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シースルーバングは40代でも似合う?失敗しないオーダーのコツと簡単なセット方法

2025年10月14日

軽やかで、一気におしゃれな雰囲気になる「シースルーバング」は、素敵だなと憧れつつも、心のどこかで「でも、これは若い子の髪型よね」と、諦めていないでしょうか?

その直感、半分は正解です。

40代の女性が、何も知らずにただ「前髪を薄くしてください」とオーダーしてしまうと、「かえって老けて見える」という、最も避けたい失敗に終わってしまうリスクを高めてしまいます。

しかし、ご安心ください。
大人の髪質や悩みを計算に入れた「正しい条件」と「オーダーのコツ」さえ知っておけば、シースルーバングは40代の魅力を最大限に引き出す最高の武器となります。

以下では、40代が絶対にやってはいけないNG例から、あなたに似合う髪型の見つけ方、簡単なセット方法、そして美容室で失敗しないオーダー方法まで、幅広く解説します。

40代のシースルーバングは似合わないは嘘?上品に見せるための条件

トレンドである「シースルーバング」に挑戦したいけど、「40代の自分には、若すぎて痛いと思われないか」という不安から、一歩踏み出せないでいる方はいないでしょうか?

ご安心ください。
いくつかのポイントを意識するだけで、シースルーバングは、大人の女性の魅力を引き立てる上品なスタイルになります。

以下では、40代のシースルーバングを成功させるための条件について、詳しく見ていきましょう。

似合わないと思われる理由と避けるべきNG例

「シースルーバングが『40代に似合わない』と言われるのは、なぜでしょうか?
それは、これから紹介するポイントを意識できていないと、意図せず若作りしているかのように見えるだけでなく、かえって老けて見える可能性があるからです。

以下では、大人の女性が特に避けたい、代表的なNG例を見ていきましょう。

シースルーバングのNG例
  • 薄すぎる「すだれ前髪」:40代は髪のボリュームが気になり始める年代であるため、少し寂しい印象や疲れた印象を与えてしまうケースがある。
  • 根元がぺたんこな「貼りつき前髪」:根元が立ち上がっておらず、おでこに貼り付いた前髪になっていると、清潔感のない印象が高まる。
  • 眉上の「短すぎる前髪」:眉よりもかなり短い長さのシースルーバングは、若々しさを通り越して、少し子供っぽい印象になりがち。

これらのNG例に共通するのは、「薄く見えすぎる」「寂しく見える」という点です。
しかし、ご安心ください。以下で解説する条件を守れば、こうした失敗を避けられます。

「薄すぎず・短すぎず」が、大人の鉄則

上品なシースルーバングを作るための最初の条件は、カットそのものにあります。
特に「厚み」と「長さ」のバランスが、仕上がりを大きく左右するので注意しましょう。

大人の女性にちょうどよい前髪の特徴
  • 前髪の厚み:前髪を薄くしすぎないことが大切。おでこがほんのり透けるくらいの、「程よい厚み」を残してもらうこと。
  • 前髪の長さ:大人の女性には、眉毛が隠れるくらいから、目の上ギリギリまでの長さがおすすめ。

この「薄すぎず、短すぎず」という2つのポイントを担当美容師に伝えられれば、若作りにも、老けて見られる可能性も抑えられるでしょう。
これが理想のシースルーバングへの第一歩です。

「根元の立ち上げ」と「自然な束感」で、ぺたんこを回避

次は毎日のヘアセットで、より洗練されたシースルーバングに仕上げてもらいましょう。
ポイントは、「根元の立ち上げ」と「毛先の束感」です。

特に40代のシースルーバングは、根元がぺたんと潰れてしまわないようにセットしてください。
これを防ぐには、大きめのマジックカーラーで前髪を巻き、ドライヤーの温風を軽く当ててから冷ます方法が簡単でおすすめです。

カーラーがなければ、ドライヤーで髪を乾かす際に、前髪を左右に動かしながら根元に風を送るだけでも、ふんわりとした立ち上がりが生まれます。

次に、毛先に自然な束感を作ってみましょう。
ごく少量のヘアオイルやバームを指先によく伸ばし、前髪の内側から、毛先をつまむようになじませてください。
前髪がおでこに張り付くのを防ぎ、清潔感のある、上品な透け感を演出できます。

