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島根県東部の紅葉スポット ~松江・出雲エリア~
松江城や歴史あるお寺など、島根県ならではの紅葉スポットが多いエリア。
近くに温泉があるスポットも多く、和の癒し旅にひたれます。
電車やバスで行きやすい場所もありますが、交通が不便な場所も多いため、車で行くのがおすすめ。
車が運転できない方は、地元のタクシー会社や観光協会の貸切観光タクシーがあります。
①松江城山公園|松江市
紅葉の見ごろ:11月中旬~下旬
松江の街を見下ろす国宝のお城。
小高い山の上にあり、その山のあちこちが美しく紅葉します。
日本に12しか残っていない天守が赤や黄色に包まれる風景は圧巻!
常緑樹の緑も入り混じり、とてもカラフルです。
おすすめの写真撮影スポットは「もみじ谷」。
松江城の二ノ丸下の段~二ノ丸上の段にかけてで、背後にそびえる松江城と紅葉の写真が撮れます。
HP:https://www.matsue-castle.jp/
住所:島根県松江市殿町1-5
電話:0852-21-4030(松江城山公園管理事務所)
入場時間:自由
定休日:年末年始(12/30~1/3)
入場料:無料
※天守への登閣は有料・時間制限あり(詳しくは松江城HPを参照)
アクセス:https://www.matsue-castle.jp/access/index
②由志園|松江市
紅葉の見ごろ:11月中旬~下旬
島根と鳥取にまたがる中海(なかうみ)に浮かぶ、大根島にある日本庭園。
牡丹の名所として有名ですが、秋の紅葉も見事!
約1万2000坪の日本庭園が鮮やかな錦秋に染まります。
山陰最大級の池泉(ちせん)回遊式庭園※で、カフェやお食事処もあり、ゆったり座って紅葉を楽しめます。
※池泉回遊式庭園とは:池のまわりを歩いて散策しながら鑑賞できる庭園
紅葉シーズンには夜間ライトアップもされて、詫び寂びムードたっぷり!
秋の夜長が幻想的に彩られます。
また、1年中牡丹が咲いている屋内庭園「牡丹の館」があり、牡丹のシーズン(4月中旬~5月上旬)以外でも美しい牡丹が見られます。
HP:http://www.yuushien.com/
住所:島根県松江市八束町波入1260-2
電話:0852-76-2255(代)
営業時間:9:00~17:00(最終入園は閉園の30分前)
※夜間ライトアップ期間(8月・11月・12月・1月)は開園時間を延長(詳しくはHPを参照)
※4月・5月のGW期間中は18:00まで開園
定休日:年中無休
アクセス:https://www.yuushien.com/access/
③足立美術館|安来市
紅葉の見ごろ:10月下旬~12月上旬
日本画の大家・横山大観の一大コレクションで知られる美術館。
庭園の美しさでも有名で、その広さはなんと約5万坪もあります。
この日本庭園はアメリカの専門誌で21年連続日本一に選ばれていて、秋の紅葉の美しさはひとしお!
10月下旬から紅葉するドウダンツツジをはじめ、11月中旬からのもみじ、11月下旬以降の借景の山々など、長い期間 紅葉を楽しめます。
※借景とは:庭園外の山や樹木などの風景を、庭園を構成する要素として取り入れた設計
徒歩1分の場所には「さぎの湯温泉 さぎの湯荘」という温泉旅館があり、日帰り入浴もできます。
HP:https://www.adachi-museum.or.jp/
住所:島根県安来市古川町320
電話:0854-28-7111
開館時間:9:00~17:30(4月~9月) / 9:00~17:00(10月~3月)
休館日:年中無休(新館のみ展示替えのため休館日あり/HPを参照)
アクセス:https://www.adachi-museum.or.jp/access
※JR安来駅より無料シャトルバスあり(毎日運行)
④立久恵峡(たちくえきょう)|出雲市
紅葉の見ごろ:10月下旬~11月中旬
出雲の郊外にある絶景の渓谷。
切り立った岩山と、それに貼りつくように生えた松などの木々、谷底を流れる清流が、まるで仙人の住処のよう!
