美容室に通いだすと、「白髪ぼかし」という言葉を耳にしませんか?
名前を見ればわかるかもしれませんが、白髪を隠すためのヘアカラーです。
ただの白髪染めではありません。
それは料金を診れば一目瞭然。
少し高いから、気になるけど挑戦するのは躊躇すると思った人もいるでしょう。
白髪ぼかしが高いのには理由があるので、仕組みなども含めて紹介します。
できるだけ安く抑えたい人は要チェックです。
白髪ぼかしハイライトとは
白髪ぼかしといっても、様々な種類がありますが、一般的なのは白髪ぼかしハイライトです。
ハイライトというヘアカラーの技術を使って、白髪を見えにくくします。
これにも種類がたくさん用意されていますが、ハイライトを使うのはどれも同じ。
毛束をとり、その部分だけを明るく染めるのが特徴です。
- 白髪ぼかしハイライトの意味
-
- 白髪は究極に髪を明るくした状態と同じ。周辺の毛を明るくしていれば、白髪があるのかわかりにくくなる!
白髪を染めるのではなく、活かしてしまうのが白髪ぼかしのポイントとなります。
白髪染めで髪の色が暗くなるのが嫌だった人は、ちょうどいいヘアカラーですよ。
白髪ぼかしのメリット
-
- 白髪が目立ちにくくなる
- 白髪染めより染める頻度が少なくて済む
- 髪色が明るくなっておしゃれを楽しめる
白髪ぼかしのいいところは、白髪が目立ちにくくなるのはもちろん、ヘアカラーの頻度が少なくなります。
白髪をぼかした染め方なので、根元が伸びてきても、ある程度なら我慢できます。
染めた後の境目が、白髪染めよりは目立ちにくくなるので、頭皮や髪の毛の負担は抑えられるでしょう。
頭皮の負担を抑えると、薄毛などのトラブルが避けられるのはかなり魅力的ですよ。
※参考:頭皮の乾燥は良くない…薄毛が進むため要注意!原因と正しい対策とは?
しかも白髪染めにはできない、髪色を明るくできる点も大きなメリットです。
白髪のために髪色を暗くしたくない人は挑戦してみてください。
白髪ぼかしのデメリット
-
- 技術や経験が長い美容師さんを見つける必要がある
- 毛先や頭皮のケアを入念にしないといけない
- 人によっては派手に感じる時もある
とはいえ、白髪ぼかしは万能ではありません。
白髪ぼかしというのは、ハイライトやハイトーンなどを使うからです。
そのため、技術力や知識、経験が豊富な美容師さんでないと失敗する可能性があるので注意しましょう。
しかも、髪を明るくする施術は、髪や頭皮の負担も大きくなります、
ヘアケアだけでなく、スカルプケアも入念にしておきましょう。
※参考:スカルプケアとヘアケアの違いとは?髪をきれいにしたいなら両方大事!
また髪の毛を明るくすると、今まで白髪染めの色に慣れていた人からすれば、派手に見えるかもしれません。
不安がある人は、1度美容室で相談してから決めても遅くないですよ。
白髪ぼかしが高い?料金の相場
白髪ぼかしは魅力的な部分がたくさんありますが、一部の人には高いという声もあります。
そこで白髪ぼかしの料金の相場がいくらなのか見てみましょう。
- 白髪ぼかしの料金の相場
-
- 通常のヘアカラーの料金+5,000円前後が一般的
- 白髪ぼかしハイライトだと、10,000円ほど
また、美容室によっては、10枚で○○円という表記もあるでしょう。
これは白髪ぼかしハイライトをする時に、アルミホイルを使って髪を染めます。
そのアルミホイルを使う時の枚数で、値段が決まるというわけです。
どちらにしても、白髪ぼかしハイライトは、通常の白髪染めよりは高くなります。
施術内容が複雑だからです。
できるだけ白髪ぼかしを安く済ませたい人は、ハイライトではなく、シンプルなカラーメニューを選びましょう。
ファッションカラーで、髪全体を明るくしてもらう方法も中にはありますよ。
ただし、この場合も白髪の量や希望の髪型によって、できる時やできない時があるので要注意です。
白髪ぼかしをした後には根元だけ染めるリタッチが必要
白髪ぼかしは、染めた直後は白髪が目立ちません。
ただし、しばらくしたら白髪がどうなるのか気になりませんか?
