朝はきれいに整えたつもりが、外に出て少し歩くだけで、サイドがふわっと膨らんでしまうといった経験をした方はいないでしょうか?
鏡を覗くたびに、また広がってきたと感じる日が続くと、髪のお手入れに前向きになりにくいものです。
髪が横に広がる原因は、ひとつではありません。
湿気、カラーや熱によるダメージ、もともとのくせや骨格、そして年齢を重ねるなかでの髪質の変化など、いくつかの要因が重なって表に出ていることがほとんどです。
そこで、ご自分のタイプに合わせて対処する順番を変えるだけで、毎日の手応えはずいぶん変わってきます。
今回は、横に広がりやすい髪の原因をタイプ別に整理し、今すぐ実感できる対処法、毎日の習慣、そして根本のケアまでを、美容師の視点でお伝えします。
毎日のケアに、内部補修を1ステップ加えたい方には、加水分解ケラチン配合のアウトバストリートメント「エポハリツヤケラチンエッセンス」もおすすめです。
タオルドライ後にスプレーしてなじませるだけなので、忙しい朝晩でも無理なく取り入れていただけます。
結論:髪が横に広がるのは水分のバランスが乱れているから!
髪が横に広がる原因は、ひとつではありません。
様々な原因のうちの2〜3つが重なり、それが症状として表に出てきます。
特に40代後半からは、ご自身でも気づかないうちに髪の中の水分量が変わり、同じケアで毛先がまとまらなくなることは珍しくありません。
まずは、自分の髪の広がりはどの要因が強いか見極めてみましょう。
そこから始めると、対処の道筋が見えてきます。
- 横に広がりやすい主な要因の一例
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- 湿気:雨や汗の多い季節に、外気の水分を髪が吸って広がる
- ダメージ:カラーや熱で内部が傷み、水分を抱え込みすぎて膨らむ
- くせ毛・骨格:生えぐせやハチ張りで、サイドや耳上に量が集まる
- 加齢変化:髪質そのものが変わり、毛流れが揃いにくくなる
美容師として現場で見てきた範囲では、原因がひとつだけで広がっているお客様はほとんどいませんでした。
様々な要因が絡んでおり、どれが強く出ているかを見極めながらケアを選んでいきます。
髪が横に広がる原因
広がり方の傾向を、4つに分けてみました。
ご自身に当てはまるタイプを探しながら読み進めると、この後の対処法にそのまま活かせられます。
湿気で髪内部の水分のバランスが崩れているのが主な原因
梅雨や雨の日、汗をかきやすい季節に、朝より夕方のほうが広がると感じた経験はないでしょうか?
これは、髪が外の空気から水分を取り込んで膨らんでいる状態です。
髪の表面を守るキューティクルが少しでも開いていると、空気中の水分が内側に入り込みやすくなります。
湿度の高い日にうねりや広がりが強く出やすい方は、髪の内部の水分量が安定しにくいタイプと考えてよいでしょう。
- 湿気で広がりやすいサイン
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- 朝より夕方のほうが広がる:外出のあいだに湿気を吸って膨らむ
- 梅雨や雨の日に手がつけられない:いつものスタイリングが効きにくくなる
- 汗をかく季節にサイドがふくらむ:頭皮の汗が髪に移り、湿気と同じように働く
- オイルを足してもすぐに戻る:表面の保護だけでは内部の水分を押さえきれない
※参考:雨の日の髪はトラブル続出!髪の広がりやうねり対策におすすめのヘアケア方法や髪型
人によってはヘアカラーや熱によるダメージで髪が水分を吸いやすくなっている
昔と同じケアをしているのに、最近だと髪がまとまらないと感じている方は、髪の内部が以前と変わっているのかもしれません。
ヘアカラーやアイロン、コテを繰り返すと、髪の内部組織がやせていき、水分を抱え込みすぎる状態になりやすくなります。
膨らみやうねりが強く出るだけでなく、トリートメントの持ちが以前より短くなる、というご相談もよくいただきました。
- 経験談
