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藤井王将VS羽生九段の‟勝負メシ”。 将棋界の夢の対局を支えた島根県大田市のグルメ!【国民宿舎さんべ荘/島根県大田市】

2023年5月2日

将棋界の夢の対局・「王将戦七番勝負第5局」。
(正式名称:第72期ALSOK杯 王将戦七番勝負 第5局 藤井聡太王将 vs羽生善治九段)

2023年2月25~26日にかけて開かれた世紀の一戦で、藤井聡太王将(20)と羽生善治九段(52)が熱い名勝負を繰り広げました。

この対局を陰から支えたのが、舞台となった『国民宿舎さんべ荘』の‟勝負メシ”

『国民宿舎さんべ荘』 がある島根県大田市は、日本海の海の幸と中国山地の山の幸に恵まれたグルメの宝庫!
それらの食材を厳選して、バラエティ豊かな‟勝負メシ”‟おやつ”が用意されました。

両棋士に選ばれたメニューを中心に、その全貌をレポートします。

※「石見銀山地鶏 チキン南蛮定食」のみ、現在提供していないため非掲載

温泉

令和の若き天才 vs 平成のレジェンドの大一番! それに華を添えた‟勝負メシ”。

「王将戦七番勝負第5局」の舞台は、島根県大田市三瓶町にある『国民宿舎さんべ荘』
名峰「三瓶山(さんべさん)」のふもとにたたずむ、中国地方最大の湧出量を誇る温泉宿です。

「体の芯から温まる!」と評判の天然かけ流しの濁り湯に加え、島根県ならではのグルメも評判。
それらを活かした‟勝負メシ”が、全7品用意されました。

そのうち、今も『国民宿舎さんべ荘』で食べられる6品をご紹介します。

おおち山くじら 猪肉そば  ※藤井聡太王将が2日目にご注文!

おおち山くじら 猪肉そば

香ばしく焼き上げた旨味たっぷりの猪肉を、滋味あふれる「三瓶そば」と共に堪能できる一杯。

猪肉の「おおち山くじら」は、大田市のお隣の美郷町のブランドジビエ。
中国山地を駆け巡ってドングリや山菜をたっぷり食べて育った、極上の猪肉です。

「山くじら」は猪肉の別名で、鮮やかな赤身が鯨肉に似ていることからつきました。
そんな「山くじら」を捕獲→処理→精肉まで町ぐるみでスピード加工しているので、臭みがまったくない豊潤な味わいです。

さらに「三瓶そば」は三瓶エリアの在来種そばで、小粒の実に栄養と旨みがギュッと詰まっています。
野趣あふれながらも上品な味わいの、2つの名食材のコラボレーションです。

三瓶在来種 そば三昧  ※羽生善治九段が1日目にご注文!

三瓶在来種 そば三昧

『国民宿舎さんべ荘』がある三瓶山の麓は、標高約600mの高原地帯。
そんな三瓶山の麓で昔から栽培されてきた、香り高い在来種そばです。

※在来種そばとは:その土地ごとに昔から育てられてきた伝統的なそば。大量生産のために品種改良されたそばよりも、味や香りが濃くて栄養価も高いものが多い
※「三瓶そば」は農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の登録産品です

普通のそばとは明らかに違う香りと旨みは、これを食べるために通い詰めるそば通もいるほど!
その味を引き立てるさまざまな薬味と、カラッと揚がった天ぷらと一緒にいただきます。

三瓶山コシヒカリ わさび飯  ※羽生善治九段が2日目にご注文!

三瓶山コシヒカリ わさび飯

三瓶山の湧水で育ったコシヒカリと、同じく三瓶山の湧水育ちのわさびを薬味に添えたご飯。
さらに三瓶そば・天ぷら・お吸い物がセットになった、ヘルシーなのにボリューミーな定食です。

わさびは丸々1本の生わさびをすりおろして追加することもでき、おろしたての香りは格別!
澄んだ湧水で育てた本わさびは、辛さだけでなく、まろやかな甘みまで感じられます。

お米は三瓶町の志学地区の農家で栽培されたコシヒカリ。
高原の爽やかさが漂う一膳です。

大田の大あなご重  ※藤井聡太王将が1日目にご注文!

大田の大あなご重

『国民宿舎さんべ荘』がある大田市は、海にも近くて新鮮な魚介に恵まれています。

中でも「あなご」は日本一の水揚げ量と品質を誇る名物!
百貨店などのお取り寄せグルメとしても人気です。

江戸前のあなごが約30cmなのに比べて、50cmを超える大物が多く、旨味と脂ノリには定評があります。
そんな「大田の大あなご」を香ばしく蒲焼きにした、贅沢な「大あなご重」です。

ふっくら肉厚の大あなごに、甘辛な特製ダレがよく合います。

しまね和牛ステーキ重

しまね和牛ステーキ重

とろけるような食感の島根産和牛をふんだんに載せたステーキ重。

「しまね和牛」は豊かな自然の中で生まれ育つため、肉質が柔らかく、味わい深いのが特長。5年に一度開かれる「和牛のオリンピック」全国和牛能力共進会で、2度も最高賞を受賞しています。

