なぜだか髪の毛がうねうねすると思ったら、エイジングヘアだったという話はよくあります。
ヘアセットをしたとしても、希望どおりの髪型になりにくいと感じたのなら、要注意。
しかし、エイジングヘアといわれても、よくわからないという人もいると思います。
髪がうねうねする人のための対策や、予防方法についてもまとめてみました。
悩みがある人はぜひ参考にしてみてください。
そもそもエイジングヘアとは?
そもそもエイジングヘアとはどのようなものか、ある程度の目安を把握しておく必要はあります。
- エイジングヘアを疑うべきポイント
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- 以前より髪の毛が細くなった
- 白髪が増えた
- 頭皮が乾燥するなどトラブルが増えた
このような悩みが増えたのなら、エイジングヘアになっている可能性があります。
※参考:女性の白髪が増えるのはいつから?30代からが通説だけど常に予防を意識!
もともと髪の毛というのは、体の中で作られるものです。
ヘアサイクルの中でも成長期といわれる時期があり、髪全体の9割が、この成長期だとされています。
しかし、エイジングヘアが増えた時は注意しましょう。
成長期の期間が短くなり、髪の毛が細くなっていくからです。
成長期が短くなる主な原因は加齢だといわれており、ホルモンバランスが乱れやすくなります。
エイジングヘアがうねうねする理由
エイジングヘアになる流れについてまとめてきましたが、うねうねする理由についても知っておきましょう。
まず、エイジングヘアになると髪の毛が細くなっていきます。
髪の毛が細くなると、外部からの刺激を守るキューティクルも薄くなり、ヘアカラーやパーマのダメージにも耐えにくくなるわけです。
その結果、髪の毛が乾燥し、ちょっとした湿気でもうねうねする髪の毛も増えてしまうわけです。
※参考:40代になって髪のうねりがヤバい!縮毛矯正するべきか悩むべき人は見て!
エイジングヘアで細毛になると、髪内部のたんぱく質の量も減ります。
髪内部がスカスカになってくると、保水できるたんぱく質の量もまばらになり、これもうねうねする原因です。
エイジングヘアのうねうねに対する対処法
エイジングヘアになるとうねりが出やすくなることに対して、仕方がないと諦めるのは早いです。
正しい対策があるので、それをまず活用してみましょう。つまり;
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- エイジングヘアのための美容室での施術
- エイジングヘアのためのホームケア対策
主にこの2つが、うねり対策です。
自宅でできるのは、コツコツ続ける長期的なエイジング対策になります。
美容室での施術だと即効性があると言えます。まずはそこからご説明しますね。
エイジングヘアのための美容室での施術
美容師に髪を見てもらうと、状況をしっかり診てもらえるので、エイジングヘアに対してもちょうどいい対策を提案してくれます。
しかも即効性が感じられるメニューが多いので、髪の毛がうねうねする人はまずは相談してみることをおすすめします。
髪質改善トリートメントを活用する
髪質改善トリートメントとは、名前のとおり髪質をよくするトリートメントです。
通常のトリートメントだと、保湿がメインとなります。
しかし髪質改善トリートメントを使った時の効果は、髪の毛の保湿だけではありません。
やり方そのものも違うので、エイジングヘアでも効果を実感しやすくなっています。
美容室によってやり方に違いはありますが、美容室の中にはヘアアイロンを使うものまであります。
トリートメントの成分を内部にまで浸透させるように工夫しているわけです。
そのため、細くなったエイジングヘアであっても、うねうねを落ち着かせることができます。
ストレートパーマや縮毛矯正だとダメ?