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白髪染めを月に1回のペースで続けていらっしゃるお客様の中には、「以前と同じオイルを使っているのに、最近は効きが弱く感じる」とおっしゃる方が増えていました。
実際に髪を触らせていただくと、毛先のダメージがひどくなっている方が多かったイメージです。
ダメージ毛は乾燥しやすくなっており、水分を吸収しやすい傾向にあります。同じケアで仕上がりが整わなくなったタイミングは、補修系のアイテムに切り替える合図と受け取ってみましょう。
※参考:白髪染めが1ヶ月もたない6つの原因とは?根元を目立たせないリタッチ術も解説
くせ毛や生えぐせ、ハチ張りでサイドにボリュームが出ている可能性がある
直毛だと思っていたのに、なぜか耳の上だけ膨らむというご相談も少なくありません。
サイドの広がりは、髪質そのものよりも、生え方や骨格が関係しているケースもあります。
そもそも、くせ毛は髪の断面が丸ではありません。
楕円や歪んだ形をしており、伸びる過程でねじれてしまっています。
生えぐせは毛穴の向きで決まり、ハチ張りは骨格的にサイドの上のほうへ量が集まりやすい構造です。
いずれも生まれもった条件のため、無理に押さえ込むよりも向き合い方を変えてみてください。
そのほうが現実的です。
※参考:40代になって髪のうねりがヤバい!縮毛矯正するべきか悩むべき人は見て!
年齢による髪質の変化で毛流れが揃いにくくなっているのも原因の一つ
40代を境に、同じケアをしても髪がまとまりにくくなっているといった事例は少なくありません。
これは、髪質そのものが少しずつ変わっているサインです。
年齢を重ねると、うねりを含む髪の割合が増え、髪の毛1本ずつの太さや手触りにもばらつきが出てきます。
直毛だった方が部分的にうねり始めると、毛流れが揃いにくくなり、結果として横に広がって見えるというわけです。
- 経験談
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実際に、ご来店したお客様は、伸びた分だけ整えてとご希望される方がほとんどなのですが、しばらく経つと急に、今までどおりの髪型でも「朝にセットが決まりにくくなった」とご相談くださる方がいます。
これは多くの場合、髪質の変化を体感されたタイミングです。
私としては、髪型のシルエットや乾かし方を一段アップデートする合図と受け取って、ご提案を切り替えるようにしていました。
髪が横に広がる時の今すぐ実感できる対処法
原因が見えてきたところで、ここからは対処法を4つに分けてご紹介します。
どれも美容室に行かずに、今日からご自身で試せる範囲の内容ばかりです。
まず耳横の髪の根元を押さえて乾かす
横の広がりを今すぐ落ち着かせたい時は、ドライヤーの使い方が重要です。
スタイリング剤やアイロンに頼る前に、まず乾かし方を把握しておきましょう。
サイドの膨らみが変わります。
そもそもサイドの広がりは、根元が立ち上がる方向でほぼ決まるといってもよいでしょう。
ドライヤーの風を下から当ててしまった場合、根元がふわっと持ち上がり、結果として横に広がってしまう原因になりかねません。
逆に、根元を指で軽く押さえながら上から斜め後ろに風を当ててみてください。
毛流れが下や後ろへ整い、サイドが落ち着いていきます。
- 耳横を乾かす手順
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- タオルドライで水気を取る:こすらず、頭皮に指を入れて軽く挟むように押さえる
- アウトバストリートメントは中間〜毛先に:根元には付けず、量は少なめから始める
- 根元から乾かす:頭頂部から始め、耳上やサイドはあとに回す
- 耳上の根元を指で押さえる:もう片方の手で、上から斜め後ろへ風を流す
- 中間〜毛先は上から下へ:手ぐしを通しながら、毛先をすっと引き下げる
- 最後に冷風で形を固定:根元から毛先へ、10秒ほど冷風を流す
- 経験談
