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正しくは薄毛ではありません!細毛や軟毛は髪質が変わらないと悩む人へ

2023年6月23日

髪の毛が細毛で軟毛だと、何かと不便に感じることもあるでしょう。
悩んでしまっている人もいるかと思いますが、少なくとも薄毛ではないので安心してください。

中には細毛や軟毛でもないケースもあるので、まずはあなたがどんな髪質なのか知りましょう。

仮に細毛や軟毛であっても、やり方次第では悩みを和らげることは可能です。
正しいやり方でないと、うまく対策できないので、原因に合わせた方法を紹介しています。

そもそもあなたは本当に細毛で軟毛?

今までよりも、髪の毛が細くなってきたと思うと、誰でも悩んでしまうもの。
しかし、それはただの思い込みの可能性があります。
細毛や軟毛には、それぞれ特徴があるので、確かめてみてください。

細毛で軟毛か判断できるチェック項目
  1. 抜けた髪の毛の両端を持つ
  2. 片方の手を離す
  3. 髪の毛が下に垂れるか確認する
  4. 下に垂れたら細毛で軟毛

この方法を試してみて、髪の毛が下に垂れるのなら、細毛で軟毛の可能性があります。
そこまで垂れさがらないのなら、まだまだ細毛でもありません。
気にしすぎると、逆に髪の毛を細くさせてしまうので、予防を徹底しておきましょう。

細毛とは?

そもそも細毛という言葉が強すぎて、髪の毛が細いと薄毛だと認識している人がいます。
結論から言ってしまうと、「細毛=薄毛」というのは間違いです。

細毛はあくまで、髪の毛全体が細くなっているだけ。薄毛には直結しません。
しかし、髪の毛が細いと頭皮が透けるなど、気になるところが増えてしまいますよね。

※参考:髪の分け目をなくしたい…悩みがあるなら原因をチェックして対策!

もともと髪の毛というのは、日本人だと平均で0.08mmとされています。
これよりも細いと細毛かと思うかもしれませんが、じつは欧米人だと0.05mmと比較的細いです。

細毛は弊害があるのは確かですが、細いからダメだともいえないのを覚えておいてくださいね。
薄毛でもないので、髪型の選び方やケアの方法次第では、そこまで気にする必要はありません。

軟毛とは?

細毛とセットで間違われがちですが、軟毛も別のものだと思っていいでしょう。
名前のとおり、軟毛とは柔らかい髪の毛のこと。
細いと柔らかくなるのは確かですが、「細毛=軟毛」でもありません。

ただし、軟毛に限っても同じで、頭頂部が潰れるなどの悩みが深刻です。

※参考:頭頂部も含めた髪のボリュームの悩み…共通点から言えるのは間違えた対策

もともと軟毛になるのは、キューティクルの厚さが人よりも薄いと髪の毛が気になりだします。
人によって幅がありますが、キューティクルの幅が160〜610nmだと平均的です。

(1)エピキューティクル(epicuticle)
キューティクルの一番外側に存在し、ほぼ10nmの厚さがあって、脂質とケラチンタンパク質より構成される。(以下略)
(2)エキソキューティクル(exocuticle)
厚さ約100〜300nmでシスチン含量の多い(総アミノ酸の約20%を占める)非晶質なケラチン層である。(以下略)
(3)エンドキューティクル(endocuticle)
厚さは約50〜300nmと変化のある層である。
※引用:日本化粧品技術者会SCCJより

このように、仕組みがわかれば、軟毛であっても対処しやすくなるので覚えておきましょう。

しかし人によって、なぜここまでの違いが出るのか気になる人もいるかと思います。
原因がわかれば、対策がしやすくなるので、以下でまとめてみました。

どこまでが薄毛?細毛で軟毛になる原因

軟毛で薄毛になるのは、しっかりと原因があります。
何もしなくても髪の毛の状態が変わる人もいますが、中には自分が原因で、細毛で軟毛になる人もいるようです。

  • 生活習慣の乱れ⇒後天的
  • 加齢⇒後天的
  • 間違えたヘアケア⇒後天的
  • 生まれつきや遺伝⇒先天的

主にこの4つが原因です。

上の3つは、自分のしたことが原因で髪質を変えてしまっています。
しかし、生まれつきや遺伝に関しては、生まれた時からの細毛で軟毛です。

ちなみに、中には病気などの症状のひとつで薄毛になる人もいます。
原因は別のところにあるので、以下の記事を参考にしてみてください。

※参考:女性でも起こりうる脱毛症…種類によって対策が違うが基本は頭皮に注目!

