【社長の部屋 #01】
こんにちは、エポラ代表の竹村です。
私たち、エポラは「ユーグレナGENKIプログラム」という貧困を無くすための活動に参加しています。2014年にスタートした活動が、今年で10周年を迎えました。今回は10年の節目に当たり、この活動にご協力いただいている、すべてのお客様に心から感謝申し上げます。
ユーグレナGENKIプログラムとは?
弊社を含むユーグレナグループの全商品ならびにパートナー企業の指定商品の売上の一部を協賛金として、貧困国であるバングラデシュの子どもたちに、栄養豊富なユーグレナクッキーを届けています。活動開始当初は、小規模だったこの活動も、多くのお客様からのご支援により、現在では1日1万人の子どもたちにクッキーをお届けし、累計配布数は1793万食にまで拡大することが出来ました。(2024年4月時点)
創業のきっかけとなったバングラデシュ
バングラデシュという国名を聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか。バングラデシュは、ミャンマーとインドの間に位置し、かつて世界で最も貧しい国と呼ばれていました。ユーグレナの創業者である出雲が学生時代にバングラデシュを訪れた際に、深刻な栄養失調の危機に晒されている子供たちを目の当たりにしたそうです。「栄養課題を何とか解決したい」その決意を胸に帰国して出会ったのが、「ユーグレナ」なのです。
バングラデシュの支援学校へ訪問
昨年、念願であった「ユーグレナGENKIプログラム」で支援しているバングラデシュの学校を訪問して、実際に子供たちにユーグレナクッキーを配布してきました。全ての子どもたちが、ユーグレナクッキーを楽しみにしていて、美味しそうに食べる姿を実際に見ることで、『自分たちの行動が、世界を良くしている』ということを実感することができました。
また、学校訪問で最も印象に残っているのは、何人かの子供が自らの生い立ちを発表してくれたときでした。ある男の子は、母親と二人で路上生活をしていたところ、ある朝、母親が突然いなくなり、そこからずっと物乞いをして、その日暮らしをしていたところを保護されてこの学校に入学したといいます。私たちからするとあまりにも過酷な体験を自ら淡々と話す男の子の姿を見ながら胸が締め付けられ、全員言葉を無くしていました。そんな彼らが、GENKIスクールで裁縫を学び、英語を学び、ともに学校に通う友達と楽しそうにおしゃべりをしている様子を見て、ソーシャルビジネスの価値とは何か、ということについて考えさせられました。
次の10年に向けて
「ユーグレナGENKIプログラム」は10周年を迎え、毎日1万食のユーグレナ
クッキーを配ることが出来るようになりました。一方で栄養が足りない子供は1億人を超えています。ユーグレナグループでは、次の10年で100倍の100万人への配布を目指したいと考えています。その規模になったあかつきには、小さな活動だった「ユーグレナGENKIプログラム」が、国際機関を含めて世界中で栄養問題を解決する大きな渦になることを信じています。
これからもサステナビリティ・ファーストという精神のもと、事業が大きくなるほど、社会課題が小さくなる事業を目指して精進してまいります。