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インナーカラーでの失敗はどう直す?40代の女性でも上品に見せる選び方と直し方

2025年10月17日

憧れのインナーカラーに挑戦したのに、鏡を見て、「思っていた色と全然違う」とショックを受けた経験はないでしょうか?

40代のインナーカラーは、一歩間違えると、ただの「派手な髪型」では済まされません。「髪の手入れができていない」など、最も避けたいレッテルを貼られてしまうリスクがあるくらいです。

しかし、その心配はありません。

以下では、そんなインナーカラーの失敗に悩む方のために、ご自宅でできる応急処置から、美容室で相談する際の上手な直し方、そして、そもそも失敗しないための上品な選び方まで、インナーカラーについて詳しく解説します。

インナーカラーを諦める前に、参考にしてみてください。

40代でインナーカラーを失敗?上品に見せるための境界線

40代ならではの上品なインナーカラーを楽しむためには、意識するべき基本的な条件があります。

上品に見せるためのコツ
  • 色は「肌馴染みの良い、落ち着いた色味」を選ぶ:奇抜さよりも上品さが大切。ご自身の肌の色や、元々の髪色に自然に溶け込むような、やわらかい色味を選ぶ。
  • 入れる範囲は「普段は隠せる、さりげない場所」に限定する:髪を下ろしている時には見えず、耳にかけたり、結んだりした時にだけチラリと見える場所を染める。
  • 髪全体の「ツヤ」を損なわない:ベースとなる髪全体がツヤのあるきれいな状態であることが基本となる。ダメージを最小限に抑える方法でインナーカラーを楽しむ。

この3つの条件を意識できれば、大人のインナーカラーでも失敗をしにくくなるでしょう。

40代がやりがちなインナーカラーの失敗例と、その原因

40代のインナーカラーは、少しのさじ加減で「おしゃれ」にも「残念な印象」にもなり得ます。

以下では、多くの方が陥りがちな失敗を3つの観点から、その原因とあわせて見ていきましょう。失敗例を知ることで、成功への近道が見えてくるはずです。

「色が派手すぎ・範囲が広すぎ」で違和感のある仕上がりになる

インナーカラーで、40代の女性が最も避けたい失敗のひとつが、「若作りしている」ように見えてしまうことです。

違和感のある仕上がりになる主な原因
  • 色の選び方
  • 髪を染める範囲

例えば、ビビッドなピンクやブルーといった、彩度の高い派手な色味は、どうしても若い世代の印象が強くなります。大人の女性が取り入れると、髪だけが浮いてしまい、全体の雰囲気と馴染まないリスクが高まるため注意しましょう。

また、インナーカラーを入れる範囲が広すぎるのも、注意したいポイントです。

髪を下ろしている時でも、中から常に色が見えているようなデザインは、上品さよりもカジュアルさが勝ってしまいます。職場などのTPOによっては、不向きな場合もあるでしょう。

40代のインナーカラーは、「さりげなさ」が上品に見せるための鍵です。色も範囲も、少し控えめなくらいが、ちょうど良いバランスなのかもしれません。

境目がくっきりして「色ムラ」が目立った仕上がりになる

色の選び方や入れる範囲は良くても、インナーカラーがきれいに仕上がっていないと台無しです。特に注意したいのが、ベースカラーとの「境目」や、ブリーチ部分の「色ムラ」です。

表面の暗い髪と、内側の明るい色の境目が、線のようにくっきりと分かれてしまっている状態では不自然に見えてしまうでしょう。

上品なインナーカラーは、この境目が自然にぼかされていることが条件となります。

また、インナーカラー部分の色が均一にならず、ムラができているのもよくありません。こうした技術的な失敗は、セルフカラーだけでなく、美容室でも起こり得る失敗です。

このような失敗を防ぐにも、担当美容師との事前カウンセリングに注意してください。「境目は、ぼかすようにお願いします」と一言伝えるだけでなく、施術例が豊富な美容師を探しておくと成功しやすくなります。

