朝の忙しい時間、サッと髪をまとめた鏡の中の自分を見てドキッとした経験はないでしょうか?
おしゃれのつもりで結んだはずなのに「なんだか疲れて見える」と、ふと手が止まってしまう瞬間です。
そのお疲れ感の正体は結び方のセンスだけではありません。
年齢とともに変化した髪のパサつきやトップのペタンコ感が、実年齢以上に老けた印象を作ってしまっています。
だからこそ若い頃と同じようにただ結ぶだけでは、どうしても老けた印象を拭えません。
多くの女性の髪の悩みに向き合ってきた私たちだからこそお伝えできる、大人のまとめ髪には絶対に外せないルールがあります。
本記事では不器用さんでも今日からできる質感と、ベース作りに焦点を当てた内容をまとめました。
難しい編み込みや、高度なヘアアレンジ技術は一切必要ありません。
ひとつ結びのお疲れ感はどこから?テクニックよりも大切な髪の密度とツヤ
SNSで見かけるようなおしゃれな一つ結びにしたいのに、うまく髪をまとめられないと悩んでいる方はいないでしょうか?
じつは一つ結びがパッとしない原因の多くは、結び方のテクニック不足ではありません。
40代以降の髪に不足しがちな、密度とツヤという髪そのものの質感が大きく要因の一つです。
ここでは、一生懸命結んでも老け見えしてしまう根本的な原因を紐解いていきます。
ただ結んだだけの一つ結びが手抜きに見える理由
忙しい朝、とりあえずゴムで結んだだけの髪が手抜きや疲れ顔に見えてしまう最大の原因は、髪の表面に生活感が出てしまっているからです。
他人の外見から年齢を推測する際に、多くの人が肌だけでなく、髪をチェックしていることが分かっています。
これは顔のシワやシミと同じくらい、「髪のパサつきや乱れは年齢を感じさせるサイン」だとして認識している証拠です。
特に40代を過ぎると髪の水分量が減り、うねりやパサつきが出やすくなります。
その状態で、髪をただ結ばないようにしましょう。
光をきれいに反射できず、どうしても疲れた印象を与えてしまうからです。
このように、おしゃれな印象と手抜きの大きな違いは、髪の質感の整い具合だと思っておいてください。
毛束の厚みが若々しさの鍵
もう一つ、年齢を感じさせる大きな要素が毛束の密度です。
若い頃はポニーテールにすると毛束に弾むようなボリュームがあったのではないでしょうか?
ところが年齢を重ねると一本一本が細くなり、全体のボリュームもダウンしやすくなります。
その結果、一つ結びにした時の毛束が細く、ひょろひょろとしてしまい、元気がないと感じられてしまうかもしれません。
この密度の低下をカバーし、若々しい一つ結びを作るためにも土台となる髪にハリやコシを取り戻しましょう。
日々の食事で髪の材料となるたんぱく質を意識して摂り、年齢に応じたヘアケアを取り入れて髪の内側から厚みを育ててください。
清潔感を引き出すにはツヤも必要!
