自分のくせ毛と長く付き合ってきた方ほど、「縮毛矯正は卒業したいけど、このままでも困る」という声を耳にしてきました。
ツンツンとした不自然な仕上がりや、施術後の毛先のダメージ、白髪染めとの兼ね合いなど、理由は人それぞれでしょう。
そんな中で近ごろ注目を集めているのが、酸性の縮毛矯正です。
従来の縮毛矯正はアルカリ性のものを使っているのですが、酸性の縮毛矯正だと髪への負担を抑えやすいといわれています。
一方で、酸性の縮毛矯正だと持ちが悪いといった声もゼロではありません。
今回は、酸性の縮毛矯正と一般的な縮毛矯正との違いだけでなく、それぞれのメリットとデメリット、料金や頻度、そして施術後のホームケアまでを、順を追って整理していきます。
読み終える頃には、ご自身の髪に合った選び方が把握しやすくなっているはずです。
施術後のツヤと質感を毎日のケアで支えたい方は、エポハリツヤケラチンエッセンスも試してみると、日頃の髪の悩みをサポートできるようになります。
参考にしてみてください。
酸性縮毛矯正とは?一般的な縮毛矯正との違い
酸性の縮毛矯正は、髪と近い弱酸性〜中性の薬剤や熱を組み合わせて、くせ毛のうねりを整えていく施術です。
一般的な縮毛矯正ではアルカリ性の薬剤が多く使われます。一方で、酸性縮毛矯正は髪に近い弱酸性の薬剤を使い、くせ毛独特のうねりを抑えながら、薬剤とアイロンの熱でくせを伸ばすのが特徴です。
40〜60代になるとハリやコシ、白髪によって、若い頃と同じ薬剤では仕上がりに満足できなくなったという声があるのも事実です。
まずは、両者がどう違うのか整理しながら見ていきましょう。
酸性縮毛矯正と一般的な縮毛矯正の違い
酸性縮毛矯正と一般的な縮毛矯正では、薬剤のpH・キューティクルへの働きかけ・仕上がりの質感・施術時間に違いがあります。
年齢とともに髪のダメージが積み重なった大人の髪では、どちらを選ぶかで日々の髪の扱いやすさが変わってくるので、それぞれの違いを把握しておくと良いでしょう。
- 酸性の縮毛矯正と一般的なものの違いの目安
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- 薬剤のpH:従来型がアルカリ性、酸性は弱酸性〜中性寄り
- キューティクルの開き方:従来型は大きめで、酸性は控えめ
- 仕上がりの質感:従来型はしっかりストレート、酸性はやわらかい自然な仕上がり
- 施術時間:一般的にどちらも時間がかかるが、酸性縮毛矯正は使用する薬剤や施術方法によって長くなる場合がある
縮毛矯正で使う薬剤は、幅広いの種類が用意されています。
そのため、担当美容師が髪の状態と過去の施術内容を見ながら、様々な種類から薬剤を選んでいると思っておきましょう。
名前や分類だけで良し悪しを決めないでください。
それよりも、カウンセリングの席で希望の仕上がりを丁寧に共有できる担当者を選ぶことのほうが重要です。
酸性ストレートとの呼び名の違い
美容室によっては酸性ストレート、髪質改善ストレートなど、様々な名称が使われています。
呼び名は違えど中身が共通する部分は多い一方で、使用する薬剤や工程は美容室ごとに違いがある場合がほとんどです。
例えば、酸性ストレートというメニュー名であっても、還元剤にシステアミンを使う美容室もあります。
中には、髪質改善ストレートだと酸熱トリートメントの一種として提供されている美容室もあるのではないでしょうか?
もちろん薬剤の系統が違えば、仕上がりの質感も施術時間も持ちの傾向も違います。
そのため、呼び名だけで自分と相性が良いと判断するのは避けてください。
どうしても気になる場合は、カウンセリング時にどのような特徴の薬剤を使うのか確認してみましょう。
医薬部外品と、自宅で使える化粧品アイテムとの違い
同じストレート系と紹介されているアイテムであっても、法律上の位置づけは大きく異なります。
ここを把握できていると、店頭やSNSで見かける「◯◯ストレート」という言葉を、どのように仕上がるのかイメージしやすくなるでしょう。
縮毛矯正の薬剤は、医薬部外品というカテゴリに分類されるものもあり、くせ毛のうねりを伸ばす効能があります。
一方で、化粧品カテゴリに区分されるアイテムは、縮毛矯正ほどの強さはないと言えるでしょう。
そのため、髪の質感を整えるサポートアイテムとして意識してみてはいかがでしょうか?
