髪の毛は毛穴から生えており、頭皮の状態が大事になってきます。
特に、頭からフケが出るなど、いつもと頭皮が違う状態なら要注意です。
フケが出るのは、頭皮環境が悪化している証拠。髪の毛が生えにくい状態なので、そのまま放置していると、薄毛になってしまいます。
できる限り、頭皮は適度に保湿された状態で維持するのが理想です。
どのような対策をすれば、頭皮の状態をキープできるのか、簡単な方法に絞ってまとめてみました。
乾燥しているという自覚がある人は、参考にしてみましょう。
頭皮が乾燥する人は普段のケアのやり方が大きな原因!
頭皮が乾燥している人は、薄毛になると言われても、どんな状態かイメージしにくい人もいるでしょう。
少なくとも頭皮が乾燥していると、フケが出てしまいます。
フケというのは、白い粉のようなものです。
白い粉が肩などに集中して溜まっている人は、頭皮が乾燥しているので気を付けましょう。
ちなみにフケにも、小さい粉のようなものから、かさぶたのような大きなフケもあります。
- フケの種類
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- 小さな粉⇒乾燥しているだけ
- かさぶたのような大きなフケ⇒炎症が起こっている
比較的大きなフケが出ている時は、特に頭皮の状態はよくありません。
できる限り原因を突き止めるのが先決です。
原因①シャンプーの選び方が問題
フケが出ている人の多くは、今使っているシャンプーが合っていません。
そもそもシャンプーは、皮脂などの汚れを落とすヘアアイテム。
頭皮の状態を整えるのに関係が深いだけに、乾燥している人こそ、選び方を意識しないといけません。
どのようなシャンプーを使っているのか、確かめてみましょう。
特に、以下のようなシャンプーの選び方をする人は要注意です。
- シャンプーを選ぶ時のNG行動
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- 気分だけでシャンプーを選ぶ
- 家族全員が使うシャンプーを自分も使う
- とりあえず高いシャンプーを使う など
特にシャンプーに対して意識していない人は、頭皮が乾燥しています。
相性が良くないシャンプーを使うと、数日で頭皮がカサカサになってしまうでしょう。
原因②頭の洗い方も問題
シャンプーの選び方を意識できれば、洗い方も見直しておきましょう。
まず意識するべきは、お湯の温度です。
- お湯の温度が適温でなかった場合
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- 熱すぎる⇒必要以上の皮脂が洗い流される
- ぬるすぎる⇒皮脂が落ちなくてベタベタ
極端な温度で洗っていると、頭皮の状態が悪化するのも無理はありません。
特に温度を熱くしたまま頭を洗ってしまうと、必要な皮脂まで洗い流されてしまいます。
頭皮が乾燥しすぎず、ちょうどいい温度は38度前後のぬるま湯です。
不要な皮脂は洗い流されて、それ以外の必要な皮脂は残ってくれます。
また、ゴシゴシ力任せに頭皮を洗っている人も注意しましょう。
泡が付いた状態だと皮脂は少なくなっており、炎症も起こりやすく、ボロボロになりやすいのでやさしく洗うのが基本です。
理想としては、シャンプーの泡を付けたら、そのまま放置してもいいでしょう。
原因③生活習慣の乱れ
シャンプーの選び方や洗い方は、すぐにでも結果が出やすいでしょう。
ただし、それだけを意識しても、状態が悪化する人はいます。
それは以下のように、生活習慣が乱れている状態です。
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- 寝不足で体調が悪い
- 体を動かす機会が少ない
- ストレスが溜まっている
- 水分を摂るのが苦手 など
これらの内容が当てはまる人は、何をしても頭皮が乾燥しやすくなっています。
特に寝不足だと、体の機能がうまく働いていません。
頭皮から皮脂が出にくくなってしまうので、できる限り睡眠の質を上げるように努力しましょう。
※参考:記事「寝不足になると薄毛になる?理屈では本当だから気軽にできる方法まとめ」
また、ストレスが溜まっている人も要注意です。
自律神経が乱れやすく、頭皮の状態が悪化するどころか、抜け毛すら増えやすい状態になってしまうため、あまりよくありません。
※参考:記事「ストレスは薄毛になりやすい?すぐにわかる症状と簡単な対策まとめ」
生活習慣は、頭皮の状態を整える基礎となるポイントです。
規則正しい生活ができていないと、ヘアアイテムを使ったところで、効果が出にくくなってしまうでしょう。
そもそも頭皮が乾燥したら薄毛になるって本当?