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お客様の中には、ヘアアイロンを使って髪が広がるのをで広がりを押さえている方も一定数いました。
乾かし方を見せていただくと、髪を乾かしきる前にアイロンを使ってしまっていて、根元の方向が定まらないまま熱で形を作っているケースも少なくありませんでした。
暑い時期や腕が疲れる日に、ドライヤーを早めに使うのをやめてアイロンへ持ち替えたくなるのは無理もありませんが、乾かしきれていない髪に熱を当てるとよくありません。
内部に残った水分が一気に飛び、ダメージと広がりの両方を招きやすくなります。お店で乾かし方の手順を一緒におさらいすると、アイロンより先にドライヤーだったのかと納得される方も多くいました。
スタイリング剤の付け方を見直す
スタイリング剤を付けても、夕方には広がってしまうというお悩みは、量と付ける順番を変えるだけで解消できる可能性があります。
横に広がる髪は、表面だけに塗っても効きません。
表面はコーティングされても、内側の根元〜中間が湿気を吸って膨らんでしまうためです。
以下のようなイメージで付けると、サイドが落ち着きやすくなります。
- サイドを落ち着かせるための手順
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- 手のひらに少量を取る
- 内側の中間〜毛先からなじませる
- 最後に表面を整える
スタイリング剤の種類は、髪質や仕上がりの好みで選び分けるとよいでしょう。
ちなみに、乾燥が気になるからとスタイリング剤やアウトバストリートメントを多めに付けていらっしゃる方は少なくありません。
しかし、一度に大量に付けると表面が重くなり、内側の動きが死んで、結果として根元から広がってしまうことがあるので注意してください。
500円玉大ではなく、まず10円玉大くらいから始めて、足りなければ少しずつ重ねていってください。
この付け方のほうが、結果的に総量を抑えられて仕上がりも軽くなります。
ご自身の髪質と剤形の相性を見つけるところまで含めて、ケアの一部と捉えてみてください。
- 仕上がり別の選び方
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- ヘアオイル:ツヤを出しつつ広がりを押さえたい方、毛先が乾燥しがちな方におすすめ
- ヘアバーム:束感や立体感を作りたい方、ハチ周りのボリュームを落ち着けたい方におすすめ
- ヘアミルク:軽い質感が好みの方、髪が細くてオイルだと重く感じる方におすすめ
- ヘアミスト:朝の寝ぐせ直し中心の方、根元の浮きを整えたい方におすすめ
※参考:髪の毛の広がりを抑えるスタイリング剤があるの知ってる?選び方や使い方には要注意
顔まわりレイヤーとひし形シルエットなどの髪型を変えるのもおすすめ
毎日ヘアセットが大変だと感じているなら、ヘアカットで髪型を整えてしまいましょう。
サイドの広がりを抑える前提とした髪型をカットで整えてもらうと、ドライ後のひと手間が大きく減ります。
横に広がりやすい髪は、ハチ周り(耳の上のあたり)に量が集まっている方が多く、そこを単純に軽くすると、短い毛がピンと立って広がりが悪化するケースもあります。
前回毛量をすいてもらったのに、それから余計に広がるというご相談をいただく時も、拝見するとサイドの内側の毛が短く軽くなりすぎていて、伸びる過程で立ち上がりやすくなっている状態のことがよくあります。
量を減らすカットではなく、別の方法でシルエットを整えてもらうといった発想のほうが満足できるケースも少なくありません。
- サイド膨らみをカバーするカットの一例
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- 顔まわりレイヤー:頬〜あごラインに段を入れ、サイドの量を縦方向に流す
- ひし形ボブ:頭頂はふっくら、サイドは内側に入る形でハチを目立たせない
- あえて重めの髪型にする:毛先の重さを残し、サイドが外に跳ねるのを押さえる
