おしゃれを楽しむためには、ブリーチが必須の時代になりました。
しかし、髪を染めておしゃれを楽しみたい方の中には、薄毛に悩んでいる方も少なくないでしょう。 抜け毛が気になると感じる方や毛量が気になってきた方こそ、ブリーチとの付き合い方を見直してください。
頭皮のケアだけでなく、ブリーチを扱う美容室選びも重要になるので、ブリーチの細かい対策についてまとめてあります。
【結論】ブリーチを使ったら薄毛になる
ブリーチを使ったら薄毛になるのは本当です。
しっかりと理由があるので、対策のために仕組みについて知っておきましょう。
- ブリーチで薄毛になる理由
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- ブリーチの刺激で頭皮に炎症ができる
- プリンが気になって頻繁にブリーチを使う
- 髪の毛のダメージがひどくなってコシがなくなる
ブリーチは若者がするものだと思われている方もいるかもしれませんが、白髪のために使うケースもあります。
白髪ぼかしでブリーチを使っている方こそ必見の内容です。
※参考:白髪ぼかしが高いのはなぜ?仕組みを知ればわかる!コスパがいいって話
理由《1》ブリーチの刺激で頭皮に炎症ができる
ブリーチが薄毛になる理由のひとつは、頭皮への刺激です。 頭皮に炎症を起こしてしまうほど、強力な薬剤が使われているので、あまり頻繁にブリーチを使わないようにしましょう。
その中でも意識するべきものが過酸化水素です。 髪の毛にあるメラニンを分解して、内部にある色素を脱色する効果があり、そのおかげで髪色を急激に明るくできます。 漂白剤にも使われる成分のため、それだけでも頭皮にあまりよくないというイメージを持ちやすくなるでしょう。
頭皮に炎症が起こると髪の毛の成長を妨げます。 その結果、健康的な髪の毛が生えにくくなるだけでなく、抜け毛も増えて薄毛に近づいてしまうのです。
理由《2》プリンが気になって頻繁にブリーチを使う
ブリーチをした髪は、時間が経つと新しい髪の毛が生えてきて、根元だけが黒くなります。 これがいわゆるプリンと言われるもので、境目が気になる方も少なくありません。 頻繁に美容室に通って、ブリーチで根本だけを染めるリタッチカラーをする方もいらっしゃるかと思います。
つまりリタッチカラーを頻繁に行う方は、元気な髪の毛が生えにくくなってしまうわけです。 ブリーチが薄毛の原因になるポイントにもなるので、プリンが気になる方は注意しましょう。
あるアンケートによれば、美容室に通う頻度は一般的に1年間で4回程度と言われています。 3か月に1回程度通う方が多いとされていますが、あくまでそれは平均値です。 それよりも頻繁にブリーチのリタッチカラーをお願いするような方は、もっと頭皮をいたわるようにしましょう。
理由《3》髪の毛のダメージがひどくなってコシがなくなる
ブリーチは頭皮だけに悪影響というわけではありません。 髪の毛の負担もかなり大きく、ダメージが深刻で髪の毛にコシがなくなります。
ブリーチは髪の毛内部の色素を脱色しますが、それ以外の組織も破壊するため、内部の栄養や保湿成分まで流出します。 外側を守るキューティクルまで破壊するので、より髪がスカスカになってしまいます。 その結果、トップのボリュームが出にくくなり、薄毛になったかのように感じてしまう方が多くいます。
ブリーチで薄毛になりやすい人の特徴
薄毛になりやすい方がブリーチをしてしまうと、より悩みが深刻になってしまいます。
- ブリーチで薄毛が進行する人の特徴
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- 縮毛矯正やデジタルパーマをしている人
- 敏感肌の人
- すでに薄毛に悩んでいる人
上記に当てはまる人は、ブリーチを控えたほうがいいでしょう。
