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旧国鉄倉吉線廃線跡|日本で一番美しい廃線跡を歩く|鳥取県倉吉市

2024年6月18日

旧国鉄倉吉線廃線跡 鳥取県の倉吉市にある、旧国鉄の廃線路。
見渡す限り続く線路がノスタルジックな郷愁を呼び覚まします。

ルート上には竹林のトンネルや、美しい田園風景など映えスポットがいっぱい!
大山(だいせん)や蒜山三座(ひるぜんさんざ)を望める絶景スポットもあります。

のどかな廃線路をのんびり歩いてもよし。
お気に入りのスポットで写真撮影してもよし。
童心に帰って探検できます。

住所:鳥取県倉吉市関金町泰久寺77-1(せきがね廃線跡 観光案内所/駐車場)
電話番号:080-7500-0245
営業時間(せきがね廃線跡 観光案内所):10:00~16:30
(12:00〜13:00は昼休憩のため閉所)
営業日:金・土・日・祝 ※12月〜2月を除く
見学時間:自由
見学料金:無料
駐車場:25台
 ※観光案内所閉所日も利用可
トイレ:あり ※観光案内所開所日のみ利用可(泰久寺駅跡にも仮設トイレ(男女別・計2基)あり)

観光のお問い合わせ:0858-24-5371(倉吉観光MICE協会)

旧国鉄倉吉線廃線跡の楽しみ方 ~おすすめのウォーキングコース~

旧国鉄倉吉線廃線跡

旧国鉄倉吉線は、JR倉吉駅から西倉吉を経由して、今は廃駅となった山守駅まで伸びていました。

今もレールが残っているのは、松河原地区~山守トンネルまでの区間。(コース①または②)
少し手前の関金駅跡から歩いても、のどかな田園風景を楽しめます。(コース③)

ウォーキングコース

おすすめのウォーキングコースは以下の3つです。

①バス停「泰久寺入口」そば「せきがね廃線跡観光案内所」~山守トンネル(往復約2.4km) !!一番人気!!

②バス停「泰久寺(たいきゅうじ)」~山守トンネル(往復約2km)

③バス停「関金庁舎前」~関金駅跡~山守トンネル(往復約5.3km)

ウォーキングコース

なお、終点の山守トンネル(写真)はふだんは立ち入り禁止です。
トンネルの前で引き返しましょう。

「旧国鉄倉吉線廃線跡ウォーキングオープンデー」(4~6月・9~11月に月1~2回開催)、または「旧国鉄倉吉線廃線跡ツアー」(団体15名以上で申し込み)に参加すれば入れます

駐車場は「せきがね廃線跡観光案内所 」前にあるので、車やバイクで行く場合はコース①がおすすめです。

まるでジブリの世界観! 田園風景や森や竹林をぬって走る廃線跡は、まるでジブリの世界観!

昭和のノスタルジーが漂います。

旧国鉄倉吉線廃線跡までのアクセス

アクセス

現地までのアクセスは、以下の3通りあります。

①バス:「JR倉吉駅」2番乗り場発・日本交通 路線バス「関金線 明高行」~バス停「泰久寺」下車(約42分)

②車・バイク:「せきがね廃線跡観光案内所」前に駐車場あり(約25台)
※住所:鳥取県倉吉市関金町泰久寺77-1
※「泰久寺」バス停東側の仮設駐車場は、バス専用のため利用できません

③タクシー:JR倉吉駅から乗車(片道約30分/6,000円)
※廃線跡エリアにはタクシーの営業所がないので、帰りのタクシーも予約して行きましょう

まずは「せきがね廃線跡 観光案内所」にGO!

せきがね廃線跡 観光案内所

現地に着いたら、まずは「せきがね廃線跡 観光案内所」を訪ねてみましょう。

JA生産物販売所を改修したレトロな建物で、飲み物・お菓子・お土産・廃線跡のオリジナルグッズなどを販売しています。

せきがね廃線跡 観光案内所

駐車場やトイレもあるので、車やバイクで行くならここに駐車してから徒歩で廃線跡まで行くのが一番!