髪のダメージがひどくて「パサつき」が原因で老けて見えてしまう

インナーカラーを楽しむ上で、どうしても向き合わなければならないのが、ブリーチによる髪へのダメージです。このダメージが、40代の女性にとっては、時に大きな失敗に繋がってしまいます。

ブリーチをしたインナーカラー部分のケアを怠るだけで乾燥し、パサパサの状態のまま放置した場合、せっかくの色もきれいに見えません。ツヤが失われ、清潔感のない疲れた印象を与えてしまいます。

そして、最も避けたいのが、傷んだ髪が、かえって年齢を感じさせてしまうという点です。若々しく見せるために入れたはずのインナーカラーが、パサついた髪質のせいで、逆効果になってしまっては元も子もありません。

だからこそ、40代のインナーカラーは、デザインだけでなく、その後のダメージケアまでをセットで考えましょう。

これらの失敗例を把握しておくだけでも、ご自身がオーダーする際に何を避けるべきかが見えてきます。以下では、これを踏まえて、成功するための具体的な選び方とオーダー方法をまとめました。

40代に似合うインナーカラーの選び方とオーダー方法

上記で解説した失敗例を避けるためには、「自分に似合うデザイン」を理解し、それを担当美容師に正しく伝えてください。以下では、40代のインナーカラーを成功させるための3つのポイントに絞って、詳しく解説していきます。

肌馴染みの良い「くすみカラー」や「ベージュ系」がおすすめ

40代のインナーカラーを成功させるために、最も重要と言っても過言ではないのが「色の選び方」です。ここで色選びを間違えると、せっかくのアレンジが台無しになってしまいます。

原色のような派手な色ではなく、ご自身の肌の色に自然に馴染む、上品な色味を選びましょう。髪色だけが浮いて見えるのを防ぎ、顔色を明るく見せる効果も期待できます。

具体的におすすめな色
  • アッシュ
  • ベージュ
  • グレージュ

上記のような、少しスモーキーで柔らかさのある「くすみカラー」がおすすめです。これらの色は、大人の女性の落ち着いた雰囲気に馴染みやすく、さりげないおしゃれを演出してくれます。

さらに、こうした明るく透明感のある色味は、気になる白髪をぼかして、目立たなくしてくれるという、40代の女性にとってうれしいメリットもあります。

普段は目立ちにくい「耳周り」や「襟足」がおすすめ

色の選び方と同じくらい重要なのが、インナーカラーを「どこに入れるか」という場所の選び方です。

40代の女性には、髪を下ろしている時には隠れて、アレンジした時にだけアクセントとして見えるような、さりげない場所に入れてみてください。これなら、お仕事などで派手な髪色ができない方でも、挑戦しやすいでしょう。

具体的には、以下の2箇所が特に人気です。

インナーカラーの中でも特に人気の場所
  • 耳周り(イヤリングカラー):髪を耳にかけた時や、風になびいた時に、アクセサリーのようにおしゃれに見える。
  • 襟足:普段は髪に隠れて見えないが、ポニーテールなど髪を結んだ時に、おしゃれに見える点がポイント。

インナーカラーは、ショートボブやロングヘアなど、様々な髪型と組み合わせられます。ご自身の髪型との相性や、さらに多くのデザイン例については、以下の記事も参考にしてみてください。

※参考:40代女性でもインナーカラーができる?髪型と色をチェックするのがポイント

美容室でのオーダーは「写真」を見せるのがおすすめ

似合う「色」と「場所」が決まったら、いよいよ美容室での頼み方です。

とにかく、なりたいイメージに近い「写真」を何枚か用意して見せましょう。言葉だけで「ベージュ系でさりげなく」と伝えても、その捉え方は人それぞれのため、失敗をするリスクが高まります。写真があれば、認識のずれを最小限に抑えられるでしょう。

「この写真の『色味』で、入れる場所はこの写真のように『耳周りだけ』」というように、複数の写真を組み合わせて、好きな部分を具体的に伝えるのもおすすめです。

また、「白髪ぼかし」としてインナーカラーを取り入れたい場合は、その目的をはっきりと伝えてみてください。

白髪を活かした、若々しく見える髪型という視点からも、担当美容師が様々な提案をしてくれるはずです。白髪を活かす髪型については、以下の記事も参考にしてみてください。

※参考:【髪の長さ別】白髪でも若く見える髪型3選!ポイントをおさえれば誰でも似合う!

