「たたら製鉄の里」で大迫力の樹上アスレチックを遊ぶ！【フォレストアドベンチャーたたらの里／島根県雲南市】

かつて「たたら製鉄」で栄えた雲南市吉田町の緑豊かな森の中で遊べる、アスレチック・アクティビティ。

アドベンチャーコース（身長１４０ｃｍ～）とキャノピーコース（身長１１０ｃｍ～）の２コースあって、子どもから大人まで夢中になれるアスレチックがいっぱい！

アドベンチャーコースでは、最高高さ20m・長さ170mの「川越えジップスライド」や、オプションで選べる「エキサイトプラン」など、まるでターザンのような大迫力の体験ができます。

ファミリー、カップル、グループはもちろん、修学旅行や野外研修などの団体貸切もOK！
非日常のアドベンチャーに時を忘れる休日はいかがですか？

※予約優先（当日受付も可）
※スポーツに適した服装と手袋（軍手・スポーツグローブなど）が必要です（手袋は現地販売あり）

山陰初上陸！　自然の森をいかした大迫力のアスレチック・アクティビティ。

松江自動車道「雲南吉田IC」から車で約３分。
中国山地ののどかな山里の中に『フォレストアドベンチャーたたらの里』はあります。

かつて「たたら製鉄」を支えた豊かな山林が、壮大なアスレチックに！
木々に架けられたワイヤーロープを滑る「ジップスライド」や、約９mの樹上から眼下のネットにダイブする「ターザンスイング」など、ワイルドなアクティビティを楽しめます。

高い所が苦手な人でも楽しめる「キャノピーコース」があるのもうれしい！
どこまでも広がる森と澄みきった空気の中で、童心に還る休日を過ごしませんか？

「思った以上に本格的なアスレチックでびっくりした！」
「森の中を駆け巡るジップスライドが最高に気持ちいい」

と、来場者アンケートの89％が「非常に満足」。みんなが夢中になれるアクティビティが満載！

雲南市吉田町には「たたら製鉄」にまつわる歴史的な街並みや史跡・博物館・和カフェ・鉄製品のショップなどもあって、大人がゆったり過ごせる。

（写真は「田部家土蔵群」）

車で約15分走れば温泉が３カ所あって、運動後にサッパリしたい方におすすめ！
（出雲湯村温泉（漆仁の湯・国民宿舎清嵐荘）・塩ヶ平温泉）

身長と難度で選べる２コース＋１オプションプランで、豊富なアクティビティを満喫！　～ コースと内容 ～

『フォレストアドベンチャーたたらの里』には、子どもから大人まで遊べる豊富なアクティビティがあります。コースは以下の２つから選べて、それぞれ身長と難度で区分けされています。

・アドベンチャーコース（身長１４０ｃｍ～）
・キャノピーコース（身長１１０ｃｍ～）

さらに「アドベンチャーコース」のオプションとして追加できる、高難度の「エキサイトプラン」もあり！
お好みのコースで森の冒険を楽しめます。

アドベンチャーコース-スタンダードプラン-

全４サイト・３７アクティビティの基本的なコース。
平均10ｍ以上の高さを安全帯を装着して楽しめます。

コース中最も高いスポットは、なんと約15ｍ！
これは５階建てのビルくらいの高さで、迫力満点です。
コース内には以下のようなアクティビティ（一例）があって、スリルと爽快さを楽しめます。

ジップスライド …　全４サイトの全てにある、ワイヤーロープにぶら下がって空中を滑走できるアクティビティ。特に「サイト４」にある最高20m、長さ170mの「川越えロングジップスライド」は、『フォレストアドベンチャーたたらの里』の一番の目玉！

シャッフル　…　２本のケーブルを歩くようにして空中を進むアクティビティ。

フェルベルトブリッジ　…　はしごのような足場が途中で半回転、または一回転しているアクティビティ。ねじれた足場を上手く渡れるかどうかが勝負！

キャノピーコース

全４サイト・３７アクティビティからなる初心者コース。
サイトとアクティビティの数は「アドベンチャーコース」と同じですが、最高高さ約８mと「アドベンチャーコース」と比べると低めです。

なので身長110cm～139cmまでのお子さんや、高い所が苦手な大人でも楽しめます。ですが以下のような難易度が高めのアクティビティも混じっているので、スリルや迫力もちゃんと味わえます。

タロワール　…　吊られた踏板を渡るアクティビティ。踏板が揺れて、かつ間隔が板ごとに微妙に違うので歩くのが難しい！

ジャングルクロッシング　…　１本のフットケーブルを、感覚が広めに垂らされたロープを伝って渡るアクティビティ。

フライングカーペット　…　空飛ぶ絨毯をイメージした、大きめの足場がほどよく揺れるアクティビティ。

アドベンチャーコース-エキサイトプラン-

「アドベンチャーコース・スタンダードプラン」にさらに難度の高いコースを加えたプラン。
「スタンダードプラン」の４サイト37アクティビティに、さらに１サイト４アクティビティが加わります。

