カラートリートメントで白髪をカバー！満足できない人のための正しい使い方

2024年8月10日

カラートリートメントは髪や頭皮への負担が少なく、手軽に白髪を染められると期待して使用されているのではないでしょうか？確かに、カラートリートメントは白髪染めと比べて髪や頭皮への負担が軽減されるため、安心感があります。しかし、使い方を間違えると白髪が思うように染まらず、きれいな仕上がりになりません。美しく染めるコツを知りたい方は、根気強くカラートリートメントを継続して使用することが大切です。

カラートリートメントの使い方

カラートリートメントは白髪染めとは異なり、髪の毛表面に色素を付着させて白髪を染める仕組みになっています。白髪染めがアルカリの力を利用して短時間で髪を染めるのに対し、カラートリートメントは比較的ゆっくりと髪が染まっていきます。また、明るい色に染められないという特徴もありますので注意が必要です。
もちろん、塗り方や放置時間などの正しい使用方法を守らないと、染まり具合に不満を感じる可能性が高くなります。以下でカラートリートメントの使い方を詳しく説明していますので、ぜひ参考にして使用方法を見直してみてください。

塗り方

きれいな染まり具合に知るためには、カラートリートメントの塗り方が大事になります。

カラートリートメントの塗り方

カラートリートメントを使う前にシャンプーで汚れを落とす
濡れた髪を少しタオルで拭き取る
根元の白髪はたっぷりカラートリートメントを塗っておく
コームを使って毛先までカラートリートメントを伸ばす
塗布できたら最低でも10分は放置する
放置できたらしっかり洗い流す

カラートリートメントをきれいに仕上げるためには、シャンプーの扱い方が最も重要です。汚れが残った状態でカラートリートメントを付けると、染料が表面に付着しにくくなり、きれいに染まりません。カラートリートメントを使用する前に、シャンプーで汚れをしっかり落とすことが大切です。
染まりやすさを重視する場合は、髪に残った水分をしっかりふき取ります。ただし、髪が濡れたままカラートリートメントを塗布しても白髪は染まります。染まりやすさと手軽さのバランスを考えて、状況に応じて使い分けるのがよいでしょう。

色の選び方

カラートリートメントの仕上がりに満足できない場合、色の選び方に問題がある可能性があります。
白髪染めなどのヘアカラー剤は脱色を前提に作られており、髪を簡単に明るく染めることができます。一方、カラートリートメントの場合は、ヘアマニキュアでよく使われるHC染料が使用されており、髪の毛の表面に色素を付着させて染める方法が一般的です。つまり脱色剤が含まれていないカラートリートメントでは、髪を明るく染めることが難しいのです。

※参考:ヘアマニキュアは頭皮や髪に自信がない人におすすめ！白髪染めとの違い

だからこそ意識すべきポイントが色の選び方です。カラートリートメントは極端なカラーチェンジができない代わりに、自然な色に染めることが得意なアイテムです。ナチュラル系の髪色に染まりやすい特徴があるため、白髪を染めるためにカラートリートメントを使用する場合は、現在の髪色に近い色を選ぶのがおすすめです。

放置時間

カラートリートメントを使用する際に意識すべきもう1つの重要なポイントは、塗布後の放置時間です。詳しくは取扱説明書を確認し、その指示に従った放置時間を守ることで、大きな失敗を避けることができます。
基本的に10分間の放置が推奨されていますが、これはあくまで目安です。染まりにくいと感じる場合は、放置時間を長めにするとよいでしょう。 30分ほど放置することで、染まりやすさに変化を感じたという事例もあるため、カラートリートメントを使用する際には試してみる価値があります。
ただし、それ以上に放置時間を延ばしても、効果はあまり期待できません。 30分以上放置しても満足できない場合は、シャンプーや塗り方など、放置時間以外の部分を見直すことをおすすめします。

使う場所

カラートリートメントは基本的に浴室での使用が推奨されています。染めたくない部分が染まってしまったり、室内が汚れたりするリスクを軽減するためです。
浴室で使用する場合も、事前にシャワーなどで濡らしておくと、色素が付着しにくくなります。浴室以外でも使用できるカラートリートメントもありますが、取扱説明書に記載された内容を必ず守って使用しましょう。カラートリートメントの特性上、室内が汚れる可能性があることを念頭に置いてください。

