ハゲと聞くと、誰でも気持ちがネガティブになってしまうでしょう。
女性だと尚更です。
特にどうにかハゲなくするために、原因を探ってしまいがちですが、調べた結果、遺伝だとガックリきますよね。
遺伝だと、何をしてもハゲる…。
対策のしようがないと思うかもしれませんが、それは勘違いです。
遺伝について把握できれば、そこまで悲観する必要もなくなります。
精神的に楽になるので、遺伝について事実をまとめてみました。
ハゲが遺伝する理由
そもそも、なぜハゲが遺伝だと知れば、絶望するのでしょうか?
そもそも、「遺伝」というキーワードが強すぎるからではないかと思います。
遺伝という言葉の意味を知っていれば、そこまで深刻にならずに済むでしょう。
遺伝とは、「親から子供に遺伝子を受け継ぐこと」です。
遺伝によってハゲやすい理由は2パターンあります。
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- 遺伝子の影響
- 生活習慣が似る
体にハゲやすい遺伝子が入っていたとしても、必ずハゲるというわけでもありません。
逆に遺伝子が入っていなくても、生活習慣が似てハゲるというリスクもあります。
一概に遺伝といっても、何を根拠にハゲるのかを分析しておきましょう。
理由①遺伝子の影響
ハゲの遺伝子が受け継がれると、必ずハゲると考える人が多いようです。
確かに男性なら、少し問題になるレベルかもしれません。
男性の場合は、AGAという薄毛が高い確率で原因となるからです。
AGAは遺伝子と深い関係があります。
詳しくは以下の記事で紹介してあるので、女性でも要チェックです。
※参考:女性でも薄毛になる時代に…AGAと似ているハゲ方があるのを知ってます?
簡単にまとめておくと、AGAは酵素と男性ホルモンが関わっています。
女性でも持ち合わせた組織なので、絶対にAGAにならないとは言い切れません。
ただし、男性に比べれば確率として低いことがわかっています。
女性は遺伝によってAGAによってハゲる可能性は比較的低いので、あまりネガティブにならなくて大丈夫でしょう。
- ハゲが遺伝しやすい人の特徴
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- 母方の親族がハゲている
- 父方の親族もハゲている
- だらしない性格の親族が多い など
また、上記のように、家系によっても確率が変わります。
母方の親族にハゲた人がいれば、薄毛になる可能性が上がるとされています。
しかし、父方にしかハゲがいなくても、髪の毛が薄くならないという保証はありません。
父親がハゲで自分もハゲだと答えたアンケート結果があり、なんと6割も薄毛だと答えているようです。
つまり、どちらも薄毛のリスクがあるようです。
理由②生活習慣が似る
上記のハゲる人の特徴でも紹介しましたが、生活習慣が似れば、ハゲの仲間入りをするリスクが高まります。
生活習慣というのは、遺伝というより後天的に獲得した要素というほうが適切ですね。
例えば、両親の食生活がダラしないのなら、あなたの食生活も乱れるリスクが高くなります。
脂っこい食生活をしたり、日頃運動をしない場合なんかは特に要注意です。
※参考:脂っこい食生活をしていると髪の毛が薄くなる!?おすすめ食材の存在を暴露
それもこれも、子供は親を見て育つからです。
友達と会話をしていて、そんな習慣はないよ!と、驚かれた経験はないでしょうか?
