ナイトキャップというのは、基本的に髪の毛を摩擦から守るヘアケアアイテムです。
美容に興味がある女性なら、誰でも1度は目にした経験があるでしょう。
そのナイトキャップを使うにしても、薄毛で悩んでいる人は、使っていいか悩んでいませんか?
夜にかぶり物をするのは、少し抵抗を感じるのもわかります。
結論から言うと、ナイトキャップは扱い方次第で、デメリットをゼロにできるんです。
ナイトキャップの本当の使い方
ナイトキャップというのは、上記でも紹介したように「ヘアケア」のために使います。
薄毛に特化したものではないので、そのあたりには注意しましょう。
しかし、扱い方を間違えなければ、頭皮のサポートとしても役立つものです。
その理由を知るためには、ナイトキャップの本当の使い方がわかれば理解できます。
※参考:スカルプケアとヘアケアの違いとは?髪をきれいにしたいなら両方大事!
ナイトキャップを使う目的
ナイトキャップは、髪の毛を摩擦から守るためのものです。
摩擦というのは、髪の毛が擦れた時に発生します。
寝ている間にナイトキャップをかぶりますよね?
つまり、寝返りなどで髪が枕などと擦れた時に発生する摩擦から守るのが、ナイトキャップを使う目的です。
中にはナイトキャップをかぶっていても、ナイトキャップそのものに摩擦が発生するのでは?と不安になる人もいると思います。
その心配もありません。
ナイトキャップは髪を固定できるので、中で摩擦が起きないように工夫されています。
ヘアケアを意識するならナイトキャップを使うのは納得!
薄毛が気になるけど、髪の毛もきれいにしたい人は、ナイトキャップはちょうどいいアイテムです。
髪の表面にあるキューティクルが、摩擦でボロボロになるのを防いでくれます。
さらに効果をアップさせたいのなら、使われる素材を意識してみてください。
天然素材が使われたナイトキャップだと、静電気が起こりにくく、余計な刺激が少なくなります。
また、ナイトキャップを被れば、頭全体を覆っているため、保湿しやすくなる点にも注目しましょう。
この効果だけでも、乾燥によって起こる静電気を予防できます。
眠る時に被るだけで髪がきれいになるのなら、誰でも使いたくなるのも納得です。
ヘアケアを意識したい女性こそ、ナイトキャップを使ってみてください。
薄毛で悩む女性がナイトキャップを被るメリット
ここまでナイトキャップを使う意味について紹介してきましたが、じつは扱い方がわかれば頭皮にも効果的です。
薄毛で悩んでいる女性も、髪をきれいにしながらスカルプケアができますよ。
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- 寝ている間の頭皮の摩擦から守ってくれる
- 頭皮をちょうどよく保湿してくれる
- 睡眠の質が上がりやすい
このように、頭皮にもメリットがあるからです。
ナイトキャップは、髪の毛だけでなく、頭皮を整えるのにも役立つので試してみましょう。
メリット①寝ている間の頭皮の摩擦から守ってくれる
まず、ナイトキャップは髪の摩擦から守ってくれるとご紹介しました。
それがそのまま頭皮にも当てはまるので、薄毛の人がナイトキャップを使うのもメリットが大きいわけです。
頭皮が摩擦などの物理的な刺激によって炎症が起きると、傷と認識します。
先に傷を治すように体が反応するため、髪の毛を成長させる栄養が使われるのが問題。
対策ができていても、薄毛の状態はよくなりません。
寝ている時は意識がない分、起きている時に対策する必要があります。
かぶれば何もしなくてよくなるナイトキャップは、寝ている間の摩擦対策として相性がいいわけですね。
メリット②頭皮をちょうどよく保湿してくれる
また、ナイトキャップは、頭全体を覆うアイテムです。
本来は溜まるはずのない湿気が、ナイトキャップによって集められるので髪だけでなく、頭皮まで保湿ができます。
頭皮を乾燥させるのは、薄毛対策としてはあまりよくありません。
※参考:頭皮の乾燥は良くない…薄毛が進むため要注意!原因と正しい対策とは?