高さ100m~200mもの断崖が紅葉に彩られるさまは必見です。
「山陰の耶馬渓」とも呼ばれていて、川の両岸に約1km(往復2km)に渡って続く遊歩道沿いには、吊り橋・滝・展望台・お寺などの見どころがいっぱい!
ここでしか見られない固有種の植物などもあります。
近くにはキャンプ場「立久恵峡わかあゆの里 」と、温泉宿「出雲の隠れ宿 八光園 」があり、大人旅も家族旅行も楽しめます。
HP:https://izumo-kankou.gr.jp/special/679
住所:島根県出雲市乙立町
お問い合わせ:0853-45-0102(立久恵峡わかあゆの里)
見学時間:自由
入場料金:無料
休園日:なし
アクセス:JR出雲市駅から車で約16分/バス(一畑バス「須佐線」で約28分
※駐車場・トイレあり
⑤鬼の舌震(おにのしたぶるい)|奥出雲町
紅葉の見ごろ:10月下旬~11月中旬
奥出雲の深山にたたずむ奇石と渓谷の名勝。
人の身長よりも高い大岩がゴロゴロ転がっていて、国の天然記念物に指定されています。
なのに約2.3kmにも渡る遊歩道は、車イスやベビーカーでも通れるバリアフリー!(一部の脇道を除く)
絶景の秘境をラクラク散策できます。
奥出雲町には、ほかにも金言寺の大イチョウ(写真上)や、絲原記念館、櫻井家住宅・庭園、奥出雲おろちループなどの紅葉スポットがいっぱい!
HP:https://okuizumo.org/jp/guide/detail/239/
住所:島根県仁多郡奥出雲町三成1417-6
お問い合わせ:0854-54-2260(奥出雲町観光協会)
見学時間:自由
入場料金:無料
休園日:なし(冬季は積雪が多く、除雪もされないため入場はお控えください)
アクセス:JR出雲三成駅から車で10分(県道25号線を高尾方面)
※駐車場・トイレあり
島根県西部の紅葉スポット ~石見エリア~
石見(いわみ)地方と呼ばれる島根県西部は、昔懐かしい里山の風景が広がるのどかなエリア。
手つかずのダイナミックな自然も多く、雄大な紅葉を楽しめます。
電車やバスが不便な場所が多いため、車がほぼ必須ですが紅葉ドライブには最適!
車が運転できない人は、路線バスの乗り継ぎや地元タクシーなどを利用しましょう。
⑥三瓶山(さんべさん)|大田市
紅葉の見ごろ:10月下旬~11月中旬
6つの峰が輪のように連なる美しい山で、国立公園に指定されています。
主峰の男三瓶山は標高1,126mで、他の峰と共に「室の内(むろのうち)」と呼ばれるくぼ地のような火口を取り巻いています。
この「室ノ内」の紅葉がまさに絶景!
赤や黄色に染まった木々が山肌を飾り、晴れた日は日本海まで見渡せる展望の良さ。まるで別世界に迷いこんだような気分になれます。
麓の「東の原」からは、6つの峰のひとつ太平山まで登れる「三瓶観光リフト」が運行しています。
この大平山の頂上にある「東の原展望テラス」から、紅葉スポットの「室の内」を一望できます。
三瓶山全体が初心者でも登りやすく、5つの登山道と1本の縦走路があるので、麓から登山するのもおすすめ!
