の熱ダメージの仕組み
ヘアアイロンは、熱の力で髪の形を整えられる便利なアイテムです。
一方で、毎日使う場合は熱そのものに加えて挟む力や滑らせる時の摩擦も重なり、少しずつ髪への負担が大きくなります。
この現象が起こる理由は、髪の主成分がたんぱく質だからです。
熱の影響を受けやすく、キューティクルも傷つくと元の状態に戻りにくいため、日々の使い方が仕上がりを左右します。
高温で髪の水分が急激に奪われてしまう
ヘアアイロンは、高温の熱を髪に当てて髪型を整えるアイテムです。
そのため、使うたびに髪の内部にある水分が少しずつ失われやすくなります。
髪の中の水分は、しなやかさややわらかさを保つ上で欠かせません。
ところが、毎日アイロンを使っていると水分を保つ力が落ちやすくなり、乾燥した状態が続きやすくなります。
すると、毛先のパサつきや広がり、まとまりにくさを感じやすくなるので注意しましょう。
特に、温度が必要以上に高い場合や、乾燥しやすい髪質の方は注意が必要です。
見た目では少しの変化に見えても毎日の積み重ねによって手触りやツヤに差が出てきます。
髪のたんぱく質が熱で硬くなってゴワつきやすくなる
上記でも紹介したように髪の主成分はケラチンと呼ばれるたんぱく質です。
このたんぱく質は熱に弱く、高温が加わると構造が変化し、硬くなりやすい性質があります。
これが、いわゆる熱変性です。
熱変性が起こると髪はしなやかさを失いやすくなります。
以前はやわらかくまとまっていた髪でも徐々にゴワつきを感じるだけでなく、指通りが悪くなってしまうリスクも秘めています。
しかも、一度熱によって硬くなった髪は後からケアをしても元の状態に完全に戻すのが簡単ではありません。
だからこそ傷んでから対処するよりも毎日のアイロンで熱を当てすぎないようにしましょう。
アイロンの「熱・圧・摩擦」でキューティクルがはがれやすくなる
ヘアアイロンによる負担は熱だけではありません。
以下の2つも髪の毛のダメージの原因になります。
- ダメージの原因となる他のパターン
-
- アイロンのプレートで髪を挟む時の圧
- 髪の上を滑らせる時の摩擦
髪の表面はキューティクルで覆われており、これが整っているとツヤが出やすく、手触りもなめらかになります。
ところが、熱と圧、摩擦が繰り返し加わるとキューティクルが傷つき、はがれやすくなるため、アイロンの扱いには注意が必要です。
髪の内部の水分や油分が逃げやすくなり、場合によったら枝毛や切れ毛につながりやすくなります。
毎日アイロンを使う方ほど熱から髪を守る意識だけでなく、こすりすぎないように丁寧に扱うようにしましょう。
キューティクルの基本については以下の記事でも詳しく解説しています。
※参考:髪をきれいにするにはキューティクルを守る!できずに損する人がやるべき方法3選
同じ場所に何度もアイロンを当ててダメージが蓄積する
ヘアアイロンを使う時には、うまく形がつかない部分へ何度も熱を通している方はいないでしょうか?
