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ダムの見える牧場|放牧牛とのふれあい・バター作り・農業体験|奥出雲町

2024年9月21日

牧場 奥出雲の尾原ダムを見下ろす山肌にある牧場。
牧歌的な風景の中で、牛とのふれあいやバター作り・農業体験などを楽しめます。

牛の放牧を眺めながら座れるベンチなどもあり、尾原ダムを真上から見渡せる展望台も!
竹林を焼き畑したエリアなど、壮大な風景の中をハイキングするのもオススメです。

住所:島根県仁多郡奥出雲町佐白529-1
電話:090-7893-6024(面代/オモジロ)
入場時間:10:30~15:00
定休日:なし
(年中無休)

奥出雲の尾原ダムを見下ろす展望抜群の牧場!

尾原ダム

奥出雲の尾原ダムは、ダム湖「さくらおろち湖」の美しさで知られています。
春は沿岸に桜が咲き誇り、夏は新緑、秋は紅葉に包まれます。

そんな美しいダムを見下ろす丘にあるのが、『ダムの見える牧場』

ホルスタイン種・ジャージー種・ブラウンスイス種の牛を63頭放牧しています。

放牧牛

放牧牛を間近で見られる牧場は、全国的にもレア!

おとなしくて可愛い牛さんとふれあったり、搾りたての生乳(せいにゅう)でバター作りを体験したり、広大な牧場で農業体験をしたり、アルプスのハイジになった気分で過ごせます。

牧場見学 牧場見学と体験は、スタッフが作業などで手が離せなかったり、留守にしていることもあるので、必ず事前に予約しましょう。
(電話またはメール)

牧場に出入りする時は、消毒マットで靴裏を消毒するのも必須です。
口蹄疫などの恐い病気から、可愛い牛さん達を守るためにご協力を!

最大のダム 尾原ダムは中国山地から流れ出て、出雲平野に至る斐伊川(ひいかわ)水系で最大のダム。

巨大なダムの機構や、広々としたダム湖の風景も絶景♪

「ダムの見える牧場」の牧場体験 ~牛の餌やり・バター作り・農業体験ほか~

バター作り

『ダムの見える牧場』では、牧歌的な風景の中でいろんな牧場体験ができます。
牛のエサやり・バター作り・農業体験など、ダムを見渡す奥出雲の牧場で気持ち良く汗を流せます。

定番の「牧場体験とバター作り」のほか、四季と牧場のロケーションに合わせたオリジナル体験もコーディネートしてもらえます。

「こんな事をしてみたい!」
といったお問い合わせやリクエストも受け付けているそうです。

※すべて要予約

①牧場体験とバター作り

牧場体験とバター作り

「ダムの見える牧場」の定番体験プラン。

まずは牧場を見学して、牛とのふれあいや餌やりを楽しんでから、搾りたての生乳(せいにゅう)でバターを作ります。
出来たてのバターの試食もできて、子どもから大人まで大好評!

ふだん何気なく食べているバターがどのように出来るのかが分かります。

料金:3,000円
所要時間:約60分
受付時間:11:00~15:00
体験期間:4月~11月
(12月~3月下旬はお休み)
お申込みフォーム:https://okuizumo.org/jp/plantour/detail/1818/

②もりとはたけとうしのがっこう

もりとはたけとうしのがっこう

もりとはたけとうしのがっこう

『ダムの見える牧場』の敷地内で、いろんな自然体験や農作業体験ができます。
決まったプランは無く、季節とリクエストに応じていろんな体験をさせてもらえます。

たとえば山を探検したり、竹でコップや炭を作ったり、ドングリを拾って食べたり植えてみたり……。

牧場と奥出雲の四季を感じながら、自然の不思議と素晴らしさを学べます。

料金:体験内容によって異なります
所要時間:
受付時間:11:00~15:00
お問い合わせフォーム:https://s-orochi.org/mhu/contact/


団体さんの体験や行事もOK! 小学校の遠足や写生大会など、団体さんの体験や行事もOK!

アウトドア競技の会場になることもあり、アイデア次第で奥出雲の大自然を満喫できます。

「ダムの見える牧場」ってどんな牧場? 深く知ればより楽しい!