- 美容室で伝えるべきオーダー
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実際に美容室に行った時に、担当美容師へ「耳の上が横に膨らみやすい」や「ハチが張っている」と伝えてみてください。
スマートフォンに広がっている日の写真を1枚だけ撮っておくと、お互いの認識がそろいます。
量を減らしてというオーダーは、サイドが広がりやすい方にとっては逆効果になるリスクもあるため、サイドの量はあまり減らしすぎずに、サイドのボリュームを落ち着かせたいと伝えるのがおすすめです。また、カットを後回しにして、伸びたままセットを続けていらっしゃる方も少なくありません。
特に毎朝のセットを面倒だと感じている方ほど、カットの周期を整えるとドライとスタイリング剤だけでまとまる髪に近づきます。
くせを活かしたヘアアレンジで上手にカバーする
くせや広がりを直すものと捉えると毎日が大変ですが、活かすものとして向き合うと、髪型のバリエーションが広がります。
もともと、うねりやくせがある髪は無造作ヘアや、レイヤーを活かした髪型と相性がよいでしょう。
サイドの広がりが気になる日は、髪を耳に掛けるだけでなく、髪を結ぶ位置を工夫するだけでも、印象が変わってくるものです。
広がりを毎日整え続けるのは、思っている以上にエネルギーを使います。
そのため、週末や雨の日だけでも、ヘアアレンジのバリエーションを増やしてみてください。
気持ちにも余裕が生まれておすすめです。
- くせを活かす日のアレンジ例
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- 片耳掛け:広がっている側を耳にかけ、反対は流して非対称のシルエットに
- ハーフアップ:トップを軽くまとめ、サイドの広がりを縦方向に流す
- ローポニー:耳の下〜うなじで結び、サイドを後ろへ寄せる
お客様の中には、うねりを直そうと頑張っていた時期より、くせを活かしたアレンジを取り入れたほうが楽だったと話してくれる方もいました。
気軽な方法を見つけてチャレンジしてみてください。
広がりにくい髪を育てる毎日のヘアケア習慣
対処法でその場を整えたら、次は広がりにくい髪に育てるための毎日の習慣化が重要です。
乾かし方、アウトバストリートメント、朝のセット、そして顔まわりのケアというように、それぞれの場面に分けて見直していきましょう。
シャンプー後は根元から乾かし、最後に冷風を当てる
髪の広がりを防ぐ第一歩は、夜の髪の乾かし方にかかっています。
シャンプー後の乾かし方が翌朝の仕上がりを決める、と言ってもよいくらいです。
髪が完全に乾く前に放置すると、内部の水分量がばらばらの状態で固まり、翌朝にうねりや広がりとして表に出てきます。
その場合は、「温風で形を作り、冷風で固定する」といった考え方を意識して髪を乾かしてみてください。
美容師が現場で使っているこの手順は、ご自宅でもそのまま再現できます。
- 広がりにくい乾かし方
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- タオルドライで根元の水気を取る
- アウトバストリートメントを中間〜毛先に付けておく
- 根元から温風で乾かす
- 中間〜毛先はドライヤーの風を上から下に向けて乾かす
- 9割乾いたら冷風に切り替えてキューティクルを引き締める
- 完全に乾かしてから就寝する
ドライヤーだけで髪の広がりは変わらないと考えている方も多いのですが、実際に美容室で施術前に乾かし方を変えるだけで、耳の上の膨らみが半分くらいに収まる方は珍しくありません。
この方法を意識するだけでも、翌朝の髪の状態が変わるかもしれないので試してみてください。
アウトバストリートメントで水分バランスを整える
髪の内部の水分が安定すれば、外気の湿度に影響されにくくなります。
その水分のバランスを支えるのが、アウトバストリートメントの役割です。
タイプによって役割が異なるため、髪質や悩みに合わせて使い分けましょう。