「根元はふんわり、毛先はサラリとした束感」というバランスが、大人のシースルーバングを成功させる鍵です。

「やわらかい髪色」で、前髪が浮いて見えるのを防ぐ

理想的なカットとヘアセットがうまくできるようになっても、髪色によっては、シースルーバングが顔から浮いて見えてしまうケースがあります。

特に注意したいのが、地毛のような真っ黒な髪色です。
黒髪と、前髪の隙間から見える肌の色とのコントラストが強すぎると、前髪だけが悪目立ちしてしまうリスクが高まります。

大人な印象にシースルーバングを仕上げてもらうためにも、少し柔らかさのあるヘアカラーを合わせてみましょう。

例えば、以下のような色味は肌馴染みが良く、前髪と肌との境界線をやさしくぼかしてくれます。

肌なじみがいいヘアカラーの色の一例
  • 落ち着いたブラウン
  • 透明感のあるアッシュやグレージュ
  • ふんわり可愛らしいピンクグレージュ

こうした「やわらかい色味で、上品に見せる」という考え方は、シースルーバングだけでなく、50代以降のヘアスタイル作りにおいても大切なポイントになります。

※参考:50代でも上品な髪型をキープさせる方法はコレ!準備が必要になる人は多いのが現実…

40代のあなたでも似合う「大人のシースルーバング」の見つけ方

大人のシースルーバングを成功させる鍵は、「自分に似合わせる」ことです。

以下では、あなたの顔型や、40代ならではの髪の悩みに合わせて、理想のスタイルを見つけるための具体的なポイントを解説します。

輪郭を補正する「幅」と「サイドへの繋ぎ」

シースルーバングを自分に似合わせるために、カットで特に重要になるのが以下の2点です。

シースルーバングを似合わせるポイント
  • 前髪の幅
  • サイドの髪への繋がり方

この2点を調整できれば、気になる輪郭を自然にカバーできるでしょう。

まず、どんな顔型の方にも共通する基本として、前髪の幅は、黒目の外側までに収めてください。

幅を広げすぎると、顔が大きく見えてしまうリスクが高まります。
そして、前髪の端からサイドの髪にかけて、なだらかに繋がるようにカットしてもらいましょう。
顔周りに自然な影が生まれ、小顔効果も期待できます。

その上で、ご自身の顔型に合わせて、さらに工夫を加えてみてください。

顔の形に合わせた工夫のやり方の一例
  • 丸顔さんは「縦の隙間」を意識する:前髪の束感で、おでこに縦のラインが見えるような隙間を作ると、顔がすっきりと見える。
  • ベース顔さんは「サイドの丸み」で柔らかさをプラス:前髪からサイドにかけて、頬骨をやさしく包むような、少し丸みのあるラインを作ってもらう。

このように、ご自身の顔型に合わせて幅や繋ぎ方を少し工夫するだけで、シースルーバングは誰にでも似合う髪型になります。

40代の悩みをカバーする前髪の作り方

シースルーバングは、ただおしゃれなだけでなく、40代ならではの髪の悩みを、上手にカバーしてくれるという嬉しい側面もあります。
気になる悩みに合わせて、担当美容師に相談してみましょう。

悩みに合わせた前髪の作り方
  • トップのボリューム不足が気になる場合:前髪の奥行きを少し深めにとり、根元がふんわりと立ち上がるようにカットしてもらう。
  • おでこのシワを自然に隠したい場合:前髪の量を「気持ち重め」に調整し、透け感を抑えることで、気になるシワをカムフラージュできる。
  • 生え際の白髪を目立たなくしたい場合:前髪の幅を狭めにし、白髪が気になるこめかみ部分などは、サイドの髪に繋がるように厚みを残してもらう。

このように、シースルーバングは、前髪が薄くなって気になる、という悩みに対しても、カットの工夫で対応できる髪型です。
前髪が透けてしまう原因と対策については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

※参考:前髪が透ける女性は髪型次第でカバーできる!正しい対策は他にもあり!