「白髪ぼかし」としてインナーカラーを活用する方法

40代になると、増えてくる白髪に対しての悩みは大きいのではないでしょうか?そこで、ただ暗く染めて隠すだけでなく、インナーカラーを「白髪ぼかし」として活用してみてください。

これは、白髪の近くに、白髪と馴染む明るい色を筋状に入れることで、根元から新しい白髪が伸びてきても、くっきりとした境目を目立ちにくくする技術です。

白髪を「隠すべきもの」として暗い色で塗りつぶすのではなく、デザインの一部として「活かす」ことで、より自然で、明るくおしゃれな印象に仕上げられます。また、根元が気になりにくいため、白髪染めの頻度を減らせるのも大きなメリットです。

この「白髪ぼかし」の詳しい仕組みや、費用、オーダー方法などについては、以下の記事で専門的に解説しています。興味のある方は、ぜひご覧ください。

※参考:白髪染めが高いと感じるのは自分に合った方法をしてない!節約するにはコレ!

インナーカラーで失敗した時の応急処置の方法と美容室での直し方

インナーカラーで万が一失敗してしまっても、焦る必要はありません。まずは落ち着いて、ご自身の髪の状態を確認してください。

以下では、まずご自宅でできる「応急処置」の方法から、美容室で根本的に直してもらう方法、そしてその際に上手な相談をするためのコツまで、順番に解説していきます。

自宅で色の濃さ・ムラを調整して応急処置をする方法

インナーカラーが思った通りの仕上がりにならなかった時、「次の美容室の予約まで待てない」という場合もあるかと思います。そんな時には、自宅でできる応急処置をいくつか把握しておきましょう。

応急処置の方法の一例
  • 色が濃すぎた・暗すぎた場合:洗浄力の少し高いクレンジングシャンプーや、炭酸シャンプーなどで数回髪を洗ってみる。場合によっては、色が少し薄くなる時がある。
  • 色ムラが気になる・黄ばみが出てしまった場合:色ムラが気になる場合や、黄色く色落ちした場合は、「紫シャンプー(ムラシャン)」を使ってみるのもおすすめ。
  • 色が明るすぎる・派手すぎる場合:一時的に色を隠したい時には「ヘアマスカラ」や「ヘアカラースプレー」を試してみる。その日だけ隠せる可能性がある。

これらは、あくまで一時的な応急処置です。根本的な解決をしたい場合は、やはり美容師に相談してみてください。

根本的に解決したいなら美容室に相談すること

自宅での応急処置で解決しない場合や、デザインそのものをきれいにやり直したい場合は、美容師に相談しましょう。失敗の状態に合わせて、最適な方法を提案してくれるはずです。

提案してくれる内容の一例
  • 色が明るすぎる・派手すぎる場合:上から、希望する落ち着いた色味を重ねて、トーンを暗くする。髪への負担を考慮しながら、自然な色に調整してくれる。
  • 色が濃すぎる・暗すぎる場合:専用のカラーリムーバーを使い、一度入れた染料を穏やかに取り除いてくれる。髪の状態によっては負担が大きいため、よく相談する。
  • 色ムラができてしまった場合:全体の髪色を見ながら、色ムラの部分を馴染ませるように、複数の色を使い分けて繊細に染め直してくれる。

また、インナーカラーは染めてから時間が経つと、どうしても色落ちが早い、という性質も持っています。きれいな色を長持ちさせるための基本的な知識については、以下の記事も参考にしてみてください。