かつては子牛で出荷されることが多かったため、かの「神戸牛」や「但馬牛」の‟もと牛”(肥育してブランド牛にするための子牛)としても重宝されていました。

そんな極上のブランド牛がたっぷり食べられる、スタミナ満点の一品です。

島根県産豚 カツ丼

島根県産豚 カツ丼

美しい自然と広々とした土地に恵まれた島根県は、きれい好きで繊細な豚を育てるのにも向いています。
だからブランド豚も多々あって、中でも柔らかな肉質と甘味を感じられる、美味しさに定評のある「奥出雲ポーク」を使った「カツ丼」です。

特製だし入り卵でとじているので、とってもジューシーな味わい!
勝負事に縁起の良い、ひと味違う「カツ丼」です。

※『国民宿舎さんべ荘』の宿泊プランには、「奥出雲ポーク」を鍋・せいろ蒸し・陶板焼きなどで食べ尽くせる「孫さんべ会席プラン ~ 奥出雲ポーク会席」もあり!

藤井聡太王将・羽生善治九段が注文したメニュー ‟勝負メシ”全7メニューのうち、両棋士が注文した4メニュー+候補2メニューが『国民宿舎さんべ荘』のレストランで食べられる!

【藤井聡太王将・羽生善治九段が注文したメニュー】
・おおち山くじら 猪肉そば (数量限定) ※藤井聡太王将が2日目にご注文!
・三瓶在来種 そば三昧 ※羽生善治九段が1日目にご注文!
・三瓶山コシヒカリ わさび飯 ※羽生善治九段が2日目にご注文!
・大田の大あなご重 (限定5食) ※藤井聡太王将が1日目にご注文!

どれも三瓶山エリアに旅行したら、ぜひ食べてみたい逸品。
(価格は2023年4月時点のものです)

レストラン レストランはランチやディナーのみのご利用もOK!

天然かけ流しの温泉も日帰り入浴OKなので、三瓶エリアの旅の休憩スポットとしてもおすすめ。

「王将戦」の舞台に泊まる旅はいかが? 高原の名温泉『国民宿舎さんべ荘』の魅力。

「王将戦七番勝負第5局」の舞台となった、『国民宿舎さんべ荘』
源泉かけ流しの赤サビ色の温泉と、これまでご紹介したような地産地消グルメで人気の温泉宿です。

実際に藤井聡太王将と羽生善治九段の対局が行われた部屋は、別館『四季の旅籠』の一室「松虫草」

和室12畳+茶室4畳半+掘り炬燵(冬のみ)の風情あふれるしつらえで、ヒノキ風呂の室内温泉がついています。

松虫草 藤井聡太王将と羽生善治九段が対戦した「松虫草」

過去にも5回、今回と合わせて計6回もの「王将戦」が行われた格調高いお部屋。

『四季の旅籠』は古民家風の離れで、ゆったりした空間に日本の伝統建築の風情が漂います。

リーズナブルに泊まれる本館もあって、予算に応じたお泊りが可能!
「王将戦」の‟勝負メシ”を食べるだけでなく、その舞台に泊まる旅はいかがですか?

レンゲツツジ 別館のお食事処「レンゲツツジ」。

太い天然木の梁が見事で、別館の宿泊客専用のゆったりスペース。

無料休憩所 本館にある無料休憩所。

湯上り後などにくつろげるスペースで、過去の「王将戦」にまつわる書などを展示している必見のスポット!

本館の売店 同じく本館の売店。

「王将戦」の‟おやつ”の一部、「三瓶そばまんじゅう」「桜餅(早春限定)」「ハーブソーダ」が買える!

※「王将戦」の‟おやつ”の全メニューは、近日公開の別記事にて特集

露天風呂 『国民宿舎さんべ荘』の温泉は、中国地方一の湧出量を誇る赤サビ色の濁り湯で、全国的にも珍しい「含鉄泉」。
効能は肌荒れ・冷え性・貧血・月経不順などで、三瓶山の爽快なマウントビューのもとで16種類の露天風呂を楽しめる!

夜は降るような星空が広がり、幻想的なスターウォッチングもできる。

※三瓶山は環境省の「全国星空継続観測」で、平成24年度に「夜空の暗さ日本一」に認定!

国民宿舎さんべ荘

- DATA
藤井王将VS羽生九段の‟勝負メシ”(国民宿舎さんべ荘)

HPhttps://www.sanbesou.jp/
Facebookhttps://www.facebook.com/sanbesou

住所:島根県大田市三瓶町志学2072-1

電話:0854-83-2011

レストラン「アイリス」営業時間:11:30~14:00(LO)/17:30~20:00(LO)
売店 営業時間:7:00~21:00
休日:不定休

取材協力・ 写真提供: 国民宿舎さんべ荘/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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