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奥出雲の風土を五感で体感! 田舎ラグジュアリーな隠れ家宿 ~「蔵宿うずまき」とは?~
『蔵宿うずまき』があるのは、奥出雲の棚田を見下ろす小高い山肌。
まるで隠れ里のような山あいにひっそりたたずんでいます。
ここ鴨倉地区は、澄んだ空気と清らかな水に恵まれた静かな山里。そんな日本の原風景になじむ、築90年の古民家と蔵をリノベーションした宿です。
『蔵宿うずまき』では、さまざまなおもてなしと体験で奥出雲の風土にひたれます。
・棚田と山に囲まれたのどかな風景
・イタリア料理を中心に腕をふるってきた料理人の創作コース料理
・築90年の蔵をリノベーションしたハイセンスな客室
・人と環境にやさしい選りすぐりのアメニティ
・五右衛門風呂、焚火、烏骨鶏とのふれあい、農業体験などの田舎体験
都会人はもちろん、ふだん田舎暮らしの人でも新鮮な驚きがいっぱい!
日本全国からリピーターが訪れる人気宿です。
蔵宿うずまきのしつらえ ~客室とアメニティ~
『蔵宿うずまき』の客室は築90年の蔵です。
それを居心地良くリノベーションして、ここにしかない風情を創り出しています。
客室の定員は大人4名で家族・カップル・友人グループなどでゆったり泊まれます。
1日1組限定の1棟貸しだから、他のゲストや周囲を気にせずに過ごせるのもうれしいポイント。
インテリアは奥出雲で実際に使われていた古民具や、手作りの品々をさまざまに配置。
モダンなセンスの中に奥出雲の伝統が光ります。
アメニティは環境や作り手に配慮したサステナブルな製品が、必要な量だけ用意されています。
Peopletree オーガニックコットンパジャマ、宮下織物の半纏は知る人ぞ知る極上のルームウェア!
天然の竹繊維で作ったTAKEFUタオルは、綿の2倍もの吸水性と高い抗菌性があります。
白磁工房の茶器と藤原茶問屋の緑茶は、どちらも地元産の逸品。
白磁工房は民藝運動の指導者のひとり・河井寛次郎の孫弟子にあたる石飛勝久さんと、その息子さんが営む窯元。藤原茶問屋は松江城主の御用達だった「大東茶」を受け継いでいるお茶屋さんです。
ほかにも100%オーガニックのmiyo organic 竹歯ブラシとmiyo organic 歯磨きペーパー、植物の根・葉・茎・花・実をまるごと使った100%天然成分のNEMOHAMO(ネモハモ)シャンプーとトリートメント、同じく植物由来のNEMOHAMO ボディソープ、高基準のオーガニック認証「COSMOS」をクリアしたF organics洗顔フォームとメイク落としなど、奥出雲の自然に馴染むものばかりです。
蔵宿うずまきの食事 ~奥出雲の食材たっぷりの創作フルコース料理~
「『蔵宿うずまき』では、食材本来の味や力を重視し、自然に近い状態で育ったものを使い、個々の良さを引き出す調理を心がけています」
と、料理人の山田洋介さん。
“日本農業遺産”に認定された奥出雲町の地元野菜やジビエ・山菜をはじめ、自家栽培の無農薬野菜など、この地ならではの食材がたっぷり。それをイタリア料理の技術と日本伝統の発酵法や保存法を交えた調理で、シンプルながらも奥深く仕上げています。
山田さんは自ら畑・田んぼ・山に入って植物から食材になるまでの過程に触れ、それらの良さを引き出しています。
四季折々の食材と心の内側から湧き出る発想をもとに、日々新たなメニューを構築しています。
そんな山田さんが作るのは、目にも美味しい創作フルコース料理!
そのお供に島根県産の日本酒・クラフトビール・ワイン・自家製ノンアルコールドリンクなども取りそろえています。
実は酒蔵の数が人口比で日本第3位の島根県。
通好みの名酒が多く、山田さんの料理とのペアリングを楽しめます。
ペアリングとは:料理と相性の良いお酒を選んで互いを引き立て合いながら味わうこと
蔵宿うずまきのアクティビティ ~童心に返る田舎体験~
『蔵宿うずまき』では、田舎ならではのアクティビティも楽しめます。
蔵へのお泊りも心躍る楽しさですが、庭・田んぼ・山などでもさまざまな体験ができます。
※体験料金はすべて宿泊料金に込み
①かまど炊飯体験
ふだんは電気炊飯器でスイッチポン!のご飯をかまどでじっくり焚き上げます。
「かまどで炊いたご飯は炊飯器よりもずっと美味しい」と言われるように、直火ならではの火力でお米の中心までふっくら焚き上げ、旨みと甘味を引き出します。
昔ながらの「はじめチョロチョロ中パッパ」の炊き方をぜひ実践してみてください。
②五右衛門風呂沸かし体験
『蔵宿うずまき』のお風呂は昔ながらの五右衛門風呂!
