「牛乳ってこんなに美味しくて自然な味なんだ!」
そう気づかせてくれる、酪農家が牛の食べる牧草づくりからこだわった、鳥取県産の美味しい牛乳。
「良い牛乳は良い生乳(せいにゅう/牛乳の原料となる、牛から搾ったままの原乳)からできる」をモットーに、安全・安心な牛乳づくりに努めている。
~ 目次 ~
酪農家がすべてに責任をもって、美味しい牛乳をお届け!
子どもの頃から、誰もが慣れ親しんできた牛乳。
家で、学校で、たくさんの想い出とともに飲んできた、という人は多いのではないでしょうか。
そんな牛乳を「より美味しく、安全に作りたい」と真剣に取り組んでいるブランドがあります。
鳥取県の「白バラ牛乳」。
鳥取県の酪農家たちが、「生乳に優る牛乳は出来得ない」というポリシーで、「白の一滴、心の一滴」をキャッチコピーにお届け。
牛が暮らし、牧草が育つ「土づくり」。
牛乳の栄養と味を決める「草づくり」。
そして何より、健康で元気な「牛づくり」の3要素を守りながら、自然いっぱいの鳥取県で安全でおいしい牛乳づくりに励んでいます。
極上の牛乳を酪農家の心と共にお届け。
「白バラ牛乳」には、以下のような優れた特長があります。
・鳥取県産の生乳だけを使用
・生産・加工・販売まで、牛乳を作るすべての過程を鳥取県の酪農家たち出資のもと手がけている
・高度で厳しい品質管理
これらの全てが、美味しい牛乳を新鮮なままでお届けするためのこだわりです。
さらに「白バラ牛乳」には、まだまだ優れたポイントがあります。
①牛から搾って工場でパック詰めするまで、驚きのスピーディーさ!
手間ひまかけて、心をこめて育てた牛から搾った生乳も、牛乳に加工するまでに時間がかかりすぎると、鮮度や美味しさが大きく損なわれてしまいます。
『白バラ牛乳』は、その時間差をスピーディーな輸送と作業で大幅に短縮!
鳥取県内の牧場で搾られた生乳を、わずか6時間以内に工場に運んで検査・製品化しています。
②「良質な土づくり・安全な草づくり・健康な牛づくり」の3つのポリシーを厳守
さらに欠かせないのが、質の良い生乳、ひいては牛乳を作るための、これらの3要素です。
牛と牛乳を知り尽くした技術者25名が、365日、昼夜を問わず「土づくり・草づくり・牛の育て方」を支援。酪農家を陰に日なたにサポートして、一緒においしい牛乳づくりに励んでいます。
これは全国的にもとても珍しい体制で、牛にも人にもやさしい独自の仕組みです。
③数値で実証! 全国一位の「乳質」。
こうしたこだわりの生産体制で作られた「白バラ牛乳」は、全国トップクラスの品質を誇ります。
中でも宅配だけで買える「厳選大山牧場」と「特選白バラ牛乳」は、『全国農協乳業協会』の“生乳鮮度重視推奨制度”を高いレベルでクリア。「生乳」「乳質管理」「製造管理」の3つの基準を満たし、「生乳鮮度重視牛乳」に認定されています。
このように、日本の牛乳の衛生基準を大幅に上回る安全性でその質の高さを証明しています。
「全国トップクラスの乳質」を誇る『白バラ牛乳』は、とことん鮮度を重視。
・鳥取県内の生乳を100%使用
・牧場から工場まで、6時間以内で直接 輸送
・牧場から生乳を毎日 集荷
・牛乳に加工する工場はFSSC22000(食品安全のマネジメントシステム)の認証取得済
こうした鮮度へのこだわりのため、大阪から東ではあまり売られていない。それだけ地産地消の牛乳で、生鮮食品としての牛乳を大切にしている。
※写真は「ギフトミルクAセット」
バリエーション豊かな牛乳から、乳製品・お菓子まで販売!