社会では普通でなくても、あなたの家で習慣になったものは、あなたの習慣になってきます。
知らず知らずのうちに、ハゲる習慣が身についてしまうと、なかなかよくならないケースも少なくありません。
ハゲが遺伝する確率が高いのは男性のほう
では実際、どれくらいの確率でハゲるのか知りたくなる人も多いでしょう。
ハゲる要素として、遺伝というファクターは比較的高いと考えられています。
特に男性にその要素が顕著です。
女性であっても無視はできませんので、気になる方は遺伝子検査をおすすめします。
ハゲる家系だとしたら75%の確率で遺伝
まず、ハゲの遺伝を知るためには、どんな家系かチェックしておきましょう。
特にハゲの遺伝というのは、母方と深い関係があるとされています。
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- 母方の祖父がハゲ:75%
- 母方の祖父と曽祖父がハゲ:90%
このように、下手をしたら、9割の確率でハゲてしまう可能性があります。
この理由を知るには、染色体について理解する必要があります。
人間の遺伝子の中には、性染色体といわれるものがあり、女性はX染色体が2つ。
男性はX染色体とY染色体が1つずつ持っているとされています。
この染色体のうち、薄毛に関係する遺伝子は「X染色体」で確認されたという研究発表がありました。
X染色体は、母親から受け継ぐのもわかっています。
つまり、母方の親族が関係している理由は、染色体が関係しているというわけです。
ハゲる家系の人の遺伝子が入るかどうかは25%程度
ただし、上記の確率は、あくまで男性に限っての話です。
兄弟がいる前提で話をすると、遺伝するのは祖父か祖母の2人。
つまり5割になります。
女性がいる兄弟だと、その半分の25%です。
ハゲる遺伝子が含まれれば、最高で9割の確率になりますが、その可能性はあくまで25%。
絶対にハゲないと言えるのは、このような理由があるからですね。
しかも、女性であれば、AGAになる確率は低いと思っていいでしょう。
ただし、生活習慣が乱れていると、男性と同様に薄毛になるリスクはあります。
女性であっても、注意して生活習慣を整える必要はありそうです。
遺伝に打ち勝つためには?これからのハゲの行動とNG対処法
では、実際に遺伝でハゲてしまったとしたら、どのように対処するべきでしょうか?
やるべき内容は簡単です。
- 最も大事なポイント
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- 遺伝に関係なく、ハゲる前の予防が大事ということ!
上記のように、遺伝でハゲたかどうかは関係なく、予防に徹しましょう。
1度ハゲてしまうと、元に戻すのは至難の業です。
予防する方法は様々ですが、気軽に挑戦するなら、育毛剤を使って頭皮環境を整えるとか、生活環境を常に見直すなどから始めてみてください。
※参考:育毛成分について知りたい人への説明書!おすすめの選び方は○○だ!
すでにハゲているのなら、以下のような正しい行動をしないと損をしてしまいます。
正しい行動
実際に遺伝でハゲてしまったのなら、とりあえずクリニックで相談するのが無難です。
今の医療なら、100%元に戻るわけではありませんが、それなりに対処できる方法は持ち合わせています。
例えば、ハゲ用の医薬品の薬を飲むと、髪の毛が生えたという症例は多いです。
その他にも、専用の機器が備わっていれば、通うだけでも状態は変わっていきます。
もちろん、医療には副作用が付き物です。
デメリットも存在しているので、ハゲになるのが嫌かどうか、気持ちを天秤にかけて決めるのもいいでしょう。
NG行動
すでに遺伝でハゲたのなら、そこまで育毛剤やシャンプーだけに頼って、ケアをしている人は要注意です。
もともと育毛剤やシャンプーは、髪の毛をゼロから生やすためのアイテムではありません。
その名のとおり、髪や毛根細胞を育てるアイテムです。どちらも頭皮や髪の状態を整えるためのもの。
予防目的で使うものです。
特に遺伝が関係しているのなら、対処療法のような効果しか実感できないでしょう。
体の中から変化を出さないといけないので、そういったハゲをどうにかしたいのならまずはクリニックに相談するのが適切です。
ただし、育毛剤やシャンプーのようなアイテムは、悪化をさせにくい成分が含まれたものもあります。
今以上にハゲたくないというだけなら、むしろいい選択です。
自分がどのようになりたいか決めてから、対策を決めるのも大事になるでしょう。
遺伝でハゲる確率が高くても問題なし!
遺伝だと自動的にハゲると諦めるのは早すぎます。
あくまで確率の話であって、ちゃんと予防することで、改善できることは多いです。
しかも、遺伝でハゲる確率が高いのは男性です。
女性であれば、他の要素のほうがはるかに大切ですので、遺伝の要素はあまり気にしないようにしましょう。
頭皮の状態を整えて、健康的な生活習慣ができれば問題ありませんよ。