くせ毛で髪のセットが面倒な方にとって、髪質改善ができるのであれば試してみたいとお考えではないでしょうか。 そのようにお考えの方が多いからなのか、髪質改善メニューが最近、注目を集めています。 どのような魅力的なメニューなのかご興味があるかと思いますが、デメリットもありますのでご注意ください。
髪質改善の紹介や、価格の相場、縮毛矯正との違いなど、具体的な内容をまとめています。 くせ毛で髪がうねってしまう方や、年齢を重ねるごとに髪質が変化したとお感じの方も参考にしていただければと思います。
髪質改善とは?
髪質改善は、主にトリートメントのメニューとしてよく知られています。 ご自宅でされるトリートメントよりも成分を特化させており、髪質が変わったかのように、毛先が落ち着いてきます。
美容室でのメニューが一般的で、中には髪質改善トリートメントとお聞きになればピンとくる方もいるのではないでしょうか。 相場としては10,000円〜20,000円ほどの価格となっており、一般的に1時間はかかります。 トリートメントとしては時間のかかるメニューですので、時間に余裕がある際に試すのがよいかと思います。
また、髪質改善というのは、くせ毛のようなうねりがある髪の毛に効果的なメニューとなっております。 縮毛矯正のように髪の毛をまっすぐにする施術とは、少し仕組みなどが異なりますのでご注意ください。
仕組みと効果
髪質改善は、主に髪の毛にダメージがあり、毛先が乾燥気味な時に使える施術です。 トリートメントのメニューとして用いられるものですので、当然かもしれませんが、髪の毛にうねりがあるような方にとっては魅力的な内容となっています。
種類によって効果の違いはございますが、基本的に広がった髪をカバーしてくれるところがポイントです。 ご自宅でされるトリートメントよりも、しっかりと髪内部に栄養や水分、保湿成分が浸透いたしますので、効果が持続しやすいところも魅力的と言えるでしょう。 髪の広がりが抑えられると、普段のセットが楽になります。 くせ毛でお悩みの方に評判がよいからこそ、今でも髪質改善メニューが注目されている理由と言えるでしょう。
種類
髪質改善メニューと一口に言っても、様々な種類のトリートメントが用意されています。 どの髪質改善メニューも、髪のお悩みに合わせて担当の美容師が提案しますので、髪質改善メニューについて事前に詳しく調べる必要はありません。
とはいえ、あなたに必要な髪質改善メニューがどれなのかを把握しておくと、カウンセリングがスムーズに進みますので覚えておいて損はないでしょう。
- 一般的な髪質改善メニューの種類
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- 酸熱トリートメント:アイロンでグリオキシル酸などを浸透させて、広がった髪を落ち着かせる
- 水素トリートメント:熱を利用して効率的に髪内部の水分補給をできる
- システムトリートメント:複数のトリートメントを組み合わせるため、髪質に合わせてオーダーメイドできる
どの髪質改善メニューも、髪の毛が広がりにくくなり、普段のケアも楽になります。
それが持続できますので、毎日ヘアアイロンを使って髪をセットしている方こそ髪質改善メニューをご活用ください。
※参考:40代の天パならヘアアイロン使ってる?正しいやり方と長持ちさせるコツ
トリートメントや縮毛矯正をした時の違い
髪質改善メニューは、くせ毛などのうねりを抑えて、広がった髪を落ち着かせるメニューです。
そこで気になってくるのが、一般的なトリートメントと縮毛矯正の違いではないでしょうか。
髪質改善メニューと比較して、どのようなところに違いがあるのかを把握しましょう。
- 髪質改善メニューとの違い
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- 一般的なトリートメント:表面をコーティングで髪触りを変える
- 縮毛矯正:髪の毛内部の結合を切断して、髪をまっすぐにしてから結合を繋ぎ合わせる
このように髪質改善メニューは、一般的なトリートメントでは届かないところまで成分が浸透してくれます。 うねりを抑えて、それをキープしやすくなっているところが髪質改善メニューのポイントです。
また、まっすぐになった髪を長期間キープできる縮毛矯正は、結合を一度切断してから髪をまっすぐにします。 そのため、髪の毛への負担が大きく、乾燥しやすくなってしまう方もいらっしゃいますのでご注意ください。 すでに乾燥して広がった髪を抑えたい方こそ、髪質改善メニューの出番です。
髪質改善をした髪をキープさせる方法
髪質改善メニューは、あくまでもトリートメントです。
1回施術をしていただけば、長期間効果が持続するわけではございません。
できるだけ長持ちするように、日頃のケアも怠らないようにすることが大切になります。
- 長持ちさせる基本的な方法
このように髪の毛にとって良いことは、習慣化できるようになっておくと、髪質改善トリートメントの持ちがよくなりやすいでしょう。
さらに、美容室選びや髪質改善メニューを続ける頻度も大切になります。 ご自身に合った美容室で、髪にちょうど良い頻度で通い続けられるようになると、髪質が変わっていくはずです。
美容室選びのポイント
髪質改善のために美容室選びをされるのであれば、徹底的に美容室についての情報を調べておきましょう。
- 髪質改善のための美容室の調べ方
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- くせ毛に理解のある美容師が多いかどうか
- SNSなどの情報発信をしている内容をチェックしておく
- 髪質改善をした髪型が掲載されているかどうか
美容室によっては、情報を出していないところもございます。 その場合は、口コミから美容室の情報を仕入れておきましょう。
髪質改善メニューで効果を実感するためには、定期的に通い続けなければなりません。 信頼できる美容室でなければ、髪質が変わったとご自覚しにくくなってしまいます。
特に40代でうねりが気になっているような方は、髪の毛や頭皮が敏感な状態になっています。 髪の毛に負担をかけずに髪質改善ができるようになっておくと、長い間くせ毛でお悩みにならずに済みますよ。
※参考:40代になって髪のうねりがヤバい!縮毛矯正するべきか悩むべき人は見て!
