寝癖というのは、誰でもつくものです。極端に悩む必要はありませんが、ここ最近寝癖がつきやすくなったという人は注意しましょう。それは、あなたの髪質が変わっている可能性があるからです。
毎日髪をセットする人ほど、ストレスを感じやすくなります。予め寝癖対策をしておくと、時短になっておすすめです。もちろん以下で詳しくポイントをまとめてあるので、要チェックです。
寝癖が付きやすくなった原因
寝癖というのは、寝ている間に髪の毛の形が変わってしまうことです。うねりがひどくなり、シルエットが崩れてしまいます。自分では何もしていないつもりでも、髪の仕組み的に、うねりや髪が広がるようになってしまうわけです。
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- 水素結合
- 髪の摩擦
- ダメージ
主にこのような原因が考えられます。どんな人でも、起こりうるものばかりなので要注意です。原因がわかれば、対策もしやすくなりますよ。事象も含めて、詳しい原因について見てみましょう。
原因①髪質によるもの
まず、寝癖がつきやすくなったと感じる人は、髪質が深く関わっています。もともと日本人は、寝癖で悩む傾向が強いとされており、硬くて太い髪の毛だと影響を受けやすいでしょう。
しかし、そんな人の多くは、生まれつき寝癖と戦ってきた人ばかりです。髪質が変わって、寝癖がつきやすくなった人は、なかなか対策ができないですよね?
そんな人は、おそらく加齢によって水素結合の影響を受けやすくなっています。水素結合とは、「髪の毛の結合が湿気によって切れて髪の毛の形状が変わること」です。
※参考:正しくは薄毛ではありません!細毛や軟毛は髪質が変わらないと悩む人へ
髪質が変わって細毛で軟毛になった人は、キューティクルが薄くなり、湿気を吸収しやすくなったというもの。どうしても、寝癖の影響を受けやすくなっています。
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- キューティクルが薄くなって湿気を吸収しやすくなった
- キューティクルがはがれやすくなって湿気を吸収しやすくなった
- 髪の毛が乾燥しやすくなって湿気を吸収しやすくなった
その他にも、このような原因が考えられます。湿気や摩擦の影響を受けやすい髪質に変われば、太くて硬い髪の毛でなくても、寝癖の影響が大きくなるでしょう。
原因②髪の毛に湿気が残っていた
また、単純に髪の毛に湿気が残っていたというケースも少なくありません。
もちろんしっかりドライヤーで髪を乾かしたつもりでも、湿気が残っていれば寝癖は誰でも起こります。髪の表面だけを乾かしても、内側に湿気が残っていれば髪の毛はうねりがちです。湿気が髪の毛内部に侵入し、結合を切って自由に髪の形を変えられるようになります。
また、湿気は髪の毛の表面になるキューティクルを開かせる効果もあるため、摩擦の影響も大きくなる点にも注意してください。
原因③髪型を変えた
髪型を変えた時も、寝癖がつきやすくなります。それは実際に髪の毛がうねった時、動きやすくなってしまうからです。以下のような髪型に変えた時は、寝癖対策を意識しましょう。
- 寝癖が付きやすい髪型の特徴
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- 極端に髪が短い
- 髪の量が少ない
そもそも、寝癖がついたと感じるのは、毛先に摩擦の影響を受けた時です。髪の毛が短いと、外ハネになって寝癖の印象が強く残ってしまいます。毛量が少ないと余計に寝癖の影響を受けやすいです。
髪型で寝癖をカバーしたいのなら、重めの髪型にしておくだけで問題ありません。毛量をできるだけ多くして、その重みで毛先が外にはねるのを抑えられるからです。髪型を変える時は注意してくださいね。
原因④ダメージがひどい
ダメージがひどい人も、寝癖の影響大です。それはキューティクルが広がって、元に戻りにくい髪質になっているからです。湿気を吸収しやすくなり、水素結合が切れやすく、うねりがすぐ出てしまいます。
