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髪のパサつき、ダメージが気になる人のための「正しい髪の洗い方」とコツを公開

2025年10月7日

トリートメントをしても、オイルをつけても、なぜか髪のパサつきやダメージが良くならないといった経験をしていないでしょうか?

もしかしたら、良かれと思ってゴシゴシ洗うその洗い方が、髪のキューティクルを剥がし、潤いを奪う一番の原因になっているかもしれません。

以下では、美容師が実践している、髪を傷めないための「正しい髪の洗い方」を、シャンプー前の準備からお風呂上がりの乾かし方まで、全てのステップを解説します。

髪の毛をきれいに整えたいと思っている方は、これから紹介する内容をぜひ参考にしてみてください。

正しい髪の洗い方を知らないと髪を傷めている可能性がある

「髪のために、毎日丁寧にシャンプーしているのに」と良かれと思って行っている洗い方が、髪に負担をかけているとしたら少し残念に思ってしまうでしょう。

髪を洗うという毎日の習慣には、知らず知らずのうちに髪を傷めてしまう可能性が潜んでいます。

以下では、濡れた髪がなぜデリケートなのか、そして毎日の洗い方でキューティクルがどのように傷ついてしまうのか、その具体的なメカニズムについてまとめました。
これを参考に、髪を洗う時の参考にしてみてください。

髪が濡れている時ほど、シャンプーがキューティクルを開かせる

髪を洗う上で、髪が濡れている時が、一日の中で最もデリケートな状態になっていると知っておきましょう。

濡れる状態は、どんな髪も無防備な状態です。
その理由は、髪の表面をうろこ状に覆っている「キューティクル」にあります。
キューティクルは、乾いている時は閉じて髪の内部を守っていますが、水に濡れると、その性質上、少し開いてしまうからです。

その開いたキューティクルの隙間から、シャンプーの洗浄成分が入り込み、汚れだけでなく、髪を保護するために必要な表面の脂質を奪い、内部のたんぱく質をわずかに流出させてしまいます。

つまり、シャンプー中の髪は、いわば「鎧」であるキューティクルが開いた状態となっており、栄養が流れ出しやすい、非常に繊細な状態担っていると思っておいてください。

「ゴシゴシ洗い」をしている方のキューティクルはボロボロの可能性が高い

上位で解説した通り、シャンプー中の髪は非常にデリケートな状態です。
この無防備な髪に対して、私たちが無意識にやってしまいがちな間違いが、物理的なダメージとなってしまう「摩擦」です。

シャンプーを泡立てるために、髪の毛同士をゴシゴシと擦り合わせてはいないでしょうか?

開いた状態のキューティクルは、例えるなら、逆立てられた魚のうろこのようなものです。
それを擦り合わせれば、傷つくだけでなく、キューティクルが剥がれてパサつきをひどくさせる原因にもなりかねません。

この摩擦によるダメージはシャンプー中だけなく、お風呂上がりに、タオルで髪をゴシゴシと拭く行為も、同様のダメージの原因となります。

良かれと思って行っている「しっかり洗う」「しっかり拭く」という行為が、髪のツヤやまとまりを奪う原因になっているかもしれません。

「キューティクルケア」が鍵をきれいに整えられる

シャンプーによる化学的な影響と、ゴシゴシ洗いによる物理的な摩擦という2つが、知らず知らずのうちに髪のキューティクルを傷つけ、ダメージの原因となっていたと上記で解説しました。

つまり、髪をダメージから守るためには、髪の最も外側にある「キューティクル」をいかにきれいな状態にキープできるか、という視点が何よりも大切になります。

キューティクルが整っていれば、以下の2つの役割を果たしてくれるでしょう。

キューティクルの役割の一例
  • 内部のたんぱく質や染料が流れ出るのを防ぐ「フタ」の役割
  • 外部の摩擦や紫外線から髪を守る「バリア」の役割

では、具体的にどうすればキューティクルを守ることができるのでしょうか?
そのための具体的なケア方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

