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【松江水郷祭/松江市】“水の都”松江の夏を熱く彩る、西日本最大級の湖上花火大会。

2019年7月31日

今年2023年の松江水郷祭は
8/5(土)と8/6(日)
に開催予定です。
>詳しくはこちら

城下町・松江に面した広大な宍道湖を舞台に、約1万発もの花火が咲き誇る炎の祭典。付近で催される『湖と緑のフェスタ 松江だんだん』などのイベントとともに、おおいに賑わいをせる。

真夏の夜空に咲き誇る、大輪の炎の花々。

真夏のイベントといえば、花火大会!
この時季 全国各地で催されて、多くの人々で賑わいます。

そんな夏のお楽しみの中でも、特に有名で県外からも客足を集めている花火大会があります。

それは『松江水郷祭(まつえすいごうさい)』。
毎年8月上旬の2日間にわたって、城下町・松江と宍道湖を舞台に色とりどりの炎の華が咲き乱れます。

松江市が「市政施行130周年」を迎える今年は、いっそう盛大に催される予定。
初日の8月3日(土)は1万発、2日目の8月4日(日)は3千発の花火が打ち上げられて、より華やかな光景が見られます。

光と炎と水が織り成す、夏の夜の幻想的な祭典。

2019年の花火の打ち上げスケジュールは、以下の通りです。

<2019 松江水郷祭 湖上花火大会>
●8月3日(土)20:00~21:00(60分間)/打上総数10,000発
『松江水郷祭』名物・水中花火や斜め打ち込み花火が織り成す「水郷賛歌(20:55頃)」をはじめ、今回初登場となる大スターマイン「花の女神フローラ(20:22頃)」、左右非対称で競い合う「風神・雷神(20:34頃)」、宍道湖を黄金色に染め上げる圧巻のフィナーレ黄金の大瀑布「神々の花火(20:57頃)」など、壮麗かつ大迫力の花火が宍道湖の夜空にきらめきます。

●8月4日(日)20:00~20:20(20分間)/打上総数3,000発
全国各地から集められた約3,000種類の花火の中から、美しさと技術に優れたものを厳選。山陰最多種類の花火を、初日の迫力とは一味違ったゆったりした余韻と風情で鑑賞できます。

2日間に渡って種類や演出を変えて打ち上げられる花火は壮観の一言!
ほかにも「連続斜め打ち」や「尺玉連発」など、趣向を凝らした花火が多数見られます。

なお、花火は島根県立美術館近くの「白潟公園」の沖、宍道湖に浮かべられた2隻の台船から打ち上げられるため、宍道湖の東岸沿いなら広いエリアで鑑賞できます。
(国道9号~宍道湖大橋~末次公園~千鳥南公園~松江しんじ湖温泉~国道431号)

空に打ち上げられた花火が宍道湖の湖面に映り、二重の華やかさを見せる。“湖上花火大会”ならではの絶景に目が釘付け!

当日は交通規制や電車・バスの臨時便が出るなど、交通事情が大きく変わる。上の「交通規制図」や公式HPの情報をよくチェックして、車で訪れる人は「歩行者用道路」に迷い込まないようにしよう。

どうやって行って、どこで観る? 初心者必見の「松江水郷祭」マニュアル

『松江水郷祭』の湖上花火大会は、とにかく混雑します。
当日は松江市民でも帰宅困難になるほどなので、事前にどうやって行き、どこの鑑賞スポットで観るのかを、しっかり決めておきましょう。

地元民オススメの鑑賞スポットと穴場スポットはこちら!

