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国産・未冷凍だから美味しい! 鮮度・食感・美味しさの三拍子そろった極上サーモン。
握り寿司、お刺身、サラダ、カルパッチョ――和食・洋食どんな料理にも合うサーモンは、今や食卓に欠かせません。
ですがその大半は輸入品で、遠くチリやノルウェーなどから運ばれて来ています。そのため昨今の円安やウクライナ情勢で一気に品薄になってしまいました。
※ウクライナやロシア上空の空輸ルートが使えなくなり、世界的な輸送費や食品価格の高騰で、他の輸入国に買い負けているため
そんな国際情勢の影響を受けにくく、国産ならではの安全性にもこだわったサーモンが、この「クラウンサーモン」です。
地方の魅力と強みを知り尽くしたJR西日本グループが、名水で有名な鳥取県の大山(だいせん)のふもとで地元の養殖業者と一緒に「陸上養殖」。
だから海育ちのサーモンと違ってアニサキスなどの寄生虫が付かず、それらを無害にするための冷凍も不要! 普通は生では食べられないサーモンを、安心してお刺身などにできます。
「クラウンサーモン」はここで買える、食べられる! リーズナブルな回転寿司から豪華なお弁当まで。
クラウンサーモンの特長は、旨みが濃厚なのに上品でサッパリしたヘルシーな味わいです。輸入サーモンのような脂っこさがなく、ほど良く乗った脂がほんのり甘く感じられて、プリプリの歯ごたえがたまりません。
味だけでなく見た目も美しく、普通のサーモンよりも鮮やかなオレンジ色をしています。
そんな食べて美味しく、盛りつけても美しい「クラウンサーモン」はグルメなお店に引っぱりだこ!
以下のお店で食べたり買ったりできます。
【クラウンサーモン取扱い店】
■大起水産(京都府・奈良県・大阪府・兵庫県)
関西エリアに展開する回転寿司店、海鮮居酒屋などのチェーン店。
握り(寿司)、造り(刺身)、サーモン丼などのバラエティ豊かな「クラウンサーモン」料理を味わえます。 27店舗ある「大起水産 回転寿司」のうちの12店舗では、「クラウンサーモン」と同じ『PROFISH』ブランドの「白雪ひらめ」の握りをセットで提供しています。
(写真:活〆クラウンサーモンと白雪ひらめの「クラウンと白雪の出合い盛」税込330円)
■回転寿司 すし蔵(島根県浜田市・益田市)
島根県西部のご当地回転寿司店。
「クラウンサーモン」のほか、浜田のブランドアジ「どんちっちアジ」や、山陰名産の高級魚「のどぐろ」など、日本海側で有数の水揚げ量を誇る浜田港から直送された新鮮なお魚を食べられます。
(写真:2022年夏の限定メニュー/季節や年度によりメニューは変わります)
■PROFISH(JR京都駅)
JR京都駅(西口改札内「自動きっぷうりば」内)にある『PROFISH』のアンテナショップ。
「クラウンサーモン」といろんな『PROFISH』をまとめて味わえる「お魚の宝石箱(箱寿司)」などを販売しています。
ほかにも同じ鳥取県産『PROFISH』の「お嬢サバ」の棒寿司や、「お嬢サバ」「白雪ひらめ」「クラウンサーモン」の恵方巻など、旅のお土産やお弁当にピッタリの品々がたくさん!
※その他の料理店やショップは「クラウンサーモン」のホームページ をご参照ください(東京ほか)
※鳥取県のふるさと納税返礼品としても入手可能
なぜJR西日本グループが魚の養殖を? 地域おこしを目指して鳥取の養殖業者とタッグ。
「クラウンサーモン」を育てている鳥取県倉吉市の「小泉川養魚場」は、もとは普通の国産サーモン養殖業者が海で養殖するためのサーモンの「中間魚」を育てていました。
ですがコロナ禍による外食需要の激減で、サーモンの販売先も激減。
そんな苦境を知ったJR西日本イノベーションズの『PROFISH』のプロデューサー・石川裕章さんが、「通年生で食べられる、安全安心な『陸上養殖』のサーモンに切り替えてブランド化しませんか?」と提案したのです。
そして「新型コロナに打ち勝つ」「勝利」「栄光」などを意味するcrown(王冠)という言葉を冠し、「クラウンサーモン」と名づけられました。
日本で食べられる安くてお手頃なサーモンは、ほぼ外国産。
それらはウクライナ情勢の影響で価格が高騰している上に、もともと安全性に疑問が持たれていました。
サーモン同士がこすれあって傷つくほど過密な養殖場、手軽に脂をつけるための脂肪過多なエサ、それらが原因で病気にかかりやすく、その予防のために抗生物質を過剰に与えるなど、さまざまな問題 が明らかになってきています。
アニマルウェルフェア(動物福祉)の面でも疑問が持たれていて、それらを重視して養殖された国産サーモンが見直されています。
さらに陸上養殖された「クラウンサーモン」や『PROFISH』には、新たな環境問題として注目されている「マイクロプラスチック」のリスクがほぼありません。
※マイクロプラスチックとは:歯磨き粉や洗顔フォームなどにスクラブとして添加されている極小のプラスチック、またはレジ袋やペットボトルなどのプラスチックごみが紫外線や海の波に破砕されてマイクロサイズになったもの。
海洋生物がエサと間違えて消化器に詰まらせて死んだり、付着・蓄積した有害物質と共に食物連鎖で人体にたまる可能性が指摘されている。
魚や環境から人体に取り込まれて、蓄積されると見られているマイクロプラスチック。
その影響はまだ未知数で、今後どのような健康被害が出るか分からないだけに、なるべく摂取量を減らすことが望ましいと言われています。
そんなリスクを減らすためにも、一度も海に出さずに育つ「クラウンサーモン」と『PROFISH』シリーズの魚介類が注目されています。
食の安全・環境問題・地域振興……さまざまな課題に挑戦する『PROFISH』。
「今まで当たり前のように安く食べられていたサーモンは、ほぼ外国産の輸入品です。それらがウクライナ情勢や地球環境の変化、漁獲資源の減少などによって高騰しています。
さらに安全性の問題も指摘されているので、これを機会に『陸上養殖』された国産の安全で美味しく、通年生で食べられる『クラウンサーモン』をぜひ召し上がってみてください。
『PROFISH』ブランドの中でも『陸上養殖』のメリットと国産養殖魚の鮮度感と美味しさを実感していただける、代表的な魚だと思います」
と、『PROFISH』のプロデューサー・石川裕章さん。
JR西日本グループは、今後は『PROFISH』×観光を楽しめるツアー旅行も企画中。
※『PROFISH』ツアー旅行は2022年7月から催行予定
『PROFISH』の養殖場を見学したり、ご当地の旅館で『PROFISH』の料理を食べたりと、グルメなお楽しみがいっぱい!
SDGs(持続可能な開発目標)にも通じる未来形の国産サーモンです。
- DATA
クラウンサーモン(PROFISH)
HP:https://www.westjr.co.jp/life/profish/crownsalmon.html
養殖地:鳥取県倉吉市
取材協力・
写真提供:
株式会社JR西日本イノベーションズ/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)