髪の毛というのは、体の中から作られるものです。
つまり、栄養の取り方ひとつで、髪の毛の状態は変わってしまいます。
薄毛対策を意識して食事するためには、特に効率よく髪の毛が成長するための栄養になるものを摂取する必要があります。
そこでおすすめなのが、鮭です。
鮭は、薄毛に対していい食べ物とされていること、ご存知ですか?。
ただ、鮭を食べ続ける場合には、レシピを考えるのが大変になるので、おすすめを3種類まとめてみました。
鮭について詳しく知りたい人は、要チェックです。
鮭が薄毛にいいとされる理由
鮭が薄毛にいいとされるのは、髪の毛の成長にいいとされる栄養がたっぷり入っているからです。
しかも普段の食事では、なかなか摂取できないものも含まれています。
そのため、鮭が薄毛対策としていいとされているわけです。
- 鮭の中でもいいとされる栄養
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- アスタキサンチン
- オメガ-3脂肪酸
- ビオチン
上記のような栄養がなぜいいのか、具体的に見てみましょう。
※参考:髪の毛に悩みがあるのなら栄養の見直し必須!どうなったら何をするべき?
理由①アスタキサンチンが入っている
アスタキサンチンは、鮭の栄養の中でも薄毛対策として魅力的な栄養素です。
その理由は以下のような効果が期待できるからです。
鮭以外で以下の効果を同じように出そうとすると、習慣化するのが難しいかもしれませんが、鮭だと気軽に摂取できるんです。
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- 抗酸化力が高い
- 炎症を沈めやすい
- 血流がよくなりやすい
抗酸化力が高い栄養として有名なのは、ビタミンEではないでしょうか?
ところが、アスタキサンチンはこのビタミンEよりも、1000倍ほどの抗酸化力のパワーがあるとされています。
抗酸化物質とは、活性酸素など、体の構造を破壊してしまうものから守ってくれる物質です。
▼抗酸化物質(こうさんかぶっしつ)
活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除く物質のこと。
ポリフェノール、カロテノイドなどの種類がある。
※引用:e-ヘルスネット|厚生労働省より
アスタキサンチンは髪の毛の成長が遅くなった頭皮であっても、うまく機能してくれるでしょう。
血行もよくなりやすいので、薄毛対策として鮭がちょうどいいわけです。
また、炎症を抑える効果も期待できるので、頭皮の状態も整えられます。
髪の毛が伸びにくいと思ったら、アスタキサンチンがたくさん含まれている食品を試してみてください。
理由②オメガ-3脂肪酸が入っている
鮭を含む魚全般には、オメガ-3脂肪酸が豊富に含まれています。
オメガ-3脂肪酸は、以下のような効果が期待できるため、薄毛で悩む人にとってはうれしい内容ばかりです。
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- 炎症を抑える
- 血液の流れをサポートする
- 抗酸化力が強め
オメガ-3脂肪酸は、炎症を和らげる効果が期待できます。もちろん頭皮に関しても同じです。
髪の毛の成長を邪魔する炎症を、少しでも和らぐことができれば、薄毛対策といえるでしょう。
また、オメガ-3脂肪酸は栄養を運ぶ血液を、スムーズに送り届けられるようになります。
育毛剤でも同様の効果が期待できる成分が使われているだけに、血流をよくする栄養もそれだけ大事だというわけです。
※参考:育毛成分について知りたい人への説明書!おすすめの選び方は○○だ!