特徴《1》縮毛矯正やデジタルパーマをしている人
上記でも紹介しましたが、ブリーチを何度もした髪の毛はコシがなくなっていきます。 つまり髪の毛のダメージが深刻な方ほど、薄毛だと感じやすくなるので、ブリーチを控えましょう。
特に縮毛矯正やデジタルパーマをしている方がブリーチまでしてしまうと、髪がパサつく上に、理想の髪型にすらセットしにくくなってしまいます。 どちらの施術も、髪内部の結合を無理やり切断するからです。 ブリーチは無理やり髪内部のメラニン色素を脱色するもの。 髪の毛の負担が2倍以上になるので、コシがなくなるのも納得できるでしょう。
理想の髪型にしたいのなら、髪の毛のダメージをおさえるように施術をしてもらうようにしてください。
※参考:縮毛矯正で失敗した時はこれしかない!年齢より上に見られた失敗事例からわかる予防法
特徴《2》敏感肌の人
敏感肌の方も、ブリーチはやめておきましょう。 これは頭皮と深い関係があり、ブリーチのダメージに耐えられなくなる可能性があるからです。
ブリーチをした頭皮の対策が必要になりますが、これには知識と技術力の両方が必要になります。 そこで施術をする美容師をしっかり選んでください。 敏感肌の方がブリーチをするのは、かなりリスクとなるため、できるだけ控えておいたほうが安心です。
特徴《3》すでに薄毛に悩んでいる人
すでに薄毛に悩んでいる方も、ブリーチは適していません。
髪の色が明るくなれば、確かに頭皮の色と馴染んで薄毛が目立ちにくくなります。
※参考:つむじが透けて見える…それ思い込みかも!髪型でカバーする方法と根本的な原因
しかし、すでに薄毛に悩んでいるということは、髪や頭皮が以下の状態になっている可能性があります。
- 薄毛の人の特徴
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- 髪の毛にコシがない
- ヘアサイクルが乱れて毛量が少ない
- 頭皮が乾燥or皮脂が多すぎる
ブリーチをすれば、より薄毛の症状がひどくなるリスクが高まるので注意しましょう。
できるなら別の方法でおしゃれを楽しむようにしてください。
ブリーチで薄毛にならないための予防方法
薄毛の方は、ブリーチを控えたほうがいいのは間違いありません。 ただし、以下の方法を使って予防ができれば、薄毛の進行をおさえられるでしょう。
- ブリーチで薄毛を予防するための方法
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- 頭皮保護スプレーを使う
- 刺激が少ないブリーチ剤を使う
- 頭皮にブリーチ剤をつけない
これらは、技術力と知識力のある美容師を見つけないとできません。
どうしてもブリーチをしたいのなら、薄毛に対しての理解力のある美容師を探すことも大事になります。
予防方法《1》頭皮保護スプレーを使う
ブリーチが薄毛によくない理由は、頭皮への刺激です。
これをおさえるために、頭皮保護用スプレーを使ってブリーチの影響をおさえるようにしましょう。
頭皮保護用スプレーといっても様々ありますが、オイル成分やスクワランなどの保湿成分、さらにアルカリの影響をおさえられるフミン酸などが含まれたスプレーを指します。
ブリーチをする前に、美容師に頭皮の保護をお願いすれば間違いありません。
予防方法《2》刺激が少ないブリーチ剤を使う
ブリーチ剤自体の影響を少なくさせることも、薄毛対策となります。
ただのブリーチ剤ではなく、ヒリヒリしにくいブリーチ剤を使ってほしいと美容師に相談してみてください。
酸化のダメージが少ないコハク酸や、リジンなどの保湿成分が含まれたブリーチ剤を使うなどして、頭皮のダメージをおさえられるようにしましょう。
予防方法《3》頭皮にブリーチ剤をつけない
さらに頭皮に直接ブリーチ剤が付かないように、うまく施術できる美容師が担当となると、より薄毛の予防となります。
