乾燥しやすい髪質の人は、朝にしっかりセットしても、外出中に髪が広がって困ってしまったことがあるでしょう。
乾燥がひどいと悩む人なら、1度は経験する悩みだと思います。
そんな人の中には、自分で髪を乾燥させてしまっている習慣が身についてしまっているかもしれません。
ちょっとした勘違いでも、簡単に乾燥しやすい髪質になってしまうので注意しましょう。
乾燥しやすい髪質の特徴で自分に当てはまるのかチェック
乾燥しやすい髪質になってしまうと、ちょっとしたことで髪型が崩れてしまいます。
乾燥した髪は、湿気を吸収しやすくなるからです。
パサパサしてきたと感じるのなら、早めの対策が必要になります。
そこで乾燥しやすい髪質だと自覚してもらうために、乾燥しやすい髪質の共通する悩みについてまとめてみました。
乾燥しやすい髪質の特徴
乾燥しやすい髪質の特徴としては、次の3パターンです。
- 乾燥しやすい髪質の特徴
-
- 髪のダメージがひどい
- 髪が細くなってきた
- くせ毛で困っている
髪の毛が乾燥すると、パサつきを感じる機会が増えてくると思います。
それが乾燥の前兆だと思っておきましょう。
髪のダメージがひどい
特に頻繁に美容室で施術を受けている人は、乾燥しやすい髪質になっていると自覚しましょう。
パーマやヘアカラーなどの施術は、髪の表面にあるキューティクルを壊すことで、希望の髪型に仕上げる施術だからです。
ダメージが深刻になり、髪内部の保湿成分が流出して、乾燥しやすい髪質になっていきます。
髪が細くなってきた
細毛になればなるほど、ちょっとした刺激でも髪の毛が耐えられなくなります。
つまり髪が細くなった時点で、乾燥しやすい髪質になっているのだと思っておきましょう。
特に施術をしなくても、加齢などで頭皮が弱っていくと細毛に変わっていきます。
※参考:正しくは薄毛ではありません!細毛や軟毛は髪質が変わらないと悩む人へ
くせ毛で困っている
くせ毛も乾燥しやすい髪質のひとつです。
ただし、くせ毛そのものが乾燥しやすいというわけではありません。
くせ毛の悩みが深刻になると、多くの人がヘアアイロンや縮毛矯正などで髪をまっすぐにしようと、くせ毛の悩みをおさえようとすると思います。
その結果、キューティクルがボロボロになって、乾燥しやすい髪質に生まれ変わってしまうわけです。
乾燥しやすい髪質の注意点
乾燥しやすい髪質だと実感があるのなら、特にお風呂の入り方に注意しましょう。
髪の毛は湿気があるとキューティクルが開いて、ダメージから無防備な状態になります。
キューティクルは髪の毛表面にある組織で、摩擦などの外部のダメージから守ってくれるものです。
開いた状態となれば、少しのダメージでキューティクルが剥がれて、乾燥しやすい髪質に徐々に変化していきます。
そうならないためにも、お風呂の入り方には注意しましょう。
以下の記事で詳しくまとめてあるので、乾燥しやすい髪質で今以上に髪を悪化させたくない人は要チェックです。
※参考:髪の毛にいいお風呂の入り方3選!効率よく美髪になりたい人は実践してみよう!
乾燥しやすい髪質になる原因
乾燥しやすい髪質の人は、最初からそんな髪質ではなかったはずです。
ほとんどの人は、生まれてすぐは健康的な髪の毛をしています。
それなのに乾燥しやすい髪質になっていったのには、はっきりした原因があるからです。
- 乾燥しやすい髪質になった原因
-
- 間違えたケアをしている
- パーマやカラーなどの施術を頻繁にしている
- くせ毛の悩みがひどい
少なくとも上記のような原因が考えられます。
どれか1つでも当てはまるのなら、今までの習慣を見直してみましょう。
原因《1》間違えたケアをしている
髪がパサつくとわかっていれば、ほとんどの人は入念にケアを始めるようになると思います。
- よくある勘違いしたヘアケア
-
- 髪が濡れたままアイロンを使う
- 髪が濡れたままでブラッシング
- 劣化したヘアオイルをそのまま使っている など
しかし、その方法を間違えていれば、徐々に乾燥しやすい髪質に変わってしまうでしょう。
髪が濡れたままアイロンを使う
まず濡れた髪は繊細なので、いつもより丁寧に扱いましょう。
キューティクルが開いている状態でアイロンを使えば、髪内部の水分が蒸発する上に、髪の毛そのもののダメージも深刻になります。
特にヘアオイルをつけた後に、乾かさずにアイロンを使わないようにしてください。
髪が濡れたままでブラッシング
ブラッシングに関しても同じです。
お風呂で髪をブラッシングしてからトリートメントを付けるのはいいことですが、濡れた髪は引っ掛かりやすくなっています。
無理やりブラッシングをすれば、トリートメントを付けてもキューティクルが剥がれやすくなるでしょう。
劣化したヘアオイルをそのまま使っている
また、ヘアオイルに関しても、劣化したものを使うと乾燥しやすい髪質になります。
例えば、外出した時に紫外線によって油焼けを起こして、ダメージがひどくなるでしょう。
