2024年の干支は辰(龍)!
龍にまつわるお寺で開運を願ってみませんか?
鳥取県琴浦町は、日本海と大山に囲まれた美しい町。
ここにたたずむ『清元院(せいげんいん)』には、江戸時代に描かれた龍の天井画があります。
日本一長い龍の彫刻が見られる「神崎神社」もあって、縁起の良い「琴浦 開運昇龍めぐり」を楽しめます。
【清元院】
住所: 鳥取県東伯郡琴浦町宮木57
電話:0858-55-7063
参拝時間:9:30~16:30
駐車場:あり
【神﨑神社】の記事はコチラ→
~ 目次 ~
清元院の魅力 ~壮麗な絵画に彩られた古刹~
『清元院』があるのは、大山(だいせん)の北東、標高615mの船上山のふもと。
かつて山岳仏教が栄えた時代、大山や三徳山と共に「伯耆三嶺(ほうきさんみね)」と呼ばれて崇められていた山です。
そんな聖地のお膝元だけあって、なんとも格調高いたたずまい!
謎の絵師・玉雲斎による龍の天井画が、さらにそのムードを高めています。
江戸時代後期に描かれたこの天井画は、「龍渓図」という名の水墨画。
「龍は雲を呼び雨を降らす」という伝説にちなんで、「お参りした人々に法雨(雨が万物を潤すように、仏様の慈悲があまねく衆生を救うこと)が降りそそぎますように」という願いを込めて描かれたそうです。
元は白木に墨で書かれた白黒の絵でしたが、百数十年の歳月を経て、淡い色彩がついているように見えます。
写真では少し分かりづらいので、ぜひ実物を見に訪れてみてください。
天井画がある『清元院』の本堂には、32枚の天井格子絵もあります。
こちらは作者不詳ながらも、蓮の花・牡丹・孔雀・雷神・麒麟などが生き生きと描かれた素晴らしい芸術品!
龍の天井画と同じく江戸時代後期の作で、今も鮮やかな色彩を保っています。
そして『清元院』の御本尊は、お釈迦様を中心とした釈迦三尊です。
※釈迦三尊とは:お釈迦様(釈迦牟尼仏)を中尊(信仰の中心)として、脇侍(かたわらに控える像)の文殊菩薩を右に、普賢菩薩を左に配した三体の像
御本尊の三体は『清元院』が開山した室町時代中期の作で、台座や光背(こうはい:後光をかたどった部分)は江戸時代中期の作という歴史ある仏像です。
『清元院』の御朱印(写真左)。
辰年にちなんだ令和6年版の御朱印で、本堂にお参りした後に住職さんに授与していただけます。
同じ琴浦町内の「神崎神社」の御朱印(写真右)もいただけば、とっても縁起の良い「琴浦 開運昇龍めぐり」の御朱印帳が完成!
※「2024琴浦 開運昇龍めぐり」の特製御朱印帳は、清元院または神崎神社で御朱印を授かった方に無料配布中
清元院の見どころ ~ 江戸時代の建築と貴重な庭園 ~
『清元院』には、本堂のほかにもたくさんの見どころがあります。
歴史を感じる重厚な山門は、少なくとも江戸後期より前のもの(建築年代不詳)。
茶道に造詣が深かった先代の住職さんが設計した茶庭や、昭和後期に数寄屋大工が建てた茶室、平成初期に改築された書院や位牌堂など、すべて今も現役です。
中でも見逃せないのは、文化的にも貴重な庭園。
本堂にお参りした後に、ぜひ立ち寄ってみましょう。
庭園「古流・学問の庭」
春は岩藤の花が咲き、夏は新緑、秋は苔庭にツワブキの黄色い花が映える小さな庭園です。
鳥取県で唯一の方池(ほうち:長方形の池)がある、日本庭園としてはとても珍しい造り!
方池のルーツは古代インドで、日本には飛鳥時代に仏教とともに伝わりました。
日本では藩校などの学び舎に設けられることが多く、『清元院』が江戸時代は寺子屋、明治時代は小学校を兼ねていたことに由来しているようです。
方池がある庭園は、日本では奈良県明日香村の島床遺跡のほか、わずか5つほど。
現存する日本庭園としては大変貴重なものです。
そのため「世界一の狭小庭園」と評されていて、庭園研究家の青木清輝氏に「古流・学問の庭」と名付けられました。
菜の花畑・コスモス畑
『清元院』の山門前には春は菜の花、秋はコスモスが咲き乱れます。
駐車場にベンチが設置されていて、ゆったり座って鑑賞できます。
人気の映えスポットで、近くにそびえる山々をバックにした景色はとても壮大!