髪質改善をキープするための頻度
信頼できる美容室が見つかれば、残すは通う頻度です。
基本的に髪の毛にパサつきを感じられれば、美容室で髪質改善メニューをしてもらうとよいです。 大体、2ヵ月に1回程度の頻度で通うのが一般的です。 より良い状態をキープしたい方は、1ヵ月に1回という頻度で通われる方もいます。
髪の毛の状態に合わせて、美容室に通う頻度をお決めになると、ストレスなく髪質改善をした髪をキープできるでしょう。
髪質改善をした時のメリットとデメリット
髪質改善メニューをすべきかどうかお悩みの方は、どのようなメリットがあるかご確認ください。
デメリットもありますので、どちらも比較して、魅力的にお感じになるのであれば髪質改善メニューを試してみてください。
メリット
髪質改善メニューの大きなメリットは、乾燥した髪の毛が落ち着くことです。 髪の毛内部にしっかりと栄養や保湿成分、水分補給などが浸透してくれます。
湿気で髪の毛がうねるような方であっても、髪の毛内部に水分が残っていれば湿気が吸収されにくくなり、うねりが抑えられるでしょう。
※参考:湿気があると髪がうねるの知ってる?ヘアセットの調子悪いと感じた人は必見
さらに髪質改善をする前から、アイロンを毎日されていた方や、縮毛矯正やヘアカラー、ブリーチをされていた方にも魅力的な施術です。 ダメージを抑えながら髪の毛がしっとりするようになりますので、乾燥を感じている方全般にメリットを感じやすい施術と言えるでしょう。
もちろん、施術をしていただいていないのに、乾燥を感じるエイジング毛であっても効果的です。 少しでもうねりや乾燥をお感じの方は、髪質改善メニューを試してみてください。
デメリット
髪質改善メニューは、どなたにも魅力的な施術なのかと言えば、そうでもありません。
一定数の方には相性が良くないメニューでもありますので、次に当てはまる方はご注意ください。
- デメリットを感じやすい人
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- うねりが強い天然パーマの人
- 香りに敏感な人
- 洗浄力の強いシャンプーを使っている
このいずれかに当てはまる方は、髪質改善メニュー以外の方法でうねりを対処することをオススメします。 髪質改善メニューのデメリットは、髪のうねりをまっすぐにする力が弱いところと、独特の香りです。 洗浄力の強いシャンプーをお使いになっていると、髪質改善の成分が流れ出て、髪が広がりやすくなってしまいますのでご注意ください。
また、髪質改善メニューの中には薬剤の香りが髪の毛に残って、ストレスをお感じになる方もいます。 事前に美容師に相談しておくと、大きな失敗はなくなると思います。
髪質改善と相性のいい人の特徴
髪質改善とは、主にトリートメントの薬剤を使って、広がる髪を落ち着かせるメニューです。
髪の毛が乾燥して髪をセットする時間がかかっているような方には、相性の良い施術と言えるでしょう。
- 髪のうねりをケアする時の違い
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- 縮毛矯正:結合を切ってまっすぐにする
- 髪質改善メニュー:髪を補修して広がりを抑える
- 頭皮ケア:生えてくる髪の毛をまっすぐで正常な状態に戻す
とはいえ、広がる髪の毛をカバーする方法は、髪質改善メニューだけではありません。 ご自身に合った方法でくせ毛をカバーできた方が、ストレスなく髪をセットできるようになるでしょう。
また、髪質改善メニュー1つに頼らず、複数の方法を組み合わせて、うねりをカバーできると持続力もアップします。 特に40代以降に髪の毛にうねりが気になってきたような方は、頭皮をケアしながら髪質改善メニューをお試しくださいね。
※参考:つむじが透けて見える…それ思い込みかも!髪型でカバーする方法と根本的な原因
ご参考になれば幸いです。