髪にいいとされるヘアオイルは、長期間放置していないものだけを使うようにすれば安心です。
原因《2》パーマやカラーなどの施術を頻繁にしている
パーマやカラーを頻繁にしている人も、乾燥しやすい髪質になっています。
キューティクルを無理やり開いて、成分を浸透させてから髪型を整えるからです。
また、髪の毛は弱酸性からできていますが、パーマやヘアカラーで使う薬剤はアルカリ性のものばかり。
髪の負担が大きくなるので、頻繁に続けると乾燥しやすい髪質になってしまいます。
できるだけ美容室に通うのは3か月に1回程度に頻度を抑えて、髪の毛の負担を少なくしてあげましょう。
原因《3》くせ毛の悩みがひどい
上記でも紹介しましたが、くせ毛そのものは乾燥しやすい髪質ではありません。
パッと見た感じでは、乾燥しているように見えます。
そのため、乾燥しやすい髪質のひとつだといわれるわけです。
ただし、くせ毛で深い悩みを抱えている人は、ヘアアイロンや縮毛矯正といった施術を頻繁にやってしまいます。
これが影響していて、乾燥しやすい髪質に変わってしまっているわけです。
もともと髪の毛はたんぱく質でできており、ヘアアイロンは熱によって髪の形状を変えます。
熱に弱い髪の毛はアイロンを毎日使うだけで、乾燥しやすい髪質に変わってしまい、より悩みが深刻になってしまう人も少なくありません。
縮毛矯正に関しても、ヘアアイロンを使うのですが、さらにアルカリ性の薬剤もたっぷりつきます。
どちらもくせ毛の悩みを抑えやすいものばかりですが、頻繁に活用するのが乾燥しやすい髪質に変えてしまう原因となり得るものです。
くせ毛であっても、頻度を落として使えば、乾燥の悩みを克服できます。
乾燥しやすい髪質の対処方法
乾燥しやすい髪質の人は、できるだけ予防を意識をするのが最も大切です。
それは、髪の毛が死んだ細胞だから。
ダメージを受けた髪の毛を元に戻すのは大変で、余計に時間とお金などの労力が必要になります。
それなら、比較的続けやすい乾燥しにくい髪質になるように、コツコツと予防対策を続けるようにしましょう。
予防を意識するのは基本
乾燥しやすい髪質にならないために、何を予防するべきかわからない人は、まず保湿に力を入れてみてください。
保湿といって様々な方法がありますが、最初はシャンプーの見直しをしてみましょう。
※参考:シャンプーは洗浄成分で変わる!正しい選び方とそれぞれの特徴まとめ
上記の記事のように、洗浄成分をチェックして洗浄力の弱いシャンプーに変えてみてください。
シャンプーは皮脂を洗い流すアイテムのため、洗浄力が強いとすぐに髪は乾燥してしまいます。
成分名などは上記の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
さらにドライヤーの扱い方にも注意しましょう。
極めて近い距離からのドライヤーの風は、髪を保湿していても熱によるダメージで髪がボロボロになって乾燥します。
せめて、ある程度の距離を守ってドライヤーを使いましょう。
また、ヘアオイルなどの保湿するトリートメントを付けてから乾かすと、ドライヤーの熱から守ってくれます。
季節によっては、エアコンを使う人は少なくないと思いますが、風が常に当たって乾燥しやすい髪質になる原因となります。
これもひとつの予防となるので、エアコンのある部屋で長時間いる予定があるのなら、座る位置なども考えてみてください。
予防するのにおすすめアイテム
乾燥しにくい髪質になるためには、保湿するのは当たり前の対策です。
とはいえ、保湿ができるアイテムはたくさんあります。
その中でもヘアミストを使ってみましょう。
ヘアミストとは、水分が多いアウトバストリートメントのひとつです。
水分が多いと、髪内部に成分が浸透しやすいので、化粧水の感覚で使ってみてください。
ヘアクリームやヘアオイルなどと複数使いをする予定なら、ノンシリコンタイプのヘアミストを選ぶのがベストです。
誤った情報で乾燥しやすい髪質になっていない?正しいケアを意識して習慣化しよう!
乾燥しやすい髪質だと感じる人は、ダメージ毛やくせ毛といった共通の髪の毛をしています。
自覚がある人は、早めに対策が必要です。
髪の毛は死んだ細胞だからこそ、早めに予防を始めて悪化させないようにしましょう。
また、細毛になるとキューティクルなどのダメージをカバーできる組織が少ないため、これも乾燥しやすくなる髪質のひとつです。
特に美容室で施術を受けていなくても、徐々に乾燥しやすい髪質となっていきます。
相性の悪いスカルプケアを続ければ、誰でも細毛になっていくので要注意です。
※参考:女性が湯シャンをしていいの?正しいやり方とやっていい人の特徴
育毛剤などの頭皮用の化粧水を使って頭皮も保湿をしておけば、細毛になるリスクをおさえられます。
シャンプーの見直しも必須なので、これも早めの予防を始めておきましょう。