- 白髪ぼかしをした後に伸びた髪の状態
-
- 白髪染めよりは目立ちにくいけど、全然気にならないわけではない!根元だけ染めるリタッチが必要!
白髪ぼかしといっても、1度染めたらリタッチに通う必要はあります。
白髪染めよりは頻度は抑え気味になるので、そこまで不安になる必要はありません。
ちなみに、リタッチとは伸びた髪の毛だけを染める施術のことです。
根元の白髪と黒めに染めた毛先の境界線が目立つので、リタッチを続ける人がほとんどではないでしょうか?
白髪ぼかしのリタッチのやり方
白髪ぼかしといっても様々な種類があるように、リタッチにもいくつかの種類があります。
- リタッチのやり方の一例
-
- 髪全体を明るくしてぼかす場合;通常のファッションカラーのリタッチと同じ<
- ハイライトを使う場合:毛先に合わせてハイライトを根元から入れる
- 両方使う場合;最初に根元だけ明るくしてからハイライトを入れる
大きく分けて、この3パターンです。
もちろん、美容師さんの技術力や経験、センスによってやり方はそれぞれ違います。
提案してくれた美容師さんを信じて、その指示に従ってくださいね。
リタッチができない人はこうする
ただし、白髪ぼかしのリタッチには、とても技術力が必要になります。
新しい美容室で白髪ぼかしのリタッチをお願いしたとしても、断られるケースも実は珍しくありません。
特に、ヘアカラーの知識が浅い美容師さんだと、高確率で「できない」と断られるでしょう。
その場合はハイライトではなく、ファッションカラーで根元全体をリタッチしてみてください。
通常のヘアカラーができる美容師さんでも、簡単にリタッチしてもらえますよ。
白髪ぼかしのヘアカラーの一例
では、白髪ぼかしとはどんなもの?と思っている人のために、一例をまとめてみました。
特に、白髪ぼかしとして一般的な「ハイライトを使った種類」に絞り込んでいます。
ハイライトといっても種類があり、太いものと細いハイライトの違いについてチェックしておきましょう。
ハイライトを太くした場合
明るくする毛束を多めにとって、太めのハイライトにすると、髪全体が明るくなったように見えます。
明るいところと暗いところに差ができて、立体感のある髪型に仕上がる点がポイントです。
- おすすめの人
-
- デザイン性が高くて、髪を明るくするために白髪ぼかしを活用したい人!
ハイライトのメリットを存分に活かすなら、太めにしてもらうのがおすすめです。
もちろん、白髪量は極端に多くないタイミングで取り入れてみてくださいね。
ハイライトを細くした場合
あまり派手にしたくない人は、染める毛束の量を減らしてもらいましょう。
細いハイライトだと、パッと見てもハイライトだとわかりにくく、少し髪色が明るくなった程度に抑えられます。
- おすすめの人
-
- 自然な白髪ぼかしハイライトを希望している人こそおすすめ!
細めの白髪ぼかしハイライトは、白髪量がより少なくないと違和感が出てしまいます。
15%ほどの量でないと挑戦しにくいので注意しましょう。
また、細めのハイライトこそ、美容師さんの技術力が必要です。
信頼できる美容師さんを見つけてから、細めの白髪ぼかしに挑戦してみてくださいね。
白髪ぼかしを長く楽しむためにも、スカルプケアをして白髪の予防を意識しよう!
白髪ぼかしができるのは、じつは白髪量がそう多くない人に限ります。
あくまで白髪を染めずに、わからなくさせる技術だからです。
白髪が多すぎると隠しきれなくなるので、できるだけスカルプケアを毎日続けるようにしてくださいね。
スカルプケアといってもやり方は様々。
育毛剤を付けて頭皮マッサージをするだけでも、白髪の予防になるので、習慣化を目指しましょう。