ブラッシングは、髪をきれいにする上で欠かせない方法です。髪の毛だけでなく、頭皮の状態を整えるためにも使える方法なので、正しいブラッシング方法覚えておくことが大切です。
実は、状況によってはブラッシングをしないほうが良いケースもあります。正しいブラシの使い方をしないと効果が半減してしまうので、注意点についても把握しておくことが大切です。髪をきれいに整えたい方は、ブラッシングについてより詳しく理解しておくと良いでしょう。
ブラシの本当の役割と効果
ブラッシングをするためには、ヘアブラシを用意しておく必要があります。ヘアブラシは髪を梳かすためのアイテムですが、正しく使えば次のような効果が実感できます。
- ブラッシングの効果
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- 絡まった髪の毛を整えることができる
- 汚れを除去しやすくなる
- 髪のセットがやりやすくなる
つまり髪の毛を整えられる上に、髪が引っ張られることで、頭皮の血行にもいい影響を与えられます。ヘアブラシの中には、頭皮を直接刺激できるものまであるので、髪と頭皮の両方をケアできる一石二鳥のアイテムともいえるでしょう。
効果《1》絡まった髪の毛を整えることができる
ブラッシングは絡まった毛先をほぐすことができるため、きれいな状態をキープする上で欠かせないアイテムの一つです。髪の毛が絡まる原因の一つは、キューティクルの引っ掛かりが関係しています。ブラッシングによってキューティクルが整えられ、結果的に毛先の絡まりを抑えられるのです。
キューティクルが整えられると、髪の毛にツヤが出やすくなります。さらに髪の毛についた皮脂が均等に分散させられるので、そのおかげで髪にツヤが出やすくなるでしょう。髪の毛がゴワゴワして困っている方こそ、ブラッシングを活用してみてはいかがでしょうか。
※参考:ゴワゴワの髪の毛をサラサラにすることは可能?普段のセットを楽になる方法
効果《2》汚れを除去しやすくなる
ブラッシングは、皮脂が均等に分散できるだけでなく、髪の毛に付いた汚れを除去しやすくなります。
- ブラッシングで落とせる汚れの一例
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- ホコリ
- 花粉
- 不要な皮脂汚れ など
このように様々な汚れをブラシの毛先に付着させ、落としやすくしてくれます。髪の毛に付いた汚れをそのままにしていると、毛穴にまで影響して薄毛の原因になってしまいます。頭皮に自信がない方も、ブラッシングの習慣をつけておくと良いでしょう。
効果《3》髪のセットがやりやすくなる
ヘアケアやスカルプケアだけでなく、ブラッシングはヘアセットのためにも使えます。例えば毛先に絡まりがなくなれば、それだけでヘアセットがやりやすくなります。
- ブラッシングでヘアセットがやりやすくなる一例
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- ヘアアイロンが使いやすくなる
- スタイリング剤が髪の毛に馴染みやすくなる
- 理想の形に整いやすくなる
このように髪をセットする前にブラッシングをしておくだけで、かなりのメリットを感じやすくなります。
ブラッシングに効果的なブラシの種類
ブラッシングで使うヘアブラシには、いくつか種類があります。使い分けができるようになると、より髪の毛をきれいに整えられるでしょう。
- おすすめの種類
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- 髪の毛にツヤが欲しい人は天然毛ヘアブラシ
- 絡まった毛先をほぐす時はスケルトンブラシ
- 頭皮のために使うならパドルブラシ
上記以外のヘアブラシもありますが、使いやすくておすすめのヘアブラシのみを紹介しています。自分に合ったヘアブラシを見つけてブラッシングしてみてください。
種類《1》髪の毛にツヤが欲しい人は天然毛ヘアブラシ
まず髪の毛にツヤを出したい方は、天然毛ヘアブラシを使うと良いでしょう。猪毛や豚毛といった種類が一般的で、毛先に皮脂が付いています。
ブラッシングをするだけでもツヤが出やすくなるため、気軽に髪をケアしたい方にもおすすめです。さらに、プラスチックなどで作られたヘアブラシに比べて、静電気が起きにくいところもポイントといえるでしょう
- 天然毛のヘアブラシの種類の一例
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- ロールブラシ:ドライヤーで乾かしながらカールを作る時に役立つブラシ