コットンブリーチやアルミブリーチといった方法がありますが、どちらもブリーチ剤が付いた髪の毛をコットンやアルミで挟んで放置するやり方です。
根元が浮いてくれる上に、ブリーチ剤が頭皮に付きにくくなります。
さらにブリーチ剤が髪に密着してくれるので、脱色効果も高まって一石二鳥のおすすめのやり方です。
ブリーチを使った後にするべき薄毛対策
ブリーチをした後にもケアができていれば、薄毛の進行をおさえられるでしょう。
ケアの方法は大きく分けて2つです。
シャンプーと育毛剤の使い方に問題があるので、それぞれポイントを紹介します。
対策《1》ブリーチをした当日はシャンプーをしない
ブリーチをした当日にシャンプーをすると、頭皮を乾燥させて、より敏感な状態にしてしまうからです。
当日はシャワーだけで汚れを落とすだけにして、シャンプーはその次の日にしましょう。
※参考:シャンプーで失敗した人の末路…髪の毛が悲惨な状態にならないための心構えをチェック
対策《2》ブリーチをした翌日から育毛剤で頭皮をケアする
さらに頭皮をケアするために育毛剤を使うことも大事になります。
ただし、育毛剤にはエタノールなどのアルコール成分が含まれていることも多いため、ブリーチ当日は控えたほうが無難です。
もちろんアルコール以外の刺激物が含まれている可能性もあるので、育毛剤選びには慎重になっておきましょう。
天然成分で作られたものや、頭皮の状態を整えられる成分が多いなど、ブリーチをして疲弊した頭皮をいたわってくれる育毛剤を選んでください。
ブリーチをした翌日にはFUSARI薬用育毛剤がおすすめ
どんな育毛剤がいいかわからない人は、FUSARI薬用育毛剤を使ってみましょう。
- ブリーチをした後におすすめの理由
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- グリチルリチン酸ジカリウムで頭皮を整えてくれる
- クロレラエキスで頭皮に栄養補給ができる
- 加水分解シルク液などでしっかり保湿できる など
このように、植物由来の成分が豊富に含まれており、ブリーチで疲れた頭皮にやさしくケアできます。
刺激物が少ない上に、ブリーチをした後の頭皮を整えやすいものが豊富な育毛剤は少ないので、ブリーチをしたいけど薄毛が気になる方は試す価値がありますよ。
※商品詳細:FUSARI薬用育毛剤
ブリーチでおしゃれを楽しむなら薄毛対策は必須!
ブリーチはおしゃれを楽しむうえで欠かせない施術です。
しかし髪や頭皮の負担が大きく、薄毛に悩む方にとっては気軽に使えるものではありません。 本来ならブリーチは控えたほうがいいのですが、どうしても楽しみたい方は、シャンプーや育毛剤の使い方を意識して、ケアしながらブリーチを楽しむようにしてください。
また、ダメージをおさえるために、技術力や知識力の高い美容師探しも大事になります。 薄毛に理解力のある美容師を探して、ブリーチを安心して頼めるようにしてください。
ブリーチは魅力的な髪色を実現してくれる一方で、髪や頭皮に大きな負担をかける施術です。 特に薄毛が気になる方にとっては、ブリーチとの付き合い方に悩むことも多いでしょう。 ただ、適切な対策とケアを行えば、ブリーチを楽しみつつ薄毛の進行をおさえることは可能です。
まずは、ブリーチで薄毛になる仕組みを理解し、ご自身の髪や頭皮の状態を把握することが大切です。 そのうえで、頭皮への刺激を最小限に抑えるブリーチの方法を選び、ブリーチ後のケアを怠らないようにしましょう。
薄毛が気になる方にとって、ブリーチは諸刃の剣ともいえる施術ですが、正しい知識と対策があれば、おしゃれを諦める必要はありません。 ご自身に合ったブリーチとの付き合い方を見つけて、素敵な髪色を楽しんでくださいね。
ご参考になれば幸いです。