白髪染めは白髪が伸び続ける限り、永久的に続けなければなりません。終わりが見えない対策だと、誰でも面倒に感じるのも無理はありません。
そこで白髪染めを卒業しても、髪をきれいにキープできる方法をまとめてみました。今の時代なら、白髪染めに頼らなくても問題ありません。その理由と、白髪染めをやめるタイミング、おすすめの方法を紹介しています。
結論から申し上げると、白髪染めに違和感を覚えた時点でやめてしまうのがよいでしょう。
白髪染めが面倒だと感じる理由
白髪染めは、白髪を黒く染める施術です。
日本人の髪は黒髪が一般的で、どうしても白髪が目立ってしまいます。だからこそ白髪を染めないと、あまりよい印象を与えないと思われがちです。
しかし、白髪染めには少なからず手間がかかるものです。
- 面倒に感じる理由
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- 美容室での白髪染めだと毎回通う必要がある
- セルフでも市販の白髪染めを買いに行く必要がある
- 髪質や頭皮の状態が乱れてしまう など
このように、美容室に行くまでが面倒に感じる方や、セルフカラーでも買いに行く手間がかかります。しかも自分で染めるとなると、お風呂場を汚すリスクや時間を確保しなければなりません。自分できれいに染まればよいのですが、失敗すれば美容室で染め直す手間までかかってしまうのも面倒に感じるでしょう。
また白髪染めは頭皮や髪にダメージを与えてしまいます。これにもケアする手間がかかるため、白髪染め自体が面倒に感じるのも無理はありません。
白髪染めをやめたいと感じるタイミング
それでも、白髪染めをしないと周りの目が気になる方が大半です。面倒に感じても、白髪染めを続けている方は、我慢をしながら白髪を染めています。
その限界が来るタイミングが「65歳」だった人が大半だというアンケート結果がありました。この年齢は仕事を辞める人が多い年齢です。つまり、周りの目をそこまで気にしなくてよいタイミングなのです。周りの印象を気にして、白髪染めをしている人が多いというのが、これだけでもわかります。
ただし現在では多様性の時代です。白髪染め以外の方法で、白髪をカバーできる選択肢が増えています。だからこそ、白髪染めをやめたいと思ったタイミングで卒業しても問題ありません。
もちろんそのためには、以下で紹介する方法を実践する必要があります。ただし白髪染めよりは面倒ではない方法なので、一度挑戦してみる価値はあるでしょう。
面倒だからと白髪染めをしないとどうなる?
白髪染めを続けてきたのは、周りの目を気にしていた人が大半だったというのが、上記のアンケートでおわかりいただけたかと思います。これは、白髪染めをせずに白髪が混じった状態だと、印象が悪くなるとわかっている人が多かったからと考えられます。
- 白髪が与える印象
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- 老けて見える
- 身だしなみが整っていない
- 不健康で疲れている
白髪混じりの髪だと、印象が悪くなってしまいますよね。ここで問題なのが、白髪が目立っているからなのです。
この問題を解決すれば、特に白髪染めに頼る必要はなくなります。今の時代は白髪染めだけに頼らなくてよいと紹介しているのは、白髪が目立たなくなる方法が増えているからなのです。
白髪染めをやめておしゃれな髪型をキープするための方法
少し前までなら、「白髪が増えた=白髪染め」という意識でも間違いありませんでした。
しかし白髪が増えたところで、今なら白髪染めに頼る必要はありません。そもそも白髪染めは、髪だけでなく頭皮まで負担が増えて薄毛のリスクが高まります。スカルプケアの意味も含めて、現在では以下のような方法が増えているので活用してみましょう。
- 白髪染め以外の方法
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- グレイヘア
- 白髪ぼかし
- カラートリートメント