それを自ら沸かせる体験です。
薪でお風呂を沸かすのは、電気・ガス・水道が発達した現代ではめったにできない体験!
自ら沸かしたお風呂の気持ち良さは格別です。
③烏骨鶏とのふれあい
『蔵宿うずまき』の庭には可愛い烏骨鶏が放し飼いされています。
ニワトリよりもひと回り大きく、フワフワの白い羽毛が美しい烏骨鶏たちと楽しく遊べます。
④焚き火
降るような星空の下でチルアウト!
奥出雲の静かな山の中、パチパチと薪がはぜる音を聞きながら、幻想的な一夜を過ごせます。
⑤田植え・稲刈り・筍掘り
これぞ田舎体験!
昔ながらの里山の営みを満喫できます。
春は田植えやタケノコ掘り、秋は稲刈りなど、奥出雲の豊かな恵みを実感できます。
⑥ホタル観賞
美しい自然と豊かな生態系が息づく奥出雲では、たくさんの蛍が舞います。
蛍のシーズンは6月中旬~下旬。
清流に棲む源氏ボタルと森林に棲む陸生のヒメホタルの2種類がいて、幻想的な光景を楽しめます。
人と自然が循環し、交流を生み出す「うずまき」
『蔵宿うずまき』を営んでいるのは、上金理紗子さんと山田洋介さんのお2人。
上金さんが宿の運営を、山田さんが料理を担当しています。
「訪れた方々が少し立ち止まって深呼吸をし、力をゆるめて心身ともにリフレッシュできる場所でありたい、お客様ご自身の暮らしや未来を見つめなおすきっかけになる空間づくりをしたい、と考えています」
と上金さん。
「先人達とこの環境が育んできた風土を五感を通して体感していただき、命の根源やあらゆる生命の循環との繋がりを想像できる場所を目指しています」
奥出雲に来る前は、沖縄に住んでいた上金さんと山田さん。
ですがここ鴨倉地区と不思議な御縁でつながって移住してきたそうです。
「沖縄県で山田の飲食店を開こうと物件を探していたものの、それが難航し、沖縄県外にも目を向けようとしたところ、お米を仕入れていた井上醤油店(奥出雲町下阿井)の社長に奥出雲町の空き家バンクを勧められたのがきっかけです。そして後に『蔵宿うずまき』となるこの古民家に出会いました」
約10年空き家だった古民家を紹介してくれたのは、最後までこの家に住んでいた女性のお孫さん。
彼はおばあちゃんっ子で、上金さんと山田さんに古民家のユニークな来歴や、住んでいたご家族のことを詳しく語ってくれました。
「奥出雲町で生まれ育ち、ハワイで大工をされていた元家主が帰国後に建てたそうです。当時には珍しい和洋折衷の造りで、最後まで住まれていた女性は『人が集まる場所にしたい』という想いがあったと聞き、それが深く印象に残りました」
と上金さん。
その想いを受け継いで、日本全国から人々が集う人気宿を創り上げた上金さんと山田さん。
2人を快く受け入れてくれた奥出雲町の人々はもちろん、日々訪れるお客さんからもたくさんの刺激を受けているそうです。
2024年でオープン3周年を迎え、なんとJapan travel awards※のファイナリストにも選出!
『蔵宿うずまき』から生まれる交流と体験は、これからも「うずまき」のように広がっていきます。
※Japan travel awards:“観光を通じてより良い社会を創出すること”を目指すアワード。「日本の感動地」と呼べる宿・飲食店・ショップ・アクティビティなどの観光体験全般から選ばれる。
- DATA
蔵宿うずまき
HP:http://uzumakiokuizumo.com/
予約サイト:https://www.chillnn.com/18e2775f6671cc
Instagram:https://www.instagram.com/uzumaki_okinawa_okuizumo/
Facebook:https://www.facebook.com/uzumaki_okinawa_okuizumo-105867008328776
住所:島根県仁多郡奥出雲町鴨倉643
電話:050-3695-9009
定休日:不定休(冬季休業あり/12月下旬~3月末)
チェックイン:16:00~
チェックアウト:11:00まで
取材協力・
写真提供:
蔵宿うずまき/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)