もちろん、美容室で受ける縮毛矯正と、自宅で使うトリートメント系アイテムは役割が異なるものです。
同じ棚で並んでいても、期待する仕上がりを混同しないようにしておいてください。
※参考:市販の酸熱トリートメントは逆効果?うねりの根本原因「髪の空洞化」と新補修ケア
酸性縮毛矯正のメリット
酸性の縮毛矯正が、大人の髪の悩みに対して比較的相性が良いと言われる理由は、髪への負担を抑えながら髪をきれいに整えやすくするためです。
とはいえダメージがゼロという意味ではありません。
過度な期待を持たず、髪の状態に合わせて活用しましょう。
ここでは、40〜60代の方が実感しやすいメリットをまとめました。
アルカリの膨潤を抑えている
酸性の薬剤は、髪の毛のpHの値に近い状態で作用するため、髪の毛の負担を抑えて施術がしやすい点が大きな特徴です。
アルカリでの処理と酸性での処理では、毛髪へのたんぱく質の損失量に差があると考えられています。
ただし、酸性でも損失はゼロというわけではありません。
中には、グリオキシル酸はアルカリ系を使ったアイテムよりたんぱく質を損失し、強度が低下したという事例もあったそうです。
pHだけで判断せず、アルカリよりは負担を抑えやすいという理解にとどめておくと、過度な期待でがっかりしにくくなるでしょう。
特に40〜60代のように、白髪染めやヘアカラーを繰り返し行っている方に関しては、髪内部の状態も見極めながら薬剤を選んでもらう姿勢が大切です。
髪質によってやわらかい質感に仕上がりやすい
キューティクルへの負担が控えめな分、従来の縮毛矯正のような不自然なストレートヘアには仕上がりにくく、自然でやわらかなストレートヘアに仕上がりやすい点も魅力の一つです。
40〜60代の髪は、若い頃と比べてハリやコシがゆるやかに変化してくる時期でもあるため、無理に極端なストレートヘアにするより、動きが出やすい自然なストレートヘアに仕上げたほうが、顔まわりの印象もやわらかくなじみやすくなります。
- 酸性の縮毛矯正で目指しやすい仕上がりの傾向
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- 毛先に丸みを残しながら、うねりだけを抑えたい方
- ぺたっと張り付くようなストレートを避けたい方
- 輪郭にニュアンスを残して自然に仕上げたい方
もちろん、髪質やくせの強さによっては、期待どおりの質感にならない場合もあります。
仕上がりのイメージに近い写真を持参しておきましょう。
そして担当美容師と一緒に、どの程度まで動きが出せればよいかすり合わせておくと、施術後のギャップが少なくて失敗を防ぎやすくなります。
酸性の縮毛矯正は危ない?デメリットと注意点
酸性だと安心というイメージだけで選んでしまうと、思っていた仕上がりと違い、後悔につながることもあります。
ここでは、40〜60代の方が酸性の縮毛矯正を検討する前に、意識しておくべきポイントを整理していきましょう。
「酸性=安全」と誤解されやすいポイント
酸性なら安全だと思っている方がいるかもしれませんが、実際には気をつけたいポイントがいくつもあります。
誤解をしたまま酸性縮毛矯正に進んでしまうと、思わぬ違和感につながってしまうかもしれません。
冷静に整理しておきましょう。
- 酸性だと安全と誤解されやすいポイント
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- 酸性でも還元剤や酸熱系の反応を使うため、髪や頭皮への負担がゼロとはいえない
- 仕上げのアイロンは180℃前後まで使うことがあり、水分と熱の影響を受けやすい
- システアミン系の薬剤では、アレルギーや刺激のリスクが指摘されている
酸性だから頭皮にやさしいと無条件に言い切ることはできません。
担当美容師とリスクを共有した上で施術を選ぶ姿勢が、元気な髪を長く育てていくためには必要です。
特にアレルギーが心配な方は、事前のパッチテストや過去の施術歴を共有しましょう。
強いうねりが出てしまうくせ毛だと伸びづらくて、施術時間も長い