頭皮の負担が抑えられるうえに、白髪をカバーできる方法ばかりです。一度挑戦してきれいな状態を作ってしまえば、特に面倒な作業は必要なくなります。
方法《1》グレイヘア
グレイヘアとは、白髪を活かした髪型のことです。白髪染めをしなくてよくなるので、頭皮にとってはうれしい対策と言えるでしょう。 ただし、グレイヘアにするためには、きれいな白髪の状態をキープしなければなりません。
白髪になったとしても、髪の毛の中には色素が残っている場合もあります。たまに黄ばんだ白髪を見たことはあるはずです。白いからこそ、少しの変化でも目立ってしまうので、グレイヘアにした際にも、黄ばみをなくす努力が欠かせません。
- グレイヘアでもするべき対策
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- 紫シャンプーなどで黄ばみを抑える
- ヘアケアでツヤを出しておく
せめて上記の2つは意識しておきましょう。白髪染めの手間はなくなっても、別のケアは必要になりますが、白髪染めほどの負担にはなりません。
方法《2》白髪ぼかし
グレイヘアにしたくても、白髪が気になって無理な方には、白髪ぼかしがおすすめです。白髪染めよりもコスパがよいので、試す価値は十分にあります。
※参考:白髪ぼかしが高いのはなぜ?仕組みを知ればわかる!コスパがいいって話
白髪ぼかしは、名前のとおり白髪染め以外で、白髪をカバーする染め方です。主にハイライトを入れて、白髪をぼかすように染めてもらいましょう。
ハイライトは、白髪のまわりだけ、ブリーチのような明るい色に染める方法です。白髪染めでは明るくできませんが、白髪ぼかしなら明るい髪色に変えられます。これも白髪ぼかしのメリットの一つです。白髪染めでは満足できない方も、一度試してみるとよいでしょう。
方法《3》カラートリートメント
カラートリートメントは、トリートメントに色素を加えたヘアケアアイテムです。今使っているトリートメントの代替品として使えるので、白髪染めほどの手間はかかりません。
しかも、髪をきれいにする成分ばかりで構成されているので、頭皮への負担もほぼないでしょう。白髪染めをしていた方は、根元の白髪が気になっていたはずですが、カラートリートメントなら根元まで染められます。
※参考:根元の白髪を目立ちにくくする方法!毛先のダメージを気にする人におすすめ!
ただし、頭皮に優しい成分ばかりだからこそ、一発で白髪が染まるわけではありません。白髪が染まるまで定期的に使い続ける手間はかかります。しかし上記でも紹介したように、トリートメントの代わりとして使えるので、面倒だと感じにくいでしょう。
また、カラートリートメントの使用をやめると、染まった色が落ちます。グレイヘアへの移行期として使う人が多いので、幅広い使い方ができる点も魅力の一つです。
白髪染めが面倒な時に意識するべき白髪ケアのコツ
白髪染めが面倒だと感じる時ほど、白髪染めをやめてしまうのもおすすめです。現在では、以下のように白髪染め以外の方法があります。
- 白髪をカバーするためのポイント
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- 美容室に通いたくない:セルフケア
- 白髪染め自体が面倒:グレイヘアなどの髪型選び
白髪染めをやめる前には、根元の白髪を毛先まで伸ばさないと、きれいなグレイヘアにはなりません。そのための繋ぎとして、カラートリートメントを使ってみるのも一案です。
とはいえ、白髪を残して老けて見えない髪型にするには「老けて見えないこと」が肝心です。白髪が見えなくなったところで、頭頂部がぺたんこで元気がないと、白髪と同じような悪印象を与えてしまいます。
※参考:40代女性の頭はぺたんこ?髪型でカバーするためのおすすめ3選!
髪のボリュームとツヤがないと、白髪を残した髪型であっても、印象を悪くしてしまうでしょう。だからこそ、白髪染めをやめたところで、スカルプケアは継続しないと意味がありません。頭皮の状態を整えながら、白髪を活かした髪型に挑戦してみてくださいね。
ご参考になれば幸いです。