清潔感の正体はズバリ髪のツヤです。
きれいに光を反射する髪は、それだけで丁寧にお手入れされているという上品なオーラを放ちます。
逆に、表面がパサついて毛先が広がっていると、どれほど凝ったアレンジをしても上品さは芽生えません。
特に、髪が横に広がりやすいという方は要注意です。
広がった毛先が顔周りに影を作り、顔色まで暗く見せているかもしれません。
髪の広がりを抑えるケアについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
※参考:髪が横に広がって嫌…原因に合わせた対策必須!ヘアセットを楽にしよう
結ぶ前のひと手間が鍵!清潔感を引き出すための仕込みテクニック
とりあえず結ぶだけのひとつ結びから、整えてから結ぶように意識しましょう。
このほんの数分の準備をするだけで、まとめ髪の印象は劇的に変わるはずです。
ここでは不器用な方でも簡単にできる、清潔感を底上げするための仕込みの方法をご紹介します。
スタイリング剤で毛先のパサつきを抑えてまとまりを出す
何もつけずに乾いたまま結ぶのはNG行為です。
パサついた髪をそのまままとめると、表面から短い毛がピンピンと飛び出しやすく、どうしても余裕のない印象を与えてしまいます。
そこで、結ぶ前には必ずバームやヘアオイルを使いましょう。
少量を手のひらに広げて指の間までしっかり伸ばしてから、髪全体に薄くなじませてください。
これで髪にしっとりとした質感が生まれ、扱いやすくなります。
以下の箇所を中心につけましょう。
- バームやヘアオイルを付ける箇所
-
- 乾燥しやすい毛先
- 髪の中間
根元にたっぷりつけてしまうと、ベタついてボリュームがなくなってしまうため注意が必要です。
手に残ったごく少量を、最後に表面へ撫でつける程度で十分きれいなツヤが出ます。
分け目と生え際を整えて、寂しい印象をカバーする
40代のまとめ髪で気になるのが、パックリ割れた分け目や、生え際の地肌の透け感です。
くっきりとした直線的な分け目はトップのペタンコ感を強調し、老け見えの原因になります。
結ぶ前に手ぐしでジグザグと分け目ぼかしてみましょう。
これだけで根元がふんわりと立ち上がり、自然なボリュームが生まれます。
また、こめかみや生え際の薄さが気になる場合は、ヘアファンデーションを活用するのもおすすめです。
透けて見える地肌にポンポンと馴染ませて影を作ることで、髪の密度がグッと高まって見えます。
気軽な対策!毛先に動きをつけるだけ
一つ結びにすると地味だと感じる時には、毛先が真っ直ぐすぎることが原因かもしれません。
余裕がある日は、カール用のヘアアイロンを使って毛先を軽くワンカール巻いてみてください。
毛先に曲線が生まれるだけで、シンプルな一つ結びにやわらかさと華やかさが演出できます。
全部巻くのは面倒だという方は、結んだ後でも大丈夫です。
結んでからゴムの先に出ている毛束だけをサッと巻く方法なら、忙しい朝でも1〜2分で完了します。
きっちり巻きすぎず、あえてラフに仕上げるのが頑張りすぎない大人の余裕を演出するコツです。
細かい毛の乱れと結び目を整えてみよう
最後の仕上げに、細部を整えて洗練させましょう。
- 仕上げにするべき内容
-
- アホ毛はスティック型整髪料で抑えて清潔感アップ
- ゴムを毛束で隠して、生活感を消し上品に見せる
- 耳前や襟足の後れ毛にオイルで束感を作り小顔へ
これらを取り入れるだけで顔周りにニュアンスが生まれ、小顔効果も期待できますよ。
一つ結びをきれいに見せるヘアケア成分の選び方
大人のまとめ髪に必要なのは、表面をスプレーでガチガチに固めることではありません。
そうではなく、髪の内側から質感を整えてあげてください。
ここでは、結んだ時の残念な印象を回避し、美しい一つ結びを作るために意識したい成分選びのポイントを解説します。
髪の密度とうるおいを補う補修・保湿成分はチェック必須
まず注目したいのが、年齢とともに頼りなくなってきた髪の中身を補う成分です。
髪の主成分であるケラチンやコラーゲンが含まれたアイテムは、痩せてきた髪を補修し、ハリやコシを与えてくれます。
これらを補えば、結んだ時の毛束にしっかりとした厚みが戻り、若々しい印象を高められるでしょう。
また、パサつきや横への広がりが気になる場合は、植物由来の以下のような成分も欠かせません。
- 髪をきれいに整える保湿成分の一例
-
- シアバター、ホホバオイルで広がりを抑制
- アルガンオイルでしっとりした重みをプラス
- ハチミツ、ローヤルゼリーエキスで高保湿