髪質改善トリートメントは、アイロンを使う美容室もあると上述しましたが、
それなら、ストレートパーマや縮毛矯正と何が違うのかよくわからないでしょう。
もともと縮毛矯正やストレートパーマは、うねうねするくせ毛をまっすぐにさせる施術です。
薬剤によって髪の形を変えます。
それに対して髪質改善トリートメントは、うねる髪を落ち着かせることができるのが大きな特徴です。
施術後の髪の毛のダメージを比較しても、縮毛矯正やストレートパーマはダメージが大きくて大変になります。
逆に髪質改善トリートメントは、髪の健康を取り戻す点も大きな違いといえるでしょう。
うねうねするからといって縮毛矯正やストレートパーマをしてしまうと、エイジングヘアになった髪はダメージに耐えられません。
エイジングヘアと相性のよくない施術なので、縮毛矯正やストレートパーマは控えて髪質改善トリートメントを活用することをおすすめします。
エイジングヘアのためのホームケア対策
エイジングヘアになると、以前よりも髪の毛の強度が弱くなっています。
様々な原因でダメージとなり、乾燥しやすくなっているので注意しましょう。
このダメージを抑えるためにも、ホームケアは必須です。
エイジングヘア独特のケア方法もあるので、以下で紹介します。
エイジングシャンプーに変える
まずホームケアで最も大事になるのが、シャンプーです。
毎日使うものだからこそ、こだわって選びましょう。
選び方の目安となるのが洗浄成分です。
エイジングヘアになると乾燥しやすくなるので、できるだけ洗浄力が弱いものを選ぶのがまずコツになります。
※参考:シャンプーは洗浄成分で変わる!正しい選び方とそれぞれの特徴まとめ
シャンプーを使うなら、ノンシリコンがいいなんていわれますが、これもこだわる必要はありません。
髪が乾燥しやすく、外部からの刺激に弱くなったエイジングヘアはシリコンを活用して表面を守りましょう。
もちろん保湿成分が入っていると、さらに髪質が良い方向に変わります。
うねりで広がる髪をトリートメントで抑える
さらに、トリートメントの見直しもしておきましょう。
もともとエイジングヘアはダメージを受けやすい髪質です。
今使っているアイテムがコンディショナーなら、トリートメントに変えるだけで髪質はかなり変わります。
また、今話題のヘマチンなどの白髪対策も含めて、髪の毛の補修もしやすい成分が入ったトリートメントを探してみてください。
加水分解ケラチンなどの髪の毛の補修ができると、うねうねしにくくなります。
髪がパサつくのなら、セラミドなどの保湿成分が多いトリートメントもおすすめです。
※参考:パサつきが気になるけど何をしてもよくならない人へ!髪型選びで解決!
アイロンで髪のうねりを抑える
エイジングヘアで髪がうねうねするなら、アイロンを使うのもいいでしょう。
ただし、ヘアアイロンの温度の設定を高くしていると、逆効果になってしまいます。
エイジングヘアは熱に弱く、乾燥しやすくなり、外に出た途端に髪のうねうねがひどくなるかもしれません。
そこで、エイジングヘアの人がアイロンで髪を落ち着かせたいのなら、アウトバストリートメントでコーティングすることをおすすめします。
その時に髪をしっかり乾かしてから、アイロンを使うようにしてください。
温度設定は140度ほどの低めにして、乾燥しにくくするのも忘れないようにしましょう。
エイジングヘアでうねうねした髪の毛が生える前に予防するのは基本!
何をしても髪の毛がうねうねして、髪がセットしにくくなったのなら、エイジングヘアになった可能性があります。
エイジングヘアとは、加齢によって髪の毛が細くなった状態です。
乾燥しやすいうえに、うねりやすくなってしまいます。
※参考:正しくは薄毛ではありません!細毛や軟毛は髪質が変わらないと悩む人へ
エイジングヘアは、ゆっくりと髪質が変わっていくもの。
したがって、早く気付いてすぐに予防ができれば、状態が悪くなる心配はありません。
スカルプケアなどをして、頭皮の状態を整えておくと予防にも繋がります。
シャンプーを見直して、育毛剤を使うなど、早めに対策を始めてみてください。
ご参考になれば幸いです。