原因①生活習慣の乱れ

まず最も多いパターンが生活習慣です。
生活習慣といわれてもよくわからない人は、以下の4つを振り返ってみましょう。

どの生活習慣も、血液の流れを悪くさせて、ヘアサイクルを乱します。
ホルモンバランスが乱れるケースもあり、髪の毛が正常に成長できず、細毛や軟毛になっているのかもしれません。

原因②加齢

また、加齢によっても、細毛や軟毛に関係があるとされています。

そもそも年齢が高くなるにつれて、徐々に体の機能は低下するもの。
毛細血管も少なくなり、代謝も低下していくため、同じ習慣を繰り返しても髪の毛の必要な栄養も足りなくなるわけです。

高齢になれば、細毛や軟毛を克服できないのかも…と、不安になる人もいるかと思います。
確かに元の状態に戻すのは難しくなりますが、それ以上髪の毛を細くて柔らかくならないように、予防することは可能です。
やり方次第なので、安心してくださいね。

原因③間違えたケアを続けている

女性なら誰でもヘアケアを毎日しているでしょう。
じつはそのやり方を間違えていて、その影響で細毛や軟毛になっているかもしれません。

  • シャンプーを毎日1日2回以上している
  • 頭皮用のブラシでゴシゴシこする
  • トリートメントを頭皮に付けている など

上記のようなケアをしているのなら、すぐにでもそのやり方はやめたほうが無難です。
間違えたケアを続けていると、髪の毛が元気に育ちません。

ヒョロヒョロの髪の毛になってしまうので、正しいヘアケアについて知っておきましょう。
詳しくは以下で紹介しています。

原因④生まれつきや遺伝

過去も現在も細毛で軟毛なら、それは生まれつきです。
遺伝によって、髪の毛の状態は決まっています。
血縁関係がある人の周辺で、似たような悩みがあるのなら、遺伝を疑いましょう。

もちろん遺伝といっても、似たような食生活や習慣をしているだけの可能性もあります。
髪の毛を極端に太くするのは難しいかもしれませんが、予防することは可能です。

細毛で軟毛のための対策

細毛で軟毛の悩みがあれば、誰でも少しでも髪を太くしたいと思うはずです。
極端に太くするのは難しいケースもあります。
しかし、どんな人でも正しく対処すれば、それ以上状態が悪化するのを阻止できるので安心してください。

長期的な対策:食事や睡眠

まず、髪の毛を細くさせないためには、長期的視点が大事です。
髪の毛は1ヶ月で1cmほどしか伸びません。
長期で育てる意識がないと続かないので、気長に付き合っていきましょう。

その付き合い方としては、「食事」と「睡眠」を意識するのがおすすめです。
食事は「髪の毛を育てるための対策」、睡眠は「効率化のための対策」だと思ってください。

必要な栄養
  • たんぱく質:重要
  • 亜鉛:補助
  • ビタミン:補助

食事に関しては、栄養を意識しましょう。
髪の毛の材料でもあるたんぱく質を中心に、健康的な食生活が大事です。

※参考:髪の毛に悩みがあるのなら栄養の見直し必須!どうなったら何をするべき?

睡眠に関しては、質を上げる努力をしましょう。
寝る前に部屋を暗くして、一定時間スマホを見ないだけでも質は変わります。

睡眠の質を上げるための対策
  • 薄暗くてオレンジ色の照明を付ける
  • スマホを置く場所を遠くに置けるようにする
  • 正しく動くエアコンが付いている など

寝不足にならないように生活できれば、代謝がよくなって、効率よく栄養が髪の毛まで届きますよ。

※参考:寝不足になると薄毛になる?理屈では本当だから気軽にできる方法まとめ

短期的な対策:ヘアケア方法を変える

すぐにでも髪質を変えたいのなら、ヘアケアの方法を見直しましょう。
基本を守りながら、あなたの希望の髪質に合わせた方法を見つけてみてください。

ヘアケアの基本
  • 基本①頭皮からきれいにしていること
  • 基本②シャンプーの選び方が1番大事
  • 基本③トリートメントばかり追い求めない

ヘアケアの基本が知りたい人は、以下の記事で紹介しています。
細毛で軟毛だと、シャンプーやトリートメントを要チェックです。

※参考:きれいにならない人!あなたはヘアケアの基本を知らない!正しいやり方伝授

すぐに対策したい:髪型を変える

さらに、すぐ雰囲気を変えるためには、髪型選びも大事になります。
以下のような髪型に変えると、それだけで細毛や軟毛の悩みが思ったより良くなるかもしれません。

おすすめの髪型
  • ショートヘア
  • 動きが出せるレイヤースタイル
  • パーマスタイル など

どの髪型に関しても、軽く見せることが大事になります。
細毛や軟毛に強い美容師を見つけられると、スムーズに髪型を提案してくれるでしょう。

また、セットの方法にも注意してください。

なるべくスタイリング剤は、重くならないものを選ぶのが基本です。
例えば、ファイバータイプのワックスだと、重みでペタンコのシルエットになってしまいます。
それ以外の軽く仕上がるものを見つけてみてくださいね。

細毛で軟毛を頭皮から変えるなら育毛剤もひとつの方法

細毛で軟毛に悩んでいる人は、薄毛でもないのでそのあたりは安心してください。

ただし髪の仕上がりには、悩みが出てきてしまうので、ある程度の対策は必要になります。
習慣を変えるのが難しいと感じる人は、育毛剤を導入してみるのもひとつの方法です。
簡単にケアができるので、対策の第一歩として試してみましょう。

慣れてきたら、生活習慣やシャンプー、トリートメントの見直しを始めてみてくださいね。

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