髪をセットしても、うまくキマらない時があると思います。そんな時によくあるのが「分け目が目立っている」こと。頭皮が透けて見えて、ダサく見えてしまうからでしょう。
分け目をなくしたいと悩んでいる人は、原因に合わせた対策をしてみてください。長期的な対策と短期的な対策の2パターンを、両方している人は、悩みが少しずつ抑えられるようになるでしょう。今まで分け目対策をしていなかった人こそ、参考にしてみてください。
髪の分け目が目立つ原因
髪の分け目が目立ってしまうのは、大きく分けて3パターン考えられます。
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- 薄毛
- 白髪
- 生え癖
上の2つに関しては、頭皮の状態や体調まで関係しています。長い目で対策をしないと、分け目の状態は変わりません。
それに対して生え癖に関して言えば、アレンジや髪型でカバーが可能です。自分がどれに当てはまるかよく見ておくと、何をするべきかイメージしやすくなりますよ。
原因①薄毛
分け目をなくしたいと思っている人の中には、分け目の部分が薄毛の影響で目立っている可能性があります。日本人だと、髪の色が黒色。頭皮の色のほうが目立つため、薄毛で頭皮が透けると、分け目が目立ってしまうでしょう。
薄毛といっても様々ですが、女性で比較的多くなっているのがFAGA。分け目も含めて、頭全体が薄くなっているのなら注意しましょう。
※参考:女性の薄毛であるFAGA(女性男性型脱毛症)とは?治療法と対策の違い
部分的な薄毛で悩んでいるのなら、円形脱毛症の可能性も十分に考えられます。薄毛といっても一括りに対策ができないので、原因がよくわからないのなら、専門のクリニックで診てもらうのもいいでしょう
※参考:女性でも起こりうる脱毛症…種類によって対策が違うが基本は頭皮に注目!
原因②白髪
白髪の量が多く、白髪染めをしている人だと、この場合も分け目が目立ってしまいます。
そもそも白髪染めをしていると、染めていない根元部分が白髪のままです。分け目が目立ちやすい状況になるので、できる限り白髪を少なくしたほうが、分け目が目立たなくなるでしょう。
※参考:急に白髪が増えた…女性の多くはどの程度の白髪で焦る?正しい対策は?
ちなみに白髪の原因は、遺伝だけではありません。
自律神経との関係もあり、生活習慣が乱れていると増えてしまいます。分け目が気になる人こそ、白髪が増えないように生活習慣を見直すなど、対策をしようと思えば方法が多くあるので諦めないでください。
原因③生え癖
分け目が気になるケースの中でも、薄毛や白髪の悩みがない人は、生え癖で目立っているケースもゼロではありません。
生え癖とは、髪の毛の生え方で付く「うねり」です。何も意識せずに髪をセットすると、分け目が付いてしまう人は生え癖が付いています。分け目を境にして左右に大きく分かれていれば、頭皮が透けてしまい、目立つ原因になるわけです。
生え癖を克服するためには、スタイリングのやり方を意識するだけで、分け目が目立たなくなるもの。そこまで心配しなくても悩みを克服しやすいので、毎日のセットを見直してみてください。
髪の分け目をひどくさせるダメな習慣
分け目が気になる人の多くは、生活習慣を見直しましょう。いきなり分け目が変わるわけではありませんが、長期的に見ると違いが出てきます。
- 分け目をひどくさせる生活習慣の一例
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- 質の悪い睡眠
- 運動不足
- 乱れた食生活
分け目を目立たせている原因のほとんどが、不健康な習慣です。体にいいとされている習慣が身につくように意識してみてください。
NG習慣①質の悪い睡眠
髪の毛の状態を整えるためには、睡眠の質がかなり大事になってきます。それは睡眠が、血液の流れを良くする効果があるからです。必要な栄養を届けるためには、血流を良くしないといけません。
ここまで聞くと当たり前の話のように聞こえますが、意外とできていない人が多くいます。睡眠について知りたい人は、以下の記事で詳しく紹介しているので、分け目が気になる人は確認しておきましょう。
※参考:寝不足になると薄毛になる?理屈では本当だから気軽にできる方法まとめ
NG習慣②運動不足
運動をしていないと、髪の毛に様々なデメリットを起こしてしまいます。
定期的に体を動かしている人はドーパミンが出てストレスを抑えられるようになり、代謝までアップするため、髪の毛にとっていい環境が手に入ります。逆に運動不足だと、徐々に代謝が落ちていき、分け目が目立っていくわけです。
体を動かす日を決めておき、徐々に習慣化できるように努力してみましょう。どんな運動がいいのか知りたい人は、以下の記事で運動についてまとめてあります。
※参考:運動不足だと薄毛になる?体を動かさない現代人の問題を解決する方法
NG習慣③乱れた食生活
分け目を目立たなくさせるためには、とにかく元気な髪の毛を増やすこと。これが大事になってくるので、成長に欠かせない栄養を食事から摂取してしまいましょう。
薄毛や白髪だけでなく、コシのある髪の毛を増やせば、徐々に分け目の悩みを少なくなっていきます。
逆に食生活が乱れている人は、健康的な食事を心がけてください。それだけでも分け目対策としては、十分に期待できます。どんな食事を摂るべきかわからないのなら、栄養についてまとめた記事を以下でまとめてあるので要チェックです。
※参考:髪の毛に悩みがあるのなら栄養の見直し必須!どうなったら何をするべき?
