ナチュラルストレートという言葉を、美容室のメニュー表やSNSで見かける機会が増えてきました。
ただし、同じ名称でも美容室ごとに薬剤も工程もまったく異なるのが実情です。
低ダメージや自然な仕上がりというイメージだけで選んでしまうと、期待と結果がずれてしまうケースも少なくありません。
ここでは、ナチュラルストレートと他のストレートメニューとの違い、向いている人・慎重に検討したい人、施術後に感じやすい落とし穴、そして施術を続ける大人の髪に必要な日常ケアまでを、美容師目線でまとめました。
名称に振り回されず、ご自身の髪に合う施術を選ぶ判断材料になれば幸いです。
日々のケアに毛髪美容液を一手加えたい方は、エポプレミアムヘマチンもあわせてご覧ください。
ナチュラルストレートとは?
ナチュラルストレートというメニューが気になって調べてみたものの、美容室によって説明が少しずつ違っていて、結局どんな施術なのかわかりにくいと感じている方はいないでしょうか?
じつはナチュラルストレートは、全国で統一された定義があるわけではありません。
美容室ごとに施術の中身が異なるメニューです。
同じ名前でもアイロンを使う場合と使わない場合があり、伸ばせるくせの強さや使う薬剤にも幅があります。
この記事の前半では、まずナチュラルストレートとはどんな施術なのか、なぜ呼び名が揺れるのか、そして予約前に何を確認しておくべきかを整理してみました。
ナチュラルというやさしそうな響きだけで選んでしまうと、想像と違う仕上がりになってしまう可能性もあるためです。
なお、ストレートの施術やカラーを続けている髪の日常ケアを見直したい方には、シャンプー後に取り入れる美容液としてエポプレミアムヘマチンを日々のケアに加える方法もあります。
記事の後半でくわしく紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
美容室によってナチュラルストレートの中身が違う
ナチュラルストレートは同じ名前でも、実際に美容室で受けられる施術には幅があります。
代表的なメニューをいくつか見比べてみると、その違いがよくわかるはずです。
- ナチュラルストレートで見られる施術タイプの一例
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- ストレートアイロンを使う縮毛矯正寄りのタイプ:しっかり伸ばしつつ、まっすぐ過ぎない仕上がりを狙う
- パーマ落としや、くせを扱いやすくする方向に振ったタイプ:強いくせを完全に伸ばすというより、扱いやすさを整える
- アイロンを使わずに仕上げるタイプ:熱による負担を抑えて自然に仕上げる
- 超弱酸性の薬剤を使い、ブローで整えるタイプ:アイロンではなくブローで自然な流れを作る
このように、使う薬剤も工程も仕上がりの狙いも美容室ごとに違います。
共通しているのは、まっすぐ過ぎない仕上がりを狙う方向性という点です。
だからこそ、ナチュラルストレートという名前だけを信じて選んでしまうと、思っていた仕上がりと違うと感じるケースが出てきてしまいます。
大切なのは名前ではなく、その美容室がどんな薬剤とやり方で施術しているのかという中身の部分です。
ナチュラルストレートの呼び名に違いが出てしまう理由
ナチュラルストレートには、ナチュラルストレートパーマや、ナチュラル縮毛矯正など、似たような呼び方がいくつも存在します。
これらは美容室全体が統一して呼ばれている名前ではなく、美容室が独自につけた商品名と考えるのが自然です。
- 似た呼び名として使われる名称
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- ナチュラルストレート:もっとも一般的な呼び方
- ナチュラルストレートパーマ:ストレートパーマ寄りの位置づけで使われることが多い
- ナチュラル縮毛矯正:縮毛矯正の一種として提示されるケースが多い
呼び方が違えば施術内容もどこか違うと思いがちですが、実際は同じ美容室内でも呼び方の使い分けが曖昧であるケースや、逆に同じナチュラルストレートでも美容室が違えば中身がまったく違うケースもあります。
もうひとつ注意するべきポイントが、ナチュラルという言葉の受け取り方です。
このナチュラルは低ダメージを保証している言葉ではありません。
あくまで、仕上がりが自然に見えるというニュアンスを表しているケースがほとんどでしょう。
やさしそうなイメージが先行しやすいのですが、弱酸性の薬剤を使う施術でも熱や薬剤を使用するケースがあり、まったく負担がないというわけではありません。