この場合、同じ場所に繰り返し高温のアイロンを当てるほど、髪への負担は大きくなります。
1回であれば大きな問題になりません。
しかし、同じ部分に何度も熱を重ねると、その箇所だけ水分が抜けやすくなり、たんぱく質の変性も進みやすくなります。
結果として毛先だけ極端にパサつく、表面だけゴワつくといった悩みが深刻になっていくので注意しましょう。
さらに、こうした負担が毎日続くと髪の傷みは少しずつ蓄積していきます。
アイロン後の仕上がりが以前より決まりにくい、ツヤが出にくいと感じる場合はすでにダメージが積み重なっているかもしれません。
毎日使うからこそ短時間で仕上げてください。
毎日のアイロンと縮毛矯正はどちらが痛む?目的別に比較
結論からいうと毎日のアイロンと縮毛矯正は、どちらが一方的に痛むとは言い切れません。
理由は、髪にかかる負担の種類が異なるからです。
- どちらが一方的に痛むと言い切れない理由
-
- 縮毛矯正は、1回あたりの負担が大きいから
- 毎日のアイロンは、熱と摩擦の負担が少しずつ積み重なりやすいから
- くせの強さ、使う範囲、毎朝のセット時間によって向いている方法が変わるから
そのため、一度の負担を避けたいのか、毎日の負担を減らしたいのかで選び方は変わります。
髪をきれいに保ちたいなら目先の傷みだけでなく、数か月単位で見た扱いやすさまで含めて判断してください。
1回の縮毛矯正と毎日のアイロンではダメージの種類が違う
縮毛矯正とヘアアイロンはどちらも髪をまっすぐ整える方法ですが、負担のかかり方は同じではありません。
まず、縮毛矯正は薬剤と熱を使って髪の形を変える施術です。
そのため、1回の施術でかかる髪の毛の負担は比較的大きいと考えられます。
特に、すでにカラーや乾燥で弱っている髪こそ注意しましょう。
施術時の負担が出やすくなります。
一方、毎日のヘアアイロンは薬剤を使わない代わりに、次のような負担が積み重なって傷みを感じやすくなるでしょう。
- ヘアアイロンの傷みが出やすくなる要因
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- 高温による乾燥
- プレートで挟む圧
- 滑らせる時の摩擦
- 同じ場所へ何度も熱を通すことによる蓄積
つまり、縮毛矯正は1回の負担が大きい方法、毎日のアイロンは小さな負担が毎日続く方法と見るとわかりやすいのではないでしょうか?
どちらがより傷みやすいかは、くせの強さや毎朝の使用時間で変わるだけでなく、前髪だけを数分整える人と、髪全体に高温を長く当てる人でも、同じ習慣であっても髪の負担に違いが生まれます。
そのため、方法だけでなく使い方まで含めて比べておくと対策が見えてくるはずです。
軽いクセや前髪だけを直すならヘアアイロンがおすすめ
毛先のうねりがそこまで強くなく、気になるのが前髪や顔まわりだけなら、まずはヘアアイロンで整えましょう。
理由は、短時間で仕上がるなら熱の負担を抑えやすいからです。
例えば、前髪や表面を数分整える程度で済む場合、髪全体に縮毛矯正をかけるよりも結果として負担が軽くなります。
特にヘアアイロンが向いているのは、次のようなケースです。
- ヘアアイロンが向いているケースの一例
-
- 前髪だけうねりやすい
- 顔まわりだけ整えたい
- 湿気が強い日だけ使いたい
- 髪全体にはそこまで強いくせがない
この場合、1回の負担が大きい縮毛矯正を急いで選ばなくても問題ありません。
まずは温度を上げすぎず、必要な部分だけを短時間で整える使い方をしてみてください。
ただし、軽いくせ向きとはいえ、毎朝だらだら長く使うと話は変わります。
短時間で済むなら負担は抑えやすいものの、何度も髪を通して高温で使い続けることが危険です。
こうなってくるとダメージは蓄積してしまい、パサつきがひどくなってしまいます。
うねりがひどくて毎日のヘアセットに時間がかかるなら縮毛矯正がおすすめ
反対にうねりが強く、毎朝アイロンにかなり時間がかかっているなら、縮毛矯正を検討したほうがよい場合があります。
なぜなら、長時間のアイロンは、それだけ熱ダメージを与え続ける状態になりやすいからです。
髪全体を毎日しっかり伸ばす、何度もやり直す、湿気の日はさらに時間がかかるという状態では、1日ごとの髪の毛の負担は思っている以上に大きくなります。
特に、次のようなケースに当てはまる方は縮毛矯正を挑戦してみましょう。
- 縮毛矯正を選んだほうがいいケースの一例
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- 髪全体のうねりが強い
- 毎朝のセットに長く時間がかかる