酸性の縮毛矯正はやさしい印象を持っている方が多い印象ですが、実際にはうねりが伸びにくい、時間がかかるといったデメリットを感じてしまう方もいるでしょう。
ここを理解した上で選ばないと、期待と現実のギャップにがっかりしてしまう方もいるかもしれません。
そもそも、酸性の縮毛矯正で使う薬剤の多くは、キューティクルをあまり開かないように作られています。
そのため、うねりや縮れが強い髪、しっかりと硬い剛毛の方は、仕上がりに満足できない方がいる可能性もゼロではありません。
また、縮毛矯正全般にいえることですが、放置時間と丁寧にアイロンで施術をしないといけなくなります。
そのため、施術に時間がかかってしまうケースも珍しくありません。
長時間美容室に滞在するイメージで、体調と予定に余裕をもって予約しましょう。
使う薬剤によっては刺激やアレルギーを感じやすい
使用する薬剤によっては、システアミンなどが使われている可能性があります。
扱い方によっては刺激やアレルギーにつながるケースも少なくありません。
- 酸性の薬剤を利用する際の注意点
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- システアミン系の薬剤:施術前のパッチテストや眼への刺激に配慮する
- グリオキシル酸を使った酸熱トリートメント:高温アイロンを長時間当てる工程が多く、髪の水分バランスに影響が出やすい
かゆみ、赤み、違和感を感じたら、我慢せず早めに担当美容師や皮膚科へ相談しましょう。
これくらい大丈夫と自己判断せず、身体からのサインに耳を傾ける姿勢が、長く縮毛矯正と付き合ううえでの安心につながります。
施術者の技術力によって仕上がりが大きく左右される
酸性の縮毛矯正は、以下のように工程の多い施術でもあるため、施術者の経験の差がそのまま仕上がりの差に反映されやすい特徴があります。
- 酸性の縮毛矯正の工程の一例
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- 毛髪診断と施術履歴の確認
- 髪の状態に合わせた薬剤の選定・塗り分け
- 1剤の反応確認と中間水洗
- ドライ後のアイロン操作
- 2剤による酸化処理と仕上げ
例えば、同じ弱酸性ストレートというメニューでも、過去に受けた施術を見ずに一律の放置時間で仕上げる美容室と、毛束ごとに反応を見ながら細かく時間を調整する美容室では、質感の均一さがまったく違ってきます。
特に40〜60代の方だと、過去に何度も施術を繰り返して髪にダメージが蓄積された状態である場合が多く見受けられました。
だからこそ、部位ごとの毛先の状態に差が大きく、丁寧に見極められる担当者かどうかが重要です。
これが施術後の持ちにも影響してきます。
そこで、酸性の縮毛矯正だから安心という認識ではなく、担当美容師の実績や、実際の施術例を確認しましょう。
それを把握した上で委ねると、後悔のリスクを減らせるはずです。
SNSや口コミをチェックしておきましょう。
酸性縮毛矯正が向いている人と向かない人の違い
酸性の縮毛矯正は、くせの強さと過去に行った施術内容、そして毎日の暮らし方で相性が大きく変わります。
ご自身の髪と照らし合わせながら、無理なく続けられる施術かどうかを見ていきましょう。
向いている人:弱〜中程度のうねり、エイジング毛
酸性の縮毛矯正が特に相性のよいのは、自然にまとまる髪でいたいというご希望のある方です。
40〜60代でヘアカラーや白髪染めを続けている方にも、選ばれやすい傾向があります。
- 酸性縮毛矯正が向いている方の傾向
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- 弱〜中程度のうねりで、自然な仕上がりを保ちたい方
- ハリやコシが落ち始めたエイジング毛で、やわらかな質感を残したい方
- いかにも縮毛矯正をした不自然なツンツンとした仕上がりが苦手な方
こうした方は、酸性の縮毛矯正独特の自然なストレートヘアに仕上げられる特性が、日々のヘアセットの時間を短くしてくれるかもしれません。