呼び名のブレが原因で、ネット上でも、ナチュラルストレートとストレートパーマはどう違うのかという疑問が繰り返し投稿されているのを見かけるほどです。
名前だけを見比べても答えが出ないことが多いので、予約前のチェックポイントを次で紹介していきます。
予約前に確認したいポイント
ナチュラルストレートを予約する時は、メニュー名だけで判断せず、実際の施術内容をカウンセリング前に確認しておきましょう。
美容室によって中身が違う以上、自分の希望とすり合わせておくことが、後悔しない選び方につながります。
- 予約前に確認したい施術内容のポイント
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- アイロンを使うか使わないか:仕上がりの持ちや髪への熱負担が変わる
- どの程度くせまで伸ばせるか:強いくせにも対応できるとは限らない
- 使用する薬剤の区分やpH:弱酸性か中性かで、髪への作用が異なる
- 施術済み部分の持続性:数か月単位でどのくらい持つのかの目安
同じナチュラルストレートというメニュー名でも中身が違う以上、こちら側から気になる点を聞くつもりでカウンセリングに臨みましょう。
遠慮して聞けなかった結果、仕上がりが想像と違うというケースは意外と多いものです。
じつは美容師としてサロンに立っていた頃、縮毛矯正やストレートパーマの前のカウンセリングで、髪をまっすぐにしてほしいという言葉だけを伝えてくださる方が大半でした。
ただ、その情報だけだと、薬剤の選び方やアイロンの使い方の判断がなかなか難しくなります。
例えば、うねったくせ毛がまっすぐ整えばそれで十分という方もいれば、ツンツンに直線的な仕上がりは避けたいという方もいらっしゃいます。
横にふくらんで毎日のセットが面倒になっているから抑えたい、という悩みで来られる方もいました。
自分の悩みとセットで、どの程度まっすぐしたいのか、こういう仕上がりは避けたいというイメージを伝えていただけると、美容師としては薬剤の選び方やアイロンの使い方がイメージしやすくなります。
予約後のカウンセリングでは、細かな要望まで遠慮せずに伝えてみてください。
一般的なストレートメニューとナチュラルストレートの違い
ナチュラルストレートの中身が美容室ごとに異なる以上、他のストレートメニューと比べる時も名称だけでは判断がしづらくなります。
ここでは、以下の6つのポイントを整理しました。
- メニューを比べる時のポイント
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- 薬剤の強さ
- 熱の入れ方
- 持ちの目安
- 得意なくせ
- ダメージ
- 慎重な判断が必要な人
なお以下はあくまで一般的な傾向であり、実際の仕上がり・持ち・負担は店舗・薬剤・髪の履歴によって差が出ます。
数値や表現は目安として読んでいただき、実際の施術内容は必ずカウンセリングで確認してください。
縮毛矯正
長年、美容室で主流となってきたストレートのメニューです。
チオグリコール酸アンモニウムなどの還元剤で毛髪内部の結合に働きかけ、熱処理後に酸化させて新しい位置で結合を再形成する、というのが基本的な設計になります。
- 縮毛矯正の傾向
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- 薬剤:還元剤の種類・濃度・pH・放置時間を髪の状態に合わせて調整する
- 熱の入れ方:ストレートアイロンを使うのが一般的で、温度も髪の状態次第で幅がある
- 持ちの目安:施術済み部分は基本的に長く保たれるが、新しく伸びた根元には元のくせが出る
- リタッチの目安:3〜6か月がひとつの検討タイミング(効果が消える期間ではない)
- 向く傾向:強いくせを根元からしっかり伸ばしたい方
- 慎重に検討したい人:著しくダメージが進んだ髪や、同じ部位に施術履歴が重なっている方
「強い薬剤+高温のアイロン」と単純にまとめられがちですが、実際は薬剤の選び方と熱の扱い方の組み合わせで負担の出方が大きく変わる施術と言えます。
※参考: 縮毛矯正をやめたい40代必見!不自然な髪を卒業する手順とケア
ストレートパーマ
ストレートパーマは、もともとのウェーブパーマを落とす、または軽い広がりや扱いにくさを整える、といった用途で使われることが多いメニューです。
- ストレートパーマの傾向
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- 薬剤:縮毛矯正よりも作用が穏やかなものを使うことが多い
- 熱の入れ方:アイロンを使わないメニューもあるが、店舗・髪質によって扱いは異なる