三瓶山の周辺には温泉・ワイナリー・キャンプ場・博物館・縄文時代の埋没林など、レジャースポットが豊富です。
三瓶山HP:https://www.ginzan-wm.jp/top_sanbe/
三瓶観光リフトHP:https://www.ginzan-wm.jp/purpose_post/sanbechairlift/
住所:島根県大田市三瓶町志学1640-2(三瓶観光リフト)
お問い合わせ:0854-88-9950(大田市観光協会)
見学時間:自由(三瓶観光リフトは運休時間・運休日があります/HPを参照)
入山料金:無料(三瓶観光リフトは有料/HPを参照)
アクセス:https://www.ginzan-wm.jp/top_sanbe/access_sanbe/
⑦断魚渓(邑南町)
紅葉の見ごろ:10月下旬~11月下旬
島根県中部の山あいに広がるダイナミックな渓谷!
約4kmに渡る断崖絶壁の下に、奇岩・滝・淵(ふち)などが連なっています。
国の名勝に指定されていて、壮大な眺めは日本離れしたスケール!
公共交通が不便で車が必須ですが、一見の価値はあります。
※最寄りのバス停「石見中野」からは徒歩約50分
一番の見どころは、「千畳敷」と呼ばれる畳の大広間のような巨大な岩盤。
その間を澄んだ清流が流れる風景は、まるで異世界のようです。
HP:https://ohnan-kanko.com/kanko/spot/dangyokei.html
住所:島根県邑智郡邑南町井原
電話:0855-95-2369(邑南町観光協会)
見学時間:自由
入場料金:無料
※駐車場・トイレあり
⑧掘庭園/旧堀氏庭園|津和野町
紅葉の見ごろ:10月下旬~11月中旬
山陰の小京都・津和野にある4つの庭園群。
かつて数十もの鉱山を所有していた“中国の銅山王”堀氏の邸宅の庭です。
もみじの多い庭園で、紅葉の美しさはひとしお!
周囲の借景を含む約6.5ヘクタールが国の名勝に指定されています。
江戸時代~明治時代にかけて建てられた主屋や客殿などの建築も素晴らしく、そこから眺める庭園の美しさに時を忘れます。
HP:https://tsuwano-bunka.net/horiteien/
住所:島根県鹿足郡津和野町邑輝795
電話:0856-72-0010
開館時間:9:00~16:30
休館日:月曜(11月は最終月曜のみ休館/祝日の場合はその翌日)・年末年始(12/30〜1/4)
入園料:HPをご参照ください
アクセス:JR津和野駅から町営バス「長野」行きで約20分~バス停「堀庭園」下車
⑨匹見峡(ひきみきょう)|益田市
紅葉の見ごろ:10月下旬~11月中旬
前匹見峡・奥匹見峡・表匹見峡・裏匹見峡の4つのエリアに分かれた広大な渓谷。
各エリアが約1km~4kmずつあり、それぞれ個性的な景観を楽しめます。
各スポットが離れていて路線バス等も不便なので、車で移動するのがおすすめ!
マイカーが無い場合は、石見空港やJR益田駅そばでレンタカーを借りるか、益田市観光タクシー を利用しましょう。
表匹見峡の入り口にある「道の駅 匹見峡 」は、町の商店のようなアットホームなお店。
トイレと駐車場は立派ですが、レストランは無いのでランチをしたい場合はお弁当を持参しましょう。
裏匹見峡にある「匹見峡レストパーク 」は、クチコミで大人気のキャンプ場!
BBQハウス・キャンプサイト・ケビンなどがあり、すぐ側には驚くほどキレイな清流が流れています。
(川遊びOK!/ブヨ(刺されると蚊よりも痒くなる虫)がいるので虫除けを持参しましょう)
裏匹見峡の近くには巨大迷路「ランズボローメイズ匹見 」や、日帰り温泉「匹見峡温泉やすらぎの湯 」があり、1日中楽しめます。
HP:https://masudashi.com/kankouspot/kankouspot-1217/
住所:島根県益田市匹見町匹見
※前匹見峡・奥匹見峡・表匹見峡・裏匹見峡の詳細な位置は、番地が無いためカーナビ・道路標識・地図アプリ等でご確認ください
お問い合わせ:0856-56-0310(匹見町観光協会)
見学時間:自由
入場料金:無料
写真提供:
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ライター:風間梢(プロフィールはこちら)