朝は完璧だったのに、夕方になると髪がパサついて広がるといった悩み抱えていないでしょうか?
鏡を見てがっかりし、慌ててヘアオイルを塗り直しても、それは表面をごまかしているに過ぎません。
そのパサつきは、髪の内部がスカスカになる空洞化が原因でしょう。
そのまま放置すると、いくら高級なヘアブラシを使っても効果は半減してしまいます。
この記事では、ヘアブラシでツヤが出る仕組みと、空洞化した髪を内側から満たすケラチンを活用した新習慣を詳しくまとめました。
以下を読み進めば、夕方の髪のパサつきの悩みだけでなく、一日中自信の持てる天使の輪を手に入れるヒントが見つかるはずです。
結論からいうと、ヘアブラシで表面を磨き、ケラチンで中身を補ってみてください。
ブラシの仕組みでわかる!とかすだけでツヤツヤな髪になる理由
毎日トリートメントをしているのに、髪のパサつきが気になるという悩みを持つ方は少なくありません。
髪のきれいにキープするためには、髪の表面と頭皮をブラッシングで整えましょう。
以下では、なぜブラシを活用するだけで髪がきれいに整えられるでしょうか?
その具体的な仕組みを解説します。
髪表面のキューティクルが整って光をきれいに反射するから
髪のツヤの正体は、光の反射です。
ブラシを活用すると、髪表面にあるウロコ状の組織であるキューティクルが同じ方向に整列し、光を均一に跳ね返すようになります。
- くしを使った場合の髪の毛の状態の違い
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- 手入れしていない髪:表面がデコボコしており、光が乱反射してパサついて見える。
- ブラッシングした髪:表面が滑らかになり、鏡のように光を反射して天使の輪ができる。
絡まりを無理に解くのではなく、ヘアブラシを利用してやさしく解きましょう。
これが表面を滑らかにするコツです。
根元の皮脂を毛先まで運んでコーティングするから
頭皮から分泌される皮脂は、髪の毛にとって最高のトリートメントです。
ブラッシングには、この皮脂を髪全体に行き渡らせる重要な役割があります。
それは、ブラッシングを行うだけで根元に留まっている皮脂を毛先まで物理的に運べるからです。
油膜のコーティングによって、髪1本1本が薄い油膜で包まれ、しっとりとまとまります。
これにより、人工的なヘアオイルを使わなくても保湿ケアが気軽にできてしまうでしょう。
ヘアケアに時間をかけられないという方にとっても、毎日のブラッシングは非常に効率的な時短ケアと言えます。
摩擦と静電気をコントロールしてダメージを予防できるから
髪のパサつきや広がりの大きな原因は、乾燥による静電気と、無理なブラッシングによる摩擦です。
これらが重なると、髪の保護膜が剥がれてしまいます。
解決策としては、静電気抑制素材やクッション性のあるブラシを使いましょう。
帯電を抑えながら髪の毛を整えて切れ毛や枝毛を防げます。
静電気による髪の広がりをさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
※参考:顔に張り付く髪の静電気をどうにかしたい!原因とNG習慣、正しいヘアケア方法
頭皮の血行を促して健康な髪が育つ土台を作るから
ブラッシングの効果は、今ある髪を整えるだけではありません。
頭皮環境を改善し、将来の健康な髪を育てるサポートもしてくれます。
- ブラッシングの効果の一例
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- 血行促進:ブラシのピンが頭皮を適度に刺激し、育毛環境をサポートする。
- 汚れ除去:シャンプー前にとかすことで、ホコリや汚れを浮かせ、洗い落としやすくする。
男性にとっても、ブラッシングは清潔感を保ち、臭いやベタつきを防ぐための大切な身だしなみの一環です。
髪を整えるついでに、頭皮のマッサージを習慣にしてみましょう。
夕方にパサつくのはヘアブラシでは届かない髪の空洞化が原因かも
朝はきれいに整えたはずなのに、夕方になると髪がパサついて広がってしまう場合、その原因は、ヘアブラシでは解決できない髪の内部にあるかもしれません。
表面を磨くだけでは補いきれない髪の空洞化について解説します。
髪の空洞化は、中身が減って水分を蓄えられない状態のこと
髪の空洞化とは、たんぱく質や脂質といった本来詰まっているはずの髪の内部成分が流れ出し、隙間ができてしまった状態を指します。
本来、健康な髪は中身が詰まっており、水分をたっぷり蓄えられる湿ったスポンジのような状態です。
一方で、空洞化した髪は内部に隙間が多く、水分を保持する力が弱くなっています。
つまり空洞化した髪は、朝にしっかり保湿してもきれいな状態をキープできません。
日中の乾燥や、エアコンの影響で水分がすぐに蒸発してしまいます。