レンタサイクル(電動アシスト式/有料)もあるので、足腰に自信のない方は利用するとよいでしょう。
※自転車の台数には限りがあります(休日・祝日は予約がおすすめ)

【せきがね廃線跡 観光案内所】
住所:鳥取県倉吉市関金町泰久寺77-1
電話番号:080-7500-0245
開所時間:10:00~16:30
(12:00〜13:00は昼休憩のため閉所)
営業日:金・土・日・祝 ※12月〜2月を除く
駐車場:25台 ※観光案内所の閉所日も利用可
トイレ:あり ※観光案内所の開所日のみ利用可
(泰久寺駅跡にも仮設トイレ(男女別・計2基)あり)

レンタサイクル レンタサイクル(電動アシスト式/有料)は「せきがね廃線跡 観光案内所」から約2km倉吉寄りの日帰り温泉「関金温泉 せきがね湯命館 」にもあります。サイクリング後に汗を流せるのがうれしい!

「せきがね湯命館」の中の「白金食堂」では、ランチやディナーを食べられます。

【関金温泉せきがね湯命館】
住所:倉吉市関金町関金宿1139
電話:0858-45-2000
レンタル料金:1000円(4時間以内)/1,500円(1日)
レンタル時間:10:00~17:00
(できればご予約ください)
※台数:3台
※フロントにて観光案内も行なっています
※観光案内も行なっています

旧国鉄倉吉線廃線跡の見どころ

見どころ

旧国鉄倉吉線廃線跡は、いつでも自由に見学できます。
ですが日が暮れると真っ暗になるので、夕方までに散策を終えるのがおすすめです。

廃線跡の玄関口の「泰久寺(たいきゅうじ)駅跡」までは、「せきがね廃線跡観光案内所」から約1kmです。(徒歩約15分)
「泰久寺駅跡」から倉吉側にも廃線跡はありますが、泰久寺駅跡~山守トンネル前までの区間を歩くのが一番便利!

区間内の主な見どころをご紹介しましょう。

①泰久寺駅跡 ~昔懐かしいノスタルジックな廃駅~

泰久寺駅跡

ホーム跡と駅銘板のレプリカが残る廃駅。

ホームの縁に腰かけたり、山守トンネルまで続くレールの上を歩いたり、タイムスリップしたような気分で遊べます。

もちろん静かにたたずんでノスタルジーに浸ってもよし。
遠くにかすむレールを眺めれば、今にも汽笛の音が聞こえてきそうです。

②竹林 ~「日本一美しい廃線跡」のシンボル!~

竹林

廃線跡の一番の人気スポット!

旧国鉄倉吉線廃線跡が「日本一美しい廃線跡」と呼ばれるきっかけになった場所で、泰久寺駅跡〜山守トンネルの間にあります。

絶好の写真撮影スポット

木漏れ日が降りそそぐ竹林の中をレールが走る光景は、時を忘れて見とれるほどファンタジック。

絶好の写真撮影スポットで、もちろん線路の上を歩くこともできます。

③山守トンネル

山守トンネル

廃線跡にある唯一のトンネル。
ふだんは閉鎖されていますが、次章でご紹介するウォーキングツアーに参加すれば入ることができます。

閉鎖している時も人気の撮影スポットで、うっそうと茂った竹林の中にある入口は、廃線マニアでなくてもワクワクする光景です。

桜並木の遊歩道 倉吉側の廃線跡・「西倉吉駅跡」~「上小鴨駅跡」区間は桜並木の遊歩道になっています。
遠くに大山が見えるほか、春は桜・菜の花・水仙などが咲く絶景ロード!

