今や国民食となったTKG=卵かけご飯ブームに火をつけた、「卵かけご飯専用醤油」。
島根県1の卵の生産地・雲南市(うんなんし)で、卵かけご飯にピッタリ合う醤油をとことん追求!
日本の東西の好みに合わせた関西風・関東風の2種類をメインに、原材料は厳選した国産のみを使用。余計な食品添加物は一切不使用でヘルシーに仕上げている。
~ 目次 ~
「卵かけご飯」ブームの立役者! みんな大好きTKGのお供。
TKGこと卵かけご飯。
誰もが知っている日本の国民食ですが、それだけに味の決め手になる醤油にはこだわりたいものです。
そんな卵かけご飯の「専用醤油」として、一大ブームを巻き起こしたのが、この「おたまはん」。十人十色・千差万別のスタイルがあるTKGの美味しさを、厳選した原料でより引き立ててくれます。
類似品は数あれど、丁寧な手作りと無添加で元祖の貫禄を発揮!
『おたまはん』が発売されたのは、18年前の2002年。当時は「卵かけご飯専用醤油」は他になく、画期的な新商品として脚光を浴びました。
そして製造元の「株式会社吉田ふるさと村」のポリシーは、『おたまはん』に限らず「なるべく地元の島根県産と国産の原料を使う」こと。そのため食品添加物は一切無添加で、そんなナチュラルかつヘルシーな点も人気を呼びました。
「その後、他社さんからも類似商品が続々と発売されましたが、素材の良さでは決して負けないという自負があります」とのこと。
原材料のベースは国産の丸大豆醤油で、吉田町の隣にある奥出雲町の「森田醤油」製。こちらの原料も国産丸大豆・国産小麦・天日塩だけというこだわりようで、さらに「米一升・みりん一升」という伝統的な製法で造られた愛知県の三州三河みりんでほど良い甘みを加えています。
そして鹿児島県産のかつおだしで、深いコクと風味をプラス。すべてが自然で美味しい昔ながらの調味料です。
西日本と東日本の好みに合わせて、2種類の味をリリース。
『おたまはん』には、大きく分けて「関西風」と「関東風」の2種類があります。さらにパッケージを変えた計5種類があり、味やラベルでお好みの商品を選べます。
●おたまはん 関西風
みりんを効かせた少し甘めの味付けで、関西の“だし文化”をよく感じられます。
「素材がシンプルなTKGだからこそ、美味しく召し上がっていただきたい」という想いを込めて、醤油・みりんの割合とかつおだしの風味を調整。そのため卵との相性はバッチリで、思わず2杯目、3杯目と手が伸びてしまいます。
●おたまはん 関東風
辛口好みの関東向けに、みりんを控えて醤油の存在感を高めた1本。
醤油の塩味が際立つ古風なTKGがお好みな方や、関東風の味付けがお好きな方にオススメ。卵とご飯の美味しさをより引き立ててくれます。
これら2種類のほかにも、阪神タイガースとコラボした「おとらはん(中身は関西風)」、“しまねSuper大使”に任命されている人気キャラクター・吉田くんとコラボした「【吉田くんラベル】おたまはん関東風」、「【吉田くんラベル】おたまはん関東風」の3種類があります。
計5種類の『おたまはん』の中から、ぜひお好みの1本を見つけてください。
「卵かけご飯専用醤油」の元祖・『おたまはん』はこうして生まれた!
それは2001(平成13)年の新年、「株式会社 吉田ふるさと村」の担当者が、ある鶏卵業者に挨拶に訪れたことがきっかけでした。
そこで言われたのが、「卵と一緒に売れる商品はないでしょうか?」という何気ない一言。こんな営業の現場ではありふれた提案が、今なお売れ続ける大ヒット商品の元となったのです。
ちょうど新商品の開発を検討していたこともあり、さっそくこの提案は俎上に上げられました。そして会議の中で、「卵かけご飯はお子さんからお年寄りまでどんな世代の人も食べるよね」という意見が出たことで、一気に企画は進行。のちの『おたまはん』となる、「卵かけご飯専用醤油」の開発が始まったのです。
そして、まずは味のベースとなる醤油に、原料選びから麹づくり・もろみ管理・火入れまでを一貫して行なっている「森田醤油」選定。そして辛みが立ちすぎないまろやかな「卵かけご飯」となるように、他の原材料も全国の一流どころを選りすぐりました。
そして幾度となく試作と試食を繰り返したのちに、ようやく満足できる味が完成!
ですが意気揚々と挑んだ東京でのモニター調査は、なぜか反応が散々でした。
「なぜ? どうして?」と担当者たちが頭を抱えていたところ、一部のモニターが「関東と関西の味の好みの違い」を指摘。そこで「東日本向けには東日本好みの味を開発しよう!」と企画を仕切り直すことになりました。
そしてさらに3ヵ月後に、遂に東日本向けにも満足のいく味が完成!
こうして2002(平成14)年5月1日、満を持して『おたまはん 関西風』と『おたまはん 関東風』の2本を発売したのです。
TKGは文化だ! 「日本たまごかけごはんシンポジウム」でその真髄を広める。
こうして『おたまはん』という大ヒット商品を得た「株式会社 吉田ふるさと村」は、その魅力をさらに広めるために、毎年秋に「日本たまごかけごはんシンポジウム」を開いています。
炊き立てのご飯に様々なトッピングをかけていただく「卵かけご飯 吟味会」や、奥出雲の食の生産者たちによるこだわり卵や醤油などの販売、自慢の「オリジナルたまごかけご飯」の出店などなど、お楽しみが盛りだくさん!
TKGマニアなら一度は訪れてみたい、「卵かけご飯」の祭典です。
※2020年の開催日や開催方式は未定
風光明媚な神話のふるさとの温泉宿で、卵かけご飯に舌つづみ。
『おたまはん』を生み出した雲南市吉田町には、「株式会社 吉田ふるさと村」が営む温泉宿もあります。
その「国民宿舎 出雲湯村温泉 清嵐荘(せいらんそう)」で買えるのが、可愛いミニサイズの『おたまはん』。ここでしか手に入らないミニボトルで、好評なら、今後 島根県内のお土産物屋さんでも販売される予定だそうです。
そして「清嵐荘」自体も、2019年11月に新装オープンしたばかりの魅力ある秘境宿。
本場の「卵かけご飯」と島根の名物を味わいながら、昔ながらの“日本のふるさと”の情緒にひたってみてはいかがでしょうか?
- DATA
おたまはん(株式会社 吉田ふるさと村)
HP:https://2630mura.jp/SHOP/keyword/otamahan
住所:島根県雲南市吉田町吉田1047-2
電話:0854-74-0500
営業時間:8:00~17:00
休日:土・日・祝
取材協力・
写真提供:
株式会社 吉田ふるさと村/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)