※参考:髪をきれいにするにはキューティクルを守る!できずに損する人がやるべき方法3選

このように、良かれと思って毎日行っているシャンプーも、やり方次第ではダメージの原因になり得ます。
これを防ぐための具体的な「ひと手間」について、これから見ていきましょう。

正しい髪の洗い方の基本!シャンプー前の「ひと手間」が重要

シャンプーの効果を最大限に引き出し、髪への負担を最小限に抑えるためには、「濡らす前」からの行為がとても重要です。

ここでは、美容師も実践している3つの簡単な方法について、その目的と正しいやり方を解説します。

乾いた髪に「ブラッシング」をして絡まりをほどく

髪を濡らす前に、まず乾いた髪の状態で、丁寧にブラッシングをしておきましょう。
一見、面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が、シャンプー時の髪への負担を最小限に抑えられます。

ブラッシングの効果
  • 髪の表面についたホコリや、頭皮の古い角質を浮かせて落としやすくする
  • 髪の絡まりをほどいておくと、髪への負担を軽減できる

ただし、ブラッシングも間違った方法で行うと、かえって髪を傷めてしまうので注意しましょう。
髪にやさしいブラッシングの詳しいやり方については、以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

※参考:ブラッシングで髪は変わる?本当の効果と使い方、ベストタイミングを知ってる?

汚れの7割はお湯だけで落ちる?しっかり「予洗い」が基本

ブラッシングで髪を整えたら、次はお湯だけで髪と頭皮をしっかりと洗い流す「予洗い」です。
この予洗いだけで、髪についた汚れの7割程度は落ちると言われています。

ただ髪を濡らすのではなく、指の腹で頭皮をやさしくマッサージするように、1〜2分ほど時間をかけて行いましょう。
お湯の温度は、頭皮への刺激が少ない38度前後のぬるま湯にしておくのがおすすめです。

もし、頭皮のベタつきや毛穴の詰まりが気になる場合は、この予洗いのタイミングで、頭皮専用のクレンジングオイルなどを使ったスペシャルケアを取り入れてみてください。

頭皮クレンジングの詳しいやり方や、その効果については、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

※参考:頭皮クレンジングは意味ない?それはやり方がダメ!リラックスしたい人におすすめ

シャンプーは「手のひらで泡立ててから」使う

ブラッシングと予洗いが終わったら、いよいよシャンプーをつけていきましょう。
しかし、ここで焦って原液をそのまま頭皮につけるのは避けてください。

シャンプーは、手のひらでぬるま湯と混ぜ、軽く泡立ててから頭皮に乗せるのが基本です。
泡が、洗浄成分の刺激を和らげるクッションの役割を果たしてくれる上に、髪同士が擦れ合う際の摩擦も防いでくれます。

髪をきれいに整えるためには、一石二鳥の方法であるのは間違いありません。
キューティクルへの負担を減らすためには、積極的に取り入れていきましょう。

もちろん、どのような洗浄成分が使われているかによって、泡立ちやすさや、髪と頭皮へのやさしさは変わってきます。
ご自身の髪質に合ったシャンプーを選ぶことも、ダメージを防ぐ上では欠かせません。

40代以降の髪質に合わせたシャンプーの選び方については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

※参考:シャンプーの選び方には要注意!40代の人ほど相性のいいものを早めに付けるべき理由

実際にシャンプーを使う時は「髪」ではなく「頭皮」を泡でやさしく洗う

シャンプー前の準備が整ったら、いよいよ髪を洗っていきます。
髪の毛をゴシゴシ洗わずに、その土台である頭皮の汚れを泡でやさしく落とすという意識を持ってください。

シャンプーの本当の目的から、具体的な洗い方、そして意外と見過ごしがちな「すすぎ」の重要性まで、正しいシャンプーの基本を改めて確認していきましょう。

シャンプーの目的は「頭皮の洗浄」であることを忘れない

シャンプーをする際に、「髪」ではなく「頭皮」を洗うという視点を持って洗っていきましょう。

髪の汚れはお湯での予洗いでほとんど落ちており、シャンプーの主な目的は、頭皮の余分な皮脂や毛穴の汚れを落とす点にあります。

そして、その頭皮の汚れを効果的に、かつやさしく落とすために欠かせないのが「シャンプーの泡」です。
きめ細かい泡は、毛穴の奥まで入り込み、自分では落としきれない皮脂や汚れを吸着して浮かせてくれます。