これが、夕方に髪のパサつきや広がりを感じる大きな理由です。
表面がきれいでも、中身がスカスカだと透明感のあるツヤは出ない
髪のツヤは光の反射によって生まれます。
ヘアブラシで表面のキューティクルを整えれば、一時的に表面で光を反射できるでしょう。
しかし、髪の内部がスカスカだと入り込んだ光が中で乱反射してしまい、奥から輝くような透明感のあるツヤが出にくくなります。
ヘアブラシはあくまで表面を整えて磨くためのアイテムであり、内部の空洞を埋められません。
ブラシを変えても効果が薄いと感じる場合は、ブラシの性能不足ではなく、髪の内部状態に原因があると考えられます。
空洞化を招く原因
髪の空洞化は特別なことではなく、日常の何気ない習慣の積み重ねで起こります。
主な原因は以下の4つです。
- 空洞化を招く原因
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- 紫外線
- 熱ダメージ
- 化学処理
- 摩擦
これらの原因は、いずれも日々の生活の中で誰にでも起こり得るものです。
ヘアブラシで表面を整えることは見た目のツヤを出すために有効ですが、内部の成分が流れてしまった空洞化そのものをブラシだけで解決できません。
夕方のパサつきを根本から防ぐためには、表面を磨くだけでなく、髪の内部を補修するお手入れを合わせましょう。
年齢によるうねりや細毛も空洞化のサイン
髪の空洞化は、外部からのダメージだけでなく加齢によっても進行します。
年齢を重ねるにつれ、髪の内部成分を維持する力は自然と低下していくからです。
- 髪の空洞化を感じるサインの一例
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- 最近、髪にうねりが出てきた。
- 昔よりも髪一本一本が細くなった気がする。
こうした変化を感じている場合、それは髪内部の空洞化が進んでいるサインかもしれません。
今の状態に合わせた適切なケアを取り入れましょう。
それが、これからの髪をきれいな状態をキープするコツです。
うねりや髪質の変化に対する具体的な対策を詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
※参考:うねうねするエイジング毛はどうする?正しい対策2選!予防も大事
髪にツヤが出やすくなるケラチン原液とブラッシングの新習慣を提案
髪の表面を磨くだけでは解決できない空洞化への対策として、成分を補いながらブラシを活用する新しい習慣を提案します。大切なのは、道具の価格よりも髪の中身をどう整えるかという視点です。
髪の空洞化には、髪の主成分であるケラチンを補うのが近道
髪の毛の約80%以上は、ケラチンというたんぱく質で構成されています。
ダメージや加齢によって中身が減ってしまった髪には、同じ成分であるケラチンを直接補いましょう。
それが最もシンプルな解決策です。
これは、足りなくなったケラチンを同じ成分で埋めるというメカニズムで対策するため、気軽に髪の密度を高められます。
一般的なトリートメントは、様々な成分が含まれているため手軽に使えるでしょう。
しかし、空洞をダイレクトに埋めたい場合に限っては、濃度が高い原液を使用する方が、忙しい方でも効率よくケアできます。
この方法を活用すれば、中身がぎゅっと詰まることで髪1本1本に本来のハリが戻り、見た目の印象も変わるはずです。
髪をとかす前に付けると良いとされる理由
ケラチン原液を付けた後、ドライヤー前にブラッシングを行いましょう。
ブラシの歯が髪1本1本をセパレートし、成分を毛先までムラなく均一に運ぶ役割を果たしてくれます。
手でなじませるだけでは届きにくい深部まで成分を届けるために、浸透力を高めるアイテムとして使ってみてください。
ドライヤーの熱がポイント!成分を定着させるステップ
ケラチンなどのトリートメント成分は、適切な塗布と乾燥工程によって髪表面に密着・被膜化しやすくなります。
以下のシンプルな手順で、成分を効率よく髪になじませましょう。
- 成分を定着させるドライヤーの手順
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- タオルドライ:成分がなじみやすい湿った状態にする。
- ケラチン塗布:ダメージ部分を中心に揉み込む。(こすりすぎない)
- ブラッシング:ブラシを通して全体にムラなく広げ、キューティクルを整える 。
- ドライヤー:温風で形を整えながら乾かし、最後に冷風で仕上げる。(表面が整いツヤが出やすくなる)
ドライヤーの熱で髪の構造が永久に変わるわけではありませんが、物理的に吸着・被膜化することで質感を高めてくれます。
丁寧に行えば、夕方のまとまりに差が出るはずです。
高級ブラシでも100均でも中身が整えば仕上がりは変わる!