しかもアスタキサンチンと同じように、オメガ-3脂肪酸も抗酸化力が強めです。
髪の毛が成長しやすい要素が満載で、鮭がいかに魅力的な食材かおわかりいただけましたでしょうか。
理由③ビオチンが入っている
鮭には、ビオチンが含まれています。
髪の毛だけでなく、肌にもいいとされている栄養のひとつです。
ビオチンには以下のような効果が期待できます。きれいな髪の毛をキープするためにも、積極的に摂取してみましょう。
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- たんぱく質の合成を手助けする
- 頭皮の炎症を抑えてくれる
- 代謝をアップして体の供給をスムーズにする
たんぱく質は、髪の毛を作り出すのに必要な栄養のひとつです。
しかし、いくらたんぱく質だけを摂っても、合成されなければ意味がありません。
ビオチンを摂取すれば、たんぱく質からアミノ酸に変わりやすくなるので、髪の毛も作られやすくなるわけです。
また、頭皮が傷ついていると、これも髪の毛が増える要因を減らしてしまいます。
ビオチンで頭皮の状態を整えていれば、成長しやすい本来の力を発揮してくれるでしょう。
代謝に関しても同様に、体の機能をスムーズに働かせてくれるため、髪の毛の成長もスムーズにできるようになります。
何をしてもハゲない人は、この代謝がいいとされており、それだけ大事な要素だというわけですね。
※参考:ハゲない人は何が違うの?ハゲる人になるための方法はたった1つ
相性のいい料理と薄毛にいいとされる鮭レシピ
鮭には、様々な薄毛をケアするための栄養が豊富だと、上記で紹介してきました。
しかし、あくまで鮭は食品です。
薬ではないので、少し食べたくらいでは、髪の毛が増えた…なんて効果がありません。
鮭に限らず、食事で薄毛対策をするためには、習慣化する必要があります。
そこでレシピが必要になってくるので、おすすめのレシピを3つほどまとめてみました。
最もシンプルで気軽に続けたい人向け:鮭の塩焼き
- 材料
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- 鮭:1切れ(200g程度)
- 塩:適量
- 白ごま:適量
- しょうが:適量
- 酢:適量
- 作り方
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- 鮭に塩をまぶして白ごまをかける。
- しょうがを千切りにして鮭の上にかける。
- トースターで10分程度焼く。
鮭そのものの栄養の豊富さは、上記でも紹介しましたが、食べる習慣化ができないといけません。
その習慣化に一役買えるのが、鮭の塩焼きです。
特に難しい味付けや調理方法ではないため、習慣化しやすいでしょう。
また、鮭を塩焼きにすれば、旨味が引き立つため、満足感もアップできます。
効率よく食事ができるので、料理が苦手な人でも続けやすくなるはずです。
ビタミンDの効果を最大限活かすレシピ:鮭としめじのバター醤油炒め
- 材料
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- 鮭切り身:2枚
- しめじ:1パック
- バター:20g
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- ごま油:小さじ1
- 作り方
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- 鮭切り身を食べやすい大きさに切り、しめじは石づきを取り、小房に分けておく。
- フライパンにごま油を熱し、鮭を皮目から焼く。両面がこんがりと焼けたら取り出しておく。
- 同じフライパンにバターを入れ、しめじを炒める。
- しめじがしんなりしたら、醤油とみりんを加えて煮詰める。
- 煮つめたら、鮭を戻し入れ、バター醤油炒めに絡める。
- 器に盛りつけて完成。
鮭としめじのバター醤油炒めで鮭を摂取すると、鮭の栄養としめじの栄養が相乗効果で、より薄毛対策として優秀になります。
鮭には、ビオチンやオメガ-3脂肪酸。
しめじには、ビタミンDが入っているからです。
どちらも薄毛にはちょうどいい栄養ですが、それを1つの料理でまとめられます。
また、味付けで使ったバターとみりんで、甘みと旨みが風味を引き立ててくれるでしょう。
満足感がアップして、習慣化しやすくなりますよ。
野菜と一緒に食べれば食物繊維も一緒に摂取できる:鮭のサラダ
- 材料
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- 鮭:1切れ(200g程度)
- レタス:適量
- トマト:適量
- 玉ねぎ:適量
- オリーブオイル:大さじ1
- レモン汁:大さじ1
- 塩、胡椒:適量
- 作り方
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- 鮭は塩、胡椒をふり、焼いてからほぐす。
- レタス、トマト、玉ねぎを適量切る。
- ボウルに鮭、レタス、トマト、玉ねぎを入れ、オリーブオイル、レモン汁、塩、胡椒を加えて和える。
- 盛り付けたら完成。
鮭のサラダも、作り方としてはシンプルで、続けやすいレシピのひとつです。
習慣化しやすいだけでなく、鮭だけでは接種できない食物繊維が簡単に摂取できます。
様々な食べ物の吸収率が高くなり、より髪の毛の成長をサポートしやすくなるわけです。
また、ビタミンCやミネラルで、頭皮の状態を整えるのに適しており、髪の毛が増えやすい環境が整えやすくなるでしょう。
とはいえ薄毛対策を本気で取り組むなら鮭だけに頼ったらダメ!
食事で薄毛対策をするのは、コスパがよくて続けやすいでしょう。
特に鮭は身近な食べ物なだけに、ストレスなく続けられるため、習慣化しやすくておすすめです。
普段食生活が乱れて、それが原因で薄毛になっていると自覚があるのなら、まず鮭を食べることから始めてみてはいかがでしょうか?
ただし、もし薄毛で悩んでいる場合には、食事だけで髪の毛が増えると思わないようにしましょう。
本気で薄毛対策をしたいのなら、生活習慣の見直しなどの幅広い対策が必要です。
もちろん、どれも急に始めたとしても、習慣化しにくいと思います。
そこで、頭皮マッサージや育毛剤など、簡単にできるものも取り入れてみましょう。