- 持ちの目安:業界共通の数値はなく、縮毛矯正よりは戻りやすい傾向という定性的な捉え方が現実的
- 向く傾向:パーマを落としたい方や、軽いくせや広がりを扱いやすくしたい方
- 不向きな傾向:強いくせを根本から伸ばしたい用途には力が不足しやすい
「まっすぐにする」という点だけを見ると縮毛矯正と似ていますが、狙いも薬剤も別物と考えたほうが選び分けの精度が上がります。
髪質改善トリートメント(酸熱トリートメント)
髪質改善という呼称は、法律や業界規格で決まった統一メニュー名ではなく、サロン独自の総称として広まった言葉です。
この名称だけで施術内容を判断できない典型例と言えるでしょう。
- 髪質改善トリートメントの2系統
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- 補修・手触り改善が中心のタイプ:毛髪内部の結合を還元・酸化させないため、縮毛矯正とは目的そのものが異なる
- 酸熱トリートメント系:グリオキシル酸などの特定の酸とヘアアイロンの熱を組み合わせる、比較的新しいタイプ
酸熱トリートメントは、還元・酸化のプロセスで結合を組み替える縮毛矯正とは機序が異なり、矯正力も同じではありません。
強いくせを縮毛矯正のように伸ばすというよりは、まとまりや扱いやすさを整えるための施術と考えると近いです。
- 髪質改善トリートメントで気をつけたい点
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- 髪質改善という名称だけで矯正力や使用薬剤・工程は判断できないため、メニューごとに中身を確認する
- 半永久といった強い表現は使わず、施術条件次第で持ちも仕上がりも変わると捉える
- 酸熱系は繰り返しで硬さやパサつきを感じるケースもあり、過去の施術履歴と間隔を含めて相談したい
「髪質改善=ダメージレス」ではありません。
髪質改善という言葉の中には目的もメカニズムも違う施術が同居している、という前提でメニュー選びを進めていきましょう。
※参考:髪質改善トリートメントが意味ないと感じる原因は?騙されないための見極め方と長持ちケア
ナチュラルストレート
上記でも触れたとおり、ナチュラルストレートはサロン独自メニューで、名称から施術内容を特定することはできません。
共通しているのはまっすぐ過ぎない、丸みや自然な流れを残したストレートヘアという仕上がりの部分です。
- ナチュラルストレートの傾向
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- 薬剤:弱酸性のストレート剤を採用する例もある(美容室によって扱いは異なる)
- 熱の入れ方:ストレートアイロンでやわらかい弧を描いて仕上げる、強くプレスしない、といった考え方もある
- 中間工程:酸化前に補修工程を挟む例もある
- 持ちの目安:数週間〜数か月、または2〜4か月がひとつの目安で、髪質・カラー頻度・日常ケアで幅が出る
- 向く傾向:強くまっすぐにはしたくない、自然なストレート感を残したい方
- 確認したい点:髪の状態に合わせて温度やプレスの力は調整される前提のため、事前にカウンセリングで希望を伝える
価格の目安としては、一般的に10,000円〜20,000円程度だとしています。
とはいえ、ロングの追加料金、指名料、シャンプー・ブローの有無、トリートメントの有無で総額がかなり変わってくるため、予約時に含まれる項目を必ず確認しておいてください。
- 経験談
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ヘアアイロンの扱いは、毛先の当て方が仕上がりの印象を大きく左右するポイントです。
例えば、外ハネを出したくない方には毛先を丁寧に内巻きにしていました。
逆に外ハネにしたい方は外ハネになるようにアイロンで形付けておきます。
同じまっすぐでも、この毛先ひと当てで仕上がりのやわらかさや馴染み方は変わるので意識しておきましょう。さらに髪の状態と希望する仕上がり次第では、いわゆるストレート剤ではなくパーマ剤の還元力を使ってまっすぐに整えるほうが、きれいに落ち着くケースもあります。
まっすぐにしたいという同じ一言のオーダーであっても、選ぶ薬剤も熱の入れ方もアイロンの角度も別物になるという意識が大事です。
これがナチュラルストレートという施術の、名称からは見えづらい実像だと私は感じています。
※参考:くせ毛から直毛になった人はいる?遺伝だからと諦める前にするべき方法3選
ナチュラルストレートが向いている人・向いていない人
上記では、ストレート系メニューは名称ではなく、薬剤・熱・目的で選ぶという話を整理してきました。
