日常生活の中で、カラダと心の健康美を育むには?今回は、ホリスティックビューティ協会監修の元、日中にできる簡単なセルフケア習慣を紹介します。手作り発酵調味料のレシピ付きなので、腸活にも活用を。続けるほどに、体調とメンタルが整い、気軽にできるものばかりです。ぜひお試しください。
AM11:00 「ハーブティーで心身の温活をする」
穏やかに心身の癒しへと働きかける植物療法の中で、最も一般的で手軽な方法といえるのが、ハーブティー。お湯を注いで抽出するだけで、ハーブの有効成分をカラダに取り入れることができ、その香りにはアロマセラピーと同じようなリラックス効果もあります。効果を持続させたいときは一度にたくさん飲むよりも、一日3〜4回に分けて飲むのがおすすめです。また、妊娠中にたくさん飲むのは避けましょう。
例えば
こんなハーブティー
カモミール
心を落ち着かせ、ホッとしたいときに。
ペパーミント
シャキッっと活動的なスイッチへ切り替えたいときに。
エキナセア
風邪予防など、免疫力を高めたいときに。
FREE TIME 「サプリを取り入れて栄養バランスを調整する」
現代の日本人の食生活は、炭水化物や脂肪、タンパク質を代謝するために必要な、ビタミンやミネラル、食物繊維などが不足しがちな傾向にあります。そこで手軽に解決できるセルフケアとしておすすめなのが、飲むだけで栄養バランスをサポートできるサプリメントです。ただし、材料を固めるために添加物を使用した市販品も多いので、選ぶ際にはきちんと内容を確認しましょう。
PM2:00 「腸から免疫力を高める、発酵調味料を仕込む」
微生物の働きで、栄養価や保存性が高くなる、消化吸収がよくなる、腸内環境が整うなどの多くのメリットがあり、旨みが増して味わいも豊かになる発酵調味料。中でも塩麹やしょうゆ麹は、少ない材料で手軽に作れるので、手作りするのもおすすめです。いつもの塩やしょうゆ代わりに使うのはもちろん、肉や魚を漬け込んだり、野菜を和えたりと、幅広い料理で活躍してくれます。保存容器は、煮沸かアルコール消毒をした、ふた付きのガラス瓶がおすすめです。
塩麹の作り方
〈冷蔵庫で3〜6ヶ月保存可能〉
材料(作りやすい分量)
米麹(生) 100g
水 100mL(麹がつかる量)
塩 30g
作り方
(1)水を保存容器に入れ、塩を溶かして塩水を作る。
(2)(1)に米麹をほぐして入れる。
(3) ふたをして常温で一晩おく。麹が水面から出ているときは、ひたひたになるまで水(分量外)を足す。
(4) 1日1回スプーンでかき混ぜる。常温で1週間から10日おき、とろみが出たら完成。
しょうゆ麹の作り方
〈冷蔵庫で3ヶ月保存可能〉
材料(作りやすい分量)
米麹(生) 100g
しょうゆ 100mLほど(麹がつかる量)
作り方
(1)米麹を保存容器にほぐし入れ、しょうゆを加える。
(2)ふたをして常温で一晩おく。麹がしょうゆから出ているときは、ひたひたになるまでしょうゆ(分量外)を足す。
(3)1日1回スプーンでかき混ぜる。常温で5日から1週間おき、とろみが出たら完成。
PM5:00 「自然を感じながら、外を散歩する」
公園や神社、街路樹などの木々や花を眺めながらのウォーキングは、代謝アップが期待でき、運動が苦手な人でも始めやすい体を動かす習慣に。そして、大地や自然とのつながりを感じることで、不安や焦りから心身を癒すセラピー「グラウンディング」にもなります。仕事の帰り道に公園をコースに入れたり、一駅歩いてみたりと、自然の息吹を感じながら散歩する時間をルーティーンに加えてみましょう。
1つでも「やってみようかな?」と思うものがあれば、ぜひ暮らしに取り入れてみてください。タイムスケジュール形式で紹介しましたが、ご自身の生活に合わせてアレンジいただいても大丈夫です。前向きなセルフケア習慣で、あなたの毎日がより健やかに、より美しく、輝いていきますようにーー。
※1食品添加物不使用
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NPO法人日本ホリスティックビューティ協会 (セルフケア監修)
女性のカラダと心のケアに的を絞った日本初の啓発団体。ウェルネスプロデューサーの岸紅子氏が代表を務め、セミナーやワークショップ、ホリスティックビューティ検定を通じ、自然治癒力の高め方やセルフケア法を伝えている。