ネットの情報をよく見る人の中には、湯シャンに興味を持つ人も多いでしょう。
名前の響きからして、インパクトが残りやすく、気になるのも無理はありません。
これをご覧になっている方の中には、実際に挑戦しようかと思っているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
確かにやり方自体はシンプルです。
湯シャンを実践していると公言されているタレントとして、タモリさん、福山雅治さん、ローラさんなどが有名です。
どのような点に注意するべきか、むしろやらないほうがいい人の紹介も含めて、湯シャンを検討している方は、以下記事は要チェックです。
湯シャンとは?正しい定義を簡単に解説
湯シャンというのは、名前のとおり、お湯を使って頭を洗うこと。
しかもシャンプーを使わず、髪や頭皮の汚れを落とす方法です。
そもそもお湯だけでも、頭の汚れの7割ほどが落ちるとされています。
この考えを取り入れたのが、湯シャンです。
お湯だけで洗髪できるのなら、そこまで難しくないのでは?と、思う人は少なくないでしょう。
確かにその通りですが、注意するべきポイントもあります。
ただお湯を使うだけでは、頭皮のトラブルが頻発するからです。
今の湯シャンはシャンプーをたまに使う人が大半
そもそも、お湯だけで頭の汚れが落ちるのか?と、疑問に思っている人が大半だと思います。
じつは今の湯シャンというのは、「お湯だけ」で完結しません。
湯シャンを実践している人は、1週間に1回ほどを目安にシャンプーで頭を洗っています。
皮脂が目立つようになり、ベタつきが気になり出したら、シャンプーで洗いましょう。
その頻度は人によって違いますが、少なくとも初心者は1日おきでも問題ありません。
慣れてきたら1週間に1回に、シャンプーを使う頻度を変えていきます。
湯シャンをしたらどう変わる?
このように、湯シャンを1ヶ月続けていくと、徐々に頭皮の状態が変化していきます。
どんな感じで効果が実感できるのか、気になりますよね?
もともと湯シャンが注目されているのは、「頭皮の状態が整いやすい」からです。
自分の体から作られた皮脂で、保湿をしていくのが湯シャンの醍醐味。
荒れる心配もないので、安心してスカルプケアをしたい人にちょうどいいでしょう。
頭皮が荒れなくなるという声も多いことから、現状、乾燥しすぎてフケが出るなど、頭皮のトラブルが気になる人に湯シャンがおすすめです。
それだけ湯シャンは、頭皮の状態が整えやすくなる効果があるんです。
※参考:フケが出た時ほどケアしないのはダメ!髪の毛が気になる人ほど読むべき記事
湯シャンをするなら注意点を把握しておく
頭皮の状態が整えやすくなるのは確かですが、湯シャンに挑戦するなら注意点も把握しておきましょう。
-
- 頭皮から嫌な臭いが発生しやすい
- 毛先がパサつきやすい
- 整髪料を使ったらシャンプーを使う など
まず、頭皮の臭いには敏感になっておきましょう。
湯シャンは、わざと皮脂を残す洗い方です。
皮脂を放置すれば、自然と酸化して臭いが出てしまいます。
自分は臭っていなくても、他の人には臭く感じるもの。
定期的にシャンプーをしたほうがいいのはこのためです。
また、シャンプーをしないのなら、毛先にトリートメントも使えません。
皮脂だけでは、パサついた髪をカバーできないので、パサつきが気になる女性は要注意です。
もちろん、整髪料も同様に湯シャンだけではカバーできません。
「完全にシャンプーを使わなくなるわけではない」というわけです。
湯シャンが向いていない人もいる
湯シャンは、万人受けする方法ではありません。
あまり活用しないほうがいい人もいるので、以下の内容に当てはまる人は要注意です。
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- 頻繁にスタイリング剤を使う
- 脂性肌の女性
- 頭皮の臭いに敏感な人
- すでに毛先がパサついている人
整髪料を使う時は、必ずシャンプーで洗わないといけないと、上記でも紹介しました。
湯シャンだけでは、毛先についた整髪料を落とせないからです。
頻繁に髪をセットする女性は、湯シャンできないと思ったほうが良いです。
また、脂性肌の女性も、湯シャンを続けると大変です。
皮脂が落としきれずに、悪臭が残るようになるでしょう。
頭皮の臭いがいつも気になる人も、同じようなことが言えますね。
※参考:脂っこい食生活をしていると髪の毛が薄くなる!?おすすめ食材の存在を暴露
毛先がパサついている女性も、なかなかトリートメントができません。
あまり相性が良くない洗い方なので、湯シャンをしないほうが無難ですよ。
ちなみにトータルで見た時に、運動ざかりで成長が著しい、比較的若い女性は向いていないかもしれませんね。
女性が湯シャンをするメリットやデメリットは?