- 雨の日や湿気で元に戻りやすい
- アイロンをしないと外出しにくい
このような場合は、毎日の蓄積ダメージよりも数か月に一度の縮毛矯正のほうが結果的に髪を傷めにくくなります。
一度整えておけば、毎朝の高温セットを大きく減らせるためです。
中には縮毛矯正に失敗してしまうかもしれないと、躊躇してしまう方もいるかもしれません。
そんな方は以下の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
※参考:縮毛矯正で失敗した時はこれしかない!年齢より上に見られた失敗事例からわかる予防法
長期的に髪をきれいにキープする時や湿気への強さを重視する場合の選び方
長い目で見て髪を整えたい場合は、その日だけの仕上がりではなく、日々の負担を減らせるかどうかで選びましょう。
判断の目安をまとめると次の通りです。
- ヘアアイロンと縮毛矯正を選ぶ判断の目安
-
- 毎日アイロンが必須なら、縮毛矯正で日々の負担を減らす
- たまにしか使わないなら、アイロンで化学処理を避ける
- 湿気で崩れたくない仕上がり重視なら、縮毛矯正のほうが安定しやすい
例えば、朝はきれいに伸ばしても外に出るとすぐ広がる、梅雨や汗で崩れやすい、といった悩みが強い場合は、縮毛矯正のほうが仕上がりに満足しやすいでしょう。
一方で、普段はそこまで困らず、必要な時だけ整えれば十分という方もいるはずです。
そんな方なら、アイロンで様子を見るほうが髪への負担を抑えやすい場合もあります。
縮毛矯正だから傷むといった意識や、アイロンだから安全と決めつけないようにしてください。
自分のくせの強さ、セット時間、湿気への悩みを基準に選ぶと無理のない方法が見つかりやすくなります。
毎日アイロンをしたら抜け毛が増える本当の理由
ヘアアイロンを毎日使っていると、「最近、抜け毛が増えた気がする」と不安になる方もいるかもしれません。
ただ、落ちている髪がすべて本当の抜け毛とは限らないので注意してください。
実際には、次の2つが混同されやすい傾向があります。
- 本当の抜け毛と切れ毛の違い
-
- 毛根から自然に抜けた髪
- 熱ダメージや摩擦で途中から切れた髪
この違いを知らないままだと、必要以上に薄毛の心配をしやすくなります。
まずは、アイロンと抜け毛の関係を整理して見ていきましょう。
抜け毛が増えるのはアイロンの使いすぎが原因ではない可能性がある
結論からいうと、ヘアアイロンを使ったからといって、それだけで毛根が直接傷み、すぐ薄毛になるとまでは言い切れません。
少なくとも、毎日使うと必ず薄毛になるといった単純な因果関係は考えにくいでしょう。
なぜなら、ヘアアイロンが主に作用するのは髪の毛そのものであり、毛根そのものを直接変化させるものではないからです。
もちろん、使い方が乱暴で頭皮近くに高温を当てすぎた場合や、髪を無理に引っ張るなどの行為は髪の毛や頭皮の大きな負担にはなります。
しかし、それをそのままアイロンが原因で薄毛になったと結びつけるのは慎重に考えたほうがよいです。
そのため、まずは本当に抜け毛が増えているのか、それとも切れ毛が増えているのかを見分けるようにしましょう。
抜け毛が増えたと感じる一番の理由は熱による切れ毛
アイロン後に床や洗面台に落ちた髪を見て、抜け毛が増えたと感じる方は少なくありません。
ただ、その正体は抜け毛ではなく、熱ダメージによる切れ毛である可能性が十分に考えられます。
ヘアアイロンを高温で使い続けると、髪の水分が失われやすくなります。
さらに、髪表面のキューティクルが傷つくと内部を守る力が弱くなり、髪はもろく切れやすくなるのは事実です。
熱ダメージが進むと髪のしなやかさが失われ、途中でぷつっと切れやすくなります。
特に注意したいのは、次のような使い方です。
- 髪が切れやすくなる使い方
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- 高温のまま毎日使う
- 同じ場所に何度も熱を通す
- 髪が乾燥しているのに保護せず使う
- ひっかかりのある状態で無理に滑らせる
このような状態が続くと途中で切れた短い髪が床に落ちやすくなります。
見た目には髪が大量に抜けたように感じても、実際は毛根から抜けたのではなく、途中で切れた髪の毛なのかもしれません。
髪を強く挟んで引っ張る物理的な刺激も頭皮の負担になる
ヘアアイロンの負担は、熱だけではありません。
プレートで髪を強く挟むことや、無理に引っ張りながら伸ばすのも髪と頭皮への刺激になります。
例えば、強いうねりを一気に伸ばそうとして力を入れすぎると、髪に必要以上のテンションがかかり、これが直接的な切れ毛の原因になりかねません。