ここからはその流れを受けて、ナチュラルストレートはどんな悩み・髪質の方に選ばれやすいのかを整理していきます。
何度もお伝えしているように、前提としてナチュラルストレートは全国的に統一された規格のメニューではありません。
そのため、特定の髪質の方には必ず向いていると断言できるものではないという視点を持っておいてください。
ここでも「〜の傾向がある方に選ばれやすい」というやわらかい表現で並べていきます。
実際にご自身に合うかどうかは、必ずサロンでのカウンセリングで判断してください。
- 向き不向きを見極めるカウンセリングの視点
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- どの程度まっすぐにしたいか:自然なストレートヘアか、完全な直毛か
- 今のくせと髪の体力:うねりの強さ、過去のダメージや過去の施術の履歴
- 次回リタッチまでどのくらい持たせたいか:2〜4か月を目安に、ライフサイクルに合うか
判断軸としては、まっすぐの度合いと髪の体力の両面をセットで見るのがおすすめです。
仕上がりのイメージだけで決めてしまうと、後半で紹介するダメージを受けにくいと思っていたはずが、髪の状態がよくなかったというケースにつながりやすくなります。
ナチュラルストレートが向いている人の特徴
ナチュラルストレートは、次のような悩み・要望をお持ちの方に選ばれやすい傾向があります。
- 向いている人の傾向
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- ゆるいうねりや広がりを整えたい方:強い矯正力よりも、扱いやすさを求めているケース
- 直線的でぺたんこな仕上がりを避けたい方:縮毛矯正で経験したツンツン感に抵抗がある方
- 毛先の丸みや根元の自然な立ち上がりを残したい方:ヘアセットの自由度も残しておきたい方
- 強い矯正力よりも自然さと扱いやすさを優先したい方:日々のブローで整えやすい状態を目指したい方
いずれのケースにも共通しているのは、まっすぐだけを目指すのではなく、自然さや扱いやすさを一緒に叶えたいというケースです。
仕上がりのイメージがはっきりしている方ほど、担当美容師にも希望が伝わりやすくなります。
慎重に検討したい人の特徴
一方で、ナチュラルストレートという名称のイメージだけで選んでしまうと、期待と結果がずれてしまうかもしれません。
- 慎重に検討したい人の傾向
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- 強いくせを根元からしっかり伸ばしたい方
- ブリーチ毛・ハイダメージ毛の方
- 過去に何度も縮毛矯正・ブリーチ・白髪染めを行っていた方
ナチュラルストレートパーマに関しても、やり方の幅が広いため、名称ではなく施術範囲と設計を確認するのがポイントになります。
- 経験談
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現場で施術をしていた頃、過去の施術履歴があるかどうかに関係なく、毛先のダメージがあまりに深刻な方には施術をお断りするケースもありました。
特に、美容室でのブリーチや市販のブリーチ剤を繰り返してきた結果、髪が濡れると溶けるようにトロトロになっているような状態の場合、たとえ弱めの薬剤でも熱を加えるアイロンは怖くて使えない、というのが正直なところです。
もうひとつ、意外に多いのが「毎晩、髪を乾かさずに寝てしまう方」の髪です。
カラーやパーマの履歴が薄くても、キューティクルの傷みが進んで薬剤やアイロンの負担を受けやすい状態になっていることがあります。過去の施術履歴だけでなく、日々の扱い方まで含めて髪の体力を見たうえで、お断りする判断をすることも珍しくありません。
これは、ぜひ知っておいていただきたい現場感覚のひとつです。
ナチュラルストレートはダメージが少ないという落とし穴
ここでは、ナチュラルストレートに感じやすい落とし穴について明らかにしていきます。
先に結論からお伝えすると、落とし穴の正体は「過去の施術の重なり」です。
ナチュラルストレート単体で見れば負担が軽いメニューであっても、ブリーチを含めたヘアカラーや白髪染めなど、別の施術が積み重なった髪では、体感される負担の質が変わってくる、という内容をここではお伝えしたいと思っています。
もちろん、不安を煽りたいわけではありません。
むしろこの構造を知っているからこそ、美容師への情報の共有と日々のひと手間が効いてきます。
怖いではなく、どこを意識すれば安心して続けられるかを整理していきましょう。
低ダメージと無ダメージは違う!