寝不足くらいで、薄毛になるわけないと思う人もいるでしょう。
頭皮の乾燥だけで、薄毛なんてあり得ないと思う人も少なくないでしょう。
ところが実際のところ、頭皮が乾燥すると薄毛が進行してしまいます。
1.皮脂が少なくなって頭皮が乾燥する
2.乾燥すれば外からの刺激に弱くなる
3.ちょっとしたことで炎症ができる
4.炎症を放置すれば抜け毛が増える
5.徐々に薄毛が進行していく
もともと皮脂というのは、頭皮のクッションのような役割があります。
少し刺激を感じたくらいでは、炎症などの症状は起こりません。
しかし乾燥した状態だと、ちょっとした刺激があるだけで、抜け毛が増えるリスクが高まります。
※参考:記事「抜け毛がひどいと感じる女性は冷静に!病院に行く前に確認するべきポイント」
また、頭皮の乾燥が続くと頭皮が硬くなり、血液の流れが悪くなります。
血液の流れが悪くなれば、皮脂も出にくくなって悪循環です。
できるだけ頭皮を保湿して、抜け毛が増えるリスクを抑えるようにしないと、本当に薄毛が悪化する可能性があります。
頭皮を保湿するには?どのような対策をすれば薄毛にならない?
頭皮は乾燥しないように、抜け毛予防として保湿をしたほうが安心です。
しかしどのような対策をすれば効果的か、薄毛で悩んでいる人の多くがそう思っているでしょう。
そこで原因に合わせて、簡単な対策をまとめてみました。
対策①洗浄力が弱いシャンプーを選んで皮脂を適度に残す
まず、シャンプーの見直しをしておきましょう。
頭皮の乾燥は、ほぼシャンプーが原因といっても過言ではありません。
皮脂を取り除くもののため、選び方ひとつで頭皮の状態は変わります。
特に以下のような成分が入ったシャンプーを使っている人は、すぐにでも別のシャンプーに変えてください。
- 避けるべき成分名
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- ラウレス硫酸Na
- オレフィン(c14-16)スルホン酸Na
- 石けん素地 など
これらの成分は、洗浄力が強すぎて、皮脂がほぼ残りません。
特に市販シャンプーに見られる成分です。
頭皮がすぐ乾燥しやすい種類が多いので、注意しましょう。
選び方がわからないのなら、アミノ酸洗浄成分が入った、少し高めのサロン系シャンプーを使うのがおすすめです。
数日使えば、頭皮の状態が良くなります。
対策②頭皮を直接保湿する
シャンプーだけでなく、頭皮を直接保湿するのも、乾燥を抑えるひとつの方法です。
頭皮用の化粧水などを使って、乾燥から守ってみましょう。
その中でも、ホホバオイルが含まれているものを使うと、効率よく頭皮が保湿されます。
そもそもホホバオイルは、人間の皮脂に似た「ワックスエステル」が含まれており、配合されている割合も似ているからです。
頭皮や髪に浸透しやすいので、効率よく乾燥を防げるでしょう。
なお、育毛剤で頭皮の状態を整えるのもアリです。通常、育毛剤には保湿成分がかなり含まれていますので、しっかり使えば良い効果が期待できます。
対策③健康的な生活を続けて皮脂が分泌しやすい環境を作る
頭皮の状態を整えるには、体の内側も意識しておきましょう。
内側といっても、やるべき対策は簡単です。
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- 質のいい睡眠を続ける
- 髪の毛や頭皮にいい栄養を摂取する
- ストレス対策は万全にしておく
上記のように、生活習慣を見直すだけで問題ありません。
特に、髪の毛や頭皮に必要な栄養を意識して摂取してみてください。
皮脂が出やすくなるので、徐々に乾燥しにくくなってくれます。
※参考:記事「髪の毛に悩みがあるのなら栄養の見直し必須!どうなったら何をするべき?」
何をしても頭皮が乾燥しているなら皮膚科に行ったほうがいい
頭皮はちょっとした意識の違いで、すぐに状態が変わります。
特に乾燥しやすい時期になると、少しの心のゆるみで状態が悪くなるので気を付けましょう。
シャンプーなどの見直しをするだけでも、頭皮の状態は良くなっていきますが、一部の人はあまり結果が出ないケースもあります。
そんな人は無理をせずに、すぐに皮膚科に相談したほうが無難です。
特有の脱毛症になる可能性もあるので、早めに対処しておけば、頭皮の状態が整うのも早くなりますよ。