場合によっては、毛根付近に負担がかかるリスクもあります。
頭皮そのものは髪を育てる土台なので、日々の刺激を積み重ねない意識も大事にしましょう。
また、長時間高温を当て続けることも問題です。
前髪や顔まわりなど、同じ部分ばかり何度も触るクセがあると髪への刺激が集中しやすくなります。
抜け毛の不安を減らしたいなら温度だけでなく、挟む力や通し方も見直したいところです。
落ちた髪の毛をチェック!抜け毛と切れ毛の簡単な見分け方
本当に抜け毛が増えているのかを確かめたい時は落ちた髪の形を見てみましょう。
見分けるポイントは次の通りです。
- 抜け毛化どうか見分けるポイント
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- 根元に白っぽい丸いふくらみがついている:毛根から抜けた自然な抜け毛の可能性が高い
- 毛根が見当たらず、髪が短い:アイロンや摩擦による切れ毛の可能性がある
- 毛先や途中が不ぞろいで、長さの短い髪が多い:ダメージによる切れ毛を疑いやすい
もし、短い髪が多く落ちているなら、まず疑いたいのは熱ダメージや摩擦による切れ毛です。
その場合はヘアアイロンの温度設定、通す回数、使う前の保護ケアなどを見直しましょう。
一方で毛根つきの髪が急に増えた、分け目の変化が気になる、全体的に毛量が減った気がする、といった場合は、アイロン以外の要因も考えてください。
頭皮環境や脱毛症の知識については、以下の記事も参考になります。
※参考:女性でも起こりうる脱毛症…種類によって対策が違うが基本は頭皮に注目!
毎日のヘアアイロンを使った場合のメリットとデメリット
毎日ヘアアイロンを使った場合、見た目を整えやすいというメリットを感じやすいでしょう。
一方で使い方を誤ると、熱と摩擦による負担が少しずつ積み重なりやすい点には注意してください。
まず整理すると、毎日ヘアアイロンを使う場合の特徴は次の通りです。
- ヘアアイロンを使うメリットとデメリット
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- その日の髪型を自分で調整しやすい
- くせやうねりを短時間で整えやすい
- 毎日使うほど熱ダメージが蓄積しやすい
- きれいな状態を保つには、使用前後のケアも必要になる
便利さはあるものの、何も考えずに使い続けると、髪の扱いにくさにつながる可能性もあります。
メリットだけでなく負担の面も知ったうえで使い方を選んでください。
その日の気分で手軽にヘアセットできるのが大きなメリット
毎日ヘアアイロンを使って最も良いと感じるポイントは、自宅で手軽に髪型を整えられることです。
美容室に行かなくても、その日の気分や予定に合わせてストレートやカールを作りやすくなります。
次のような使い方がしやすい点に関しても、大きなメリットだと感じる方も少なくありません。
- ヘアアイロンを使って毎日ヘアセットをするメリット
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- 朝のうねりを短時間で整える
- 前髪や顔まわりだけを整える
- 仕事の日はまとまり重視、休日は動きを出す
- 湿気で広がりやすい部分だけを調整する
このようにヘアアイロンはその場で仕上がりを変えやすく、見た目を整えたい時に便利です。
軽いくせや寝ぐせであれば短時間で整えやすいため、朝の支度をスムーズに行えるでしょう。
また、毎回美容室に頼らなくても、自分の手で好みの形に近づけやすい点も魅力です。
髪型の自由度を保ちたい方にとっては、日常使いしやすいアイテムといえます。
最大のデメリットは深刻なダメージ
一方で、毎日ヘアアイロンを使う時に気をつけたいのは、髪への負担が蓄積しやすい点です。
1回ごとのダメージは小さく見えても、毎日の積み重ねで乾燥やパサつきが目立ちやすくなります。
特に起こりやすい変化は、次の通りです。
- ヘアアイロンを毎日使うデメリット
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- 熱で髪の水分が失われやすくなる
- 摩擦でキューティクルが傷つきやすくなる
- 高温を繰り返すことで髪が硬くなりやすい
- 毛先が絡まりやすくなり、手触りが悪くなる
髪全体に毎日しっかりアイロンを使う習慣がある場合は、結果として数か月に一度の施術よりも熱による負担が甚大です。
そうした意味では使う範囲や時間によっては、長期的な負担が大きくなっていきます。
髪を守るための毎日のヘアケアが面倒に感じてしまう可能性もある