まとまりやすくなったと感じられる方が多い理由も、ここにあります。
美容師として現場に立っていた頃にも、10代の若いお客様がくせ毛が嫌でストレートパーマをかけてほしいとご相談にいらしたことがありました。
実際に髪を拝見すると、くせによる広がりではなく、ダメージによって髪が広がっている状態でした。
ご本人はそれを「くせ毛」だと受け止めていたようです。
同じようなご相談をされる方は他にもいらっしゃいました。
広がった髪はストレートパーマや縮毛矯正で整えられると考えている方が、意外と多いのではないかと、その時に思ったのを今でも覚えています。
これは40〜60代のエイジング毛にも通じるお話です。
ハリやコシの変化やパサつきで髪が広がるようになると、まずは縮毛矯正で落ち着かせたいと考えてしまいがちなものです。
もちろん縮毛矯正を使えば、髪がまっすぐになり、広がりも抑えられるようになります。
ただし、ダメージによる広がりが主な原因の場合、毛先の負担を考えるとその選択が最善とは限りません。
そうした時にこそ、毛先のダメージを抑えつつ、動きを残しながら広がりだけを整えられる酸性の縮毛矯正が、頼もしい選択肢になってくれるでしょう。
向かない人:強いくせ毛で悩んでいる方、ハイダメージの方
一方で、酸性の縮毛矯正が向いていない髪質もあります。
くせが強く、根元から大きくうねっている方や、剛毛でしっかりした髪質の方は、酸性の縮毛矯正だけでは強いうねりを抑えきれません。
また、ブリーチによるハイダメージ毛で悩んでいる方も、酸性の縮毛矯正を控えましょう。
よりダメージが深刻になってしまう可能性があります。
半日近く美容室に滞在するのが難しい方にも、現実的には不向きなメニューといえるでしょう。
無理に酸性を選ぶより、従来型のアルカリ剤を使った縮毛矯正や、酸熱トリートメントなどの補修メニューといった他の選択肢と比較した上で判断してみてください。
自信がない方は、信頼できる美容師に率直に相談しましょう。
ちなみに、現場で受けたご相談で印象に残っているのが、ブリーチを繰り返してダメージが進んだ髪の方から「乾燥で横に広がって扱いづらいので、縮毛矯正できれいに整えたい」というお話でした。
ただ、その状態のままでは施術が余計にダメージを受けてしまい、後戻りできないところまで進んでしまう可能性があったため、その旨をお話していました。
お客様の中には、縮毛矯正とトリートメントの効能を混同されている方も少なくない印象です。
ダメージ毛には負担の少ない酸性を選べば大丈夫というお声もありますが、酸性であってもダメージがゼロになるわけではありません。
強いダメージを受けた髪の場合は、髪質改善トリートメントのような補修主体のメニューで髪を落ち着かせるといった、別のアプローチのほうが向いているケースもあります。
縮毛矯正は決して万能ではないという前提で、自己判断せずに、信頼できる美容師に現在の髪の状態を見てもらいましょう。
※参考:髪質改善トリートメントが意味ないと感じる原因は?騙されないための見極め方と長持ちケア
酸性の縮毛矯正の持ちのよさと適切な頻度、料金の相場
続けやすさを重視するなら、髪質・生活リズム・予算の3つを意識してみてください。
ここでは、はじめて酸性の縮毛矯正を検討する方が意識するべき現実的な目安を整理していきましょう。
持ちの良さ:髪質・薬剤・新生部で変わる
酸性の縮毛矯正の仕上がりと持ちの良さは、髪質やダメージ具合に加え、還元剤の種類・濃度、pH、放置時間、アイロン操作、酸化処理などによって変わります。
酸性の薬剤は毛髪の膨潤を抑えながら作用させるため、細毛や過去のヘアカラーの施術歴がある髪、エイジング毛などできれいに仕上がる場合があります。
ただし、ダメージ毛であれば必ず適しているわけではありません。
薬剤や熱の作用が強すぎれば髪への負担になります。
一方で、比較的健康で薬剤が作用しにくい髪や、太く強いクセのある髪では、使用する薬剤や施術条件によってはクセが十分に伸びず、早い段階で戻ったように感じてしまう方もいるでしょう。