オイル系は表面のコーティングとして使い、ミルク系は内部への水分補給、ミスト系は軽い水分補給と寝ぐせ直しに使ってみてください。
- 髪質別に選びたいタイプ
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- ヘアオイル:パサつきやツヤ不足が気になる方、毛先が乾燥しがちな方におすすめ
- ヘアミルク:細毛や軟毛の方、内部に水分とタンパクを入れたい方におすすめ
- ヘアミスト:朝のリセット用に、寝ぐせや前髪の浮きが気になる方におすすめ
- クリームやバーム:硬毛・くせ毛の方、まとまりを出したい方におすすめ
- 経験談
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美容師が髪の広がりを整える時、ドライヤーで形を作る前にアウトバストリートメントで熱のダメージを最小限に留めてから取りかかる時があります。
髪が強めに広がっている時には、一度根元から濡らして髪をリセットし、半乾きの段階でアウトバストリートメントを付けてドライヤーで整えるのがよくある流れです。
ご自宅でも同じ手順を踏むだけで、仕上がりは変わります。また、お客様の中には「ヘアオイルさえあれば大丈夫」とおっしゃる方が一定数いました。
ただ、オイルは髪の表面をコーティングする働きが中心で、内部に水分を補給する役目はあまり得意ではありません。乾燥が気になる方ほど、まずはミルクやミストで内側に水分を入れてから、オイルで蓋をする、という二段重ねがおすすめです。
朝はブラシとスタイリング剤で表面の浮き毛を整える
夜に髪を乾かして形を作っても、朝起きると形が崩れているものです。
ここで力技でアイロンを使って髪型を整えるよりも、ヘアブラシで毛流れを整えるほうが、髪への負担も少なくきれいに収まります。
そもそも、表面の浮き毛の原因は、寝ている間の摩擦や静電気です。
猪毛などの動物毛が混ざったヘアブラシは、人の髪に近い性質を持つため、静電気を起こしにくく、表面のキューティクルを整えながら毛流れを揃えてくれます。
- 朝の整え方
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- 毛先から丁寧にほぐしてブラッシングをしていく
- 表面の浮き毛をブラシで整える
- スタイリング剤を内側からなじませておき、表面は最後に手の残ったものを付ける
- 仕上げに毛流れの方向に沿って軽くヘアブラシで整える
朝にアイロンを使うなら、ブラシで髪を整えた後に仕上げとして使うのが理想的です。
※参考:猪毛を使ったヘアブラシの選び方と40代のツヤ髪習慣!ケラチン併用のすすめ
顔に張り付く髪は、静電気・汗・スタイリング剤の付けすぎ
歩いていると髪が頬に張り付いて、何度も払うのが地味なストレスだというお悩みもよく伺います。
これは広がりとは少し違う原因です。もちろん対処の方向もまた別になります。
顔に張り付く原因は、大きく分けて3つです。
- 顔に張り付く主な要因
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- 静電気:冬場のマフラーや帽子の脱ぎ着、ニット素材との摩擦で帯電する
- 汗・皮脂:暑い季節に頭皮の汗が顔まわりへ伝わり、毛先を頬に貼り付ける
- スタイリング剤の付けすぎ:表面のオイル分が顔の皮脂と引き合って吸い寄せられる
冬場にマフラーを除けた後に顔まわりが張り付くようでしたら、ミルクタイプのアウトバスをひと押し分だけ手のひらに薄く伸ばし、中間から顔まわりだけになじませると、静電気が落ち着いて軽さも保てます。
逆に夏場の汗で張り付く時には、スタイリング剤の量を半分に減らし、頬に当たる前髪と耳前の毛だけサラッとした質感のミストでリセットしましょう。
頭皮環境とエイジングケアは根本的な大事な対策
即効性のある対処と日々の習慣を把握できたら、最後は根本に当たる頭皮環境と内部補修のお話です。
年齢に応じてケアを少しずつ更新し、土台と内部の両方を整えていきましょう。