ヘアアイロンによる熱ダメージを減らすには、ただアイロンの扱い方を意識するだけでは、すぐに髪がきれいになるわけではありません。
使う前後には、次のようなケアが必要になりやすくなります。
- ヘアアイロンの前後に意識するべき対策
-
- 髪をしっかり乾かして使う
- 使用前に保護アイテムをなじませる
- 設定温度を確認して高温にしすぎない
- 日々のシャンプーやトリートメントも見直す
こうした手入れを続けられれば髪の負担は抑えやすくなります。
しかし忙しい日が続くと、どうしても省きたくなる方も少なくありません。
その結果、パサつきが進み、かえってセットしにくくなる可能性があります。
また、毎日の手入れそのものを面倒に感じる場合は使い方を見直しましょう。
例えば、前髪や表面だけに使う日を作る、休日は使わず休ませる、別の方法も検討するなど、頻度を調整するだけでも髪への負担は変わります。
毎日使うことが悪いのではなく、負担に対してケアが追いついているかを考えることが大切です。
毎日アイロンを使いたい人のための傷みにくい正しい温度と使い方
毎日ヘアアイロンを使いたい場合は、高温で一気に仕上げるよりも、髪質に合った温度で短時間に整えましょう。
また、熱ダメージを減らすには温度設定だけでなく、髪をしっかり乾かしてから使ってください。
摩擦を増やさない使い方も欠かせません。
まず意識したいポイントをまとめると、次の通りです。
- ダメージを抑えるためのポイント
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- 毎日使うなら、必要以上に高温にしない
- 髪質に合わせて温度を調整する
- 濡れたまま使わず、完全に乾かしてから使う
- 少ない回数で仕上がるように、事前の準備を整える
こうした基本を押さえるだけでも、毎日の負担は変わりやすくなります。
毎日の基本は140〜160度!髪質に合わせた最適な温度目安
毎日使う時の温度は、まず140〜160度をひとつの目安にしてください。
高温のほうが早く形はつきやすいものの毎日使う前提なら、できるだけ低めから試すほうが無難です。
温度の目安は、次のように髪質によって使い分けましょう。
- 温度を決める髪質ごとの目安
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- 毎日使う基本:140〜160度
- 細毛・軟毛・ダメージ毛:120〜150度
- 太くて硬い髪・くせが出やすい髪:160〜180度
- 前髪やカールアイロン:110〜150度
細くてやわらかい髪やすでに乾燥が気になる髪は、熱の影響を受けやすい傾向があります。
そのため、まずは低めの温度で形がつくかを試して温度を調整してください。
一方で、太くて硬い髪は低温だと何度も通したくなりやすいため、ある程度の温度が必要になるケースもあります。
ただし、その場合も高温で何度も髪を通すのではなく、必要な温度で手早く仕上げるように意識しましょう。
高温を繰り返すほど、髪の乾燥や硬さにつながりやすくなります。
絶対に濡れたままはNG!髪を完全に乾かしてから使う
髪が濡れたままの状態でヘアアイロンを使ってしまうと、ダメージが深刻になってしまいます。
これは毎日使う人ほど、特に気をつけてください。
髪が濡れている状態で高温のアイロンを使ったらダメな理由は、内部の水分が急激に熱を受けて「水蒸気爆発」が起きてしまうからです。
髪の組織を内側から破壊し、これが深刻なダメージとなってしまいます。
そのため、アイロンは必ずドライヤーでしっかり乾かしてから使いましょう。
使う前の手順としては次の流れを意識してください。
- アイロンのダメージを抑える手順
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- タオルドライで水分を取る
- ドライヤーで根元からしっかり乾かす
- 毛先まで乾いているか確認する
- 熱から守るアイテムをなじませてから使う
また、使用前にヒートプロテクト処方のアイテムをなじませておくと、熱が直接伝わる負担をやわらげやすくなります。
髪表面を保護し、乾燥やパサつきを抑える上でも役立つでしょう。
寝癖がつきやすくなったと感じる場合は、そもそも髪をしっかり乾かせていない可能性もあります。
その場合は、以下の記事もあわせて参考にすると流れが自然です。
※参考:寝癖がつきやすくなった…5つの原因と簡単にできる2つの対策を暴露
少しの手間で負担減!摩擦と熱を抑える使い方のコツ
同じ温度で使っていても、使い方一つで髪への負担は変わります。
特に意識したいコツは、次の3つです。
