誰でもお風呂に入る習慣はありますが、髪の毛にいい入り方があるのを知っているでしょうか?
シャワーだけで済ませる人もいるかもしれませんが、それだとせっかく髪をきれいにできるチャンスを逃しています。
じつは簡単にできる方法ばかりなので、髪の毛に自信がない人こそ挑戦してみてください。
逆に意識しすぎて、ダメな入り方をしている人もいます。
どんな方法だと髪にいいのか、簡単にまとめてみたので参考にしてみましょう。
お風呂が髪の毛にいいされる理由
ここでいうお風呂とは、湯船に浸かるという意味です。
お風呂と髪の毛は、特に関係なさそうだと感じた人もいるでしょう。
正しくお風呂に入れば、インナーケアとして優秀な効果を発揮してくれます。
これがお風呂と髪の毛に深い関係がある理由のひとつです。
シャワーだけで済ませている人が正しく湯船の浸かれるのなら、より効果が実感できるでしょう。
- お風呂がいい理由
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- 血行が良くなって、頭皮まで血液が届きやすくなる
- リラックスしやすく、ストレスが溜まった時にも役立つ
- 温かくて湿気が高くなるため、毛穴が開きやすくて汚れを落としやすい
髪のボリュームに悩んでいる人ほど、お風呂がおすすめです。
湯船に浸かるだけでも効果的なので、習慣化してみてください。
※参考:頭頂部も含めた髪のボリュームの悩み…共通点から言えるのは間違えた対策
ケースバイケース!髪の毛にいいお風呂の入り方3選
お風呂に入ったほうがいいと紹介しましたが、入り方によって少し効果に違いがあります。
状況に合わせてお風呂の入り方を意識してみましょう。
お風呂の入り方の基本
お風呂の入り方の基本は、温度設定がポイントになります。
- お風呂の入り方の基本
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- お風呂に入る前にコップ1杯の水を飲む
- ブラッシングをしておく
- 温度を40度以下に設定して湯船にお湯を入れる
- お風呂に入ったらかけ湯で体を慣らす
- 湯船に10分ほど浸かって体を温める
- 体が温まってから髪や体を洗う
- シャワーの温度をぬるめにして予洗いをしっかりする
- 頭皮から毛先まで髪を濡らしたらシャンプー剤を手に取る
- しっかり泡立ててゴシゴシ擦らずに泡を放置する
- 髪を洗い流す前に体を洗っておく
- すべての泡を洗い流してトリートメントを毛先に付ける
- 洗い流したら湯船に浸かりなおして体を温める
- お風呂から出たらタオルでふき取ってドライヤーで髪を乾かす
普段から特に悩みがない状態なら、お風呂は40度以下にしておきましょう。
体が温まりやすいちょうどいい温度設定だからです。
そして、髪を洗う時はブラッシングと予洗いを忘れずにしておいてください。
体を洗う前に湯船に浸かることも、髪の毛にとって重要です。
髪の毛の表面にあるキューティクルや毛穴が開きやすく、汚れをきれいに洗い流せるようになります。
髪の毛や美容にいいお風呂の入り方
上記はあくまで基本ですが、より美容を意識したお風呂の入り方をしたいのなら、以下のポイントが大事になります。
- 美容を意識したお風呂の入り方
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- シャワーの温度は38度のぬるま湯
- 美容効果の高い入浴剤を入れておく
- お風呂に入る時間は20分ほど
- シャンプーは2シャンがポイント
ここでポイントとなるのは、お湯の温度とシャンプーです。
ぬるま湯で頭を洗うと皮脂が適度に残りやすく、髪の毛がきれいな状態をキープできるでしょう。
しかし中には、皮脂が残りすぎてベタつきが気になる人もいると思います。
そこで2シャンを取り入れてみてください。
2シャンとは、1回分のシャンプー剤を2回に分けて洗う方法です。
シャンプー剤の量を6:4の割合を分けて使いましょう。
頭皮に残った皮脂は、ベタつきを抑えて適度に洗い流せまるはずです。
ふんわりとした仕上がりにもなるので、ボリュームがないと感じる人も試してみましょう。
※参考:根元がふんわりするシャンプーを探してませんか?選び方まとめてみました