最大の目玉はパーク全体の最難関・難易度４の「ターザンスイング」！
約９mの樹上から眼下のネットに飛び込む絶叫系のアクティビティで、フリーダイビングのようなスリルを楽しめます。

アクティビティの難易度は１～４まで設定されていて、１～３までが各サイトにバランスよく配置されている（難易度４のアクティビティは「エキサイトプラン」のみ）

どれも落下防止の安全帯を装着して遊ぶので、お子さんや高いところが苦手な人でも安心！

「たたら製鉄」を支えた豊かな山林を、今の時代に活かす。～ 雲南市吉田町の昔と今 ～

『フォレストアドベンチャー・たたらの里』がある雲南市吉田町は、かつて「たたら製鉄」が栄えた山里でした。

「たたら製鉄」には３日３晩に渡って燃やし続ける炉の燃料＝木が欠かせません。だから雲南市吉田町では、豊かな山林を代々大切に守りながら受け継いできました。

単に木を伐るだけでなく、苗を植えて、育てて、牛に運ばせて、その牛のフンを田畑のたい肥にする――そんな「循環型社会」のさきがけの地だったのです。

日本国内に唯一現存する「たたら製鉄」の菅谷高殿（すがやたかどの／「たたら製鉄」の炉や、それに風を送る鞴（ふいご）などが設置された建物）。

側には「たたら製鉄」の守り神「金屋子神（かなやごかみ）」が降臨したと伝わる桂の巨木がそびえている。

ですが豊かな山林資源をもとに栄えた林業は、国内の木材需要の減少や、外国産木材との価格競争、職人の後継者不足などによって、木材の利用推進だけでは成長が望めないという課題を抱えています。

そこで吉田町の美しい山々と立派な木々を活用するために、「山林の空間活用＝フォレストアドベンチャー」を始めたのです。

「さらに『フォレストアドベンチャーたたらの里』は、雲南市吉田町の地域活性化事業『たたらの里プロジェクト』の一環でもあります」

と、運営元の株式会社たなべたたらの里・地域開発部の井上保樹さん。

「かつて『たたら製鉄』の最盛期には、1万人もの人々が吉田町に暮らしていました。ですが現在の人口は1500人以下で、山の手入れが行き届かず、間伐（弱い木や生えすぎた木を間引くこと）や、枝打ち（余分な枝や枯れた枝を落とすこと）、下草刈り（木の周りの雑草や小木を刈って、木が健全に育つ環境を整えること）などが十分できなくなっています。これ以上人が減り、里山に人が住まなくなってしまえば、山はさらに荒れてしまいます」

そのため吉田町にさまざまな仕事を生み出して、定住人口を増やすことを目指しているそうです。かつて先人たちが行っていた、山林資源を活用した循環型コミュニティの再生を目標にしています。

『フォレストアドベンチャーたたらの里』は、そんな吉田町の再生事業のひとつ。
爽快な山林アドベンチャーを楽しんで、「たたら製鉄の里」の歴史に触れてみませんか？

かつて大勢の職人や商人たちが行き交った風情ある町並みは、大人のそぞろ歩きにピッタリ！

たたら製鉄の歴史が分かる「鉄の歴史博物館」や、鉄製品のショップ、古民家カフェ、和菓子屋さん、料亭など、立ち寄りスポットもいろいろあり。

吉田町の「たたら製鉄」を取り仕切ってきた田部家の土蔵群。
20棟もの大きな白壁の土蔵が山々の緑と青い空に映える。

往時の「たたら製鉄」の繁栄を物語る、貴重な建物。

鉄製品のショップ「奥出雲前綿屋 鐵泉堂（てっせんどう）」。
１年に２度行われる「田部家のたたら吹き」から生まれた高純度の玉鋼「真火鐵（しんかてつ）」で作った鉄製品が並ぶ。

オリジナルデザインのゴルフパターや包丁・ナイフ・鉄瓶など、こだわりのプロダクトは必見！　「たたら製鉄」の炉などを模した店内も情緒たっぷり。

『フォレストアドベンチャーたたらの里』から車で約３分、松江自動車道沿いの「道の駅たたらば壱番地」。

米の名産地としても知られる吉田町の美味しいお米や野菜、雲南エリアのお土産がいっぱいで、 レストランでは地元産のそば粉を100%使った十割そばが食べられる。

「道の駅たたらば壱番地」内にある「出雲前綿屋ままたまご」。

奥出雲産の自然飼料と天然水を与えて平飼いで育てた八雲鶏の卵を、こだわりのプリンやスイーツ・軽食などにアレンジしている人気店。

取材協力・ 写真提供： フォレストアドベンチャー・たたらの里／無断転載禁止
ライター：風間梢（プロフィールはこちら）