1.宍道湖大橋

宍道湖に面した国道9号の一部で、松江市の南部と北部をつなぐ大動脈です。ここが当日は「歩行者用道路」となるので、橋の上から花火を眺められます。
そのため橋の上や付近は大変混雑しますが、手前に見える

2.「白潟公園」(上の画像の手前・木が生えている部分)

は、絶好の鑑賞スポット!
公園内に「有料観覧席」も設けられるので、確実に特等席をゲットしたいなら、こちらを事前に申し込むのがオススメです。
「有料観覧席」の申し込み方法は松江商工会議所のHPを参照のこと)

なお、その他の「白潟公園」内のエリアは、早めの時間帯(当日の日の出~午前7時頃まで)に行けば、ビニールシートで場所取りができます。
午後からの場所とりはやや難しいかもしれません。

3.クラフトビアフェス松江水郷祭2019

「白潟公園」内で湖上花火大会と同時開催される、30種類もの地ビールが飲めるビアガーデンです。
これが、実は穴場の鑑賞スポット。
「宍道湖大橋」の南詰め・東側(宍道湖に面していない側)の三角州が会場なので、ビールを片手に花火を鑑賞できます。
※有料/前売り券・当日券の両方が有

4.岸公園

島根県立美術館の奥・宍道湖側に広がる芝生と彫刻が美しい公園です。
島根県立美術館にバスが停車するので交通も便利ですが、美術館の駐車場は『松江水郷祭』の当日は様々に規制されるので、美術館のHPの「お知らせ」をよくチェックしましょう。

5.「宍道湖夕日スポット」(島根県立美術館の約350km手前、国道9号沿い)

普段は“日本の夕日百選”に選ばれた、宍道湖に沈む夕日が観られる絶景スポット。
湖に面した湖岸が階段状に整備されていますが、ここが『松江水郷祭』でも絶好の鑑賞スポットとなります!
この場所を含む

6.「袖師(そでし)公園」

は、『松江水郷祭』の穴場スポットとして有名で、比較的ゆったりと花火を鑑賞できます。
ただし付近に駐車場が少なく、駅からも遠いため、交通手段(主にバス)や駐車場からの距離をよく調べてから行きましょう。
※臨時駐車場(8月3日のみ設置)からの無料シャトルバスは「袖師公園」の付近に到着します

「袖師公園」の目印となる「袖師地蔵」。宍道湖に映える夕日が絶景なので、花火の待ち時間に眺めるのもオススメ。

7.「松江しんじ湖温泉

国道9号を「袖師公園」を通り過ぎて松江市街地方面へと進み、「宍道湖大橋」を渡った対岸の左側にある温泉街です(写真は対岸(「袖師公園」側)からの眺め)。

その名のとおり、宍道湖に面したレイクビューのホテルが多数。レイクビューの客室に泊まれば、人混みとは無縁の優雅な花火鑑賞ができます。
ただし予約は1年前から埋まり始めるという激戦ぶり! 十分に余裕をもって予約しましょう。

その他にも、宍道湖の東岸沿いエリア(国道9号~宍道湖大橋~末次公園~千鳥南公園~松江しんじ湖温泉~国道431号)に多数の鑑賞スポットがあります。

交通事情や行き方を調べた上で、穴場スポットを探してみてください。

『松江水郷祭』の道路状況や渋滞レベルは?

車で行かれる方は、道路・駐車場ともに非常に混雑するので、十分な下調べと覚悟をしてから挑みましょう。

特に駐車場は、臨時駐車場(2019年は8月3日のみの設置)・付近の有料駐車場・開放されている公共施設等の駐車場のいずれも大混雑します。
早めに車を停めるのはもちろん、出庫の時間にも十分余裕をもっておきましょう。

特に国道9号付近の駐車場は、道路の大渋滞も相まって「駐車場から出られたのが23時頃だった」という経験談も珍しくありません。トイレや水分補給をしっかり済ませておきましょう。