地元の人々が耕作放棄地に種をまいている、昔ながらの地域コミュニティのたまものです。
(見ごろ:菜の花4月下旬~5月初旬/コスモス10月下旬〜11月上旬)
※種まきの時季によって前後します
清元院の体験メニュー ~お寺ヨガ&カフェなど~
『清元院』では気軽に参加できる体験メニューをたくさん開催しています。
写経・座禅・法話といった昔ながらの仏教体験から、お寺ヨガ&カフェなどのオシャレなイベントまで盛りだくさん!
月に一度の写経・写仏・切り仏(仏様の切り絵)の会や、年に2回のお地蔵様づくり教室(写真上)は、日本の伝統を学べて子連れ 体験にもおすすめです。
女性講師による「お寺ヨガ」は、静かな夜の本堂でヨガに没頭できて女性に人気!
龍の天井画の下で体をほぐせば、健康のご利益があるかも?
ヨガなどの体験メニューの後は、心尽くしのドリンクとデザートをいただける「お寺カフェ」で一服できます。
※「お寺カフェ」がつかない体験メニューもあり
格調高い書院で住職さんやヨガ講師、一緒に参加した人々との会話を楽しめば、日頃のストレスや悩みも溶け消えるかも?
「お寺カフェ」の会場の書院。
落ち着いた調度とわびさびたっぷりの庭園の景色に癒される!
さらにお寺の建物の見学や、船上山のガイドといった観光ガイドもOK。
※一部は要予約
体験メニューの情報やお問い合わせは、『清元院』のホームページとSNS、電話から受け付けています。
檀家さんだけでなく、鳥取県の内外からたくさんの人々が訪れる『清元院』。
そのモットーは「仏教は生きている人のためにある」。
誰でも気軽に訪れて癒される場で、さまざまな体験メニューを楽しめます。
(お地蔵様作り教室)
清元院の歴史 ~室町時代から続くいこいの場~
『清元院』の始まりは室町時代。
備前(岡山県東部)から来た武将・池田七郎定久が『清元院』の西にある大仏山に城を築き、その落城後に、命を落とした家来の霊を弔うために建立しました。
その後、山陰地方に初めてできた曹洞宗のお寺「退休寺」から僧を迎えて、現代まで続いています。
江戸時代は寺子屋として、明治時代は小学校として、地域の学び舎にもなった親しみあふれる「お寺さん」。
そんな歴史を受け継ぎ、現在の住職の第17世・井上さんご夫妻とてもフレンドリー!
気軽にお参りして、縁起の良い龍を拝んでみませんか?
『清元院』の南西にそびえる船上山(標高615m)。
山頂が平らな珍しい山で、南には標高1000m級の山々が連なって、それが大山までつながっています。
春は桜、夏はキャンプや登山、秋は紅葉狩りが楽しめるアウトドアスポット。
東・西・北側は高さ100m以上の断崖絶壁で、南側には落差90m~109mの「千丈滝」があります。
東側は「屏風岩」と呼ばれる幅600mの絶壁で、その突端から崖下を望める「千丈のぞき」など、絶景スポットも豊富!
(清元院から車で約5分)
『清元院』とあわせてお参りしたい「神崎神社」。
日本一長い龍の彫刻があるパワースポットで、日光東照宮の流れをくむ彫刻はとても見事!
毎年7月27~28日には盛大な例大祭「波止(はと)のまつり」が開かれます。
「神崎神社」の龍の彫刻。
全長16mもあって迫力満点!
「この龍の真下で祈れば願いが叶う」と言い伝えられているパワースポットです。
『清元院』があるのは、雪がよく降る大山の近く。
雪景色は風情たっぷりだけど、12月~3月初旬ごろは天気予報と服装にお気をつけて!
※冬に車でお参りする場合は、清元院に除雪状況をご確認ください
- DATA
曹洞宗 清元院
HP:https://seigenin.org/
Facebook:https://www.facebook.com/dairyouzan.seigenin/
住所:鳥取県東伯郡琴浦町宮木57
電話:0858-55-7063
参拝時間:9:30~16:30
駐車場:あり
※朝早くから雪が積もった場合、除雪に時間がかかることがあります
※冬に車で参拝される場合は、清元院に除雪状況をご確認ください
- DATA
2024 辰年 琴浦開運昇龍めぐり
HP:https://www.kotoura-kankou.com/dragons/
住所:鳥取県東伯郡琴浦町別所1030-1(琴浦町観光協会)
お問い合わせ:0858-55-7811(琴浦町観光協会)
営業時間:9:00~17:15
取材協力・
写真提供:
清元院・琴浦町観光協会/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)
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