ポニーテールは、全体的にすっきりとした印象に仕上がるヘアアレンジですが、人によっては生え際が目立つようになり、こめかみや頭頂部まで気になり始め、最終的にはポニーテールにできないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、生え際やこめかみ、頭頂部までカバーできるポニーテールのアレンジ方法があります。気軽にポニーテールを楽しめる簡単な方法も紹介しますので、薄毛が気になり始めた方は参考にしてみてください。
ポニーテールで生え際が薄くなる理由
ポニーテールをしている方の中には、生え際やこめかみ、頭頂部が気になっている方もいらっしゃるでしょう。それは、ポニーテールにする際にきつく結んでいることが原因で、牽引性脱毛症になっているのかもしれません。
牽引性脱毛症とは、引っ張る力が強すぎて頭皮や髪の毛に負担がかかっている状態で起こります。全体的に薄くなるだけでなく、生え際や頭頂部が薄くなるのが一般的な症状です。詳しくは以下で紹介していますので、特にポニーテールをきつく結んでいる方は先にチェックしておくと、これから紹介する髪型についての理解が深まるでしょう。
※参考:ポニーテールをしているだけで薄毛になる?改善する方法は簡単だった…
一方、ポニーテールをきつく結んでいない方でも、生え際やこめかみの髪の毛が薄くなってきたと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そのような方は、牽引性脱毛症ではなく、別の薄毛の可能性を疑ってみましょう。
※参考:女性の薄毛であるFAGA(女性男性型脱毛症)とは?治療法と対策の違い
薄い生え際を見えにくくするポニーテールの結び方
生え際やこめかみが薄くなっているのを髪型でカバーすれば、ストレスなくポニーテールを楽しめます。特に重要なのが、ポニーテールの結び方です。
- おすすめのポニーテールの結び方
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- 前髪を作っておく
- 後れ毛を活用する
- ゆるく結ぶのは鉄則
特に大切なのが、ゆるく結ぶことです。ふんわり感が出せるので、仮に生え際やこめかみ、頭頂部が薄くなっていたとしても、薄毛のように見えにくくなります。さらに、前髪や後れ毛で生え際やこめかみを見えにくくするだけで、印象がかなり変わるはずです。
ポニーテールの結び方《1》前髪を作っておく
生え際やこめかみをカバーする方法として適しているのが、前髪を使った隠し方です。髪型の中でも、第一印象を決める重要な部分として知られていますが、それはポニーテールでも同じです。その中でも、以下がポニーテールをした時におすすめの前髪です。
- ポニーテールが似合う前髪の種類
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- ワイドバング
- シースルーバング
- ベビーバング
前髪を作ると、おでこ周辺を前髪で隠すことができるので、生え際やこめかみは見えにくくなります。
※参考:40代なら前髪を作る意味がある!メリットとおしゃれに見えるおすすめ3選
また、あえて薄い前髪や短い前髪にするのもおすすめです。生え際が気になる方の中にはびっくりする方もいらっしゃるかもしれませんが、ポニーテールとの相性もよく、薄毛を見えにくくするポイントさえ押さえられていれば問題ありません。詳しくは以下で紹介していますので、前髪選びの参考にしてください。
ポニーテールの結び方《2》後れ毛を活用する
後れ毛を作るのも、ポニーテールでの生え際対策に必要です。後れ毛とは、髪を結んだ時に少し毛束を下した状態の髪の毛のことを指します。
後れ毛を多めに作っておくと、下した髪の毛で生え際やこめかみが見えにくくなります。少なくとも、地肌が見える部分は後れ毛を作っておくと安心です。さらに、後れ毛の毛先にカールを作っておくと、ふんわりとした印象になり、薄毛の印象を抑えられるでしょう。
ポニーテールの結び方《3》ゆるく結ぶのは鉄則
生え際やこめかみが気になる方がポニーテールに挑戦するなら、ゆるく結ぶことだけは忘れないようにしましょう。ビジネス用途でない限り、きっちり結んでしまうと、デメリットの方が多くなるからです。
