天パの方ならアイロンを使う頻度は多いのではないでしょうか。
しかし、正しい使い方をしていないと、天パがひどくなってしまうので要注意です。
縮毛矯正を考えている人は、まずカットで髪型を整えてからアイロンの使い方を見直しましょう。
そのほうが髪の毛や頭皮に関して負担が少なく、おまけにコスパも良いです。
特に40代になって髪質が変わったという天パの人は、アイロンの使い方の見直しは必須です。
そもそも天パとは?
天パとは、天然パーマの略語です。
天然パーマの名前のとおり、生まれながらのくせ毛といってもいいでしょう。
美容室でパーマをかけていないのに、うねりやカールが自然と出てしまう人は天パですね。
このうねりやカールが気になってアイロンを使っているのなら、ぜひこの記事を参考に、使い方やケアのやり方を見直してみてください。
天パになる原因
天パになる原因としては、遺伝が原因であるケースが多いです。
毛穴に歪みなどがあり、毛根からねじれて髪の毛が育つ髪質です。
その結果、何もしていないのに髪の毛にうねりやカールができるわけです。
ただ、中には体質が変わって天パになったという人もいます。
そんな人こそ、頭皮や生活習慣を見直してください。
40代になってから天パになったというのなら、それは天パではなく、環境によってくせ毛になっています。
天パの人におすすめできるアイロンの使い方
天パの場合、うねりやカールで髪全体のシルエットが横に広がるようになります。
それを抑えるために、アイロンを使っている人もいると思います。
そんな人は、正しいアイロンの使い方をマスターしないと、アイロンで髪にダメージが広がってしまうので要注意です。
アイロン前にするべき準備
まずアイロンを使う時に注意するべきなのは、その前の準備段階です。
何もしないでアイロンを使う人は、髪の状態を悪くしてしまいます。
特に重要視してほしいのが、シャンプーです。
洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていると、その時点で乾燥してアイロンの熱によりパサつきがひどくなります。
天パで広がる人の大半は、このシャンプーによる問題が解決できていません。
できるだけ保湿力が高いシャンプーを選びましょう。
ちなみに湯シャンで髪を洗っている人がいますが、これもアイロンとの相性があまりよくありません。
※参考:女性が湯シャンをしていいの?正しいやり方とやっていい人の特徴
それは髪の毛にトリートメントがつけられないからです。
アイロンを使う前に、アウトバストリートメントを使うのは普通ですが、湯シャンだとべたつきがひどくなります。
天パでアイロンを使うのなら、洗浄力の弱いシャンプーを使う習慣を身につけてください。
アイロンを使う前の髪の乾かし方
アイロンを使う前に準備が必要だと紹介しましたが、髪の乾かし方も大事になります。
水分が髪の毛に残っていると、アイロンで髪の毛に付いた水分が蒸発した時にかなりのダメージとなるからです。
しっかり髪をタオルなどで乾かして、水分の少ない状態でアイロンを使いましょう。
また、髪を乾かした後に、ブラッシングをしてキューティクルを整えておくと、天パの髪でもより髪の毛の状態が良くなります。
その後にアウトバストリートメントを付けて、水分が残っているのならドライヤーで髪を乾かしてアイロンを使ってください。
ドライヤーで髪を乾かす前に、アウトバストリートメントを付けても問題ありません。
天パは髪型が大事
また、髪型選びも天パの人にとって重要なポイントとなります。
アイロンは、あくまで希望の髪型に近づけるためのアイテムです。
天パを活かした髪型を選ぶと、アイロンを使う手間が少なくてすみます。
ヘアカットの際には、毛先が軽くなりすぎないように担当美容師に伝えると良いです。
以下の記事を参考に、アイロンをなるべく使わなくても、似合いやすい髪型を選ぶと安心です。
※参考:くせ毛に悩む40代女性のためのおすすめ髪型3選!頼み方のポイントも紹介
アイロンの選び方
アイロンといっても、現在では様々な種類があります。
自分に合ったアイロンを見つけられると、スムーズに髪型を作ることができるでしょう。
ちなみに、40代になると軟毛になってくる人もいるかと思います。
そんな人は、以下のポイントを抑えたアイロンを見つけられるようになってみてください。
- 軟毛でも安心のアイロンの特徴
-
- 温度調整ができる
- 摩擦が少ない素材を使っている
- プレートの隙間がほぼない
特に年齢を重ねるごとに髪質が変わってくる人は、上記のポイントが大事になります。
最低でも温度調整ができるアイロンを使うようにしましょう。
※参考:軟毛でもアイロンを使っていい?おすすめの髪型と選び方もまとめてみた
アイロンの使い方
アイロンの前準備ができれば、あとは使い方をマスターするだけです。
上記のポイントも含めて、簡単にまとめておきます。
- 40代の天パの人がするべきアイロンの使い方
-
- 天パを活かした髪型にしておく
- 洗浄力が弱いシャンプーで髪を洗ってトリートメント
- タオルで髪をしっかり拭いておく
- アウトバストリートメントを付ける
- ドライヤーで乾かして水分をなくす
- ブラッシングをしてキューティクルを整える
- ヘアクリップで区切っておく
- 5㎝ほどの毛束で手に取ってアイロンを使う
- スタイリング剤を付けて形を整える
これで天パの人も、髪の毛のダメージを抑えながらセットができるようになります。
スタイリングのコツ
アイロンを使った後の髪の毛は、かなりダメージを抱えている状態です。
できるだけスタイリング剤を使って、保護しておくと、天パの人でもダメージを抑えられます。
そこでおすすめなのが、クリームタイプのスタイリング剤です。
保湿力も程よく強く、コーティング力もあってバランスのいいアイテムといえるでしょう。
天パでもヘアセットを長持ちさせるコツ
天パの人なら、アイロンを使ったのにうねりが出てきたという悩みを抱えている人もいると思います。
ストレートにした髪を、できるだけ長持ちさせたいという人がほとんどではないでしょうか?
ストレートにした髪の持ちが悪いと感じている人は、アイロンをあまり長く使わないようにしましょう。
アイロンを使ったとしても、湿気が侵入してしまえば、元の天パに戻ってしまうからです。
髪の毛のダメージが深刻で乾燥していると、湿気が侵入しやすくなっています。
できるだけ髪のダメージを抑えるためにも、根元からしっかり髪を乾かして、アウトバストリートメントも使いましょう。
また、アイロンをした後にスプレーをするなどして、湿気が入らないようにするのもおすすめです。
天パでも髪が細くなってきたらひどくなるから予防必須
天パでアイロンを使っている人は、髪の毛を細くしないように心がけると良いです。
髪の毛が細いと、ダメージの耐性が弱くなってしまうからです。
40代になってくると、徐々に髪質が変わってくるのは間違いありません。
スカルプケアができていない人は、徐々にアイロンの持ちが悪くなってしまいます。
シャンプーや育毛剤の見直しはもちろん、生活習慣を見直してみるのもおすすめです。
ご参考になれば幸いです。