ドライヤーを使うことで髪質が変わるという話をご存知でしょうか?多くの方が実践しているにもかかわらず、自分の髪質に変化を感じられない方も少なくないようです。実は、ドライヤーを使っても髪質が変わらない方には理由があるのです。ここでは、使えば使うほど髪がきれいになるドライヤーの使い方や選び方についてまとめてみました。ツヤツヤの髪質を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。
ドライヤーを使ったら髪質が変わるのは本当?
ドライヤーを使うことで髪質が変わると紹介しましたが、まずはここでいう「髪質」について説明しておきましょう。
髪質は、人それぞれ異なるものです。特に髪質に悩みがある方にとっては、現状に満足できていないかもしれません。ドライヤーで変わるという意味での髪質とは、以下のような状態に変化することを指します。
- 髪質が変わる定義
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- ツヤがある
- ダメージが少なくて広がらない
- ハリやコシがある など
つまり、ここでいう髪質とは「自分にとってのきれいな髪質になる」ということです。ドライヤーで理想の髪質に仕上げられるかどうかは、ドライヤーの使い方と選び方が鍵となります。
※参考:正しくは薄毛ではありません!細毛や軟毛は髪質が変わらないと悩む人へ
ドライヤーで髪質が変わる理由
ドライヤーで自分の理想に近い髪質に変わると紹介しましたが、まだ疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。そこで、髪質が変わるとされる理由をまとめてみました。大きく分けて3つあります。
- ドライヤーで髪質が変わる理由
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- 頭皮の状態を悪化させない
- 熱によって髪質が変えられる
- ドライヤーに搭載された機能で髪質が変えられる
これらの理由をしっかり理解すれば、納得してドライヤーを使って髪質改善に取り組めるようになるでしょう。
理由≪1≫頭皮の状態を悪化させない
ドライヤーで髪質が変わる理由のひとつは、頭皮の状態が関係しているからです。髪の毛は頭皮にある毛穴から生えていることは、誰でもイメージできると思います。ドライヤーを使わずに髪を自然乾燥させていると、頭皮にいる雑菌が繁殖して頭皮が荒れてしまう可能性があります。
その結果、髪の毛が正常に成長しにくくなり、自分の理想とはかけ離れた髪質になってしまうのです。頭皮の状態を整えないと、肌と同じように頭皮も老化が進み、髪質にも影響を与えてしまいます。ドライヤーは髪を乾かすだけでなく、頭皮も乾かすことができる便利なアイテムだと考えると理解しやすいでしょう。
理由≪2≫熱によって髪質が変えられる
ドライヤーで髪質が変えられる理由は頭皮だけではありません。髪の毛にも大きな影響があります。特に熱による効果が顕著です。
髪の毛が濡れた状態でドライヤーを使うと、約60度付近まで温度が上がった時に髪の毛の構造が変化します。これは熱変性と呼ばれる現象で、髪の毛がタンパク質でできているために起こります。例えば、ドライヤーでツヤを出したい場合は、髪を乾かす時にブラシを使いながらドライヤーの風を当てると良いでしょう。キューティクルがきれいな状態で整えられ、簡単に髪質が変わります。
※参考:軟毛でもアイロンを使っていい?おすすめの髪型と選び方もまとめてみた
理由≪3≫ドライヤーに搭載された機能で髪質が変えられる
最近のドライヤーは、単に熱風を出すだけの機器ではありません。髪をきれいに整えられるよう、メーカーごとに独自の機能を備えているのです。
例えば、よく目にするのがマイナスイオン機能です。マイナスイオンを含んだ風を髪の毛に当てると、マイナスイオン機能がないドライヤーと比べて髪が乾きすぎないよう、水分をキープしてくれます。これはマイナスイオンの特性によるもので、空気中の水分を使って髪の保湿ができるのです。
また、冷風機能がついているドライヤーなら、髪を乾かした後に冷風機能に切り替えて髪を乾かすと良いでしょう。髪を冷やすだけでキューティクルが引き締まり、ツヤが出やすい髪質になります。
ドライヤーは乾かし方ひとつで髪質が変わる!
ドライヤーで髪質が変わる理由について紹介してきました。しかし、ただドライヤーを使うだけでは、理想通りの髪質に変わるわけではありません。効率よく髪質を変える乾かし方があるので、おすすめの方法をまとめてみました。
乾かし方のポイント
まず髪質を変えるためには、ドライヤーの乾かし方を意識することが大切です。
- 乾かし方のポイント
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- 正しい距離で乾かす
- 風の向きにも注意する
- ブラシを使ってブローをする
簡単にできる方法としては、上記の3つがおすすめです。
ポイント《1》正しい距離で乾かす
ドライヤーを使って乾かす時は、一定以上の距離を保つことが大切です。目安としては、20cmほどの距離で髪を乾かすと良いでしょう。これにより、熱による髪の毛のダメージを軽減することができます。
先ほども触れましたが、髪の毛はタンパク質でできています。髪の毛の形状を変えられるメリットはありますが、ドライヤーと髪の毛との距離が近すぎると、悪い意味で髪質が変わってしまいます。距離が近すぎるとドライヤーの熱が高温になり、髪の毛にダメージを与えてしまうのです。かといって遠すぎても髪質を上手く変えられないので、適切な距離でドライヤーを使うことが重要です。
ポイント《2》風の向きにも注意する
ドライヤーの風の向きも、理想の髪質に仕上げるためには大切なポイントです。髪質を整えるには、キューティクルを意識する必要があります。そこで、根元から毛先に向かって風を当てて髪を乾かしてみましょう。キューティクルがきれいに引き締まり、ツヤが出やすい髪質に仕上がります。
ポイント《3》ブラシを使ってブローをする
ドライヤーを使う際は、ブラシを使うことも髪質を変えるポイントになります。いわゆるブローという方法です。
ただし、美容師のような繊細なブローは必要ありません。ドライヤーの風を当てながら、大きく毛束を持ってブラシで梳かす程度でも効果があります。簡単にブローをした後に冷風でキューティクルを引き締めると、よりツヤが生まれやすくなります。
もちろんドライヤーの選び方も大事!
ドライヤーを使った乾かし方だけでなく、ドライヤーそのものの選び方も大事になります。
- 選び方のポイント
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- 1.3㎥/分以上の風量が出せるドライヤー
- マイナスイオン機能がついたドライヤー
- 冷風機能がついたドライヤー
ここまで紹介してきたように、髪質を変えるにはドライヤーの機能も大切です。強い風量で乾かせる上に、髪のダメージを抑えられるドライヤーを選ぶと、理想の髪質に近づきやすくなります。
ドライヤーで髪質が変わるのは本当!ただし普段のケアも正しい方法にして!
ドライヤー一つで髪質が変わるのは、髪が乾く過程でドライヤーの熱と風の扱い方が関わっているからです。少しの意識の違いで、髪質は大きく変わります。できるだけ理想の髪質に近づけるように、正しい使い方とドライヤーの選び方を心がけてみてください。
ただし、正しくドライヤーを使っているからといって、普段のケアを怠ると効果が十分に得られません。
※参考:女性が湯シャンをしていいの?正しいやり方とやっていい人の特徴
髪質が変わるのはドライヤーだけが要因ではありません。頭皮や髪の状態を見ながら、自分に合ったヘアケアを見つけていくことが大切です。
ご参考になれば幸いです。