まず前提として意識しておきたいのは、低ダメージと無ダメージはまったく別のものだという点です。
- 低ダメージメニューでも押さえておきたい前提
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- ナチュラルストレート=必ずダメージが残るとは一律に言えない
- ただし還元剤と熱を使う施術は、作用が穏やかであっても負担がゼロというわけではない
- 弱酸性ストレートを扱う店舗でも、キューティクルへの作用やアイロン・ブローの熱による負担は必ず言及されている
- 縮毛矯正のような施術で還元・熱・酸化の工程を踏む以上、毛髪への負担がどこかで発生する
ダメージが少ないという表現は、あくまで他の強い施術と比べた時の相対的な話です。
つまり、髪への作用がまったくないという意味ではありません。
これを意識していただくと理解が進みやすくなります。
40代以降で見落とされがちな過去の施術への重なり
40〜50代の方の髪を見ていて感じるのは、ナチュラルストレート単体の負担よりも、白髪染めやヘアカラーと併用する頻度のほうが、ダメージに影響しているケースが多いという点です。
- 過去の施術が重なった髪に対して気を付けたいこと
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- アルカリでキューティクルが開き、染料と過酸化水素を内部へ浸透させて発色させている点
- 医薬部外品の使用上の注意でも、施術の間隔を1週間程度空けるように示されているのが一般的
- 単独では低ダメージでも施術が重なると負担が大きくなる
- 施術が重なった髪に対して見える傾向
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- 以前と同じセットをしても、ハリやコシが低下してまとまりが感じられなくなった
- 施術直後は落ち着いていても、時間経過とともに広がりやすくなったという声も少なくない
- カラーの褪色を早く感じる、色ムラが気になるようになった、といった声もある
ここでは、こうした変化を残留アルカリが原因だと一つの原因に直結させないようにしましょう。
実際には、過去の施術によるダメージが全体として重なり合った結果として髪の内部環境が変化していると捉えるほうが現実に近い見方になります。
※参考:白髪染めが1ヶ月もたない6つの原因とは?根元を目立たせないリタッチ術も解説
だからこそ大切な美容師への情報共有
過去の施術によるダメージが重なった髪ほど、美容師側で施術のやり方を組み立てる材料として、過去の施術の情報が欠かせなくなります。
- カウンセリングで共有したい履歴
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- 過去の縮毛矯正やストレートパーマの履歴:どこまで施術済みか、いつごろ施術したか
- カラー・ブリーチ・白髪染めの頻度:直近数か月〜半年程度でも共有する
- 市販剤やセルフカラーの経験:美容室での施術と区別して伝えると薬剤選びの参考になる
- 施術後に感じている違和感:ハリコシ・広がり・色持ちなど、体感の変化も伝えると判断材料になる
弱酸性だから、すでに施術済みの箇所にも重ねて使っても大丈夫という思い込みを持ち込まないようにしましょう。
既施術部と新生部で薬剤を分ける、毛先までは同じ薬剤を通さない、といった判断は、過去の施術の情報がそろっていて初めて成り立ちます。
言わなくてもプロならわかるだろうという発想は持たないでください。
そうではなく、先回りして共有していただくほど、髪に負担の少ない施術ができるようになります。
サロンで完結する対策と日常ケアで守る領域
ここまで整理してきた過去の施術の重なりの話は、実はサロン側ですべてを吸収できるわけではありません。
- 美容室と日常ケアの役割分担
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- 美容室での施術で担えるのは、その日の薬剤選定や施術のやり方
- 次回の施術までの数か月間は日常的なケアが大事
