エポ麦甘酒が作られているのは、epoのパートナー、福井県越前市にあるマルカワみそ。発酵食や、おいしいみその情報を集める中で、その名を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。発酵食とその効果に詳しいマルカワみそ 専務取締役の河崎紘徳(ひろのり)さんに、みそや甘酒がカラダに与える影響を伺います。そこには、マルカワみそとepoが伴走するきっかけになった、共通の想いがありました。
健康は腸を整えることから!
「はっきり言います。
健康を維持されたい方は、腸のことだけを考えて生活してください!」
と、マルカワみそ専務取締役の河崎紘徳さん。
コロナ禍で話題に上がることが多くなった免疫力の7〜8割は腸で作られますし、善玉菌優勢の腸内環境にできれば、カラダにとって、さまざまなメリットが。脳と腸も相関関係にあるため、腸が元気であれば、メンタル面の健康にもつながります。
「自己防衛能力を高めるには、腸を大切にするのが最も効果的だと、我々は考えています。善玉菌優勢の整った腸内環境を作るには、みそや甘酒、納豆、ヨーグルトなどの発酵食が有効です。
中でもみそや甘酒を作る麹菌は、日本醸造学会大会が認定した“国菌”。世界中で日本にしかないそうです。日本伝統の食文化を支えてきた麹菌の力をいただくことで健康へ導けるのですから、改めて目を向けていただけたら嬉しいです。」
1+1が4にも5にもなるのが麹の力
河崎さんは、みそや甘酒などの麹を活用した発酵食のおいしさはもちろん、性質の面白さにも魅了されていると言います。
「まず麹が面白いと感じる1つ目は、麹が素材をつなぐと、栄養素が1+1=2より、もっともっと増えていくこと!エポ麦甘酒の場合も、米が麹になり、発酵して糖化し、甘酒になる過程で、今まで米として持っていなかった9種類の必須アミノ酸といった、人が生きていく上で必要な成分が増えていきます。不思議じゃないですか?単体で摂るより、栄養価が増えるなんて。微生物の麹菌は生きていて、栄養価を引き出してくれる。麹には、底知れぬ力があるんです。」
マルカワみその売れ筋商品に、「ヴィバルディ」というみそがあります。
微生物の麹に、ヴィバルディのクラシック音楽を聞かせたら、麹菌がリラックスしたり、心地よく熟成したりするのでは?と生まれた商品です。
「感覚的な実感にはなりますが、『みそ汁が香りよく仕上がる』『みそ自体が柔らかくなる』といった効果を、製造現場で感じています。麹は生き物なんです。」
体内の消化酵素を温存してくれる発酵食
河崎さんが、麹の面白さの2つ目として挙げてくれたのが「口に入る前に分解されているので、人の消化酵素を無駄遣いしないこと」。
食事の際に消化・吸収しやすくするため、自分の消化酵素を使って私たちは生きていますが、消化酵素には限りがあり、年齢と共に減少するそうです。ところが、みそや甘酒などの発酵食はすでに微生物や酵素の働きで分解されています。
「例えば、エポ麦甘酒でも使っているお米は、そのままだと炭水化物。消化・吸収でカラダに負担がかかります。ですが、甘酒にすると麹菌の酵素によって炭水化物が糖化され、糖に変わっています。つまり分解済み。
はさみのようなイメージの麹菌の酵素が、体内へ入る前にチョキチョキと消化しやすいよう切り刻んでくれているから、消化酵素への負担が減らせます。」
消化に必要なエネルギー、消化酵素を節約しながら、健康的なカラダへ導けるというわけです。
提案するのは、商品の先にある健康的な未来
エポ麦甘酒は、胃腸に消化の負担をかけないことから、酵素断食中に、適量飲むのを推奨しています。
「私自身も酵素断食をして多くのメリットを感じていますし、現在、ファスティングの資格を勉強中です。酵素の力をよく知る者として、また一歩先の提案を皆さんにできればと考えています。
腸内環境を整える食品を製造・販売するだけでなく、その先にある生活を健康へ導きたい。そして、みそや甘酒などを通じて日本人が健康になれば、病気も減らせると思うんです。実現できれば、社会問題になっている医療費の削減だって叶いますし、社会が良い方向へ向かうはず。
皆さんの上質な暮らしを願うエポラさんも、まさに同じ志。充実した人生を過ごせるように、これからも健康を支えられるものづくりや情報発信を続けていきたいと思います。」
epoのものづくりには各分野に長けたパートナーの存在があり、共に切磋琢磨しながら、自信を持っておすすめできる商品を作っています。今後も、日常をベースアップできるアイテムから、前向きなライフスタイル習慣を提案してまいります。
- profile
-
河崎紘徳さん
マルカワみそ株式会社専務取締役。1級みそ製造技能士。みそ屋に生まれ、世の中に有機・自然栽培の発酵食の素晴らしさ、おいしさ、楽しさを伝えるべく、麹作り、甘酒作り、みそ作りに励む。YouTubeでの情報発信も。