古代から受け継がれてきた‟出雲のハーブ”は驚きの美容食!
ミントやカモミールなど、とかく‟西洋産”というイメージが強いハーブ。
ですが日本にも、古くから活用されてきた有益なハーブがあります。
そのひとつがこの「アカメガシワ」。
聞き慣れない名前ですが、実は島根県に古くから生えている植物です。
「出雲国風土記」が書かれた奈良時代から、出雲の人々に珍重されてきました。
その使いみちは葉っぱでお餅を包んだり、ご飯や食べ物をのせたり、茎を漢方の胃腸薬にしたり。
食べ物をいたみにくくしたり胃腸の調子を整えたりする作用から、長年重宝されてきました。
見た目の特徴は鮮やかな紅色をした新芽で、これは成長するにつれて濃いグリーンの葉っぱになります。
この葉っぱの中には、植物が紫外線から身を守るために作り出すポリフェノールがいっぱい!
そのため人が摂取した場合も、人体にかかる紫外線ストレスを和らげてくれます。
アカメガシワに含まれるポリフェノールは「マロツシン酸」という名前で、その量はポリフェノールをたくさん含むことで有名な緑茶やワインと同等か、それ以上!
出雲伝統のハーブが、島根県の最新の研究によって女性の‟美活”にとても役立つことが分かったのです。
貴重な出雲のハーブ・アカメガシワをそのパワーを保ちながら栽培!
このように「古代出雲人の遺産」とも言えるアカメガシワですが、その良さを解明した島根県以外ではほとんど栽培されていません。
さらに、その‟美容成分”の「マロツシン酸」は、とってもデリケート。
葉っぱが雨に濡れると溶けだしてしまうのです。
そのため島根で主にアカメガシワを栽培している「大田農水加工協同組合」 は、収穫は葉が成分をしっかり溜めこんでいる晴れの日にだけ行ないます。
基本的に3日以上晴れた後の早朝に収穫して、最低でも前日から当日にかけて晴れた日に収穫するという徹底ぶりで、その‟美容成分”を守っています。
さらに、ほぼ自然のままの環境で無農薬・無肥料で栽培!
畑はほかの畑から農薬が飛んでこない土地に作り、栽培方法は島根県の産業技術センターの指導をしっかり受けるなど、たくさんの努力でそのパワーを保っています。
アカメガシワから生まれる新たな「美容食」に注目!
アカメガシワは爽やかな香りがある、ハーブらしい味の植物です。
そのためお茶や酵素ドリンクなどの飲み物や、クッキー、シリアルバーなどのお菓子によく合います。
出雲伝統の和のハーブは、美味しく食べられて‟美活”にもお役立ち。
まだ限られたショップでしか手に入らない、貴重な出雲の恵みです。
- DATA
アカメガシワ
出雲ハーブの酵素ドリンクいずもなでしこ
https://www.izumonadeshiko.jp/product/507
青春回帰茶|大田農水加工協同組合
https://ooda-nousui.com/category/tea/
取材協力・
写真提供:
大田農水加工協同組合,いずもなでしこ/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)