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1300年の歴史を誇る美肌の名湯・「出雲湯村温泉」に癒される、山峡の里山リゾート!【国民宿舎 清嵐荘/島根県雲南市】

2020年12月3日

「出雲國風土記」に‟万病が消える薬湯”と記された「出雲湯村温泉」に建つ、リゾート風の温泉宿。
奈良時代からずっと変わらない効能豊かなお湯が湧き出る地で、癒しと安らぎに包まれます。

出雲平野を潤す斐伊川の清流の川辺で、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、里山らしいのどかな風景が出迎えてくれます。

奥出雲の山峡にたたずむ、情緒あふれる閑静な温泉宿。

JR出雲市駅から、車で約1時間。
のどかな山と川に囲まれた里山に、『清嵐荘』はあります。

まさに‟日本の原風景”と呼びたくなる、郷愁を誘う景色。
ここは奈良時代に編さんされた「出雲國風土記」に「漆仁(しつに)の川辺に薬湯あり」と記された歴史ある湯治場で、1300年以上の歴史を持ちます。

さらに「一たび湯浴みすればすなわち身体和らぎ、再びすすげばすなわち万病消える」とも記されていて、古くから効能豊かな温泉として有名でした。

そんな歴史ある温泉地に建つ、里山リゾートな宿です。

2019年11月にリニューアルしたばかりで、建物もお風呂もピカピカ!
客室・ロビー・休憩スペースのどこからでも、ヤマタノオロチ神話の舞台になった里山の景色がよく見える。

効能豊かな「漆仁の湯」だけでなく、浴室や風景といったロケーションも魅力。
内湯・露天風呂ともに情緒たっぷりで、日が高いうちの景色も夜闇の静寂も癒される。
(写真は露天風呂)

『清嵐荘』の目の前には、中国山地から出雲平野をへて日本海まで流れ出る一級河川・斐伊川(ひいかわ)がある。
この流域には出雲神話の「ヤマタノオロチ伝承地」が数多くあり、それを巡る旅行の拠点にも便利。

温泉 ~ 美肌と健康の名湯を、泊まりでも日帰りでも楽しんで ~

『清嵐荘』がある「出雲湯村温泉」は、古来から‟美肌の湯”として有名でした。

泉質は「アルカリ性単純泉低緩和温泉」で、温度は誰もが入りやすい43度。
無味無臭の柔らかなお湯で、肌ざわりはトロトロです。
ゆっくり浸かると体の芯から温まり、お肌がツルツル・スベスベになります。

この‟美肌の湯”を堪能してもらうために、『清嵐荘』には男女別の大浴場と露天風呂、そして桶風呂があります。

大浴場は奥出雲にある古代の製鉄所・「たたら場」と、出雲神話の「ヤマタノオロチ」がテーマ。その雰囲気たっぷりの空間も魅力です。

貸切できる家族風呂も2つあって、ご家族・グループ・カップルだけでゆったり過ごすこともできます。

「出雲湯村温泉」の効能は、神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進など、盛りだくさん!
日帰り入浴もできて、ハンドタオル・バスタオル(レンタル)も有料で用意されている。
(写真は家族風呂)

食事 ~ 東京や大阪の一流店が買い求める奥出雲の食材がたっぷり! ~

『清嵐荘』の魅力は、この‟美肌の湯”だけではありません。
奥出雲は東京や大阪の一流店が買い求める極上の食材でも有名で、これらをたっぷり使った食事を楽しめます。

夕食は湧き水や清流で育ったトラウトサーモンの仲間・奥出雲サーモンやヤマメなど、季節の地元食材が満載の会席料理。
特に島根のブランド牛・奥出雲和牛が食べられる「奥出雲和牛会席」が人気です。
※夕食は予約時にプランを選択

また、『清嵐荘』を営む株式会社吉田ふるさと村は、「元祖たまごかけごはん専用醤油 おたまはん」を開発・製造している会社です。
そのため朝食は「たまごかけごはん」にこだわっています。

「たまごかけごはん」に合う様々なトッピングと、自慢の専用醤油・「おたまはん」で楽しみましょう。

日本全国にTKGブームを巻き起こした日本初のたまごかけごはん専用醤油・「おたまはん」。
『清嵐荘』のフロントでお土産に買うこともできる。

毎年10月の最終日曜日には、TKGの更なる普及のために「日本たまごかけごはんシンポジウム」を開催。
※16回目を迎えた2020年は、10月25日(日)に『清嵐荘』を会場にリモートで開催済
これを期に、過去の「日本たまごかけごはんシンポジウム」で最優秀や特別賞に選ばれたレシピ(トッピング)を朝食に出している。

