ストレスは、薄毛にはよくないとされています。
その理由について、わかっていない人も少なくないでしょう。
結論から言ってしまうと、ストレスは抜け毛が増えて、髪の毛も上手く成長しなくなります。
つまり薄毛をひどくさせてしまうので、できるだけストレスを溜めないほうがいいわけです。
しかし、現在はストレス社会。
どうしても切っても切れない時代なので、仕方がないと諦める人も少なくないでしょう。
それでも実際のところ、やり方次第でストレス対策はできます。
思い当たったら要注意!ストレスで起こる薄毛には特徴があった!
薄毛になる原因は、ストレス以外でもたくさんあります。
髪の毛が少なくなったのは、ストレスだと言い切れないところがあり、どんな対策をすればいいのかわからない人もいるはずです。
そんな人に朗報です。
ストレスで髪の毛が薄くなった時は、「抜けた髪の毛の状態」をよく見てみましょう。
じつはストレスで抜けた髪の毛は、毛根が育ち切っていません。
本来だと毛根だけが太くなっており、抜けにくい構造をしています。
しかし、ストレスで抜けた髪の毛はそこまで成長せず、細いままというわけです。
また、白っぽいはずの毛根が、黒いまま抜けているのも、ストレスで抜けた可能性が高いでしょう。
どちらにしても、ストレスで抜けた髪の毛は、正常に成長しきる前に抜けてしまいます。
これさえ覚えておけば、ストレスが原因かどうかわかるはずです。
ストレスと薄毛の関係こそ知っておくべきポイント
抜けた髪の毛を見て、明らかにストレスで抜けた髪の毛が多いのなら、その原因について把握しておきましょう。
どのような仕組みで薄毛になったのかわかれば、それだけでも対策がしやすくなります。
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- 自律神経が乱れる
- ホルモンバランスも崩れる
どちらも、薄毛がひどくなるサイクルが生まれてしまいます。
理想としては、ストレスを溜めないようにしてください。
ストレスは自律神経を乱す
ストレスが良くないとされているのは、自律神経が関係しているからです。
そもそも自律神経とは、大きく分けて以下の2つに分類されます。
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- 交感神経
- 副交感神経
簡単にいうと、交感神経とは仕事モード。
作業に集中するのに特化しており、血圧が上昇してエネルギーを生み出しやすくします。
それに対して、副交感神経はリラックスモード。
体を休めるのに特化しており、血圧を下げて、最高の状態だと眠ってしまうほど、ゆったりさせる神経です。
ストレスを感じると、交感神経が強くなります。
自宅に帰ってリラックスしたくても、副交感神経が働きにくくなってしまうのが、薄毛を悪化させる原因になるでしょう。
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- 眠れなくなる
- 正しく栄養が吸収されなくなる
- ・髪の毛まで栄養が届かなくなる など
自律神経が乱れると、薄毛に関しても悪いサイクルが生まれてしまいます。
※参考:記事「髪の毛に悩みがあるのなら栄養の見直し必須!どうなったら何をするべき?」
ストレスはホルモンバランスが崩れる
女性ホルモンは、髪の毛を作り出す大事なホルモンです。
しかしストレスが溜まると、髪の毛に大事な女性ホルモンが少なくなってしまいます。
こうなると、男性ホルモンが増えて抜け毛が増えてしまうので気を付けましょう。
※参考:記事「ホルモンバランスで薄毛になる?今するべき正しい方法はたった1つ」
また、ストレスでホルモンバランスが崩れると、ヘアサイクルが乱れる原因にもなります。
抜け毛が増えるだけでなく、髪の毛の成長が悪くなってしまうでしょう。
薄毛が進行する悪循環のキッカケとなるので、ストレスをどこかで発散させる努力が必要です。
ストレスなんて無くしてしまえばいい!薄毛のための対策
ストレスは、髪の毛の成長を邪魔するものだとわかったでしょう。
しかし、薄毛に悩んでいる人なら、誰でもストレスが良くないのは理解しているはずです。
それでも薄毛が止められないのは、ストレス対策がうまくなっていないから。何をするべきか、イメージできていないのかもしれません。
そこで、薄毛をよくするためのストレス対策を、3つほどまとめてみました。
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- 運動をしてストレスを減らす
- 人と会ってストレスを紛らわせる
- 日光浴するだけでストレス対策ができる
簡単にできる方法なので、薄毛対策をしたい人は試してみてください。
運動あるのみ!ストレスを減らすホルモンが出る!
ストレスを抑えるためには、ストレス解消をするのがベストです。
しかし、人によって好みが違う上に、その日の気分でストレスが解消される内容は変わってきます。
そこで、何をするべきかわからない人は、運動をするのがおすすめです。
特に有酸素運動をしてみてください。
正しく体を動かせば、ドーパミンがたくさん出て、ストレス耐性が強くなります。
なるべく息をしても苦しくない程度の軽い運動を続ければ、ドーパミンが出てくれるはずです。
また、ダンスなどのリズムを刻みながら体を動かすと、セロトニンが出やすくなります。
セロトニンとは、別名でいうと幸せホルモン。ストレスを感じにくくできるので、これも運動に取り入れてしまいましょう。
人と会って会話するのも現在のストレス対策
会話と薄毛も関係が深いとされています。
何かストレスが溜まるエピソードがあったとすれば、それを相手に話してみてください。
それだけで、嫌なこともスッキリする人も少なくありません。
そもそも人と会話をするのは、物事を整理して話すため、ぼんやりとしたストレスの中身を整理できます。
ストレスの原因となった出来事を、解決できる糸口を見つけられるでしょう。
また、会話をするだけで、相手と繋がれたという安心感から、ストレスすら忘れてしまうもの。意外に人と会って話すだけでも、ストレスは解消されます。
特に孤独を感じて、不安になっている人は、試す価値があるでしょう。
日光浴でもいい!簡単にストレスを解消する方法
ストレスを感じた人は、とりあえず日光浴を始めるのもいい対策となるでしょう。
じつは日本よりも日照時間が短い、スウェーデンなどの北欧では、季節性のうつ病が増えていると問題になっているほど。
太陽の光を浴びないと、人間は精神的敵に病みやすい体をしています。
その理由はセロトニンです。
太陽の光を浴びると目が刺激され、多く分泌されます。
気分が落ち込みやすい時は、できるだけ外に出て日光浴をしてみてください。
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- 通常:30分ほど
- 夏場:15分ほど
あまり長い時間でなくても問題ありません。
薄毛対策が外に出るだけでいいのなら、今すぐにでも始められますよ。
ストレスは薄毛を悪化させる要因!闇雲に対策しないのがコツ!
薄毛で悩んでいる人の多くは、ストレスに対しての知識を持っているでしょう。
しかし、薄毛がよくならないのなら、その知識を一度忘れて、今回紹介した方法を試してみてください。
まず、抜けた髪の毛を確認してみましょう。
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- 毛根がやせ細っている
- 毛根の色が黒い
これらの2つのポイントが確認できる髪の毛が多いのなら、ストレスで抜けている可能性があります。
その場合は、ストレスを感じにくくする対策が必要です。
ドーパミンが出やすい有酸素運動を続けてみてください。
運動が苦手なら、外に出て日光浴をするだけでも、薄毛のためのストレス対策になります。
人と会うのが好きな人は、積極的にコミュニケーションをとって会話をしてみましょう。
自分の苦手でない方法を見つけられると、意外とストレスも感じなくなってきますよ。