それでも、適切な状態で施術を行った毛先の部分は、基本的にシャンプーだけで元の状態に戻るものでもありません。
数か月後にクセが気になり始める主な理由は、新しく伸びた根元の部分です。
再び施術をしてもらう時期は、新生部の長さやクセの強さ、既施術部分の状態を見ながら担当美容師と相談しましょう。
施術部分と新生部で考える持ちの違い
持ちというと「◯ヶ月」という固定概念を思い浮かべがちですが、実際には施術した部分と、後から伸びてきた新生部で状況が違います。
ここを理解しておくと、持ちが悪いという悩みが起きた時にも冷静に対応できるようになるでしょう。
施術した部分は形が残りやすい一方、新しく伸びてきた根元は元のくせのままです。
数ヶ月経つと、根元と毛先の間に境目が生まれ、持ちが悪くなったと感じやすくなります。
じつはこれは、施術部分のストレート部分が落ちたのではなく、新生部の量が増えた結果です。
全体を同じペースでかけ直すのではなく、根元だけ施術してもらうリタッチに切り替えるといいかもしれません。
毛先まで毎回かけ直すと、施術部分に薬剤や熱でダメージを受けてしまうため、ダメージが蓄積されてしまいます。
どこを重点的に施術するか、来店ごとに担当美容師と共有しておきましょう。
持ちの良さを伸ばす頻度の考え方
酸性の縮毛矯正の頻度は、髪質や生活習慣によって幅があります。
ただ、目安を知っておくと判断がしやすくなるので、把握しておきましょう。
髪が伸びるスピードは1か月あたり1〜1.5cmほどと言われています。
3〜4ヶ月経つと、根元に3〜6cm程度の新生部が生まれる計算です。
この新しいくせが気になり始めたタイミングで、根元中心のリタッチを行ってみてください。
無理に間隔を詰めるとダメージが蓄積しやすく、逆に空けすぎるのも髪型をきれいに保つ上でよくありません。
2〜4か月に1回を目安に、髪の様子を見ながら調整してみてください。
生活のリズムや冠婚葬祭の予定に合わせて、余裕をもって予約を入れておくと、直前になって慌てずに済みます。
料金の相場と時間
酸性縮毛矯正は、一般的な縮毛矯正よりやや高めの料金設定が多い傾向にあります。
とはいえ、美容室ごとに幅があり、料金だけでは判断しづらいのが実情です。
目安を知った上で内訳を確認して選びましょう。
- 料金と時間の目安
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- 料金は15,000〜30,000円の美容室をよく目にするが、毛量・施術範囲によって変わる
- 施術時間は数時間ほどで、半日を確保できると余裕をもって受けられる
- ヘアカラーを同日に施術できる美容室だと、通う手間を減らしやすい
料金の差は、薬剤の種類、施術者の経験、アフターケア、店舗の立地など、様々なポイントが関わって決められるものです。
価格だけでなく、内容を確認した上で納得のいく美容室を選ぶようにしましょう。
美容師時代の経験からお伝えすると、美容室の価格設定は、じつは経営者の方針によって大きく変わるものです。
例えば、ある美容室では「美容師の教育を目的」に価格を抑えて多くのお客様に来店していただき、施術経験を積んでいく戦略を採っていました。
同じ系列店の別店舗では逆に、料金を高めに設定して、お一人お一人にじっくり時間をかける丁寧なスタイルで経営していたのを覚えています。
このように、美容室ごとの戦略によって価格が決まっているケースもあります。
そのため、料金だけで美容師の技術力を判断するのは、あまり適切ではありません。
安いから技術が低い、高いから間違いないと決めつけず、口コミやビフォーアフター写真、担当者との相性まで見て、総合的に選ぶ姿勢が大切です。
酸性の縮毛矯正を施術した後のホームケア
酸性の縮毛矯正の質感を長く楽しむには、日々のホームケアの積み重ねが欠かせません。
髪を元に戻すためにケアを続けるのではなく、扱いやすさを保つという視点で毎日習慣化できると、無理なく続けられるようになるのではないでしょうか?
