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温泉王国・島根でもトップクラスの人気を誇る秘湯! 源泉かけ流し100%の贅沢。
「日本の里山」そのものの風景が広がる、島根の奥出雲。
こののどかな山あいにたたずむのが、ここ「出雲湯村温泉」です。
奈良時代に書かれた書物・「出雲國風土記」にも記されたその歴史は、なんと1300年以上!
古代から出雲の人々に愛されてきた歴史のままに、今も人々を癒し続けています。
その名を全国の温泉通に知られた名泉! 島根屈指の‟美肌の湯”の実力とは?
『漆仁の湯』は、今も昔も‟美肌の湯”として有名です。
「出雲國風土記」には「一たび湯浴みすればすなわち身体和らぎ、再びすすげばすなわち万病消える」と記されていて、古代出雲の人々も日々癒されていたことが伺えます。
無色透明の‟アルカリ単純泉”は、肌ざわりが柔らかいだけでなく、湯あたりもしにくい体に優しいお湯。
湯口のそばには飲泉用のコップがあって、飲むこともできます。
さらに「100%厳選かけ流し」の湯船としては、温泉王国・島根の中でも最大級!
そのためいつでも新鮮なお湯に浸かれます。
【出雲湯村温泉 漆仁の湯】
泉質:アルカリ単純泉
源泉の温度:43℃(100%源泉かけ流し/加熱・冷却・循環など一切なし)
効能:切傷・火傷・湿疹・あせも・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病・運動麻痺・うちみ・くじき・痔疾・冷え性・病後の回復など
「川湯」気分の開放的な温泉! 泉質だけでなく景色も楽しんで。
『漆仁の湯』には、男湯・女湯・家族風呂があります。
男湯と女湯は同じ造りで、天井が高めの心地よい内風呂と、斐伊川のせせらぎを眺められる露天風呂があります。
家族風呂は独立した別棟となっていて、数人で気兼ねなく入れる半露天風呂。
石造りの湯船の底は玉砂利になっていて、斐伊川の「川湯」に浸かっている気分です。
●内風呂
木製の3つの「溜め枡」から、非加熱・非加水の源泉がとうとうと注がれる造り。
まるでお手本のような、目に見える「源泉かけ流し」です。
体や顔を洗うお湯もこの「溜め枡」からすくえるので、いつでも新鮮なお湯を使えます。
●露天風呂
内湯から続く扉を開けると、そこは斐伊川のせせらぎを望める露天風呂!
外からの視線は壁とひさしで遮られているので安心です。
そして奥出雲は夏でもあまり猛暑にならないので、春夏秋冬いつでも快適に入浴できます。
冬は雪が降りますが、しんしんと降り積もる雪を眺めながらの「雪見風呂」も格別です。
●家族風呂
ご家族・カップル・グループなどで入れる家族風呂!
男湯と女湯とは別の建物になっていて、脱衣場も独立しています。
こちらは屋根が半分張り出した半露天風呂で、斐伊川の流れももちろん見えます。
貸し切り時間は50分あるので、ゆっくり‟奥出雲の薬湯”を楽しめます。
湯上り後もお楽しみがいっぱい! 秘湯ムード漂う休憩所と足湯。
奥出雲の名泉をゆったり楽しんだ後は、斐伊川を見渡せる屋内外の休憩所と足湯でくつろぎましょう。
休憩所では、東京の百貨店などでも人気の地元産の「木次(きすき)牛乳」や、おやつ、お土産などを販売しています。
足湯は温泉に入る時間がない人でも、斐伊川のせせらぎを眺めながら旅情に浸れます。
いかにも秘湯といったひなびた雰囲気が心地よく、心身ともに癒されます。
隣の「湯乃上館」でお泊りもOK! ‟出雲神話のふるさと”を巡る拠点にオススメ。
『漆仁の湯』を営んでいるのは、その隣に建つ旅館・「湯乃上館」。
こちらは奥出雲の山里の暮らしを偲べる「田舎屋敷」で、誰もが懐かしく感じる木造の古民家です。
宿泊は1日2組限定で、春夏秋冬の野山の恵みを活かした食事が好評。
斐伊川の川の幸、中国山地の山の幸、日本海の新鮮な海の幸を交えた手作りの御馳走は、リピーター続出の忘れられない味です。
豊かな自然が息づく‟出雲神話のふるさと”に湧く秘湯。
まさに現代の「湯治場」のおもむきで、そのひなびた雰囲気のとりこになってしまいそうです。
- DATA
漆仁の湯
HP:https://www.yunouekan.net/spa.html
湯乃上館
HP:https://www.yunouekan.net/
住所:島根県雲南市木次町大字湯村1336
電話:0854-48-0513
営業時間:10:00~21:30(最終受付 21:00)
休日:なし(年中無休)
駐車場:あり(無料)
入浴料:大人450円・子供150円・幼児70円
※家族風呂は 人数分の入浴料+貸し切り室料1100円(1回50分)
※「湯乃上館 」の宿泊者は「漆仁の湯」の入浴は無料
取材協力・
写真提供:
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ライター:風間梢(プロフィールはこちら)