エポラコラムサイト

「シャンプーのたびに色落ち…」と悩む方へ。ヘアカラーが長持ちする正しいケア方法

2025年8月20日

ヘアカラーを美容室できれいに染めてもらった場合、「今回は長持ちするといいな」と思っていても、日々のシャンプーで少しずつ色が抜けて、がっかりした経験はないでしょうか?

その色落ちの主な原因は、毎日何気なく使っている「シャンプー」とその「洗い方」にあるのかもしれません。

今回では、ヘアカラーを1日でも長く楽しむために、シャンプーの「選び方」「洗い方」、そして「最適なタイミング」まで、知っておきたい知識を網羅的に解説します。
毎日の習慣を少し見直すだけで、お気に入りの髪色はもっと長持ちするはずです。

シャンプーの影響で髪色が長持ちできない本当の原因

「せっかくきれいに染めたヘアカラーが、思ったより早く色落ちしてしまう」と感じる原因は、紫外線や髪のダメージなど様々ですが、毎日の「シャンプー」に大きな原因が隠れているケースも珍しくありません。

以下では、シャンプーが色落ちを引き起こす主なメカニズムである、「洗浄成分」と「pHバランス」という観点から、その理由を詳しく解説します。

もちろん、ヘアカラーが長持ちしない原因はシャンプーだけではありません。

もし、他の原因にも心当たりがある方は、以下の記事で幅広い対策をご紹介していますので、あわせてご覧ください。

※参考:ヘアカラーをしていて色落ちが気になる人はするべき方法3選!40代以上の人は特に必見

洗浄成分でキューティクルに悪影響を与える

毎日使うシャンプーが、ヘアカラーの色落ちを早めてしまう原因のひとつになっている可能性があります。
その鍵を握るのが、シャンプーの「洗浄成分」です。

市販されているシャンプーの中には、洗浄力が比較的強い、ラウレス硫酸ナトリウムなどの高級アルコール系と呼ばれる成分を主成分にしているものも少なくありません。

こうした洗浄成分は、汚れをしっかり落とす一方で、髪の表面を覆うキューティクルに負担をかけ、開かせてしまう性質があるので、これには注意しておきましょう。

ヘアカラーの染料は、このキューティクルの内側に定着しているため、シャンプーによってキューティクルが開いてしまうと、その隙間から染料が少しずつ外へ流れ出てしまいます。
これが色落ちの大きなメカニズムです。

つまり、ヘアカラーを長持ちさせるシャンプーを選ぶには、まずこの「洗浄成分」がどのような種類なのか把握しておくことが、とても大切になります。

シャンプーの洗浄成分の種類や特徴については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

※参考:シャンプーは洗浄成分で変わる!正しい選び方とそれぞれの特徴まとめ

phのバランスが崩れてキューティクルに悪影響を与える

シャンプーの洗浄成分とあわせて、もうひとつ色持ちに大きく関わっているのが「pH(ペーハー)」という、酸性・アルカリ性の度合いを示す数値です。

健康な髪や肌は、pH4.5~5.5程度の「弱酸性」に保たれています。
この弱酸性の状態のとき、髪の表面にあるキューティクルはキュッと引き締まり、内部の染料や栄養分を守っています。

しかし、洗浄力の強いシャンプーの中には、アルカリ性に近いものもあり、これがヘアカラーを長持ちさせない原因のひとつとされています。
アルカリ性のシャンプーで髪を洗うと、髪が本来の弱酸性からアルカリ性に傾き、引き締まっていたキューティクルが開いてしまうからです。

さらに、開いたキューティクルの隙間から、シャンプーのたびに染料が少しずつ流れ出てしまいます。
これがシャンプーによる色落ちのもうひとつの原因です。

そのため、ヘアカラーを長持ちさせたい場合は、洗浄成分だけでなく、髪と同じ「弱酸性」のシャンプーを選びましょう。

カラーを長持ちさせる「シャンプーの選び方」のポイント

シャンプーが色落ちの原因になり得ることを解説しましたが、逆に言えば、シャンプー選びこそが、色持ちを良くするための最も身近な対策と言えます。

では、具体的にどのような点に注目して選べば良いのでしょうか?