施術後24〜48時間の注意点
施術直後の髪は、まだ薬剤の反応が完全に落ち着いていない、繊細な状態です。
この2日間の過ごし方が、髪をきれいな状態にキープする大事な期間となります。
具体的には、以下のように髪を雑に扱わないようにしてください。
- 髪をきれいな状態にキープするための注意点
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- シャンプーで強くこすらない
- 髪をきつく結ばない
- 髪が濡れたまま眠らない
髪の質感を守るためにも、いつもより丁寧に扱う意識で過ごしましょう。
ヘアゴムの跡や、枕の跡がつきやすい時期でもあるため、就寝時はゆるく髪をまとめる、あるいは下ろしたままにするのがおすすめです。
髪は元に戻るのではなく、補修・保護で扱いやすくする
ホームケアを選ぶ上で、まず前提として意識しておきたいのが、ダメージを受けた髪は完全に元に戻すのは不可能だという事実です。
これを知っておくと、必要以上のケアに振り回されずに済みます。
これは、もともと毛髪は死んだ細胞で構成されているためです。
ホームケアの役割は、治すことではありません。
補修成分や保湿成分で、手触りと扱いやすさを保つことにあります。
この前提を踏まえた上で、続けやすいケアを選んでいきましょう。
これさえ使えば元通りという言葉を見かけたら、少し立ち止まる意識が大切です。
むしろ、髪の内側と外側から水分・たんぱく質・油分をバランスよく補い、日々の扱いやすさを積み重ねていくほうが、酸性の縮毛矯正の質感を長く楽しめます。
シャンプーやトリートメントの選び方
酸性の縮毛矯正後は、薬剤の反応でわずかに髪の状態が変わっています。
そのため、ホームケアのアイテムを選ぶ視点も、施術前とは少しだけ変えたいところです。
- 施術後に選びたいアイテムの目安
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- シャンプー:弱酸性やアミノ酸系など穏やかな洗浄成分を主体に選ぶ
- トリートメント:たんぱく質の補修成分を含むタイプを選ぶ
- 洗い流さないケア:熱と摩擦から守るオイルまたはミルクタイプを取り入れる
過剰な洗浄力は、髪型をキープするのにはよくありません。
さらに、重すぎるトリートメントは根元のべたつきの原因になるリスクも高まるため、注意しましょう。
今の髪質に合うバランスを、担当美容師に相談してみるのもおすすめです。
美容室で使っているシャンプーは何かと一言聞いてみるだけでも、選び方のヒントとなるかもしれません。
ちなみに、美容師として現場に立っていた頃、40〜60代の女性のお客様には「夜になるとヘトヘトで、ドライヤーが面倒で乾かさずに寝てしまう」という方が本当に多い印象でした。
子育てや家事、介護などと忙しくなりやすい時期でもあり、無理もありません。
だからこそ、せめて髪をきれいに保つには、シャンプーの見直しから始めてみるのはどうかと、当時からご提案していました。
この年代の女性は、ホルモンバランスが揺らぎやすい時期でもあります。
※参考:40代・50代で髪がまとまらないのはなぜ?更年期世代の原因とケア方法
縮毛矯正の有無にかかわらず、毛先が乾燥しやすくなるため、洗浄成分の合っていないシャンプーを使い続けると、あっという間にパサつきを感じやすくなるのも珍しくありません。
白髪染めを頻繁にされている方は、なおのことダメージを感じやすくなります。
パサつきが気になる場合は、まずアミノ酸系の洗浄成分がメインのシャンプーを選び、髪を必要以上に乾燥させない土台を作っておきましょう。
その上でアウトバストリートメントで保湿を重ねると、日々のダメージをやわらかく防ぎながら、酸性縮毛矯正の質感を長く楽しめるようになります。
施術後の乾燥・摩擦ケアに取り入れるポイント
酸性の縮毛矯正後の髪は、日々の乾燥と摩擦の影響を受けやすい状態です。
特にドライヤーとアイロンの扱い方は、毎日の髪の毛の状態に直結するポイントなので、少し意識するだけでも仕上がりの持ちが変わってきます。
ドライヤーは根元から毛先に風を当てて乾かし、アイロンは140〜160℃ほどまでを目安に、同じ場所を何度も往復させないのがコツです。
乾かす前にタオルで水分をしっかり吸い取っておくと、ドライヤーの時間も短くなり、髪へのダメージを抑えやすくなります。
日々の仕上げには、髪の内側からケラチンを補ってくれるエポハリツヤケラチンエッセンスのようなアイテムを取り入れる方法もあります。
特別な日のためのケアではなく、毎日のケアとして工程を加えるだけでも、酸性の縮毛矯正のやわらかな質感を、ゆっくり味わっていけるのではないでしょうか?