また、泡は、洗髪時のクッションのような役割も果たすため、指と頭皮、あるいは髪同士が直接擦れ合うのを防ぎ、摩擦によるダメージを最小限に抑えてくれるでしょう。

この基本を守っていれば、洗ったのにパサつくといった違和感が少なくなっていくはずです。

指の腹で、頭皮をマッサージするようにやさしく洗う

シャンプーの泡が準備できたら、いよいよ頭皮を洗っていきましょう。
ここでのポイントは、「爪を立てず、指の腹を使う」ことです。

指の腹を頭皮に密着させ、頭皮そのものを動かすようなイメージで、下から上へ、ジグザグにゆっくりとマッサージしてください。
血行を促進するような、心地よい圧で行うのが理想です。

では、髪の毛はどうすれば良いのでしょうか?

髪の毛は、ゴシゴシと擦り合わせる必要はありません。
頭皮を洗っている間に、泡が髪全体に行き渡り、その泡が汚れを自然に吸着してくれます。
泡をやさしくなじませるだけで十分です。

この洗い方を習慣化できれば、頭皮の汚れをきちんと落としながら、摩擦で起こる髪へのダメージを最小限に抑えられます。

ぬめりがなくなるまで丁寧に洗い流すのも大事なポイント

シャンプーの工程で、意外と見過ごされがちなのが最後の「すすぎ」です。
このすすぎに関しても、きれいな頭皮を保つための重要なポイントになります。

シャンプーが頭皮に残ってしまうと、それが毛穴に詰まり、フケやかゆみ、そして頭皮の嫌な臭いの原因にもなりかねません。

すすぎを行う際には、シャンプーをしていた時間の「倍くらいの時間」をかけましょう。
指の腹で頭皮をやさしく撫でながら、髪の根元からぬめりがなくなるまで、丁寧に洗い流してください。

特に、頭皮の臭いが気になる方は洗い方だけでなく、様々な原因が考えられます。
詳しくは、以下の記事も参考にしてみてください。

※参考:頭皮の臭いが治った?何をしても臭う人は洗い方が原因!しかも年齢は関係なし!

上記で紹介した3つのポイントを意識するだけで、髪への負担を減らしながら、頭皮を健やかな状態に保てるようになります。

正しいトリートメントの使い方?毛先を中心に保湿をすることが大事

シャンプーで汚れを落とした後の髪は、栄養を補給するのに適したタイミングです。

効果を最大限に引き出すには、髪の水気を軽く切り、手のひらで伸ばしてから、毛先を中心にやさしくなじませましょう。
以下では、その基本を踏まえた上で、さらに意識したい2つの重要なポイントを解説します。

基本は毛先中心!頭皮にはつけてはいけない!

トリートメントを使う上で、「髪の中間から毛先」にだけつけるようにしましょう。

トリートメントの最も重要な役割は、ダメージを受けやすい髪の中間から毛先にかけての髪表面のコーティングによる保護です。
さらに、失われた油分や水分、栄養を補給もできてしまいます。

とはいえ、トリートメントも万能ではありません。

健康な髪が生えている根元付近や、頭皮にまでトリートメントをつけてしまうと、その油分が毛穴を塞ぎ、かえって頭皮のベタつきや、かゆみといったトラブルの原因になってしまうので注意しましょう。