染まり具合

カラートリートメントは、1回使うだけでも髪が染まったと感じるケースもあります。
逆に1回では染まらなかったと感じる人がいるのも事実です。
染まり具合に不満を感じる時は、3日連続でカラートリートメントを使いましょう。

塗り方に関しては上記で紹介した通りです。
染めたい部分は多めに塗布しておき、正しい放置時間を守って使ってください。

シャンプーのタイミング

色ムラを目立たせずに、カラートリートメントで髪を染めたい場合は、シャンプーで頭を洗った後に使用することをおすすめします。汚れがあると染料が浸透しにくくなるからです。逆に、髪が乾燥した状態で使用すると浸透力が高くなります。色ムラを気にせず、しっかり染めたい場合はこの方法を試してみる価値がありますが、基本的にはシャンプーの後に使用するのがよいでしょう。
また、カラートリートメント後にシャンプーで頭を洗うと、染めた部分の色が落ちる可能性があります。洗浄力の弱いシャンプーを使用することで、色落ちを予防できる可能性があります。

リンスの有無

髪を今以上にきれいにしたいと思い、カラートリートメント後にリンスを使用している方もいるかもしれません。確かにリンスは髪をきれいにするアイテムです。しかし、リンスでカラートリートメントの色が抜けてしまう可能性があります。
そのため、取扱説明書を確認することが大切です。色落ちに関する注意書きが記載されているカラートリートメントもあるためです。それを守ってカラートリートメントを使用すれば、リンスを使用しても大きな失敗は避けられるでしょう。

カラートリートメントを使うメリット

カラートリートメントは、髪を染めながらダメージをケアできる便利なアイテムです。白髪染めなどのヘアカラー剤は、髪にダメージを与えながら染めるため、カラートリートメントは真逆の発想といえるでしょう。髪に優しい白髪染めの一種であるため、ダメージを気にする方にはカラートリートメントがおすすめです。

※参考:髪に優しい白髪染めを使ってサラサラヘアをキープ！白髪も予防できる一石二鳥のやり方

特に頭皮によくないと分かっていながら、白髪染めを頻繁に使用している方こそ、カラートリートメントの効果を実感できる可能性が高いです。白髪染めほど染まり具合に満足できない場合もありますが、それも使い方次第です。ダメージを抑えるメリットのほうが大きいため、髪の毛に自信がない方ほど満足感を得られる可能性があります。

カラートリートメントの注意点

カラートリートメントは白髪を染めるのにメリットが多い反面、注意点もあります。これから紹介するデメリットをカバーするためにも、正しい使い方を意識することが大切です。

色が染まらない

カラートリートメントのデメリットの1つは、染まり具合です。 1回で白髪が染まらないと不満に感じる方もいますが、これは染め方に問題がある可能性があります。

色が染まらないと思った時の対処法

根元は多めにカラートリートメントを付ける
白髪が気になる部分は重ね付けする
放置時間は30分と比較的長めにする

基本的な使い方より染まりやすさを重視することをおすすめします。使い始めて3日程度は、毎日カラートリートメントを使用するのがよいでしょう。

ムラになって染まる

カラートリートメントは均一に塗布できないと、ムラが目立った色に染まる可能性があります。そこでコームを使ってカラートリートメントを引き延ばし、均一の塗布量にすることが大切です。髪の毛が濡れた状態で使用すると薬剤が伸びやすくなり、使いやすくなります。セルフで使用するものだからこそ、使い方には注意が必要です。

1回塗ったからといって染まるものでもない

カラートリートメントは、白髪染めなどのアルカリカラー剤ではありません。 1回ではきれいに髪が染まりにくい特性があります。
染まり具合が不満な場合は、塗布量を増やすだけでなく、放置時間を延ばすことをおすすめします。さらに2度塗りをするのも効果的です。毎日カラートリートメントを使用して、色素が浸透しやすくする意識も大切です。