- きっちりしたポニーテールにするデメリット
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- 垢抜けたように見えにくい
- 髪や頭皮の負担が大きくなる
- 薄毛が目立ちやすい
特にふんわり感が増すので、薄毛をカバーしやすくなります。ふんわり感を出すポニーテールの作り方としては、毛束をつまんでゆるく仕上げることです。
※参考:40代のポニーテールは上品でおしゃれ!おばさんにならないアレンジまとめ
ポニーテールの生え際をカバーできるおすすめの前髪
ポニーテールをした時に目立つ生え際は、前髪を活用すればカバーしやすくなります。その中でもおすすめの前髪を3つ紹介しますので、ポニーテールで悩んでいる方は挑戦してみてください。
ちなみに、ポニーテールで生え際が気になる方の中で、以下に当てはまる方は前髪を変えてみましょう。
- 前髪を変えるべき人の特徴
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- 前髪を長めに伸ばしている
- 分け目を作っている
特にポニーテールにする予定がある場合は、生え際やこめかみが目立ちやすくなるので注意が必要です。
ワイドバングで重くカットしてもらう
ポニーテールをしている方の中で、おでこの横幅が広がっていると感じた方はワイドバングにしてみましょう。ワイドバングとは、横幅を広くして重めにカットしてもらった前髪です。薄毛の影響で重めの前髪にできない場合は、頭頂部の髪の毛を前髪にもってきてカットしておきましょう。
※参考:前髪をセルフカットで重くする方法の基本3か条!薄くて悩み中の人は必見!
前髪が重くなれば、生え際やこめかみの地肌が見えにくくなります。その結果、ポニーテールをしても薄毛のように見えにくくなるわけです。
シースルーバングでわかりにくくする
重い前髪が苦手な方は、あえてシースルーバングにしてみるのもおすすめです。
シースルーバングとは、前髪を薄くしたスタイルのことです。生え際やこめかみの地肌が見えて気になるかもしれませんが、シースルーバングはわざと地肌が見えるようにした前髪です。今のトレンドの前髪なので、薄毛で地肌が見えていると思う人はいないでしょう。
もちろん、シースルーバングにするなら、ポイントを押さえておく必要があります。
- ポニーテールでも薄毛だとバレないようにするコツ
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- こめかみ付近の前髪は重くして前髪の幅を狭くしておくこと!
シースルーバングはメリハリが大切です。全てがスカスカになっていると、さすがに薄毛に見えてしまうかもしれません。そこで、薄くした前髪以外は重くしておきましょう。このポイントさえ守っていれば、あえて前髪をスカスカにしているのだと錯覚してもらえます。
カーラーやアイロンを使って根元からふんわりさせる
ゆるいポニーテールを作れたとしても、前髪も一緒にふんわりするわけではありません。自分で前髪をふんわりさせる必要がありますので、カーラーやアイロンで根元を立ち上げてふんわりさせましょう。
カーラーを使う場合、9割ほど先にドライヤーで髪を乾かしてから、前髪をカーラーに巻き付けます。そして冷風で形を整えながら乾かすと、ふんわりした前髪をキープしやすくなるでしょう。
※参考:前髪は第一印象で大切!それなのにアイロンで失敗する人が考える大事なポイント
生え際が気になる前にポニーテールの結び方や頭皮の状態を見直しておこう!
ポニーテールはすっきりしたヘアアレンジのため、薄毛が目立ちやすい髪型とも言えます。特に生え際やこめかみが気になる方は、ポニーテールの結び方や前髪に気をつけましょう。
また、日頃から薄毛が進行しないように、頭皮の状態も整えておく必要があります。きつくポニーテールにしている方は、特に頭皮に大きな負担をかけているので、ケアは入念に行ってください。育毛剤を付けて頭皮マッサージをすると、頭皮が柔らかくなり血行も良くなります。シャンプーに関しても、頭皮が乾燥しにくくなるように、洗浄力が控えめのものを選んでみましょう。
上記がご参考になれば幸いです。