土台となる髪の中身がスカスカの状態では、高級ブラシの性能も十分に発揮されません。
逆にいえば、ケラチンで中身を補えば、手頃なブラシでも十分なツヤを実感できます。
道具を買い替える前に、今の習慣にケラチンを加えることから始めてみてください。
※参考:「ケラチン原液」を使いこなす!ヘマチンとの併用でサロン級ケアを実現する方法
サラサラ髪をキープするための正しい髪のとかし方
良いブラシを用意しても、使い方が間違っていては髪を傷めてしまう原因になります。
髪の摩擦を抑え、ツヤを引き出すための正しい手順を確認しましょう。
毛先からやさしくとかす!いきなり根元からとかすのはNG
ブラッシングをする際に、いきなり根元から一気にブラシで梳かしていないでしょうか?
絡まりがある状態で上から無理に引っ張ると、髪に大きな負荷がかかり、切れ毛や抜け毛の原因になります。
まずは毛先のもつれをやさしくほぐしてから、次に中間、最後に根元からという順に進めましょう。
ブラシが引っかかる場所があれば、無理に力を入れず、一度指で軽くほぐしてから再度ブラシを通すようにしてください。
急がば回れという言葉通り、毛先から段階的にほぐすことが、結果として一番早く、そして髪を傷めずにきれいに仕上げる近道となります。
ケラチンやオイルは髪をとかす前につける!
先ほどご紹介したケラチン原液や、お手持ちのヘアオイルを付けるベストなタイミングは、ブラッシングの前です。
事前にこれらのケア剤をなじませておくと、ヘアブラシの通りが滑らかになり、摩擦によるダメージを抑えるクッションの役割を果たしてくれます。
また、ケア剤を髪に付けた後にブラッシングを行うと、手だけでは届きにくい髪の内側まで、成分を均一に付けられるでしょう。
ブラッシング前にケア剤を仕込む習慣をつけるだけで、成分の浸透が良くなり、仕上がりのツヤとまとまりに大きな差が生まれます。
忙しい人はシャンプー前と寝る前にブラッシング!
毎日のブラッシングが大切だと分かっていても、なかなか時間が取れないという方は、以下の2つのタイミングを意識してみてください。
- 忙しい方におすすめのタイミング
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- シャンプー前:髪や頭皮に付いたホコリを浮かせて絡まりを取っておくと、シャンプーの泡立ちが良くなり、汚れが落ちやすくなる。
- 寝る前:ブラッシングで絡まりをリセットしておくと、寝返りによるダメージを軽減できる。
この2回のブラッシングを習慣化するだけで、翌朝の髪の扱いやすさが変わり、結果として朝のヘアセットの時間を短縮できます。
濡れた髪へのブラッシングだけは絶対にNG!
髪は濡れるとキューティクルが開き、非常に傷みやすい状態になります。
濡れたまま無理にとかすのは絶対にやめましょう。
- お風呂上がりにするべき手順
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- タオルでやさしく水気を取る
- 粗めのクシで軽く整える程度に留める
- ドライヤーでしっかり乾かす
- その後にブラッシングを行う
このように、ブラッシングは髪が乾いている時に行うというルールを徹底してください。
それだけで不必要なダメージを未然に防げます。
さらに詳しいブラッシングの効果や、髪質に合わせたブラシの使い分けについて知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
※参考:ブラッシングで髪は変わる?本当の効果と使い方、ベストタイミングを知ってる?
ブラシと中身のケアで、忙しくてもパサつかないツヤ髪へ
ここまで、ブラッシングで髪が潤う理由と、夕方のパサつきを防ぐコツを解説しました。
表面を整えるだけでなく、内側の空洞化をケラチンで補うのが、一日中ツヤを保つ近道です。
毛先からやさしく髪をとかし、ドライヤーで成分をなじませる新習慣をぜひ試してみてください。
高価なアイテムに頼らなくても、正しい知識と少しの工夫で、夕方まで指通りの良いツヤ髪は作れます。
まずは今日から、自分に合ったケアを始めてみてはいかがでしょうか?
ライター:メガネ
美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。
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