年齢と共に髪質が変わる場合は、毎日行うケアを少しずつ見直していくこと
40代後半を境に、同じ商品を使い続けているのに、最近しっくりこないと感じる方が増えてきます。
これは、髪と頭皮の状態がじわじわ変わっているサインです。
ケアを少しずつ見直していきましょう。
髪質の変化は誰にでも起こることで、否定したり対抗したりするものではありません。
乾かし方、ヘアカラー後の保湿、補修の重ね方の3つを少しずつ見直していくと、変化と上手につき合えるようになります。
- ケアを見直す優先順位
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- 乾かし方:根元から温風、最後に冷風という基本を毎日続ける
- ヘアカラー後のケア:染めた当日〜3日間は補修系のトリートメントを取り入れる
- シャンプーの選び方:洗浄力が強すぎないアミノ酸系を中心に切り替える
- 補修系アイテムの導入:ヘアミルクやヘアミストに水分補給とたんぱく質を取り入れる
- 経験談
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お客様が、ここ最近、髪がパサついて広がりやすいとご相談くださる時に、特に月1〜2回のペースで白髪染めを続けていらっしゃる方は、加齢による乾燥も重なって、髪のまとまりに影響が出やすい印象です。
同じケアを続けるよりも、まずは補修系のアウトバストリートメントを1本加えてみてはと提案していました。
それが面倒だという方は、週1回のサロントリートメントも試してみてはどうかという提案もしていた記憶があります。
このような小さな見直しから始めると、無理なく続けやすいでしょう。
※参考:40代・50代で髪がまとまらないのはなぜ?更年期世代の原因とケア方法
これから生える髪の土台づくりとして、頭皮環境を整えておく
いま生えている髪のケアと並行して、これから伸びてくる髪のために頭皮環境を整えていくことも、長い目で見ると違いが出てきます。
頭皮は髪が育つ土台にあたる部分です。
だからこそ、清潔でやわらかい状態を保ちましょう。
極端に洗いすぎても、逆に皮脂や汚れを残しすぎても、どちらも頭皮の負担になります。
日々のシャンプーと生活習慣を整えるだけでも、頭皮の調子はずいぶん変わってくるものです。
- 頭皮環境を整える日々の習慣
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- シャンプー前に予洗い:38度前後のお湯で1〜2分しっかり流す
- 指の腹で頭皮を動かすように洗う:爪を立てず、やさしくマッサージする
- すすぎを長めに取る:シャンプーの時間の2倍を目安に丁寧に流す
- 頭皮までしっかり乾かす:濡れたまま放置したら雑菌が増えやすい
- 睡眠と食事を整える:頭皮の調子は体調の影響を受けやすい
頭皮を強くこするのはもちろん、洗浄力の強いシャンプーで朝晩2回洗うのもよくありません。
本来必要な皮脂まで取り除かれて、かえって乾燥や脂っぽさを招いてしまいます。
さらに髪内部の補修ケアで広がりにくい質感を目指す
頭皮の土台を整える習慣と並行して、今生えている髪を支える内部の補修ケアも習慣に加えると、毎日の手触りが変わってきます。
髪の主成分は、ケラチンと呼ばれるたんぱく質です。
ヘアカラーやアイロン、紫外線などで髪の毛がボロボロになっていくと、髪の中身がスカスカになり、外気の湿度に影響されて広がりやすくなります。
ケラチンに着目した補修ケアは、髪の主成分そのものに目を向けた方法です。
足りない部分を補うイメージで取り入れてみましょう。
タオルドライの後に数プッシュなじませるミストタイプのアイテムを使うと、毎日の流れに無理なく続けられるはずです。
- 補修ケアを取り入れる流れ
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- シャンプーとトリートメントを終えてタオルドライ:水気を軽く拭き取る