女性が湯シャンをするのも、ひとつのケアとしては全然アリです。
ただし、メリットもあればデメリットがあるのが、どんな方法でも通例。
デメリットも知っておかないと、後で損をしてしまうので注意しましょう。
メリット
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- シャンプー代を節約できる
- 頭皮のトラブルが少なくなる
- 負担が少ないから安心
湯シャンに興味がある人は、上記の内容に惹かれたのではないでしょうか?
今までシャンプーを使っていたのをやめてしまえば、当たり前ですが、誰でも簡単に節約できてしまいます。
それで頭皮や髪まできれいになるのなら、誰でも挑戦したくなるでしょう。
また、頭皮の状態を整えるために、湯シャンをする人が大半です。
確かにシャンプーという刺激物を使わないので、その時点で頭皮にはやさしいでしょう。
乾燥する頻度も圧倒的に減ります。
つまり、湯シャンをするメリットは、頭皮の状態がよくなるという点。
正しく湯シャンができるようになれば、メリットばかりです。
デメリット
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- 慣れるまでに手間がかかる
- 臭いがきつくなるリスクはある
- 毛先がパサつきやすい
しかし、デメリットも存在しています。
上記のように、あくまで湯シャンは、慣れてからがメリットを活かせられます。
慣れないうちは、むしろ皮脂をコントロールするのが大変です。
臭いがきつくなるだけでなく、頭皮がベタつく頻度も上がるでしょう。
それどころか、皮脂が酸化して炎症を起こせば、むしろ逆効果です。
人によって状態が違うので、アドバイスしてくれる人もいません。
慣れるまで辛抱が必要なので、それが厳しいなら、最初から湯シャンに手を出さないでおきましょう。
また、トリートメントの頻度も減るので、毛先がパサつきやすいのもデメリットです。
ヘアカラーやパーマをする人は、特に向いていないケア方法になります。
女性ならこの手順!正しい湯シャンのやり方
- 湯シャンのやり方
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- シャワーの前にブラッシングを済ませる
- お湯の温度は40度以下のぬるま湯に設定する
- 5分ほど頭にお湯をかけて皮脂を浮かせる
- その時にマッサージもしておく
- 毛先がパサつく時はリンスを使う
- 水分が残らないようにしっかり乾かす
※参考:頭皮マッサージで大事なのは○○?おすすめのアイテムと選び方まで紹介
湯シャンをするなら、最も大事なポイント。
それがやり方です。
正しいやり方を守らないと、湯シャンをしても逆効果になってしまいます。
とはいえ、そこまで難しい方法でもありません。
湯シャンで大事なのは、最初に皮脂をうまく浮かせられるかどうかです。
最初にブラッシングを忘れずに、下準備をしておきましょう。
最後に髪をしっかり乾かすのも、忘れてはいけません。
毛先がパサつきやすいので、自然乾燥してしまうと、すぐに状態が悪くなります。
頭皮の状態が気になるなら湯シャンより育毛剤を使ったほうが無難
湯シャンで効果を出すためには、慣れるまでに時間がかかります。
皮脂が思ったより取れない時も多く、場合によっては皮脂でベタつくケースも少なくありません。
そもそも湯シャンをするのは、頭皮の状態を整えるため。
育毛剤でも同じようなことができますよ。
安心してスカルプケアをしたい人は、育毛剤にも注目してみましょう。