宍道湖に浮かぶ「嫁が島」に映える花火。盆栽のような優美な松並木が、花火の美しさに一層の風情を添える。

公共交通機関(電車・バス)の増便について

なお、公共交通機関は電車もバスも増便されます。
駐車の苦労や道路の渋滞を避けたい方は、なるべくこれらを利用するのがオススメです。

<電車・バスの運行元>
・JR松江駅
・一畑電鉄
・松江市営バス
※電車は往復切符を先に買っておくと、切符売り場での待ち時間を短縮できます

花火の打ち上げ前の朝~夕方も、美しい宍道湖を眺めながら多数のイベントが楽しめる。

同時開催のイベントも多数! 昼も夜もお祭り気分。

『松江水郷祭』のお楽しみは、盛大な花火だけではありません。
以下の多数のイベントが同時に開催されるので、ぜひ一緒に楽しみましょう。

湖と緑のフェスタ 松江だんだん
開催日時:8月3日 14:30~22:00頃 / 8月4日 15:00~20:00頃
会場:松江市役所駐車場

アーティストのライヴやFMの公開生放送等が行われる「野外ステージ」、イベント満載の「テント村」、素敵な品々が当たる「大抽選会」など、盛りだくさんのフェスタ。

●クラフトビアフェス松江水郷祭2019
開催日時:8月3日 15:00~22:00 / 8月4日 11:00~21:00
会場:白潟公園(宍道湖大橋の南詰め東側の三角州)

島根・鳥取の6社のクラフトビール醸造所によるビアガーデン。
樽生の地ビールを約30種類も飲み比べられます。

●TSKエリ8祭り
開催日時:8月3日 9:30~17:00 / 8月4日 10:00~16:00
会場:TSK山陰中央テレビ本社 (臨時駐車場2ヶ所あり)

ウォータースライダーやボート体験など、水のレジャーが満載の「ウォーターゾーン」、山陰のうまいものが多数集う「グルメゾーン」、昔懐かしい夜店が並ぶ「チャリティー縁日」、山陰中央テレビの「スタジオ見学&写真撮影」など、楽しい催しが満載!
芸能人によるステージイベントや、特別番組の収録も行われます。

●京店カラコロサマーフェスタ
開催日時:8月2日・3日・4日の17:00~22:00
会場:松江京店商店街

松江の中心部にある商店街を舞台に、サーカスやライブ等のイベントが行われます。

夜も壮麗な花火を背景に、多数のイベントが楽しめる。

長い歴史を未来につなげるために。

このように、毎年盛大に催されている『松江水郷祭』ですが、その由来は宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島に祀られている『竹生島(ちくぶじま)神社』の例大祭でした。

これを『水郷祭』と呼ぶようになったのは、昭和4年から。
“水の都・松江”を象徴する新たな観光行事とするために、舟のレースや仮装舟行列、安来節大会、商店街の大売り出し、そして今に受け継がれている湖上花火大会などを催して、年々華やかに、規模を大きくしていったのです。

盛大かつ壮麗な『松江水郷祭』は、松江と宍道湖を愛する松江の人々の努力の賜物。今後も存続させていくために、主催の「松江商工会議所」では、一般からの寄付を募っています(一般からの寄付は1口1,000円~)。

素晴らしい花火と真夏のお祭りを楽しんだ後は、心ばかりのお礼をするのも一興。
末永く続いていって欲しいお祭りです。

- DATA
2019松江水郷祭

https://www.facebook.com/matsuesuigousai/

<開催期間>
8月3日(土)14:00頃~22:00頃(花火は20:00~21:00/約1万発)
8月4日(日)14:00頃~21:00頃(花火は20:00~20:20/約3千発)
※花火は多少の雨なら打ち上げ決行
※荒天の場合は、3日の花火を4日に順延(4日の花火の振替日は未定)
※当日は交通規制が行われるため、公共交通機関(電車・バス)でのご来場を推奨します


<開催場所>
島根県松江市の以下のエリア
・宍道湖東側周辺
・末次公園
・白潟公園(松江市末次町・灘町)

<お問い合わせ>
0852-32-0504(松江水郷祭推進会議/松江商工会議所内)

取材協力・ 写真提供: 松江水郷祭推進会議/松江商工会議所/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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