このように、シースルーバングは、大人の悩みを解決してくれる心強い味方にもなります。
ぜひ担当美容師と相談しながら、あなただけのデザインを見つけてみてください。

シースルーバングの簡単なセット方法とスタイリング剤の選び方

「シースルーバングは、セットが難しそう」と、不器用だからと諦めていないでしょうか?

いくつかの基本的な手順とコツさえ把握できれば、誰でも簡単に、今どきのおしゃれな前髪を作れるようになるでしょう。

以下では、毎日の「基本のセット手順」から、「スタイリング剤の選び方」、そして上品に見せるための「重要ポイント」まで、詳しく解説します。

【基本のステップ】毎日セットする時の手順

シースルーバングをきれいに見せるには、毎朝の簡単なセットが欠かせません。
これからご紹介する基本的なステップを守れば、誰でも簡単におしゃれな前髪を作れるようになるはずです。

毎日ヘアセットをする際の手順
  1. 根元のクセをリセットする:前髪の根元を水や寝ぐせ直しウォーターで軽く湿らせる。分け目がつかないように、左右に髪を散らしながら、ドライヤーで根元から乾かす。
  2. アイロンかカーラーで丸みをつける:ヘアアイロンか大きめのマジックカーラーで、前髪に自然な丸みを加える。毛先がほんのり内側に入るくらいのゆるめのカーブを意識する。
  3. スタイリング剤で自然な束感を作る:ごく少量のヘアオイルやバームを指先によく伸ばし、前髪の内側から毛先をつまむようになじませる。
  4. 仕上げのキープスプレーでふんわり感を固定:長持ちさせるためにスプレーを軽く吹きかける。髪から少し離して内側からスプレーするのがポイント。

この4つのステップを習慣にすれば、毎朝のヘアセットが簡単になり、楽しい時間になるでしょう。

あなたの髪質に合う「スタイリング剤」の選び方

シースルーバングの理想である「自然な束感」と「ツヤ」を出すためには、スタイリング剤選びがとても重要です。
ご自身の髪質に合ったものを選びましょう。
これだけでも、仕上がりの質が変わってきます。

髪質に合わせたスタイリング剤の選び方
  • 軟毛・細毛の方(ぺたんとしやすい):髪がやわらかく、ボリュームが出にくい方は、重いスタイリング剤を避ける。ツヤと最低限のまとまりだけを加えるイメージが大事。
  • 普通毛〜硬毛の方(広がりやすい):髪が広がりやすい方は、適度なセット力とまとまりを与えてくれるスタイリング剤がおすすめ。手のひらで伸ばしてから、髪の内側からなじませる。

どちらの髪質でも、つけすぎは禁物です。
足りなければ後から少し足す、という意識で、ごく少量から試しましょう。
これがベタつきを防ぎ、きれいな束感を作るための大切なコツです。

こめかみを隠してサイドに繋げ、老け見えを防ぐ

シースルーバングのセットとあわせて、大人の女性にぜひ意識してほしい重要なポイントがあります。
それは、前髪とサイドの髪を、自然に繋げることです。

年齢とともに、こめかみ部分の髪が薄くなり、フェイスラインが気になった経験がある方は少なくないでしょう。

そんな方は、前髪とサイドの髪が分断されているのかもしれません。
この状態になっていると気になる部分が強調され、顔が大きく見えるだけでなく、老けた印象を与える原因になります。

美容室でオーダーする際は、「前髪の幅を広げすぎず、こめかみを隠すように、サイドの髪に繋げてください」と伝えましょう。
この一言だけでも、上品で若々しいシルエットを作る上で、とても役立ちます。

この「こめかみを隠す」というテクニックが、なぜ大人の髪型にとってそれほど重要なのでしょうか?
その理由と、具体的なポイントについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

※参考:前髪が大事!こめかみを隠すことをしないと老け顔に…大事なポイント3選

正しい手順と、自分に合ったスタイリング剤選びの2つがあれば、シースルーバングの毎日のセットは、簡単なものになります。

美容室での「シースルーバング」をお願いする時のオーダー方法

理想のシースルーバングを叶えるには、担当美容師とのイメージの共有が何よりも大切です。
失敗を防ぐために、いくつかのポイントを意識してオーダーしましょう。

以下ではそれぞれのステップに分けて、失敗しないためのオーダー方法を詳しく解説します。

予約の前には準備!参考にする写真を用意してイメージを伝える

美容室で「イメージと違う」といった失敗を防ぐために、最も大切なのが、予約の前に行う「準備」です。
あなたの「なりたいイメージ」を、担当美容師と正確に共有することが、成功への第一歩となります。