酸性縮毛矯正を施術してもらう際のよくある質問
最後に、40〜60代の方から寄せられがちな質問を5つご紹介します。
カウンセリングの前に、心の準備として目を通してみてください。
白髪染め・ヘアカラーと同日にできる?
酸性の縮毛矯正をして同じ日に別の施術に対応してくれる美容室は少なくありません。
しかし、色の入り方や施術の順序、薬剤の選び方によっては話が変わります。
基本的には、縮毛矯正を先に行い、その後にヘアカラーを行うという流れが一般的です。
一方で、同日に施術を行った場合、髪への負担が大きくなるので注意しましょう。
美容室勤務時代、その美容室では縮毛矯正をした跡に、すぐヘアカラーをせずに、別日に予約を予め入れておいて同日に施術をしないように意識していました。
特にブリーチや明るめのカラーを希望される方は、日を分けたほうが仕上がりが安定しやすい場合もあります。
希望の色味を最初に伝え、担当美容師と施術順やタイミングを相談しておくと安心です。
どのくらいで再施術できる?
一般的には2〜4か月に1回、根元中心のリタッチが目安です。
髪が伸びるスピードは月1〜1.5cmほどなので、3か月経つと3〜4cmの新生部が生まれる計算になります。
無理に間隔を詰めると負担が積み重なるため、髪の様子と担当者の見立てに合わせて調整するのが安心です。
冠婚葬祭や旅行など、大切な予定がある1〜2週間前に予約を入れておくと良いでしょう。
ブリーチ毛にもできる?
過去にブリーチを行っていた髪であっても、ダメージの程度によっては施術できることがあります。
ただし、何度もブリーチを重ねた極端なハイダメージ毛では断られるのはもちろん、事前のトリートメントを条件にされるケースも少なくありません。
カウンセリング時に、ブリーチを何回、どのくらい前にしたか正直に共有してください。
担当者が今回は難しいと判断した場合は、その判断を尊重するほうが、髪の状態を守ることにつながります。
失敗したら直せる?
思ったより真っすぐになりすぎたなど、悩みの内容によって対応は変わります。
仕上がりに違和感を感じたら、まずは施術を受けた美容室へ早めに連絡してください。
同じ美容室で再来店の相談ができる場合もあれば、髪の状態を確認したうえで時間をおいたほうがよい場合もあります。
時間が経つほど原因が分かりにくくなるため、気になる点は施術から1〜2週間以内に共有しておくと良いでしょう。
縮毛矯正をやめたいと思った時は?
くせ毛と長く付き合ってきた方ほど、そろそろ休みたいというお声が上がる時期があります。
年齢や生活スタイルの変化に合わせて、髪との付き合い方を見直すのは、自然な流れといえるでしょう。
カット、ヘアケア、パーマなどの選択肢を組み合わせながら、無理のないタイミングで卒業を考えるのも一つの選び方です。
移行期は、根元と毛先の境目が扱いにくくなる時期でもあるので、担当美容師と長期プランを相談しておくと、気持ちの負担も軽くなります。
※参考:縮毛矯正をやめたい40代必見!不自然な髪を卒業する手順とケア
酸性縮毛矯正とうまく付き合って毎日心地よく過ごそう
酸性の縮毛矯正は、髪への負担を抑えながらくせを整えたい方や、自然な仕上がりを長く楽しみたい方に向いた施術です。
一方で、強いくせや極端なダメージ毛には不向きな面もあり、料金・施術時間・担当者の技術差といったハードルも存在します。
自分の髪に合うのか見極めるためには、カウンセリングで髪の施術歴と希望を丁寧に伝えましょう。
そして施術後の質感を長く楽しむには、ホームケアの積み重ねが欠かせません。
日々のケアには、エポハリツヤケラチンエッセンスのようなアイテムをそっと味方につけて、酸性の縮毛矯正の魅力を、明日もあさっても、ゆっくり味わっていきましょう。
ライター:メガネ
美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。
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