トリートメントは、「ダメージが気になる部分に、集中的に与える栄養」と考えると、分かりやすいかもしれません。

トリートメントの前に「エポプレミアムヘマチン」を加えるのもおすすめ

いつものトリートメントの効果を、さらに高めるためのスペシャルケアとして、「髪の美容液」を取り入れてみてください。

そこでおすすめしたいのが、髪の毛の補修成分「ヘマチン」を高濃度で配合した毛髪美容液、「エポプレミアムヘマチン」です。

ヘマチンは髪の主成分であるケラチンと結合し、ダメージで空洞化した部分を内側から補修する働きがあります。
髪にハリやコシを与え、健やかな状態へと導いてくれるでしょう。

使い方に関しても簡単です。
シャンプーを使った後で、尚且つトリートメントをつける前に、髪全体になじませましょう。

洗い流さずに、そのままトリートメントを重ねて、最後に一緒にすすいでください。
この一手間が、その後のトリートメントの浸透を助け、より高い補修効果を引き出す助けになります。

普段のケアを、ワンランク上のスペシャルケアに変えたい方は、試してみてはいかがでしょうか?

※商品詳細:エポプレミアムヘマチン

お風呂上がりが最もデリケート!正しいタオルドライと乾かし方が重要

お風呂上がり、濡れた髪は1日の中で最も無防備で、デリケートな状態です。

このタイミングでいかに正しく髪や頭皮を扱うかが、その後の髪の美しさを左右する、大切な時間だと言えるでしょう。

以下では、「タオルドライ」と「ドライヤー」という2つの工程に分けて、そのポイントを詳しく解説していきます。

髪や頭皮を押さえて水分を吸い取るというタオルドライのやり方を意識する

お風呂上がりの濡れた髪は、キューティクルが開いていて、非常に傷つきやすい状態です。
このタイミングでタオルでゴシゴシと強く擦ってしまうと、キューティクルが剥がれ、深刻なダメージの原因になります。

タオルドライの基本は、「擦らずに、押さえて水分を吸い取る」ことです。

まず、頭皮の水分を取る際はタオルを頭にかぶせ、指の腹でやさしく地肌を押さえるようにして、水分をタオルに移しましょう。

髪の毛は、タオルでやさしく挟み込み、ポンポンと軽く叩くようにして水分を吸い取ります。
特に傷みやすい毛先は、決して擦らないように注意してください。
髪から水滴が落ちなくなるくらいまで、丁寧に行うのが理想です。

根元から乾かすことはドライヤーの基本

タオルドライが終わったら、時間を置かずにすぐにドライヤーで乾かし始めましょう。
「ドライヤーの熱は髪に悪い」と考えて、自然乾燥させている方もいるかもしれませんが、それはかえって髪と頭皮に良くありません。

髪が濡れている時間が長いと、キューティクルが開きっぱなしになってダメージを受けやすくなるだけでなく、頭皮に雑菌が繁殖する原因にもなります。
髪のためには、できるだけ早く乾かす意識が大切です。

さらに「根元から」乾かすようにしてください。
ドライヤーは髪からこぶし2つ分空けて、最も乾きにくい頭皮と髪の根元に風を送るようにして、髪全体を乾かしていきます。

全体の8割ほどが乾いたら、最後に冷風に切り替えて仕上げましょう。
キューティクルが引き締まり、髪にツヤが生まれると同時に、スタイルがまとまりやすくなります。

このように、お風呂上がりの一連のケアを習慣化できれば、ダメージに負けないきれいな髪の毛を整えるための第一歩となるでしょう。

「髪の正しい洗い方」を意識できればもっと髪がきれいになる

今回は、髪への負担を最小限に抑えるための「正しい髪の洗い方」について、シャンプー前の準備から、洗い方、そしてお風呂上がりの乾かし方まで、一連の流れで解説しました。

これまで良かれと思って行っていた「ゴシゴシ洗い」が、髪を傷める原因になっていた、という点に気づかれた方もいるかもしれません。
力を入れた洗い方ではなく、それぞれの工程をやさしく丁寧に行いましょう。

最初は少し手間に感じるかもしれませんが、これらの習慣化は、髪をきれいな状態にキープする近道と言えるでしょう。

ぜひ今日から、毎日のシャンプーを見直して、今回紹介した内容を楽しみながら実践してみてください。

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