もし、より本格的に髪の密度を取り戻したいなら、以下の記事も参考にしてみてください。
ケラチンを使うという一歩進んだケア方法を紹介しています。
※参考:「ケラチン原液」を使いこなす!ヘマチンとの併用でサロン級ケアを実現する方法
清潔感の決め手は、健康的な輝きを与えるツヤ出し成分
生活感と清潔感を分けるカギは、光を味方につけられるかどうかです。
加水分解コンキオリンやパールエキスといった成分は髪の表面を滑らかに整え、光をきれいに反射させる効果が期待できます。
また、先ほど挙げたアルガンオイルなどの良質なオイル成分もおすすめです。
髪の表面を薄くコーティングし、ギラつきすぎない上品なツヤを演出してくれます。
これらの成分が入ったものを選べるようになると、シンプルな一つ結びでも丁寧にお手入れされた大人の女性という雰囲気を醸し出せるでしょう。
大人のためのスタイリング剤の選び方
40代以降の髪には単にセット力が強いだけのものよりも、保湿成分がたっぷり配合されたスタイリング剤を使いましょう。
時間が経ってもパサつかず、きれいな状態をキープしやすくなるからです。
- きれいな状態をキープしやすいスタイリング剤の一例
-
- バーム・ワックス:しっとりとした質感や、毛束感を作りたい時におすすめ
- ジェル・オイル:より強いツヤを出したい時や、タイトにまとめたい時におすすめ
選ぶ際は、トリートメント効果が実感しやすいアイテムなのかを基準にすると、時短で垢抜けられます。
40代に似合う一つ結びの結び方、高さの基本ルール
髪の密度やツヤといった質感が整ったら、次は結ぶ位置とシルエットを確認しましょう。
どの位置で結ぶのが正解なのか迷いがちなポイントですが、大人のまとめ髪を上品に見せるためのシンプルなルールがあります。
迷ったら耳の高さが正解!
結ぶ高さに迷ったら、まずは耳と同じ高さ、あるいは耳より少し低い位置を目安にしてみましょう。
ここが40代・50代の女性を最も上品に見せてくれるゴールデンゾーンです。
この位置で結ぶことには、うれしいメリットがあります。
顔周りの毛流れが自然と斜め上に引っ張られるため、気になるフェイスラインがすっきり見えるリフトアップ効果が期待できるでしょう。
位置が高すぎると落ち着きがなく見え、逆に低すぎると疲れた印象が出やすくなってしまいます。
耳の高さを基準にすれば、こうした失敗は少なくなるはずです。
地肌を見せないシルエットと、分け目の整え方
結ぶ時に特に気をつけたいのが、パックリと割れた分け目です。
分け目がくっきり見えていると髪のボリューム不足が強調され、どうしても老けた印象を与えてしまいます。
そこで、以下のポイントを意識して一つ結びに挑戦してみてください。
- 地肌を隠して丸みを作るシルエットの整え方
-
- 結ぶ前に手ぐしで分け目をぼかし、地肌を隠す
- 結んだ後は後頭部の髪を引き出し、丸みを作る
ここまでで髪の密度を整えてあるので、少し引き出すだけできれいな丸みが生まれ、横顔美人になれるでしょう。
最後に、結び目のゴムを毛束で隠し、こめかみの隙間を整えれば完成です。
この最後のひと手間が生活感を消し、洗練された大人のまとめ髪を完成させます。
詳しいアレンジ術や小顔に見せるコツはこちら
基本はわかったけれど、もう少し凝ったアレンジも楽しみたいという方のために、以下の記事では具体的なテクニックをステップごとに詳しく解説しています。
不器用でも挑戦しやすい方法をまとめてみたのであわせてご覧ください。
※参考:40代のポニーテールは上品でおしゃれ!おばさんにならないアレンジまとめ
大人の一つ結びは、丁寧なベース作りで印象が変わる
ただ結ぶだけの手抜きヘアと洗練された大人のまとめ髪の違いは、高度なアレンジ技術ではなく、結ぶ前のベース作りにありました。
年齢とともに変化する髪質を受け入れ、密度とツヤを補ってあげることで、シンプルな一つ結びは見違えるほど上品になります。
最後に、今回ご紹介したポイントを振り返っておきましょう。
- 一つ結びをする際の意識するべきコツ
-
- 老け見えの原因は髪の密度とツヤ不足
- 結ぶ前にオイル等で保湿し、生活感を消す
- ケラチン等の補修成分で、髪に厚みを取り戻す
- 結ぶ高さは耳の位置を目安に若々しく
明日からのヘアセットで、まずは一つだけでも取り入れてみてください。
髪の質感が整えば、鏡に映る自分の表情も、きっと明るく自信に満ちたものになるはずです。
ライター:メガネ
美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。
Related Posts
関連記事