【西倉吉駅跡~上小鴨駅跡】
住所:倉吉市西倉吉町17
(西倉吉駅跡)~倉吉市上古川258(上小鴨駅跡)
アクセス:せきがね廃線跡観光案内所から車で約15分

倉吉線鉄道記念館 さらに倉吉側にある「旧打吹駅跡」には「倉吉線鉄道記念館」があります

倉吉線の歴史資料や写真、旧国鉄時代に走っていたSL機関車などを展示しています。
そばには倉吉の代表的な観光名所「倉吉白壁土蔵群」もあります。

【倉吉線鉄道記念館】
住所:鳥取県倉吉市明治町1012-7
(旧打吹駅跡)
開館時間:9:00~17:00(年中無休)
入場料金:無料
アクセス:せきがね廃線跡観光案内所から車で約20分

山守トンネルに入れる! 廃線跡ウォーキングツアー

廃線跡ウォーキングツアー

旧国鉄倉吉線廃線跡では、4月〜6月と9月〜11月に月1、2回のウォーキングツアーを開催しています。

また、同期間に15名以上の団体で申し込むと、お好きな日にウォーキングツアーを開催してもらえます。
※第3日曜日は受付不可

ウォーキングツアーのお問い合わせ・お申込み:0858-24-5371(倉吉観光MICE協会)

①旧国鉄倉吉線廃線跡ウォーキングオープンデー

旧国鉄倉吉線廃線跡ウォーキングオープンデー

毎回応募が殺到する大人気イベント!
専属ガイドの案内で、廃線跡の見どころや歴史などを解説してもらえます。

1名から参加できて、参加するとレアな記念品をもらえます。(バッジ・ポストカードなど)
ゴール地点の「泰久寺駅跡」からスタート地点の「関金庁舎」までは、シャトルバスで送迎してもらえます。

解散後は「関金温泉 せきがね湯命館 」で汗を流すのがおすすめ!

開催日:4~6月・9~11月(1カ月に1~2回開催)
参加費:2,000円(特典・記念品・傷害保険付)
所要時間:約2.5時間
定  員:毎回50名(先着順/要事前申し込み)
コース:関金都市交流センター~関金駅跡~松河原(トイレ休憩)~泰久寺駅跡~竹林~山守トンネル~(折り返し)~泰久寺駅跡(約5.3km)

※詳細は倉吉観光MICE協会のHP でご確認ください
※すぐに定員が埋まるため、早めのお申込みがおすすめです


②旧国鉄倉吉線廃線跡ウォーキング(団体向け)

旧国鉄倉吉線廃線跡ウォーキング

こちらはお好きな日程で申し込める団体向けのツアー。
廃線跡を知り尽くした名物ガイドが同行して、名所の解説や廃線跡のエピソードなどを聞かせてもらえます。

3つから選べるコースはどれもアップダウンが少なく、ウォーキング初級者でも安心!
鳥取県の名峰・大山(だいせん)や蒜山(ひるぜん)を望める絶景スポットもあります。

開催期間:4~6月・9~11月 ※第3日曜日は受付不可
参加費:1名1,000円(団体15名以上で申し込み/ガイド1名につき20名まで引率可)
所要時間:約1.5時間~2.5時間 ※3つのコースから選択/ガイドが付かない自由散策コースもあり

※10日前までに要申し込み
※詳細は倉吉観光MICE協会のHP でご確認ください
※山守トンネルに入らないコースもあります

お土産はコレ! 旧国鉄倉吉線廃線跡のオリジナルグッズ

廃線跡の玄関口の「せきがね廃線跡観光案内所」では、ここでしか手に入らないオリジナルグッズを販売しています。

記念品やお土産にピッタリなので、ぜひお土産に買って帰りましょう!
世代を通じて人気が高いグッズをご紹介します。

①手ぬぐい

手ぬぐい

旧国鉄倉吉線廃線の駅名が書かれた、ほのぼのとした絵柄がかわいい手ぬぐい。

鉄道ファン垂涎のC11機関車が描かれています。

②Tシャツ

Tシャツ

廃線跡の人気スポット・竹林の絵柄のTシャツ。
色はブルー・ベージュ・コーラルピンクの3色でサイズはS~XLまで。

肌触りが良い綿100%で、これを着てウォーキングするのも楽しい!