- ケラチン配合のミストを全体にスプレー:中間〜毛先を中心になじませる
- アウトバスオイルまたはミルクで蓋をする:水分を逃がさないように
- ドライヤーで温風から冷風へ仕上げる:手順は前章のとおり
弊社おすすめのエポハリツヤケラチンエッセンスはドライヤー前の習慣に取り入れる
エポハリツヤケラチンエッセンスは、加水分解ケラチンを配合したミストタイプのアウトバストリートメントです。
タオルドライ後にスプレーしてなじませるだけで取り入れられます。
毎日のケアに1ステップだけ付け加えるだけなので、忙しい朝晩でも無理なく続けていただきやすいアイテムです。
気になる方は、成分や使い方の詳細を商品ページからご確認ください。
※商品詳細:エポハリツヤケラチンエッセンス
髪が横に広がる方からよくいただく質問
最後に、髪が横に広がる方からよくいただく質問にお答えします。
短めに整理していますので、ご自身の状況に近いものから読み進めていただいて構いません。
### Q. 直毛なのに髪が横に広がるのはなぜですか?
A. 直毛でも、硬毛・多毛・生えぐせ・ハチ張りといった条件が重なると、サイドにボリュームが集まって横に広がって見えます。
特にハチ周りに量がある方は、カットで無闇にすいてもらうと、短くなった毛がピンと立って逆に広がりが強く出るケースもよくあります。
量を減らすといったカットではなく、別の方法でシルエットを整えてもらいましょう。
そして根元を押さえる乾かし方を合わせていくと、落ち着きやすくなるはずです。
Q. 耳の横だけ膨らむ時はどうすればよいですか?
A. 耳の上の膨らみは、生えグセと毛量によって起きているケースが多い印象です。
乾かす時には、耳上の根元を指で押さえながら、上から斜め後ろに風を当てて流すと落ち着くのではないでしょうか?
それでも気になる場合は、軽い質感のヘアミルクやバームを内側になじませて、手のひらで押さえてみてください。
鏡の前でボリュームが出る箇所を指差しでご確認いただき、その状態の写真を1枚撮っておくと、美容室でも相談がスムーズになります。
Q. くせ毛で髪が横に広がる場合は自宅ケアだけでカバーできますか?
A. 自宅でのケアで、くせ毛をまっすぐの髪に完全に変えるのは難しいのが正直なところです。
ただ、扱いやすい状態に整えていくことは十分可能です。
乾かし方の見直し、補修系のアウトバスの導入、そして月に1回ほどの集中ケアの3つの方法を習慣化していくと、日中の広がりは落ち着くでしょう。
どうしても扱いが大変な日が多いのなら、美容室で縮毛矯正やストレートパーマを部分的に取り入れてみるのもおすすめです。
Q. 髪が顔に張り付くのも広がりと関係ありますか?
A. 関連はありますが、原因はやや別ものです。
顔への張り付きは、冬場の静電気や乾燥、夏場の汗、そしてスタイリング剤の付けすぎで起こります。
広がりを落ち着かせようとオイルを多めに付けた結果、顔の皮脂と引き合って張り付くというパターンも少なくありません。
ミルクタイプのアウトバストリートメントを内側だけに少量、もしくはミストで顔まわりを軽くリセットするといった方法から試してみてはいかがでしょうか?
Q. 髪が横に広がるのが嫌で縮毛矯正したいのですが、これは大丈夫ですか?
A. 縮毛矯正は広がりを根本から落ち着かせる選択肢のひとつで、合う方には大きな助けになります。
ただし、髪のダメージや頭皮の状態によって向き不向きがあるため、まずは美容師にご相談してください。
全体ではなく、顔まわりやサイドだけといった部分的な矯正で様子を見る方も多く、結果に満足されるケースもあります。
自宅でのホームケアで扱いやすくなるところまで整えてから、必要に応じてサロンで部分的に取り入れる、という流れがおすすめです。
今日からできる、広がりにくい髪への一歩
髪が横に広がる背景には、湿気・ダメージ・くせや骨格・加齢による髪質の変化など、複数の要因が重なっているケースがほとんどです。
すべてを一度に解決しようとせず、まずは今日の夜のドライを丁寧に整えるところから始めてみてください。
根元から乾かし、最後に冷風でキューティクルを引き締めて形を整えましょう。
それだけで、翌朝の手触りは変わってきます。
その上で、アウトバストリートメントの見直し、朝の整え方、頭皮と内部補修のケアを少しずつ続けていくといった流れが、無理なく続けやすい道筋です。
広がりにくい髪は、特別なことではなく、日々の小さな選択の積み重ねで近づいていくものです。
今日のひと手間が、明日の自分の髪を少し好きになる時間につながっていきます。
ライター:メガネ
美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。
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