- 日々のひと手間が積み上がって次回の髪の状態を作るという視点が大事
言い換えると、ナチュラルストレートをなるべく髪に負担なく続けていくために本当に効いてくるのは、美容室で行う施術の当日ではなく、次の施術までの日常のひと手間です。
ここは大人の髪ほど差が出てくる領域と言えるでしょう。
施術を続ける大人の日常的なおすすめのケア方法
先ほど紹介したように、大人のヘアケアで本当に差が出てくるのは、美容室での施術の当日ではなく、次の施術までの毎日のひと手間です。
特別なスペシャルケアを一度だけというより、日々の摩擦・乾燥・熱ダメージを積み重ねない習慣のほうが大人の髪には効いてきます。
ここでは、施術を続けていく大人の髪に対して、日常のひと手間で何ができるかをまとめました。
派手な効能を追いかけるより、施術を続ける髪の状態そのものを整えていく、という枠組みで読んでいただけると、日々のケアに取り入れやすくなるはずです。
大人の髪に取り入れやすいのは毎日のひと手間
ここまで整理してきたとおり、大人の髪は過去の施術によるダメージが積み重なりやすく、単発の施術によるダメージだけでなく、日々の摩擦や乾燥、熱の扱いが体感の差を作っていきます。
だからこそ、特別なケアを月に一度だけ取り入れるより、洗髪後の摩擦や乾燥を抑える習慣を毎日積み重ねたほうが、結果として髪の状態は整いやすくなるでしょう。
派手な効能を追いかけるより、当たり前のひと手間を丁寧に続けてください。
ここが、施術を続ける大人の髪ケアの土台になる部分です。
施術を続ける髪に取り入れたい日常ケア
ここでは、施術を続けていく方に取り入れていただきたい日常的なケアについて整理します。
どれも派手さはありませんが、続けやすさという点で現実的な方法です。
- 施術を続ける髪の日常的なケア
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- 施術当日のシャンプーの可否は美容室の指示を優先する
- シャンプーをした後は擦らずに水分を取るようにタオルドライをする
- ドライヤーは15〜20cmほど離して、毛先を過乾燥させない距離感を意識する
- アイロンの温度設定を高温にせず、反復する回数はなるべく減らす
- 次回の施術ではヘアカラーやブリーチ、縮毛矯正の時期と範囲を美容師に正確に伝える
どれも聞いたことはあるけれど、なんとなくでしか実践していないという項目が多いはずです。
なんとなくを、”意識的に行うという意識に変えるだけで、次回リタッチ時の髪の体力は変わってきます。
いつものケアに毛髪美容液というひと手間
先ほど紹介した習慣に加えて、もう一段ケアを進めたい時の方法が、いつものケアに毛髪用の美容液を加えるという方法です。
- 毛髪用の美容液を日常に取り入れるメリット
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- シャンプー・トリートメントだけではカバーしきれない補修を、日常のひと手間として追加できる
- シャンプー後の順番にひと工程加えるだけなので、比較的習慣化しやすい
- 施術と施術の間の数か月を、なにもしない期間にしないための一手になる
大切なのは、劇的な変化を狙う位置づけではなく、日々のケアに違和感なく組み込める習慣として捉えることです。
ここからは、その毛髪用の美容液としてエポラがご紹介している商品を、公式で案内されている範囲でご紹介します。
エポプレミアムヘマチンで取り入れる、大人の毎日のひと手間
エポラでは、シャンプー後に取り入れる毛髪用の美容液としてエポプレミアムヘマチンをご案内しています。
※商品詳細: エポプレミアムヘマチン
- エポプレミアムヘマチンの位置づけ
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- シャンプー後に取り入れる毛髪美容液:バスタイム中やシャンプー後に取り入れやすい
- 毛髪のダメージの補修に着目:施術を続ける髪の補修ケアとして、日常的に取り入れやすい
- 頭皮と髪へのうるおい:スカルプと毛髪の両方をカバーしやすい