もちろん摩擦の影響も大きく、寝癖がつきやすくなってしまうわけです。できるだけ髪の毛をケアしておき、寝癖がつきにくくなるように予防しておきましょう。
原因⑤眠りが浅くて寝相が悪くなっている
寝癖がつきやすくなったのは、あなたの睡眠の質が低下している可能性があります。眠りが浅くなると、寝返りの回数も増えるという話もあり、髪の毛の摩擦が増える結果となるでしょう。
- 眠りが浅い原因の一例
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- 寝る前にスマホを見ている
- ストレスが溜まっている
- アルコールを摂取している など
上記のように、寝る前の習慣を見直して、なるべくリラックスしやすい状況を作ってあげてください。寝癖だけでなく、これが直接薄毛対策にもなるので挑戦しない手はありません。
※参考:寝不足になると薄毛になる?理屈では本当だから気軽にできる方法まとめ
寝癖が付きやすくなった時にする対処法2選
寝癖で困るようになった人は、以下の方法を試してみてください。
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- 寝癖を予防してうねりを抑える
- 寝癖のついた髪の毛を直す方法を知っておく
寝癖をつきにくくする予防法で髪の毛をうねりにくくし、万が一寝癖がついたとしても、直すための方法を知っていれば安心です。両方とも難しくない方法なので、寝癖が気になる人は試してみてください。
寝癖を予防する
寝癖をつきにくくするには、まず髪を湿気から守ってください。寝る前には必ずドライヤーで髪を乾かし、アウトバストリートメントで保湿をします。
さらに髪をゆるく結んでおくと、摩擦による影響を抑えられるでしょう。もし結ぶのが面倒だというなら、ナイトキャップを使うのもおすすめです。
※参考:ナイトキャップをかぶって眠ると女性は薄毛になるの?興味があるけど踏み出せない人へ
マジックカーラーを使って、あえて寝癖の力を利用するのも効果的です。希望の髪型になるように、マジックカーラーを巻いて寝てみてください。内巻きにマジックカーラーを巻いておくと、毛流れが不揃いになる寝癖より、寝起きのセットが楽になります。
簡単に寝癖を直す方法を知っておく
仮に寝癖がついてしまったとしても、元に戻す方法を知っていれば、特にストレスを感じにくくなるでしょう。
- 寝癖を元に戻す方法
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- 髪の根元、内側まで水を濡らしておく
- ドライヤーで髪を8割ほど乾かす
- 毛先は髪を引っ張りながら乾かす
- 場合によってはアイロンを使って髪型を整える
- 最後にアウトバストリートメントを付けて湿気から守る
寝癖がついた時のセットのやり方としては、上記のように実践してみましょう。根元までしっかり濡らすことが大事になります。
また、髪の毛を濡らす時に、寝癖直しウォーターのような専用のアイテムを使うのもおすすめです。
寝癖を付きにくくするにはヘアケアとスカルプケアを同時にする必要あり!
寝癖がつきやすくなった人は、髪質が変わっただけでなく、髪型の見直しもしてみてください。湿気を吸収しやすくなり、うねりやすい髪型になっていると、余計に朝のセットが面倒になります。予防法と直し方がわかっていれば、寝癖によるストレスもなくなるでしょう。
ただし、細くて軟毛に髪質が変わってきたと思っている人は、それだけでは対策としては弱いと思っておいてください。スカルプケアとヘアケアの両方を実践しないと、今以上に寝癖がつきやすくなっていきますよ。
※参考:スカルプケアとヘアケアの違いとは?髪をきれいにしたいなら両方大事!
シャンプーだけでなく、育毛剤などの頭皮を整えるアイテムを揃えておきましょう。次に生えてくる髪の毛が、うまく育てられるように、頭皮の状態を整える必要があるからです。髪質が変われば、寝癖のつき具合も少なくなるでしょう。毎日の積み重ねが大事になるので、頭皮の状態もチェックしておいてくださいね。
ご参考になれば幸いです。