③旧国鉄倉吉線廃線サボ(行先板)キーホルダー

旧国鉄倉吉線廃線サボ(行先板)キーホルダー

旧国鉄倉吉線廃線の行先案内板がキーホルダーになりました。

表と裏で色と表記が違います。

気軽に日常使いできるのがうれしい! 「せきがね廃線跡観光案内所」では、ほかにもトートバッグ・サコッシュ・クリアファイル・ポストカード・竹製ストラップなどのオリジナルグッズを販売しています。

どれもさり気ない通なデザインで、気軽に日常使いできるのがうれしい!

歩き疲れたら関金温泉でサッパリ! 鳥取銘菓のお菓子工場もあり

関金温泉

廃線跡ウォーキングで汗をかいたら、近くの「関金温泉 せきがね湯命館 」でサッパリ汗を流すのがおすすめです。

関金温泉 は“日本の名湯100選”に選ばれた1300年の歴史を持つ温泉で、泉質は有名な三朝(みささ)温泉と同じラジウム泉。
関金温泉 せきがね湯命館 」の館内には、ランチや夕食を食べられる「白金食堂」もあります。

食堂の人気メニューは地元名物の「関金いわな」を使った鉄火丼で、その他のどんぶりや麺類・和膳(要予約)などたくさんのメニューがあります。

【関金温泉 せきがね湯命館】
住所:鳥取県倉吉市関金町関金宿1139
電話:0858-45-2000
温泉の営業時間:10:00~21:00
(入浴受付は20:30まで)
食堂の営業時間:10:30~14:30・16:00~20:45(ラストオーダー20:15)
定休日:月曜(祝日の場合は営業/翌日休業)

スウィートランドTAKARA

また、関金には鳥取銘菓のお菓子工場「スウィートランドTAKARA 」があります。
製造直売や工場見学を行なっていて、時計台のようなかわいい建物が目印!

おすすめのお菓子は「山陰の味 大風呂敷」と、鳥取県産の松葉ガニを練りこんだ「焼かにせんべい」

「二十世紀梨のソフトクリーム」や焼きたてのベーカリーなども販売していて、ご当地ソフトクリームの穴場でもあります。

【スウィートランドTAKARA】
住所:鳥取県倉吉市関金町関金宿2913
電話:0858-48-7070
営業時間:9:30~17:00
工場見学:平日 9:30~16:00
(見学料無料/土日祝は要問合せ)
定休日:なし(年中無休)

倉吉白壁土蔵群 関金地区は倉吉白壁土蔵群・三朝温泉・三徳山三佛寺投入堂などにも近く、車やバイクならこれらをはしごすることも可能!

自然いっぱいの倉吉エリアでノスタルジックな歴史旅はいかがですか?

ウォーキング

旧国鉄倉吉線廃線跡

- DATA
旧国鉄倉吉線廃線跡

旧国鉄倉吉線廃線跡HPhttps://www.kurayoshi-kankou.jp/haisen
せきがね廃線跡 観光案内所https://haisenato.sekigane.com/
探訪マップhttps://www.kurayoshi-kankou.jp/wp-content/uploads/2021/06/haisen_tanbou.pdf

住所:鳥取県倉吉市関金町泰久寺77-1(せきがね廃線跡 観光案内所/駐車場)

電話番号:080-7500-0245
営業時間(せきがね廃線跡 観光案内所):10:00~16:30(12:00~13:00は昼休憩のため閉所)
営業日:金土日祝 ※12月~2月を除く
見学時間:自由
見学料金:無料
駐車場:25台 ※観光案内所閉所日も利用可
トイレ:あり ※観光案内所開所日のみ利用可(泰久寺駅跡にも仮設トイレ(男女別・計2基)あり)

観光のお問い合わせ:0858-24-5371(倉吉観光MICE協会)

取材協力・ 写真提供: 一般社団法人倉吉観光MICE協会・せきがね廃線跡観光案内所/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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