使い方の目安としては、必ず公式ページや商品パッケージの記載を優先してください。
感じ方には個人差もありますので、一度で変わるというより、日々のケアの一部として取り入れていく前提でご検討いただければと思います。
アイテムを取り入れる前に押さえておきたい注意点
毛髪美容液を取り入れる際にも、いくつか意識してほしいポイントがあります。
エポプレミアムヘマチンについても、以下のポイントを踏まえて日常ケアに組み込んでいただくと安心です。
- 取り入れる前のチェックポイント
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- 目安を大きく超える使い方は意図された使用法ではないため避けたい
- 白髪・ブリーチ毛では継続的に使用する際に着色してしまう可能性がある
- 毎日使うか頭を洗った日のみ取り入れるかは、髪の状態やライフサイクルに合わせて選ぶ
- 施術直後に使用するかどうかについては、担当美容師の指示があればそちらを優先する
- 一度で劇的な変化を求めるものではなく、日々のひと手間として続ける中で髪の状態を整えていく
大人の髪は、日々の小さな判断の積み重ねで状態が変わっていきます。
なにを取り入れるかと同じくらい、どう取り入れ続けるかが結果を左右するという前提で、無理なく生活に組み込める形を選んでいきましょう。
ナチュラルストレートのよくある質問
最後に、ナチュラルストレートについて特にご質問の多いポイントを、短くまとめてお答えします。
Q. ナチュラルストレートのデメリットは?
一番のデメリットは、名称だけでは髪をまっすぐにする力や薬剤、アイロンの有無が判断できないという点です。
弱酸性の設計であっても、熱や薬剤による負担がゼロというわけではありません。
強いくせには伸びが不足するメニューもあります。
予約前にメニューの中身を必ず確認しましょう。
Q. 持ちはどれくらい?
縮毛矯正寄りのメニューであれば、施術済み部分は長く保たれ、新生部が気になり始める3〜6か月がリタッチする検討のひとつの目安になります。
アイロンを使わないストレートパーマ寄りの設計は戻り方が異なるため、予約先の美容室へ直接ご確認いただくと確実です。
Q. カラーと同日にできる?
使用する薬剤の種類によります。
医薬部外品のパーマ剤と染毛剤については、注意事項として1週間程度の間隔を空けることが示されているのが一般的です。
化粧品分類の施術を組み合わせる場合も、髪、頭皮の状態を見たうえで美容室側に判断してもらうのが安心と言えるでしょう。
Q. 縮毛矯正と呼び方はどう違う?
美容室では、縮毛矯正、縮毛矯正パーマ、ストレートパーマなどの呼称が混在しています。
呼び名で判断するよりも、還元・酸化のプロセス、アイロンを使用するかどうか、どの強さのくせを対象にするかを、美容室へ確認したほうが確実です。
同じ呼称でも中身が異なるケースは珍しくありません。
ナチュラルストレートと上手に付き合うための3つの大切なこと
ナチュラルストレートを気持ちよく続けていくために、意識しておきたいポイントは次の3つです。
- ナチュラルストレートと上手に付き合うポイント
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- 名称ではなく中身で選ぶ:薬剤・熱・まっすぐにする力を必ず確認する
- 過去の施術内容を美容師に共有する:ヘアカラー・ブリーチ・白髪染めも包み隠さず伝える
- 日常のひと手間を積み重ねる:摩擦・乾燥・熱を抑える習慣が、次回の髪の体力を作る
一度の施術で髪質そのものが根本から変わるものではなく、日々の選択の積み重ねが仕上がりを左右するのがナチュラルストレートです。
名称に振り回されず、ご自身の過去の施術歴と丁寧に向き合いながら、無理のない形で長く付き合っていける関わり方を選んでいきましょう。
ライター:メガネ
美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。
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