こうした良質な牛乳からは、たくさんの商品が生まれます。
ベーシックな牛乳とそのフレーバー商品はもちろん、バター・ヨーグルト・お菓子・アイスクリーム、はてはそれらをモチーフにしたキュートな『白バラグッズ』まで展開しています。
●白バラコーヒー
鳥取県産生乳を70%使用した、香り豊かなコーヒー牛乳です。
「白バラ牛乳」と並ぶ『大山乳業農協』の看板商品として、西日本を中心に愛飲されています。
●大山バター
「白バラ牛乳」と同じ鳥取県産の生乳をたっぷり使い、“チャーン製法”で丹念に練り上げたバターです。
※チャーン製法:牛乳から作った生クリームを乳酸発酵させて、少しずつ時間をかけて練り上げる昔ながらのバターの作り方
豊かな風味と口当たりのなめらかさが特徴で、トースト・料理・お菓子など、様々に活用できます。大量生産のバターとはひと味もふた味も違うコクは、料理をよりグレードアップさせてくれます。
●白バラグッズ
「白バラ牛乳」や「白バラコーヒー」のパッケージをモチーフにした可愛いグッズ。SNSなどで人気を呼んで、すっかり鳥取県の“ご当地みやげ”として定着しました。
種類はキーホルダー・文具・エプロン・ブランケットなどで、特に牛乳パックをそのまま巨大化させたような「ビッグクッション」はインパクト大!
※クッションは限定商品で現在品切れ中
鳥取県の空港・駅の売店・書店・雑貨店などで買うことができます。
美味しい「白バラ牛乳」は、健康な牛から生まれる。
『大山乳業農協』は、スタート当時から「乳質(生乳の品質)」を向上させる取り組みを行っています。
そのひとつが「牛群検定」の推奨。
これはわかりやすく言うと“牛の健康診断”で、一頭ごとに毎月 生乳のサンプルを検査して、乳量(一頭の牛から搾れる牛乳の量)や、その成分のデータを分析して、飼料(エサ)や繁殖の改善に役立てています。
すべての乳牛を誕生から引退まで見守って、その繁殖・産乳記録・生乳の成分などのデータを収集。こうして徹底的に牛の健康管理を行っています。
『大山乳業農協』と「白バラ牛乳」の始まりの物語。
昭和21(1946)年、当時、酪農家たちは大手メーカーに牛から搾った生乳を買い叩かれて、とても弱い立場に置かれていました。
そんな中で、鳥取県中部の酪農家32名が団結し、「農民自身が資金を出して、牛乳の生産・処理・加工・販売の全てを行う」ことを宣言。酪農家の利益を守りながら“健全な牛乳づくり”に取り組むために、『大山乳業農協』の前身の『伯耆(ほうき/鳥取県西部の古名)酪農組合』を設立しました。
そして5年後の昭和26(1951)年に、“白バラ”の商標を登録。それから今に至るまで、この“白バラ”と「白バラ牛乳」は『大山乳業農協』のシンボルとして知られています。
その後も鳥取県内の酪農組合と次々に合併し、平成15(2003)年には、県内の全ての酪農家が加盟。
全国的にもまれな“一県一生産 組織”かつ、自前の処理工場を持った酪農専門の農協となりました。
そんな『大山乳業農協』は、来年2021年に創立75周年を迎えます。
看板商品の「白バラ牛乳」はもちろん、他のメーカーとのコラボ商品、鳥取県の学生たちとの共同開発商品など、牛乳づくりのポリシーを守りながら新たなチャレンジを続けていくそうです。
手間と時間をゆっくりかけて、「牛乳をもっと美味しくしたい」という想いをこめて、丁寧にお届け。
酪農家のこだわりが詰まった、素朴で極上の牛乳を味わってみてください。
- DATA
白バラ牛乳(大山乳業農業協同組合)
HP:https://dainyu.or.jp/
オンラインショップ:https://cowyshop.jp/
住所:鳥取県東伯郡琴浦町大字保37-1
電話:0858-52-2211
休日:日曜
取材協力・
写真提供:
大山乳業農業協同組合/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)