朝食の例。自慢の「たまごかけごはん」を中心に、体とお腹にやさしい昔ながらの里山のメニュー。

夕食の例。肉・魚・野菜・果物まで採れる食材の宝庫・奥出雲の旬の味覚がたっぷり!
各旅行サイトのレビューでも評価が高い。
奥出雲は東日本の新潟に対して‟西の横綱”と称されるお米の名産地でもあるので、粘りと甘みに富んだごはんも好評。

夕食で選択できる「奥出雲和牛会席」。
赤身は旨みが濃厚で、脂はアッサリしている食べやすくてヘルシーなご当地和牛。
百数十年もの歴史があり、奥出雲で生まれ育った黒毛和牛の子牛を、JA雲南の直営牧場で、定められた飼料で育てた牛だけが認められる。

客室は全24室で、すべてにトイレ・洗面所を完備。
和洋室12室・和室6室、洋室6室のうち、半分に内風呂があってゆったり過ごせる。

体験 ~ 島根の‟神話のふるさと”で遊べるオプショナル・プラン! ~

『清嵐荘』のまわりには、のどかな自然と名所がたくさんあります。
そこで存分に遊べるオプショナル・プランも、2つ用意されています。

どちらも昼食付きで、ランチのための移動を気にせずに遊べて便利!
景色バツグンの牧場と、優雅な日本庭園が舞台です。
※どちらも数日前に要予約

●牧場体験プラン

『清嵐荘』から車で約20分の「ダムの見える牧場」で、バター作りとピクニックを楽しめるプラン!
手作りバターが出来たら、牧場の朝搾り牛乳と特製の白パンを持って、壮大なダム湖に面した丘でピクニック!
『清嵐荘』のチェックアウト後~お昼過ぎまで楽しめます。

●回遊式日本庭園散策・流しそうめん&BBQ

樹齢数百年の巨木・巨石・滝・池などがある『石照庭園』で、流しそうめんかバーベキューの昼食を楽しめるプラン。

春から初夏にかけてが特にオススメで、1万株のシャクナゲや400種の花ショウブなどが咲き誇ります。
夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の表情もきれい。
総面積2ヘクタールの回遊式庭園で、癒しのひとときを過ごせます。
※昼食は選択可(BBQ または 流しそうめん)

その他にも、『清嵐荘』のまわりには以下のような見どころがあります。

●菅谷たたら高殿 (車で約20分)

スタジオジブリのアニメ・「もののけ姫」の「たたら場」のモチーフにもなったとも言われている、日本古来の「たたら製鉄」の製鉄工場です。

ここは日本に唯一現存する「たたら場」の遺構で、国の「重要有形民俗文化財」に指定されています。
美しくしなやかな日本刀は、この「たたら製鉄」で作られる「玉鋼」でしか打てない、と言われています。

●吉田町の町並み

「たたら製鉄」の産業で栄えた、山里の古都。
石畳の歩道に歴史的な建築が建ち並び、かつて山林王と呼ばれた田部家の土蔵群などが見られます。

●ヤマタノオロチ伝承地

スサノオノミコトが八本首の大蛇・ヤマタノオロチを退治した神話の名所群。
松江自動車道・三刀屋木次ICから『清嵐荘』まで至る雲南市内に、10数ヵ所が点在しています。

詳しい場所は、道の駅などでもらえる観光マップや、雲南市の観光情報サイト「うんなん旅ネット 」に書かれています。
(写真は須我神社)

自然豊かな奥出雲で、こんこんと湧き出る‟美肌の湯”に癒されて、古代から連綿と続く歴史に触れる休日。
都会の喧騒と日頃の疲れを忘れて、島根のゆったり時間にひたってみてはいかがですか?

古代から人々を癒し続けてきた‟美肌の湯”と、奥出雲の滋味あふれる料理を楽しんだ後は、歴史ロマンあふれる出雲神話の名所めぐりへ!
大人の休日にふさわしい、里山の温泉リゾート。

- DATA
出雲湯村温泉 国民宿舎 清嵐荘

HPhttps://www.seiranso.jp/
住所:島根県雲南市吉田町川手161-4

電話:0854-75-0031
休日:不定休
料金:1名 9,900円(税込)~(1泊2食・2名1室利用の場合)
※別途、入湯税が大人1名につき150円かかります

取材協力・ 写真提供: 国民宿舎 清嵐荘/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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