以下では3つの観点から、選び方のポイントを詳しくまとめてあります。
ご自身の髪の状態に合わせて、最適なシャンプーを見つけるための参考にしてください。

髪にやさしい弱酸性シャンプーを選ぶ

上記で解説した通り、ヘアカラー後の髪を健やかに保つには、髪を本来の「弱酸性」の状態に保つことが大切です。
そこで、シャンプー選びの最初のポイントは、「弱酸性」と公表された製品を選びましょう。

弱酸性のシャンプーは、髪や頭皮に不必要な刺激を与えにくいように、pHが調整されています。
製品によっては、クエン酸などの成分でpHを調整しているものや、酸性の特性を持つ植物由来の成分が配合されているシャンプーも珍しくありません。

こうしたシャンプーを見つけられると、カラーリングでアルカリ性に傾いた髪を、本来の安定した状態へと整えられます。
さらに、開いていたキューティクルが引き締まり、染料が流れ出るのを防げるようになるでしょう。

特に、植物由来の成分など、髪にやさしい自然派のヘアケアに興味がある場合は、以下の記事でアイテム選びのポイントを詳しく解説しています。

※参考:自然派が好きな人が選ぶべきヘアケアアイテムはコレ!おすすめの選び方

ヘマチンなどのケア成分の有無を確認する

洗浄成分やpHとあわせて、シャンプー内の「ケア成分」の有無も、色持ちを左右する大切なポイントです。

ヘアカラー後の髪は、ダメージによって染料が流れ出やすい状態になっているため、保湿成分や補修成分が配合されたシャンプーを見つけられれば、髪に潤いを与え、染料の流出を穏やかにする効果が期待できます。

中でも特に注目したいのが、「ヘマチン」という成分です。
ヘマチンは、髪の主成分であるケラチンと結合し、ダメージ部分を補修する働きがあります。

このヘマチンは、傷んだ髪の表面に、キューティクルに似た保護膜を形成できる成分です。
染料が外に流れ出るのを防ぎ、色持ちを良くする助けになってくれるでしょう。

シャンプーを選ぶ際は、成分表示にも少し目を向けて、こうしたケア成分が含まれているかを確認してみてください。

カラーシャンプーを使用する

これまでご紹介したシャンプー選びとは別に、より積極的に色持ちを良くするための「カラーシャンプー」という選択肢もあります。

これは、シャンプー自体に染料が配合されており、洗うたびに少しずつ髪に色素を補給することで、ヘアカラーの褪色を穏やかにしてくれるアイテムです。

おすすめの使用するべきタイミング
  • 色落ちが早い「アッシュ系」や「ピンク系」の髪色をキープしたい時!

カラーシャンプーの効果をきちんと得るためには、少し使い方のコツがあります。

カラーシャンプーの使い方のコツ
  • シャンプーをつけたらすぐに洗い流さない
  • 3〜5分ほど時間をおくように意識する
  • 色素が髪に浸透するのじっくりと待つ

また、製品によって推奨される使用頻度が異なるため、説明書をよく確認しておきましょう。

ただし、カラーシャンプーはあくまで色素を補うことが目的なので、髪のダメージ補修効果はあまり期待できません。
普段お使いのトリートメントなどと上手に併用してみてください。

髪色を長持ちさせる髪の正しい洗い方とNG行動

カラーヘアに合ったシャンプーを選んだら、次のは「洗い方」の見直しです。
どんなに良いシャンプーを使っても、洗い方が正しくなければ、その効果を十分に引き出せません。

ヘアカラー後の髪は、とてもデリケートな状態です。
染料の流出を抑えるためには、毎日のシャンプーで、いかに髪への刺激を減らせるかが鍵となります。

以下では、色持ちを良くするための「正しい洗い方の手順」と、多くの方が無意識にやってしまいがちな「NG行動」についてまとめました。

色落ちを防ぐシャンプーの正しい洗い方

せっかく髪にやさしいシャンプーを選んでも、洗い方が間違っていると、色落ちを早めてしまう可能性を高めてしまいます。

そこで、日々のシャンプー方法を見直しましょう。
きれいな髪色を保つためには、以下の手順を意識してシャンプーを使ってみてください。

色落ちを防ぐ正しいシャンプーの洗い方
  1. まずは「予洗い」で、お湯だけでしっかり流す:まずは38度くらいのぬるま湯に設定し、髪と頭皮を1〜2分ほどしっかりと洗い流す。
  2. シャンプーは「頭皮」を洗う意識でやさしく:手のひらでよく泡立ててから、髪ではなく頭皮にシャンプーを付ける。指の腹を使い、爪を立てずに、頭皮をマッサージするようにやさしく洗うこと。
  3. 「すすぎ」は、洗う時以上に時間をかける:シャンプー剤の洗い残しは、頭皮のトラブルや色落ちの原因にもなるため、洗った時間の倍くらいの時間をかけて、髪のぬめりが完全になくなるまで丁寧にすすぐ。
  4. トリートメントは「毛先中心」につける:水気を軽く切ってから、トリートメントを毛先中心になじませる。