髪の分け目をなくす方法
長期的な対策については、上記で紹介した習慣を身に着けておくと、徐々に分け目が気にならなくなります。
しかし、それだけだと、モチベーションも下がってしまう人もいるでしょう。そこで、短期的にも分け目を目立たなくさせる方法を紹介しておきます。
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- 乾かし方
- 髪型
- アレンジ
分け目を目立たなくさせるためには、スタイリングが大事になってきます。そのために上記のポイントを意識しておけば、毎日のセットが楽になるでしょう。
方法①乾かし方
ただ髪の毛を乾かしているだけでは、生え癖も相まって分け目が目立ってしまいます。
そこで、分け目を気にするのなら、セットの際のドライヤーの扱い方について見直してみましょう。ドライヤーで髪を乾かすのは、髪型の土台を作る作業です。分け目を目立たなくさせられるので、いつもと違う分け目を作ってください。
- ドライヤーの扱い方
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- 髪の根元が乾くまで指の腹を頭皮に付けてザーッと乾かす
- 8割ほど髪の根元が乾いてきたら冷風に切り替える
- いつもと違う分け目を作って冷風のまま根元に風を当てる
記の流れで髪を乾かしましょう。動画のように、分け目を変えるだけでもふんわりと仕上がるのでおすすめです。
方法②髪型(前髪も大事)
髪型選びも分け目対策としては重要です。
担当美容師と相談して、分け目が目立たない髪型にしてほしいと伝えるだけで、意外と状態が良くなります。気軽に分け目対策をしたい人にはおすすめです。
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- 前髪を多めにしてもらう
- パーマをかけて分け目を見えなくする
- 短い髪型にしてフンワリさせる など
中にはこだわりが強い人や、美容師に任せること自体が不安になる人もいると思います。
そんな人は、上記のポイントを意識してオーダーしてみてください。
美容師も人間です。希望通りに仕上げるのが難しいケースも少なくないので、なるべく具体的に伝えると、失敗しにくくなります。
方法③アレンジ
髪型を変える予定がないのなら、ヘアアレンジを使って分け目対策をしてみましょう。現在なら様々なアレンジがネット上で紹介されているので、参考にするだけでもタメになります。
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- 髪を分ける時はジグザグ分けをしてぼやかす
- クルリンパなどで分け目を覆ってカバー
- ポニーテールの状態で毛束をつまんでボリュームアップ
選び方がよくわからないのなら、上記のように簡単にできるアレンジだけでも、分け目がカバーできます。今持っているアイテムで十分自分でセットできるので、練習してみてくださいね
髪の分け目をなくしたいのなら日頃の生活から変えていこう
髪の分け目が気になる人は、長期的な対策と短期的な対策の、両方を試したほうがいいでしょう。その場ですぐ対策ができれば、それだけでモチベーションが違います。
また、短期的な対策だけだと、毎日対策を続けないといけません。モチベーションが下がってしまうので、できるだけ長期的な対策もして、徐々に状態を整えましょう。健康的な生活習慣と、頭皮の状態を整えるのも忘れないでくださいね。
面倒なら、育毛剤で頭皮を整えるだけでも、徐々に髪が変わっていくでしょう。長い目で見て、分け目と付き合っていくようにするのがポイントです。
ご参考になれば幸いです。