睡眠にいいお風呂の入り方
睡眠にいいお風呂の入り方としては、湯船の温度が大事になります。
基本は40度以下と紹介しましたが、38度とさらにぬるま湯にしておきましょう。
ぬるま湯にするだけでなく、お風呂に入る時間を30分と長めにとることで、じんわりと体が温められます。
また、お風呂に入る時間帯も要注意です。
寝る予定の時間より2時間前にお風呂に入っておくこと。
これが最も睡眠の質を上げる大事なポイントとなります。
人間が眠くなるのは、体温が下がりかけた時です。
それが2時間という時間が必要のため、お風呂に入るタイミングを意識しましょう。
また、ぬるま湯は肌の乾燥が抑えられて、より美容効果が高まって一石二鳥です。
※参考:寝不足になると薄毛になる?理屈では本当だから気軽にできる方法まとめ
あまり真似しないほうがいいNGな入浴方法
お風呂に入れば何でもいいわけではありません。
注意点を知っておかないと、むしろ逆効果になってしまいます。
それが温度設定です。
熱すぎるお風呂が好きな人は、意識してお風呂の準備をしましょう。
- 熱いお風呂に入ってはいけない理由
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- 皮脂がなくなって頭皮が乾燥しやすくなる
- 交感神経が強くなる可能性がある
- 血圧が下がって頭まで血液が届きにくくなることもある
肌や頭皮の状態が悪くなるだけでなく、体調にも影響が出てきてしまいます。
40代になって乾燥が気になる人は、温度設定を見直すなどしてお風呂の入り方を意識してみましょう。
※参考:40代になると髪のパサつきが悪化する?原因と本当の対処法をまとめた
お風呂に入って湯船に浸かった時のうれしい効果
お風呂の入り方を紹介しましたが、全て髪の毛にいいとされる効果があるために紹介しました。
- 湯船に浸かった時の効果
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- 血行が良くなる
- 肩こりがほぐれやすくなる
- 疲れがとれやすくなる
基本的に、お風呂で体が温められることに意味があります。
血管が広がって血流が良くなると、栄養などの髪の毛に必要なものが頭皮まで届けやすくなるからです。
さらに、血行が良くなった結果、肩こりがほぐれやすくなります。
肩こりがあるだけで頭皮まで血液が流れにくくなり、髪の毛にとってあまりよくありません。
お風呂に入って肩こりがよくなり、体に溜まった疲労物質や老廃物が流れやすくなったのなら、疲れも取れやすくなるでしょう。
髪の毛にいいだけでなく、体調も良くなって一石二鳥です。
結局のところ半身浴と全身浴はどちらがいいのか?
お風呂の入り方として代表的なのが、「半身浴」と「全身浴」の2つではないでしょうか?
どちらのほうが髪の毛にいいお風呂の入り方なのか、気になる人もいると思います。
入浴方法の違い
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- 半身浴:長めに浸かり続けると、頭皮からつま先まで全身の血流が本当に良くなる
- 全身浴:短時間でも血行が良くなるが、長く浸かりすぎると逆効果になるケースもある
疲れがたまっているような時ほど、半身浴がベストです。
とはいえ、じっくりと体を温める半身浴は、美容効果も期待できます。
髪の毛だけでなく、肌の状態もきれいにしたい時は半身浴を使ってみましょう。
逆に忙しい時など、短時間でも体を温めたいのなら、全身浴がおすすめです。
体を温めるだけでも髪の毛にいいので、使い分けてみてください。
お風呂に入るなら髪の毛にやさしい方法を見つけよう!
お風呂に入ると、血流が改善するために髪の毛にいいです。
ただし入り方も大事になるので、逆効果にならないようにうまく工夫してみましょう。
髪の洗い方も意識できると、スカルプケアとしての効果が高まります。
※参考:スカルプケアとヘアケアの違いとは?髪をきれいにしたいなら両方大事!
お風呂が髪の毛にいいのは、ヘアケアとスカルプケアの両方ができる点です。
髪の毛に自信がなくなってきた時ほど、湯船にお湯を入れてお風呂に入ってみてください。
上記がご参考になれば幸いです。