- 少しの手間でダメージを軽減するコツ
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- 一度に挟む毛量を少なくする
- 強く挟まず、一定の速さで滑らせる
- 同じ場所に何度も当てず、短時間で終わらせる
毎日使うなら温度設定だけでなく、上記のように摩擦と熱を増やしにくい使い方も意識しておきましょう。
毎日の熱ダメージから髪を守るアイロン前後のおすすめの習慣
毎日ヘアアイロンを使うなら温度設定だけでなく、使う前後の習慣も見直しましょう。
同じアイロンを使っていても事前の保護や使い方、仕上げの保湿ができているかどうかで、髪への負担は変わりやすくなります。
アイロン前はヒートプロテクト処方のアイテムで髪を保護する
アイロン前は、髪が濡れたままの状態で使わないようにしてください。
これは何度も触れている通りですが、毎日使う人ほど徹底したい基本です。
髪が湿った状態で熱を当てると、髪内部の水分が急激に熱を受けやすくなり、ダメージが進みやすくなります。
そのため、アイロン前は必ずドライヤーでしっかり乾かしてから使いましょう。
その上で、次の流れを習慣にすると整えやすくなります。
- アイロン前に習慣化してほしいポイント
-
- 髪を完全に乾かす
- ブラッシングで絡まりをほどく
- ヒートプロテクト処方のミストやオイルをなじませる
- 乾き残しや毛流れを確認してからアイロンを始める
ブラッシングを先にしておくと、髪の絡まりが取れて熱が偏りにくくなります。
また、専用のミストやオイルを事前になじませておくと熱が直接伝わる負担をやわらげやすくなるでしょう。
アイロン中はブロッキングをして熱と摩擦を最小限に抑える
アイロン中は、髪をきちんとブロッキングしてから進めましょう。
熱と摩擦のムラを抑えやすくなります。
基本は、耳の高さで上下に分け、さらに左右に分けた4ブロックです。
毛量が多い場合は、6〜10ブロックほどに細かくしてもよいでしょう。
クリップやダッカール、後頭部を確認するための手鏡を用意しておくとやり直しが減ります。
進める順番も決めておくのがポイントです。
- 意識してほしい手順
-
- 下段から始める
- 次に上段へ進む
- 内側から整える
- 最後に外側を整える
このように毎回同じ順番でヘアセットができると何度も髪を触らずに済みます。
また、根元付近は特に慎重に扱いましょう。
頭皮に近づけすぎず、根元から少し離して挟むと負担を抑えやすくなります。
上段を留める位置を少し後ろ寄りにすると境目の折れやクリップ跡も出にくくなっておすすめです。
さらに、取り分ける毛束の幅を5cm前後でそろえると、仕上がりのムラも減らしやすくなるでしょう。
アイロン後は保湿系のオイルやミルクで潤いを閉じ込める
アイロン後はそのままで終わらせず、保湿までセットで考えてください。
熱を受けた髪は乾燥しやすいため、仕上げの保湿を習慣にするとパサつきが進みにくくなります。
髪が完全に冷めてから保湿系アイテムをつけるのがポイントです。
熱が残ったまま重ねるより、仕上がりが落ち着いてからなじませたほうがベタつきにくく扱いやすいでしょう。
使いやすいのは次のようなアイテムです。
- アイロン後に使いやすいアイテムの一例
-
- 保湿系のヘアオイル
- やわらかさを出しやすいヘアミルク
- 毛先中心になじませやすい軽めの保湿剤
こうしたアイテムで水分と油分を補っておくと乾燥や広がりを抑えやすくなります。
毎日のアイロンで失われやすいしなやかさを補う意味でも、仕上げの保湿は省かないほうがよいでしょう。
さらに日々の保湿だけでなく、定期的なトリートメントも続けてください。
毎日のアイロン前後のケアに加えて、週に数回の集中ケアを入れると髪の手触りやまとまりを保ちやすくなります。
正しい温度と前後のケアで毎日のアイロンダメージは防げる
毎日ヘアアイロンを使うなら、温度を必要以上に上げないことが基本です。
目安は140〜160度で、髪が細い人や傷みやすい人は低めから試しましょう。
濡れたままの使用はダメージが進みやすいため、必ず完全に乾かしてから使ってください。
さらに使用前はヒートプロテクトで保護し、アイロン中はブロッキングでムラとやり直しを減らすのがコツです。
仕上げに保湿ケアを続ければ、熱の負担を抑えながらきれいな状態を保ちやすくなります。
ライター:メガネ
美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。
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