スタイリング剤を使って、髪型をセットしている人はかなり多いでしょう。
ところが、髪の毛にスタイリング剤を付けたら、きれいに洗い流さないと大変な状態になります。
特に頭皮には大きな負担になるので、正しいシャンプーの使い方をマスターしましょう。
髪の毛を減らさないための予防にもなるので、覚えておいて損はありません。
もちろん髪の毛のダメージも抑えられます。
きれいな髪をキープしたい人なら、スタイリング剤の種類によっても使い分けしてみましょう。
スタイリング剤を洗い流すためのシャンプーの選び方
スタイリング剤を洗い流すためには、シャンプーの洗浄成分を把握してから使い分けする必要があります。
- 見るべきは洗浄成分
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- アミノ酸洗浄成分:刺激が弱く、洗浄力が弱いものが多い
- 高級アルコール系洗浄成分:刺激が強く、洗浄力も強いものが多い
- 石けん系洗浄成分:刺激は弱いけど、洗浄力が強いものが多い
そもそもシャンプーは、洗浄成分がメインとなります。
成分表を見れば、どの洗浄成分に当てはまるのか把握できるので、使う前にチェックしておきましょう。
スタイリング剤を洗い流すためのシャンプーを使った正しい洗い方
シャンプーの洗浄成分について確認したら、後は利用するスタイリング剤の種類を見ておいてください。
じつは以下の2種類によって、シャンプーの使い方に違いが出てきます。
- スタイリング剤の種類
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- 水分が多いスタイリング剤
- 油が主体のガチガチに固まるスタイリング剤
水分が多い種類を使えば、簡単な使い方でもスタイリング剤を洗い流せます。
それに対して固まりやすいスタイリング剤だと、しっかり洗い流す手順が必要です。
水分が多いスタイリング剤の場合
- 洗い方
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- 長時間予洗いをして余分な汚れを洗い流す
- いつも通りのシャンプーで問題なし
- 泡が残らないように洗い流す
水分が多い種類を使っている場合、そこまで丁寧にシャンプーで洗い流す必要はありません。
ただし、予洗いだけはしっかり済ませておきましょう。
表面についたスタイリング剤を洗い流して、頭皮までしっかりシャンプー剤を浸透させるためです。
- 落ちやすいスタイリング剤
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- ヘアムース
- ジェル
- ヘアミスト など
少なくとも、上記のようなスタイリング剤は、水分が多く含まれています。
手入れが比較的簡単な髪型をしている人は、上記のようなスタイリング剤を使うことが多いでしょう。
※参考:【40代のショート】手入れが楽な髪型3選!選び方のポイントまで大暴露!
この時点でわかった人もいるかもしれませんが、髪型選びもスタイリング剤の手入れを楽にするポイントのひとつです。
できるだけヘアセットの手間がかからない髪型を選ぶと、スタイリング剤が髪の毛に残りにくくなりますよ。
油が主体のガチガチに固まるスタイリング剤
- 洗い方
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- 長時間予洗いをして余分な汚れを洗い流す
- シャンプー剤を1プッシュのうちの7割を手に取る
- 泡立てる程度ですぐに洗い流す
- 2回目は1プッシュのうちの3割程度手に取る
- 頭皮の汚れをメインに揉み洗いをする
- 泡が残らないようにしっかり洗い流す
スタイリング剤が髪の毛や頭皮に残るのは、このように固まりやすいスタイリング剤を使っている時です。
どちらにしても、洗いやすいスタイリング剤と同じで、予洗いは意識しないといけません。
そして2回シャンプーをして、効率よくスタイリング剤が残らないようにしましょう。
- 落ちにくいスタイリング剤
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- ワックス
- スプレー
- バーム など
上記のように、固まりやすいスタイリング剤の多くは、油が多く含まれています。
水を弾く性質があるので、丁寧に洗うのがポイントです。
また、固まりやすいスタイリング剤を使う人は、頭頂部が潰れることを気にしていませんか?
固めれば確かに崩れにくくなりますが、後処理が面倒になります。
以下の記事を参考にして、スタイリング剤だけで髪型を崩れにくくするのでなく、髪型選びから意識してみてくださいね。
※参考:40代女性の頭はぺたんこ?髪型でカバーするためのおすすめ3選!
スタイリング剤を洗い流すシャンプー以外の効果的な裏技
「頭の汚れ=シャンプー」というイメージをするのもわかります。
しかし、スタイリング剤を洗い流すためには、特にシャンプーだけに頼る必要はありません。
スタイリング剤の性質を理解できれば、以下で紹介する裏技が使えます。
シャンプーだけでは、頭にスタイリング剤が残ってしまう人は、参考にしてみてください。
裏技≪1≫トリートメントやコンディショナーを使う
ガチガチに固まるスタイリング剤を使っている人は、シャンプーだけで洗い流すのが難しくなります。
そこで、トリートメントやコンディショナーを使いましょう。
スタイリング剤は、油が多く含まれると上記でも紹介しました。
- トリートメントやコンディショナーがいい理由
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- 同じ油が多く含まれていて混ざりやすいから!シャンプー前に付けて揉み込んで洗い流すのがポイント!
油には油を使うのは、誰でも想像しやすいでしょう。
クレンジングと同じ要領で、頭に残ったスタイリング剤を洗い流してしまいましょう。
裏技≪2≫髪型を変えて洗い流しやすいスタイリング剤を使う
髪型を変えるのも、髪や頭皮を守るためには大事なポイントです。
水分が多いスタイリング剤でも、セットできる髪型に変えてしまいましょう。
根元にスタイリング剤を付けなくても、ふんわりした髪型をキープできる髪型に変えてもらってください。
洗い流す時に手間がかからず、セットも面倒にならないため、髪型を変えるのは一石二鳥の方法ですよ。
裏技≪3≫美容室に行ってヘッドスパをしてもらう
美容室に行って、髪を洗ってもらうのもおすすめです。
あくまでこの方法は、スタイリング剤をある程度流した後の話になります。
頭皮にスタイリング剤が付いたままの状態だと、ヘッドスパがしにくくなり、ベストの状態でマッサージできないためです。
また、現在注目されているドライヘッドスパも、スタイリング剤を落とす意味では相性がよくありません。
これだけは注意しておきましょう。
ヘッドスパは、長時間マッサージをしてくれるので、頭に残ったスタイリング剤をリセットできます。
薄毛が心配な人ほど、1週間に1度ほどのペースで通うと安心ですよ。
※参考:将来薄毛になるのでは?と不安に思う女性は多い…あまり考えすぎないで!
しっかり落とさないと頭皮が乱れて薄毛が進行する
スタイリング剤が頭に残ったままにしていると、頭皮が炎症を起こしてしまいます。
炎症が残ったままになると、髪の毛の成長を邪魔して薄毛の原因にもなってしまうわけですね。
頭皮はいい状態をキープしておいて損はありません。
※参考:頭皮の乾燥は良くない…薄毛が進むため要注意!原因と正しい対策とは?
スタイリング剤は、頭皮の状態を乱す原因にもなるので、正しいシャンプーの使い方を把握しておきましょう。
どうしてもスタイリング剤が落ちない時は、トリートメントなどで乳化してみてくださいね。
たまにヘッドスパに行って、美容師さんに頭皮の状態を診てもらうとさらに安心です。
ご参考になれば幸いです!