頭皮を保湿するためには、様々な方法があります。
他の方法はそれなりに準備などが必要になりますが、ナイトキャップは、被るだけで保湿できるので、この気軽さが大きなメリットです。
フケが出て、カサカサの頭皮だという人は、ぜひナイトキャップを利用してみてください。
メリット③睡眠の質が上がりやすい
髪の毛を成長させるためには、睡眠はかなり大事なポイントです。
※参考:運動不足だと薄毛になる?体を動かさない現代人の問題を解決する方法
寝苦しい梅雨や、寒さで眠りにくい冬だと、睡眠の質は下がり気味です。
ところが、ナイトキャップをかぶるだけで、思ったより快適に眠れるようになったという声もあります。
寝苦しい梅雨の時期だと、寝汗などのジメジメした湿気を、ナイトキャップが吸収してくれるでしょう。
寒い時期なら、ナイトキャップが頭を暖めてくれます。
それだけ寝やすい環境を作りやすいアイテムでもあるので、睡眠の質を上げてくれるはずです。
ただし、湿気が多い時期なら通気性が高い素材のナイトキャップを選んでください。
寒い時期なら、暖かい保温性が高いものを選ぶと、快適に眠れるようになりますよ。
髪には良いけど頭皮にはよくない?NGなかぶり方
ナイトキャップは、頭皮にもいいと紹介しましたが、それもこれも扱い方ひとつ。
間違えたかぶり方をしてしまうと、使う意味がありません。
NGなかぶり方を簡単にまとめてあるので、使う前に確認しておいてください。
頭皮NGなかぶり方①髪が濡れたままかぶる
まず、ナイトキャップをかぶったとしても、湿気が髪に残ったままかぶると逆効果です。
いくらナイトキャップは通気性がいいからといっても、髪が濡れていると、そこから雑菌が繁殖してしまいます。
ナイトキャップは、髪の湿気を取るヘアドライ用のキャップではありません。
髪をしっかり乾かしてから、湿気がない状態でかぶるようにしましょう。
頭皮NGなかぶり方②1日中かぶり続ける
ナイトキャップをかぶれば、快適に眠れるようになります。
しかし、かぶるタイミングは寝る時だけ。
それ以外でかぶり続ける意味はほぼありません。
かぶり心地がいいのはわかりますが、長時間かぶり続けると、汗などの影響で頭皮が荒れてしまう可能性があります。
特に汗っかきの人は要注意です。
夏場だと汗をかきやすいので、お風呂から出て火照っている時ほど、汗が引いた状態で被るようにしてくださいね。
頭皮NGなかぶり方③全く洗っていないナイトキャップをかぶる
ナイトキャップは、保湿性が高く、摩擦からも守ってくれるもの。
便利な分、しっかり手入れをしてから使うようにしましょう。
汗などの不純物が紛れ込んでしまい、雑菌が繁殖する可能性があるからです。
ナイトキャップを使ったら、せめて数日おきに洗ってください。
汗をかいたら、その日のうちに洗うのも忘れないようにしましょう。
洗い方としては、種類によって違いはありますが、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして押し洗いが基本です。
ナイトキャップは扱い方さえ間違えなければ、むしろ薄毛にいい!
ナイトキャップは、ヘアケアとして優秀なアイテムですが、扱い方を守れば頭皮にも効果的です。
できるだけ清潔な状態で、寝る時だけ使うようにしましょう。
髪に湿気が残った状態でかぶらないのも大事です。
それさえ守っていれば、頭皮が荒れるのを予防できます。
女性ならヘアケアもスカルプケアも、両方頑張りたい人が多いでしょう。
ナイトキャップは両方ともケアできるので、気になる人はすぐにでも試してみてくださいね。