※参考:ヘアカラーをしていて色落ちが気になる人はするべき方法3選!40代以上の人は特に必見

美容室でうまく伝えるための「相談のコツ」

美容室で失敗した髪を直してもらう際、最も大切なのが、最初のカウンセリングです。

相談のコツ
  • 「どこが・どう」気に入らないのかを具体的に伝える:「インナーカラーの色が思ったより派手すぎた」というように、どこが、どのように気に入らないのかを、できるだけ具体的に言葉にするのが大事。
  • 「次はこうなりたい」という理想の写真を用意する:理想のイメージに近い写真を用意していくのが最も確実。色味のニュアンスや、デザインの雰囲気を、視覚で共有できる。

失敗を責めるのではなく、あくまで「次はこうしたい」という前向きな相談をしてください。美容師との良い関係を築き、理想の髪型に仕上げるためのコツです。

インナーカラーを失敗して受けたダメージを最小限に抑える方法

インナーカラーといっても、特にブリーチを伴う施術の場合、40代の女性が最も心配されるのが「髪へのダメージ」ではないでしょうか?

「一度傷んだら、若い頃のように回復しないかも」という不安はわかります。

しかし、正しいケアを計画的に行えば、ダメージの進行を抑え、きれいな状態をキープできるでしょう。以下では2つの観点から、ダメージを最小限に抑えるためのポイントを解説していきます。

毎日のダメージケアがインナーカラーの失敗をケアする基本

ブリーチを使ってインナーカラーをした髪は、どうしても乾燥しやすく、デリケートな状態になっています。ダメージの進行を防ぎ、きれいな状態を保つためには、毎日の丁寧なヘアケアが欠かせません。

まず、お風呂上がりには、必ず洗い流さないトリートメントやヘアオイルを使い、髪に潤いと油分を補給しましょう。髪が濡れているうちにケアをしておくと、成分が浸透しやすくなり、ドライヤーの熱からも髪を守ってくれます。

また、日々の生活の中にも、髪へのダメージ要因は潜んでいるため、髪を乾かす際は、ドライヤーを近づけすぎず、同じ場所に熱を当て続けないようにしてください。

また、日差しが強い日の外出時には、髪にも使えるUVカットスプレーを活用し、帽子や日傘で髪を保護する意識も大切です。

このように、髪をやさしくいたわる毎日の習慣が、ダメージを受けた髪の状態を、少しずつ良い方向へと導いてくれます。

サロンでのメンテナンスも必須

毎日のセルフケアに加えて、定期的に美容室でメンテナンスを受けるのも、髪をきれいな状態で保つためにはとても有効です。

例えば、美容室で使われる「髪質改善トリートメント」がおすすめです。ご自宅でのケアでは届かない髪の深層部まで、栄養を集中的に補給できます。ブリーチによるダメージが特に気になる場合は、髪の状態に合ったトリートメントを定期的に受けてみましょう。

また、インナーカラーをきれいに保つには、定期的な染め直しも必要です。ただし、頻繁すぎるとダメージの原因になります。以下の目安に美容師と相談しながら、計画的に行ってください。これがダメージの連鎖を防ぐコツです。

染め直しを行う際のおすすめの頻度
  • 色味の補充:1〜1.5ヶ月
  • ブリーチ部分の根元のリタッチ:3〜6ヶ月

このように、日々の丁寧なセルフケアと、計画的な美容室でのメンテナンスを組み合わせによって、インナーカラーによるダメージを最小限に抑えられるでしょう。

インナーカラーを味方につけて、40代のおしゃれをもっと自由に楽しもう

今回は、40代の女性のための「インナーカラー」をテーマに、上品に見せるための条件から、失敗しないオーダー方法、そして万が一失敗した時の直し方まで、幅広くご紹介しました。

インナーカラーは、決して若い世代だけの特別なものではありません。「若作り」や「派手」といった失敗を避けるためのポイントさえ意識できれば、インナーカラーを長く楽しめるようになります。

白髪をぼかすきっかけとして、あるいは、マンネリ気味の毎日に少しの変化を加えるためにも、あなたがインナーカラーを味方につけ、自分らしいおしゃれをもっと自由に楽しむ、その第一歩になれば幸いです。

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