そのために、ぜひ用意していただきたいのが、なりたいイメージに近い髪型の参考写真です。

言葉だけで「軽めに」「薄めに」と伝えても、人によって捉え方は様々であるため、大きな失敗に繋がってしまうでしょう。
写真を見せるだけでも、お互いの認識のずれをなくす、一番確実な方法です。

理想通りの写真が見つからなくても問題ありません。
複数の写真を組み合わせるのも、とても有効な方法だからです。

「前髪の薄さはこの写真、でも長さはこちらの写真くらい」というように、好きな部分を具体的に示しておけば、より細かなニュアンスまで伝えられます。

この少しの手間をかけて準備しておくだけでも、カウンセリングがスムーズに進められ、さらに満足のいく仕上がりに繋がるでしょう。

【カウンセリングでの伝え方】具体的な言葉でオーダーする

参考写真を見せながら、いよいよカウンセリングです。
ここで、あなたの希望をできるだけ具体的な言葉で伝えることが、理想の髪型に近づくための近道になります。

40代のシースルーバングを上品に仕上げるためには、特に以下のポイントを意識しましょう。

担当美容師に伝える時に意識するべきポイント
  • 透け感は「薄すぎず、気持ち重め」と伝える:「薄くしてください」とだけ伝えるとスカスカになる可能性がある。厚みを少し残してもらうような伝え方がポイント。
  • 前髪の「幅」は、黒目の内側までと伝える:前髪の幅は、「幅は狭めで、黒目の内側のラインくらいまで」と具体的に指定する。
  • 「長さ」は、眉が隠れるくらいにしておく:子供っぽくならないよう、「長さは眉が隠れるくらいで、巻くことも考えて少し長めに」とお願いする。
  • こめかみを隠し、サイドに自然に「繋げる」:「前髪の端は、こめかみを隠しながら、サイドの髪に自然に繋げてください」という一言が非常に重要。

そして最後に、「若作りではなく、上品な抜け感が欲しい」といった、なりたい雰囲気を伝えておきましょう。
この言葉を添えておくと、担当美容師もあなたの理想をより深く理解してくれるはずです。

薄毛の悩みなど、不安な点は遠慮なく相談しよう

シースルーバングに挑戦する上で、「前髪を薄くしたら、かえって地肌が目立ってしまわないだろうか」という不安を感じる方もいるかもしれません。

もし、トップのボリューム不足や、生え際の白髪、髪が細くなってきたことなどを気にされているのであれば、その悩みは遠慮せずに、正直に担当美容師に伝えましょう。

美容師という職業は、そうした40代ならではの髪の悩みを、カット技術でカバーできる専門家です。
あなたの悩みを理解した上で、それを目立たなくし、かつ、あなたに似合う最適なシースルーバングのデザインを提案してくれるはずです。

髪のボリュームダウンなどの悩みは、一人で抱え込まず、まずは信頼できる担当美容師に相談してください。
薄毛の悩みを美容室で相談することの重要性については、以下の記事で詳しく解説しています。

※参考:薄毛で悩む女性が最初に行くべきは美容室!髪型でカバーしてから対策開始!

40代のシースルーバングは重要なポイントさえ意識できれば素敵になる

今回は、40代の女性のための「シースルーバング」をテーマに、上品に見せるための条件から、似合わせ方、毎日のセット方法、そして美容室でのオーダーのコツまで、幅広くご紹介しました。

シースルーバングは、決して若い世代だけの髪型ではありません。
40代ならではの髪の悩みをカバーし、魅力を引き立てるための「ポイント」さえ知っておけば、誰でも上品でおしゃれな髪型を楽しめるようになります。

今回ご紹介したいくつかのコツを意識するだけで、きっとあなたの不安は期待に変わるはずです。
勇気を出して、新しい前髪で、もっと素敵な自分に出会ってみませんか?

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