猫っ毛の方は、悩みを抱えやすい髪質の一つです。中には、髪型選びに苦労されている方もいらっしゃるかもしれません。そこで今の髪型でも挑戦できる、おすすめのヘアアレンジをご紹介します。あわせて、適したスタイリング剤の特徴や使い方についてもまとめましたので、猫っ毛でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
猫っ毛の特徴
猫っ毛とは、髪の毛が細くて柔らかい髪質のことを指します。髪の毛が細いと弾力が少なく、コシが出にくいといったデメリットを感じやすいでしょう。
また、ちょっとした摩擦などのダメージにも弱く、パサつきを感じやすいところも注意が必要です。髪が乾燥しやすいのは、髪の毛を守るキューティクルの層が薄く、さらに保湿成分を蓄えにくいため、どうしても乾燥しやすくなってしまうのです。
その代わりに髪の毛自体が軽いため、ふんわりした柔らかい雰囲気を作りやすいというメリットもあります。外国人風のおしゃれな髪型も作りやすいので、デメリットばかりではありません。つまり、ヘアセット次第で猫っ毛の方も満足できるはずです。
※参考:正しくは薄毛ではありません!細毛や軟毛は髪質が変わらないと悩む人へ
猫っ毛におすすめのヘアアレンジ
猫っ毛の方の特徴を知ったところで、そのポイントに合わせてヘアアレンジに挑戦してみましょう。
- 猫っ毛におすすめのヘアアレンジの特徴
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- 崩れにくさを重視する
- ボリュームが出やすい
- まとまりやすい
これらのポイントを意識してヘアアレンジができるようになれば、気軽におしゃれな髪型を作れるようになります。
ちなみに、猫っ毛の方は、ドライヤーの使い方にも気を配ることが大切です。髪の毛を乾かす時は、根元を立たせてふんわり感が出せるイメージでドライヤーを使いましょう。これができれば、猫っ毛のデメリットをカバーしやすくなります。
崩れにくさ重視ならゆるめのお団子
猫っ毛の方に向いているヘアアレンジは、お団子ヘアです。髪を1つにまとめて、毛先を根元に巻き付けながらピンで固定します。
さらに、毛束をつまんでゆるく仕上げることも大事なポイントです。もともと猫っ毛の方はふんわり感が出しやすいので、毛束を引き出すと、それだけでその良さが引き立ちます。後れ毛を作ると、抜け感のある垢抜けた雰囲気がアップできるでしょう。そしてゴムとピンでお団子ヘアをしっかり固定できれば、くせが出やすい猫っ毛でも崩れにくくなりますよ。
※参考:40代でもおだんごヘアに挑戦していい?失敗する人の特徴を知れば簡単に対策可能
ボリューム感重視ならポンパドール
ポンパドールも、猫っ毛の人におすすめのヘアアレンジです。
ポンパドールとは前髪をかきあげて、ゴムやピンで固定させた髪型のこと。お団子と同様に、毛束をつまんでゆるくふんわりさせているところがポイントです。前髪だけのヘアアレンジなので、髪が短いショートヘアの方でも気軽に挑戦できます。
物理的に前髪を固定しているので、ちょっとした湿気で前髪が崩れる心配はありません。さらに前髪が後ろの流れになるようにセットするので、ボリュームが出やすいところも魅力ですね。猫っ毛のデメリットを簡単にカバーできるので、ぜひ試してみてください。
※参考:前髪をかきあげておでこを出すのが恥ずかしい人へ!そんなのアレンジ次第って話
猫っ毛の人がスタイリング剤を使う時の選び方
猫っ毛の方は、髪質が細くて柔らかいので、スタイリング剤選びには少しでも慎重になりましょう。ちょっとした重みで、頭頂部の髪が潰れてしまうからです。ぺたんこになった髪は、印象があまり良くないので、ふんわり感が出やすい軽めに仕上がるスタイリング剤を選んでください。
これが、猫っ毛の方のスタイリング剤選びの基本です。ワックスならホールド力が高くて使いやすいかもしれませんが、どのワックスを使っても満足できない猫っ毛の方は、ヘアミルクやヘアミストといったスタイリング剤を選ぶのもおすすめです。スタイリング剤が苦手でも、付けるだけで湿気を吸収しにくくなるため、くせ毛対策にもなります。猫っ毛の方は、ヘアアレンジをする時こそスタイリング剤を使いましょう。
選び方《1》ヘアオイルやワックスは仕上がりが軽いものを選ぶ
スタイリング剤の中でも、比較的よく使われるものがヘアオイルやワックスです。どちらも髪をセットするのに適したアイテムですが、猫っ毛の方にとっては選び方が重要になるスタイリング剤と言えるでしょう。
それは、髪が重くなりやすいからです。ベタつきを感じるスタイリング剤だと、重くなりやすいので、さらっとした軽いスタイリング剤を選んでみてください。それだけで猫っ毛の方は、髪をセットした時に満足しやすくなります。
選び方《2》ツヤが出やすいスプレーを選ぶのもおすすめ
髪が湿気を吸収して、うねりが出やすい猫っ毛の方ほど、スプレーを使うことも大切です。ただのスプレーでも良いですが、ダメージを受けやすく、パサつきやすい猫っ毛の方ほど、ツヤが出やすいスプレーだとおしゃれに見えやすいでしょう。
また、先ほど紹介したワックスなどのスタイリング剤を使う時は、重みで髪が潰れる可能性があります。そんな時こそスプレーだけで髪を固めてしまうのもおすすめです。
選び方《3》パーマをかけたならムースも使える
パーマとして一般的なコールドパーマをかけた場合、湿気があるとカールが出やすくなります。そこでムースのようなフォームタイプのスタイリング剤であれば、髪の毛に湿気が残りやすく、さらにホール力が高いので、パーマヘアをキープしやすいでしょう。もちろん、しっとりタイプよりはサラサラタイプのムースを選ぶようにしてください。仕上がりが軽く、猫っ毛の方でも満足しやすいですよ。
※参考:細毛で悩む人ほどパーマの付き合い方を意識して!かかりにくいって本当?
猫っ毛で頭皮が透けて見えると悩んでいる人はヘアセットでカバー!
猫っ毛の方は1本ずつの髪の毛が細いため、どうしても隙間から頭皮が透けて見えることも少なくありません。だからこそ髪型選びが重要になります。
少なくとも猫っ毛の方は、頭頂部の髪が潰れやすい髪型は避け、軽い仕上がりのスタイリング剤を選びましょう。ふんわり感が出せれば、頭皮が透けて見える心配はありません。
※参考:つむじが透けて見える…それ思い込みかも!髪型でカバーする方法と根本的な原因
もちろん毛量自体が増えているわけではないので、抜け毛が気になるようであれば、育毛剤などのスカルプケアにも力を入れてください。頭皮の状態が整えば、今以上に頭皮が透けるのを予防できます。髪型選びとスカルプケアの両方ができれば、猫っ毛のデメリットをカバーできるようになるでしょう。
ご参考になれば幸いです。