ゴシゴシと強く洗うのではなく、それぞれの工程をやさしく丁寧に行いましょう。
これが結果的に色持ちを良くするコツです。

色落ちがしやすくなるNG行動

正しい洗い方を解説しましたが、同時に、多くの方が無意識にやってしまいがちな「色落ちを早めるNG行動」についても確認しておきましょう。

よくあるNG行動
  • 熱いお湯でのシャンプー:熱すぎるお湯は、キューティクルを開かせて染料を流出させるだけでなく、頭皮の乾燥も招いてしまう。
  • シャンプーを直接髪につけて泡立てる:シャンプーの原液を直接髪につけてゴシゴシと泡立てる行為は、摩擦で髪を傷める原因となる。
  • 髪の毛そのものをゴシゴシ擦り洗いする:シャンプーの目的は、主に頭皮の汚れを落とすこと。髪の毛自体は、泡がなじむだけで十分。
  • 濡れた髪を、自然乾燥させる:濡れた髪は、ダメージを受けやすいだけでなく、雑菌が繁殖しやすい状態でもあるため、お風呂から上がったら、すぐにドライヤーで乾かすこと。

「シャンプーの選び方」と「日々の洗い方」の2つを見直すだけで、お気に入りのヘアカラーを、より長く楽しめるようになります。

髪を染めた当日のシャンプーは良い?最適なタイミングを解説

美容室で髪を染めた日や、ご自宅でセルフカラーをした日、「今日の夜、シャンプーしても良いのかな?」と迷った経験はないでしょうか?
結論から言うと、染めた当日のシャンプーは避けるのが望ましいです。

ヘアカラー後に最適なシャンプーをするタイミング
  • 最低でも24時間、できれば48時間は時間をおいておくと、きれいな髪色をできるだけ長持ちできるようになる。

当日ではなく、ヘアカラー後は、48時間経過してからシャンプーを使いましょう。

その理由は、ヘアカラーの染料が髪の内部で完全に定着し、発色しきるまでに、ある程度の時間が必要だからです。
染めた直後の髪は、キューティクルがまだ少し開いており、染料も不安定な状態にあります。

このタイミングでシャンプーをしてしまうと、開いたキューティクルの隙間から、定着しきっていない染料がお湯と一緒に流れ出てしまい、色落ちの大きな原因となってしまいます。

染めた後の1〜2日間は、染料を髪の内部にしっかりと「閉じ込める」ための大切な時間だと覚えておくと、うっかりシャンプーしてしまうのを防げるかもしれません。

シャンプーだけでは髪色を長持ちする地震がない人はコレを試してみて

これまで、ヘアカラーを長持ちさせるためのシャンプーの選び方や、正しい洗い方について解説しました。

しかし、どんなにやさしく洗っても、カラーリングを繰り返した髪は、染料を留めておくための「髪の体力」そのものが低下している状態です。
ダメージによってキューティクルが傷つき、内部が空洞化した髪は、シャンプーのたびに染料が流れ出しやすい「穴の空いたバケツ」のようなものだと思っていいでしょう。

そのため、色持ちを良くするには、洗い方と同時に、このダメージを補修し、染料が流れ出ないように髪の内部をしっかりと満たすことが、何よりも大切になります。

そこで、毎日のケアに加えて、髪を内側から集中補修できるアイテムを取り入れましょう。
特に、2種類のケラチンを高濃度に配合した、毛髪美容液「エポハリツヤケラチンエッセンス」がおすすめです。

「エポハリツヤケラチンエッセンス」がおすすめな理由
  • 髪の内部からダメージを集中補修:大きさの異なる2種類のケラチンが、髪の内部に浸透。カラーなどで傷んだ髪を補修し、しなやかな状態へと導いてくれる。
  • ドライヤーの時短と熱ダメージ予防:ケラチンが持つ水を弾く性質で、ドライヤー時間を短縮。熱に当たる時間が短くなることで、さらなるダメージを防ぐ助けにもなる。

お風呂上がりのタオルドライ後、洗い流さないトリートメントとしてスプレーするだけの手軽さも魅力です。

シャンプーとあわせた根本的なダメージケアで、きれいな髪色を長く楽しみましょう。

※商品詳細:エポハリツヤケラチンエッセンス

毎日のシャンプーを見直して、きれいな髪色を1日でも長く楽しもう

今回は、ヘアカラーを長持ちさせるための、シャンプーという切り口から、選び方、洗い方、そしてタイミングまで詳しく解説しました。

ヘアカラーの色持ちは、美容室での施術だけでなく、ご自宅での毎日のシャンプー習慣が大きく影響しています。
何気なく使っているシャンプーを変えるだけでなく、洗い方を少し意識するだけでも、色の抜け方は変わってくるものです。

ヘアカラーを長持ちさせるポイントの一例
  • 洗浄成分やpHに注目したシャンプーの選び方
  • 髪をいたわる優しい洗い方
  • 時にはケラチンなどの補修成分をプラスするケア

これらを組み合わせることが、お気に入りの髪色を長く保つ秘訣と言えるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、日々のシャンプー習慣を見直し、きれいな髪色を少しでも長く楽しんでください。

Related Posts
関連記事

メニュー
epauler公式ショップ