- クッションブラシ:クッション性が高く、やさしくブラッシングできる
ロールブラシやクッションブラシといった、天然毛で作られたヘアブラシには種類も豊富です。用途によって使い分けてブラッシングができるようになると、さらに髪の毛の状態を整えやすくなります。
種類《2》絡まった毛先をほぐす時はスケルトンブラシ
毛先が絡まったままブラッシングをすると、キューティクルがボロボロになって逆効果になってしまいます。そうならないためにも、毛先をほぐしやすいスケルトンブラシを使ってみてはいかがでしょうか。
スケルトンブラシは、目の粗いところが特徴のヘアブラシです。絡まりにくさが特徴といえるでしょう。本格的にブラッシングをする前に、スケルトンブラシを使うだけで毛先がほぐれやすく、時短にもつながります。
種類《3》頭皮のために使うならパドルブラシ
ヘアブラシは髪の毛だけでなく、頭皮に対しても使えるものまであります。それがパドルブラシです。クッション性が高く、髪の毛や頭皮に使っても刺激を抑えられるため、髪の毛に自信がない方こそ試してみると良いでしょう。
毛先が丸くなっており、ブラシを直接頭皮につけてもダメージが少なく、刺激によって血行がよくなるものも少なくありません。木製のパドルブラシを使えば、静電気が起こりにくく、よりやさしく髪の毛をブラッシングできるでしょう。頭皮にも髪の毛にも、両方ブラッシングができるヘアブラシを探している方におすすめです。
※参考:頭皮マッサージで大事なのは○○?おすすめのアイテムと選び方まで紹介
ブラッシングで髪や頭皮を綺麗にするための本当のやり方
ヘアブラシは正しく使わないと、ブラッシングの効果が実感できないばかりか、逆効果になってしまうことも少なくありません。
- ヘアブラシの使い方の基本
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- 濡れた髪をしっかり乾かす
- 絡まった毛先をほぐす
- ほぐれた毛先からゆっくり上から下に向けてブラシを通す
上記のように、ブラッシングの前に髪を乾かしましょう。そして毛先をほぐしてから、やさしく髪を梳かすようにしてください。無理やりブラッシングをしないことが、髪をきれいに整えるポイントです。
ブラッシングをするベストタイミング
ブラッシングをやりすぎると、摩擦によって髪の毛が傷んでしまいます。逆効果にならないためにも、ブラッシングをするベストタイミングを知っておきましょう。
- ブラッシングをするベストタイミング
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- 髪をセットする前
- 髪を洗う前
- 夜に寝る前
大きく分けてこの3つです。アイロンなどのダメージを抑えるためにも、ヘアセットの前のブラッシングは必須になります。
※参考:軟毛でもアイロンを使っていい?おすすめの髪型と選び方もまとめてみた
さらにシャンプー前のブラッシングも、髪が濡れた時のダメージを抑えられるでしょう。寝ている時の髪の摩擦もカバーできるので、寝る前のブラッシングも大事になります。
ブラッシングをしないほうがいいケース
ブラッシングをしないほうが良いケースもあります。それは、大きく分けて2パターンです。
- ブラッシングしないほうがいいケース
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- 髪が濡れている時
- ブラシが汚れている時
まず、髪が濡れている状態でブラッシングをしないでください。髪に湿気が残っていると、キューティクルが開いており、ブラッシングの摩擦により髪がボロボロになってしまいます。濡れ髪専用のブラシなどを使わない場合は、必ずブラッシングを控えてください。もちろん濡れ髪専用のブラシであっても、髪はやさしく扱わないと逆効果になってしまいます。
また、ヘアブラシが清潔な状態でない場合、これも髪や頭皮のダメージとなってしまうかもしれません。特に頭皮に雑菌が繁殖し、荒れてしまうリスクが高まります。
ブラッシングは髪をきれいにする基本!頭皮も整えやすくなるから試してみよう
ブラッシングは髪の毛だけでなく、頭皮にもいい効果を発揮してくれる方法です。髪や頭皮についた汚れを浮かせてくれる上に、頭皮の血行を良くしてくれるため、髪の毛に自信がない方ほどブラッシングを活用してみると良いでしょう。
ただし、やさしくブラッシングをしないと、切れ毛が増えてボロボロになってしまいます。髪の毛が引っ張られすぎて頭皮の負担にもなりかねません。逆効果にならないためにも、やさしくブラッシングをするように心がけましょう。
ご参考になれば幸いです。