牧場と山の環境

「『ダムの見える牧場』では、牛が自由に歩き回って暮らしています。それに人間が関わって、牛もまた人間と関わって、牧場と山の環境が醸成されています」

こう語るのは、『ダムの見える牧場』代表の大石亘太さんです。

全国的にも珍しい「放牧酪農」を実践しながら、奥出雲の山の保全と再生に取り組んでいます。

牧場と山の環境

牧場と山の環境

「“放牧”と言うとヨーロピアンなイメージが強いかもしれませんが、日本にも弥生時代から牛がいて、奥出雲では“たたら製鉄”の鉄の運搬や農耕などに活躍してきました。牛乳を絞ったり、その牛乳からバターを作ったりする“酪農”は明治時代以降に発展しましたが、奥出雲では古代から人と牛とが共生し、その関わりが里山と山の環境を育んできました。そんな歴史がある奥出雲で、人と牛と自然が織りなす営みと、それらが造り上げていく風景をぜひ体感してみてください」

フレンドリー 「ダムの見える牧場」は、放牧が主体の珍しい牧場。

訪問者に見えやすい場所に牛がいて、フレンドリーに近寄ってきてくれるロケーションは全国的にもレア!
間近で見る機会があまりない牛さんと楽しくふれあえます。

牛の種類 『ダムの見える牧場』にいる牛の種類は、ホルスタイン種40頭・ジャージー種3頭・ブラウンスイス種20頭。
このうち牛乳を搾っているのは、白黒のホルスタイン種のみ。

茶色いブラウンスイス種も美味しい牛乳を出しますが、こちらは近所のブラウンスイス種専門の牧場から預かっていて、搾乳(さくにゅう)はお休みして山守がわりに放牧しています。

「ダムの見える牧場」が目指すもの ~奥出雲の伝統を復興して山の環境を再生~

山の環境を再生

『ダムが見える牧場』の経営方針は、“牛を健康に長く飼育すること”。
これを実現するために、放牧がとても役立っているそうです。

「『ダムが見える牧場』の放牧地は、もともと放棄された竹林でした。竹は驚くほど繁殖力が高く、放置するとみるみる根を張って、タケノコを生やしながら山にはびこってしまいます。それを地元の乳製品メーカーで放牧酪農の先駆けでもある木次乳業さんや、島根大学さんの力を借りて、段階的に切り開きながら酪農地に転換しています。竹林は開拓後、牛を放牧しながら数年間タケノコ狩りをすれば、牛が歩ける放牧地に変わります。こうして竹の繁殖を抑えながら、山の荒廃を防いでいます」

と大石さん。

人と牛との共生と協働は、“たたら製鉄”の時代から連綿と続く奥出雲の伝統。
それを新たな形で構築し、山との環境を保全しています。

大石さん

大石さんとスタッフの面代さん達

さらに大石さんとスタッフの面代さん達は、奥出雲をはじめとするさまざまな地域の民俗調査や、種の保存活動なども行なっています。

在来作物(その地域で昔から栽培されていた特有の作物/奥出雲の正月カブなど)や、山菜などの採取草木の聞き取り調査は、「日本農業遺産」に認定された奥出雲町の食文化の継承を目指すもの。

ほかにも地域文化の図書資料の整理など、さまざまな活動を行っています。

『ダムの見える牧場』の多方面への取り組み。
放牧牛がのどかに草を食む「放牧酪農」の現場から、山村の再生が始まっています。

レジャースポットがいろいろ! 周辺エリアにもレジャースポットがいろいろ!

地元野菜がメインのヘルシーなランチバイキングが食べられる「道の駅おろちの里(写真)や、泊まれる博物館として知られる「奥出雲多根自然博物館」、日帰り温泉「佐白温泉 長者の湯 」など、大人から子どもまで楽しめます。

さくらおろち湖 さくらおろち湖 」と呼ばれる尾原ダムのダム湖も、おすすめのレジャースポット。
夏はシーカヤック体験、春や秋はウォーキング・サイクリング・トレイルランニングなど、季節ごとのアクティビティが豊富です。

毎年10月頃に開かれる「さくらおろち湖祭り」では、ご当地グルメや特産品のお店がズラリと並び、ボート競技なども開催されます。

さくらおろち湖周辺を100%楽しむサイト:https://www.sakura-orochi.jp/

ダムの見える牧場

- DATA
ダムの見える牧場

HPhttp://s-orochi.org/mhu/school/
Facebookhttps://www.facebook.com/damunomierubokujo
メール:damlookfarm@gmail.com

住所:島根県仁多郡奥出雲町佐白529-1

電話:090-7893-6024(面代/オモジロ)
入場時間:10:30~15:00
定休日:なし(年中無休)

取材協力・ 写真提供: ダムの見える牧場/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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